[1894] 世代を越えて伝えるべきもの

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1894    2006/01/13.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18177部
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       <ヘビーに使う機能ほど統一して然るべきだ>       

■映画と本と音楽と…[276]
 世代を越えて伝えるべきもの
 十河 進

■インターフェイスの旅[5] 
 ズームと全体表示
 鷹野雅弘

■イベント案内
 カンデジ大学 1月の予定
 「男たちの大和/YAMATO」メイキングセミナー



■映画と本と音楽と…[276]
世代を越えて伝えるべきもの

十河 進
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●死者たちへの鎮魂は完了したのか

「鏡の女たち」という映画がある。2003年に東京都写真美術館で公開された吉
田喜重監督作品だ。吉田喜重監督の映画はどれも商業ベースに乗りにくいもの
ばかりである。「鏡の女たち」も朝日新聞に好意的な評が載り、見にいこうと
思っている間に終わってしまった。二度と映画館にはかからない。

僕が見ることができたのはNHK衛星放送が吉田喜重監督特集をやってくれたか
らだ。松竹時代の代表作「秋津温泉」やATGで作った難解な作品群「戒厳令」
「告白的女優論」などを経て「人間の運命」「鏡の女たち」も放映してくれた。
こういう時は、受信料を払っていることに腹も立たない。

去年の夏、60回めのヒロシマの原爆慰霊祭をテレビで見ながら、僕の頭の中に
は「鏡の女たち」の岡田茉莉子の姿が浮かんできた。三世代を代表する三人の
女たちがヒロシマの爆心地を流れる川の畔で心を通わせるシーンだ。岡田茉莉
子の長い語りが蘇る。原爆で死んだ死者たちの魂を呼び寄せるような静かな声
が響いてくる。

「鏡の女たち」は岡田茉莉子、田中好子、一色紗英が祖母、母、娘を演じ、そ
の世代を越えて未だに癒えていない原爆の傷を描き出していく映画だった。物
語が複雑なので簡単に要約できないのだが、シンプルに書いてしまうとそうい
う作品である。映画は「死者たちへの鎮魂は完了したのか」と問いかけてくる。
ヒロシマについて考えさせる。

「鏡の女たち」を見ているときに、田中好子(スーちゃんですね)つながりな
のだろうか、今村昌平監督の「黒い雨」を思い出した。井伏鱒二の小説が出た
のは僕の高校時代だったが、映画化されたのは20年以上も後の1989年のことだ
った。すでにモノクロームフィルムの方が金がかかるようになっていたのに、
監督はモノクロームにこだわった。

「黒い雨」では、被爆直後のヒロシマが描き出された。田中好子と叔父役の北
村和夫は地獄のようなヒロシマ市内をさまよう。調査魔の今村監督のことだ。
様々な資料に当たり、多くの被爆者たちの証言を聞いたに違いない。それでも
映画で再現するには限界がある。だからモノクロームフィルムを使ったのかも
しれない。

僕が初めてヒロシマへいったのは、高校の修学旅行のときだった。平和公園を
訪ね、原爆資料館を観覧した。そのときの衝撃は今も忘れない。修学旅行の前
に僕は大江健三郎の「ヒロシマノート」を読んでいた。峠三吉の「原爆詩集」
を読んでいた。だが、それらの書物が心に響いたのに較べると、陳列されてい
る高熱で溶けてしまった瓶や瓦は僕をまるごと鷲掴みにした。

その夜は安芸の宮島の旅館に泊まり、翌日から萩・津和野を巡ったが、僕は修
学旅行の初日に受けた衝撃で何も楽しめなかった。原爆ドームが夢に出てくる
有様だった。17歳の少年にとっては強烈すぎる経験だったのだ。原爆の悲惨さ
は僕の想像を遙かに超えていたのである。

●生き残った者のうしろめたさ

昨年にもヒロシマをテーマにした印象深い映画を見た。「父と暮らせば」であ
る。井上ひさしの舞台劇を黒木和雄監督が忠実に映画化した作品だ。ヒロイン
を宮沢りえ、父親を「龍馬暗殺」以来、黒木作品には必ず出演する原田芳雄が
演じている。

長崎に原爆が投下される前日を描いた「TOMORROW 明日」(1988年)、自らの
少年時代の戦争体験をベースにして描いた「美しい夏キリシマ」(2002年)と
合わせ「戦争三部作」と黒木監督は言っているようだ。

言葉にこだわる井上ひさしさんのことだから、徹底的に調べたのだろう、セリ
フはすべて広島弁になっている。映画を見ている途中、時々、「仁義なき戦い」
を思い出したのは、広島弁つながりで仕方がないのかもしれない。「ささらも
さら」なんて言葉、「仁義なき戦い」以外では聞いたこともない。

原爆が落とされてから三年後、1948年の夏の話である。開巻から稲妻が光り、
ゴロゴロゴロと雷鳴が轟く。土砂降りの雨の中を白いブラウスの若い娘(宮沢
りえ)が敷地は広いがバラックのような建物に逃げ帰ってくるシーンから映画
は始まった。娘は異常に雷を怖がる。

家に入ると押入が開き、父親(原田芳雄)が顔を覗かせる。雷が怖くて押入に
隠れていたのである。娘に押入に逃げ込むように勧める。そのふたりのやりと
りで、ふたりが原爆(ピカ)の直撃を受けたこと、それ以来、光と雷鳴を伴う
雷が怖くてたまらなくなったことがわかる。

──ドンドロさんにほたえんような被爆者がおったら、そいはもぐりいうても
ええぐらいじゃけえのう。

これは父親のセリフなのだが、娘との掛け合いは時にユーモラスになり、漫才
を聞いているような面白ささえ醸し出す。語られている内容の悲惨さとは対照
的だ。井上ひさし的と言うべき見事な導入部だと思う。僕は一気に映画に引き
込まれた。

ちなみに「ドンドロさん」とは雷のこと。僕は広島県と瀬戸内海を挟んだ土地
の生まれなので「ほたえる」のニュアンスは多少わかるが、きちんと説明しろ
と言われると困る。「そがあに、ほたえなあや」というセリフが「仁義なき戦
い」にも出てきたと記憶している。

さて、父親は図書館勤めの娘が閲覧者の青年からもらってきた饅頭のことを言
い出す。なぜそんなことを知っているのだろう。娘さえ雷のせいで忘れていた
ことを…。さらに、父親は娘がその青年と翌日に会う約束をしたことも知って
おり、娘の恋をけしかけようとする。

──うちはしあわせになってはいけんのじゃ。じゃけえもうなんもいわんでつ
かあさい。

原爆の直撃を受けながら生き延びた娘は、死んでいった友人たち、肉親たちに
申し訳ないと思いながら生きている。だから、そんな自分は幸せになってはい
けないのだと思い込む。言い聞かせる。言い募る。

なんと哀れなことだろう。

●黒木監督、ありがとありました

「父と暮らせば」を何の予備知識もなく見始めて、どのあたりで観客は気付く
だろう。父親は娘の心が作り出した幻、娘自身の分身なのだと…。僕は最初か
ら気がついてしまった。雷に驚いて逃げ帰った家の押入から父親が顔を出した
ときの娘の反応と「おとったん、やっぱあおってですか」というセリフでわか
ってしまったのだ。

別に意外性やどんでん返しを目的にした物語ではないから、そのことは何の支
障にもならないし、父親が幽霊に近い存在だと気付いた方が早くこの作品の本
質が理解できるだろう。この演劇的仕掛けについては井上ひさし自身が「『娘
のしあわせを願う父』は、美津江のこころの中の幻なのです」と解説している。

──わしがおまいんとこへ現れるようになったんは先週の金曜日からじゃが、
あの日、図書館に入ってきんさった木下さんを一目見て、珍しいことに、おま
いの胸は一瞬、ときめいた。そうじゃったな。そのときのときめきからわしの
この胴体ができたんじゃ。

父親は続けて言う。おまえのためいきから自分の手足ができたのだと、おまえ
の願いから自分の心臓ができたのだと…。何とステキな言葉だろうと僕は思っ
た。恋をしたのに、それを抑制しようとする苦しい娘の心の葛藤がストレート
に伝わってくる。

ふたりのやりとりから次第に地獄のような被爆の日のことが明らかになってい
く。娘は女学校時代の親友の母親と巡り会い「うちの子じゃのうて、あんたが
生きとるんはなんでですか」と言われ、打ちのめされる。後ろめたさにとらわ
れる。申し訳なさに身を縮める。

だが、娘が最も申し訳なく思っているのは父親に対してである。庭に転がって
いるお地蔵さんの首を拾い上げて娘はそっと手を触れる。石のお地蔵さんの顔
の右半分はひどいケロイドになっている。それが原爆の酷さを見せつける。お
地蔵さんの首を抱えて娘は被爆の瞬間を語り始める。

──おとったんはあんとき、顔におとろしい火傷を負うて、このお地蔵さんと
おんなじにささらもさらになっとってでした。そのおとったんをうちは見捨て
て逃げよった。

その娘の言葉の真相が明かされてゆく。その場面を見ながら、そのセリフを聞
きながら僕の頬を涙が伝った。父親と娘の互いに相手を思いやる心根に共振れ
したのだ。不憫な娘を思いやる父親の心情が悲しく伝わってくる。彼らが体験
した極限状態の中で、僕は自分の子に同じことができるだろうかと自問する。
もちろん答えは出ない。

──あのときの広島では死ぬるんが自然で、生きのこるんが不自然なことやっ
たんじゃ。

そう叫ぶ娘の言葉が痛々しい。酷い。悲しい。後の世に伝えるべき名作がまた
一本生まれた、最後のクレジットタイトルを見ながら僕はそう実感した。伝え
ること…、「鏡の女たち」と同じように「父と暮らせば」のラストも世代を越
えて伝えることの大切さを訴えてくる。

──人間のかなしいかったこと、たのしいかったこと、それを伝えるんがおま
いの仕事じゃろうが。

その父親からのメッセージを受けて娘は再生する。生きる目的を見出す。自ら
の気持ちを解き放つ。同じように、この映画を見た人たちもひとつ上の高みに
昇るだろう。見終わると自分の立つステージが変わる。魂が浄化される。そん
な精神的体験ができるのだ。

だから、娘の最後の言葉に自らも声を重ねたくなる。
──おとったん、ありがとありました。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
年末年始休暇は長く、ゆっくりできましたが、原稿はあまり書けませんでした。
振り返ってみると、何をしていたのかわからないくらい変化のない日々。自宅
のある町を出たのは二回だけという有様でした。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
<http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html>

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■インターフェイスの旅[5] 
ズームと全体表示

鷹野雅弘
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前回の「もっと重要視されていいページスクロール」に引き続き、ズームと全
体表示について考えてみたい。

マウスを持ってパソコンに向かおうが、絵の具や筆を持ってキャンバスに向か
おうが「細部にフォーカス、そして全体を俯瞰(ふかん)する」作業の繰り返
しと言える。

パソコンでの作業において、細部にフォーカスするための機能がズームだ。今
更説明するまでもないが、ズームイン(拡大表示)を行なうには、[ズームツ
ール](虫眼鏡形状のアイコン)を利用する。クリックすれば、クリックした
箇所を中心に少しずつ、ドラッグすれば、その領域がウィンドウいっぱいに一
気に拡大する。

キーボードショートカットもcommand+スペースバーで共通。ただし、細かい
話をすると、command+スペースバーの組み合わせは、ことえりやATOKなどの
入力モードの切り替えとバッティングしているため、[ズームツール]に切り
替えるたびに入力モードが変わってしまう。そのため、command+スペースバ
ーを実行する際には、スペースバーから押すと覚えた方もいるだろう。

今回取り上げたいのは全体表示だ。用紙全体を表示する作業は、全体のバラン
スを確認したり、作業箇所を特定するのに欠かせない。

「そんなの、command+0でしょう?」と思いきや、これがInDesignは利かない
のだ。正確には、InDesignではテンキーの「0」は使えないが、O(P)の上段
の「0」ならOKなのだ。100%表示(command+1)も同様にテンキーの1では使
えない。

もちろん、PowerBookなどのノートパソコンでは、テンキーを使ったcommand+
0が使えない。そこで、百歩譲ってテンキーとの組み合わせは使わないことに
すると、片手で使えるcommand+1がよりヘビーに使うこととなる。ところが、
Illustrator、InDesignでは問題ないが、Photoshopでは「レッド(RGB)/シ
アン(CMYK)」チャンネルに切り替わってしまう。そして、やはりPhotoshop
でもこれらのキーボードショートカットのアサインは変更できないのだ。

前回のズーム同様、ヘビーに使う機能ほど統一して然るべきだし、諸事情によ
り実現できない場合、キーボードショートカットをアサインできるようにすべ
きだ。

おまけ1:Flashではcommand+1(100%表示)はテンキーの組み合わせで実行
できるが、[ステージを全体表示]がcommand+2、[すべて表示]がcommand
+3となっている。Dreamweaverはバージョン8からズームができるようになり、
100%表示というコマンドが用意されているがcommand+option+1と、これま
た独自路線を行っている。

おまけ2:公開ベータ版がダウンロード可能になったばかりのAdobe Lightroom
ではクリックだけで、全体表示とズーム表示を切り替えられる。これもエレガ
ントなのですが、所定以上の拡大率にどのようにするのかが不明(研究中)。
<http://labs.macromedia.com/technologies/lightroom/>

【たかのまさひろ】takano@swwwitch.com
トレーナー・テクニカルライター・デザイナー
株式会社スイッチ代表 <http://swwwitch.jp/>
モスバーガー店員から英会話塾講師、職業作詞家等、100以上の職種を経験後
DTPやWebの制作、トレーニング、ライティングは飽きずに10年。

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■イベント案内
カンデジ大学 1月の予定
<http://www.kansai-soho.or.jp/seminer/kandigi_unv/>
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<主催者情報>
関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合と、扇町インキュベーション
プラザ・メビック扇町が共催でおくるセミナーイベント「カンデジ大学」、
2006年も価値あるセミナーを展開していきます。

1月18日(水)19:00~21:00 会場:メビック扇町
後藤英夫先生(税理士 ITコーディネータ 株式会社ブリッジジャパン代表取
締役)
「新会社法戦略的攻略のすすめ」
明治以来100年余りの間、なされなかった会社法の大改正が行なわれます。
有限会社と株式会社とが統合され、今話題のM&Aについて機関の機動性と柔軟
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エキスパート」があなたにぴったりの戦略的方法を指南します。

1月20日(金)19:00~21:00 会場:メビック扇町
針原雄四郎先生 (有限会社アップル・ワイズ 代表取締役)
「デジタルコンテンツ e-ラーニングのマーケティング」
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1月25日(水)19:00~21:00 会場:メビック扇町
咲本勝巳先生(デジタルハリウッド大学院)
「成功に導くeビジネスの経営戦略とは?」
-デジタルハリウッド大学院での講義から-

1月27日(金)19:00~21:00 会場:メビック扇町
野々下裕子先生(関西デジタルプレス 編集長)
「ライターの仕事ってどないなん?」

受講料:シングル(1回券)2,000円 パック5(5回券)7,500円
主催:関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合
<http://www.kansai-soho.or.jp/>
共催:扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町
会場:扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町
〒530-0052 大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎 2F
<http://www.mebic.com/>

お問い合わせ:関西ソーホー・デジタルコンテンツ事業協同組合
カンデジ大学係(有限会社いなかどっとコム内)
〒530-0041 大阪市北区天神橋2-2-10 ハイマウントビル2F
TEL.06-6135-0003(担当:石井)

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■イベント案内
「男たちの大和/YAMATO」メイキングセミナー
< https://www.dhw.co.jp/akihabara/ >
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ゲストスピーカー:野口光一氏 東映アニメーション株式会社 VFXスーパーバ
イザー
内容:約6億円をかけて大和の艦首から艦橋部までの190メートルを原寸大で再
現したという未曾有のセットの中で撮影された、実際の作品の映像を見ながら、
制作工程など、さまざまなビジュアルエフェクトを解説していただきます。
主催:シリコンスタジオ株式会社
日時:1月19日(木) 20:00~21:30 プログラムはサイト参照
場所:デジハリ秋葉原校(秋葉原駅 電気街口 徒歩1分)
<http://www.dhw.co.jp/school/location/akihabara/location_akihabara.html>
定員:50名(先着順となっております)
参加:無料(要予約)
申し込み・問い合わせ:デジハリ秋葉原校 akihabara@dhw.co.jp
TEL.0120-001-584


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■編集後記(1/13)
・かつては、手当たり次第といっていいくらい、気になる本や雑誌を買いまく
っていたが、もはやそういう経済力はなくなったし、その当時もっていた熱意
というか狂気というか、そういう気分も失せた。でも、昨年どんな本が読まれ
ていたのか、ブックガイドを見るのは好きだ。このミステリーとか、このSFと
かいうやつ(ライトノベルは食指が動かないが)。先日買ったのが「日本一怖
い! ブック・オブ・ザ・イヤー2006」というロッキング・オン「SIGHT」の
別冊。文芸・評論は高橋源一郎と斎藤美奈子、たしかに怖い論客、とまでは思
わないが好人物ではないことはわかる。予想通り、「嫌韓流」の読者は頭の足
りないやつらだと言わんばかり(いや、言ってるわ)。見下した視線がいやら
しいけど、まあそういう人たちなんだからしょうがない。でも興味深いことも
言ってる。斎藤「私も『教養主義なんかかっとばせ!』みたいなこと言ってて、
失敗したなあって、今思う(笑)」高橋「いやぁ、それは僕も失敗だったなぁ
と」斎藤「やっぱ教養も大事だなって今ごろ思うもんね(笑)」無責任なやつ
らだ(苦笑)。まあ、対談はそこそこおもしろかった。北上次郎と大森望もエ
ンタメを斬って語っておもしろい。まだ全部は読んでいないけど、わりとよく
できた本だと思う。わたしの友人の一人は、もう創作を読むのはやめたと宣言
しているが、わたしは人がおもしろいというならいつかは読んでやるぞと、図
書館やブック・オフには「読む本リスト」を持っていく。それにしてもこの本、
表紙はデザイン以前の無残さで、本文もほとんど「なんちゃってDTP」で情け
ない、本を評論する本ならもっときれいにつくれよ。 (柴田)

・遅ればせながらCSTVが見られるようになった。地上波ではやらないようなマ
イナーなスポーツが元気に放送されているし、専門チャンネルなんてのまであ
る。弟はMONDO21でやっている麻雀にはまっている。全員の手が見られるのは
面白いらしい。お試し期間に見ていたゲームセンターCXを地上波でやってくれ
ないかなぁとも。1番組のために個別契約するのは気がひけるらしい。私はと
いうと、フィットネスや美容番組、料理の基礎講座などに価値を感じている。
30分ほどのミニ番組なので細切れ時間を使ってみられるのがいい。スポーツジ
ムに通う時間と勇気がないので(どんな勇気だ)、エアロビクスをやったこと
はなかったのだが、家だと気楽にやれる。年末年始で太った体に丁度いいと試
していたら、通りかかった弟に「姉のそんな姿は見たくなかった……」とつぶ
やかれる。運動不足で体力が落ちているし、歳とってくると肉のつくところが
違ってきて重心が下がってくるのよ。やらないよりマシよっ。(hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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