[1945] 卒業

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1945    2006/03/28.Tue.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17911部
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          <アメリカという国は怖い国だ>          

■電網悠語:Ridual内面・展開編[108] 
 卒業
 三井英樹

■デジタルサウンズ研究室 
 魔物はスタジアムに潜んでいる
 モモヨ(リザード)

■デジクリトーク
 デジタルクリエイター的自転車論
 八戸 宏



■電網悠語:Ridual内面・展開編[108] 
卒業

三井英樹
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娘の卒業式に出る。親のことを考えてくれているのだろう、土曜日だった。お
父さんも大勢来ていたし、おじいちゃんおばあちゃん総出演のところもある。

一人ずつ大きく手を振って入場し、着席。名を呼ばれ、壇上で自分の「夢」を
一言語る。中学への期待を話す子もいれば、将来の職業に触れる子もいる。校
長から卒業証書をもらい、壇を下りる。ぐるっと会場を回るように歩き、半分
くらいのところで証書をケースに入れてもらって、自席に戻る。

何曲か涙腺を刺激する歌を歌い、在校生からの送る言葉、そして自分達は一年
生からの主な出来事を順々に触れながら、全員が一言は台詞がある劇調の感謝
の言葉を演じる。

ブレザー調の子もいれば、スーツ風の子もいる。長すぎて袖まくりだけでなく、
ズボンの裾も何重にもまくっている子もいる。大人に背伸びしつつも、まだま
だあどけない笑顔が時折こぼれ落ちる。退場時には、ミッキーのタオルで涙を
拭いながらシャクリ上げる子もいた。

顔と名前が一致する子供達が何人もいて、その緊張感がひしひしと伝わってく
る。自分の頃を思い出すけれど、誰も歩き方なんか見ちゃいない。本人だけが
緊張してる。おかしいけれど、どこか厳か。笑えない真剣な雰囲気が漂う。

目頭も熱くなったけれど、私には安堵感が一杯の式だった。これで「小学校」
から開放される。「子供が親になっても良いのか」と自問した我が子の誕生の
瞬間から、早や十二年が経ったことになる(息子もいるので実際は十四年)。
一つの責任を果たした感がある。

そうした時に、こういうセレモニーって大切だなと思う。物事には節目があり、
その時には襟を正す。いつもダラダラと「日常」が続く訳ではない。襟を正す
時があり、背伸びをしなければ格好が付かない時がある。それを思い出させて
くれる。

●わざわざ苦しい道を選ぶ

考えてみれば、留まっているのが好きではないのだろう。いつもせわしなく何
かに追われるように仕事をしている。せっかく自分なりの手順なりルールがで
きたと思ったら、それを捨てて違う世界に変わっている。

Webのデザインも、自分なりの方法も分かってきたし、行動パターンも見えて
きた。これから楽してそれを回していけば良いところまで来たのに、わざわざ
苦しい道を選び始める。

Ridualを始めたときもそう。誰も新しいツールなんて望んではいなかった。有
名なツールは沢山あったし、それらを使い続ければ事足りた。むしろ、それら
を使いこなすのに精一杯だった。

でも、痒いところに手が届かない。結局、ソフトAからソフトBにデータを移そ
うと思うと、手でコピー&ペーストしている。サイトマップを描こうと思った
ら、搭載されている出力ではクライアントに提出できる品質ではない。

パソコンは仕事を楽にしてくれる道具ではない。仕事の品質を上げるための道
具だ。なのに、出回っているツールだけでは品質を上げられない。そのツール
の子守りのような作業が必須だった。

本当にこんなことも自動でできない訳? とチャレンジを始める。当然、その
時点で捨て去るものがあり、新しい出会いがある。その度に襟を正して、荷物
を整理して、新しい場所に向かう。

緊張するけれど、去年と同じ場所に今年もいることの方が、なんだか嫌だった。
サラリーマンである以上、せいぜい40回も春を迎えれば退職になる。40回しか
アップグレードのチャンスはないと言い換えても良いかもしれない。

「命短し、恋せよ乙女」。別に乙女でもないけれど、この言葉が好きだ。そう
時間はない。もっと上へ行きたい。自分が反復運動で毎回やっている作業なん
て、絶対にソフトの仕事で、人間の仕事じゃなくなる。私がやるべきことは他
にある。

●Stay hungry, stay foolish.

緊張にこわばった顔をしている子供達を見ながら、改めて思うことがある。こ
の中の何人かが、Web屋になるかもしれない。でも、私がしている「つまらな
い部分」の仕事はして欲しくない。

自動化できるはずのコピペ作業なんか通り越して、もっと先のところで仕事を
してて欲しい。その頃私は、とうに役立たずで理解もおぼつかなくなっている
かもしれない。でもそれでいい。

いつも家の隣の公園で見える、馬鹿騒ぎしている子供達が凛々しく映る。暗い
未来の話しか聞こえて来ないけれど、根拠もなく大丈夫だと思える気がしてく
る。そして、何かエールを送りたくなってくる。

お偉いさんが式の最中語る言葉は、半分は来賓や親御さんへの感謝の言葉だっ
た。でも、その頼りなくも凛々しい子供達に、言葉をもっと贈ってあげたかっ
た。もっと励ましてあげたかった。励まして欲しかった。

小学校という場所で、小学生という立場のうちに、語りかける最後のチャンス
だったのに。先生でもないのに、少し悔やむ。

突然、Steve Jobsがスタンフォード大の卒業式で語った言葉を思い出す。まだ
この子たちには早すぎるかもしれない。でもいつか接して欲しい。頑張れ!

Stay hungry, stay foolish.
(満ち足りるな、笑われても信じる道を進み続けろ:完全意訳)
【英】<http://slashdot.org/comments.pl?sid=152625&cid=12810404>
【映】<http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/videos/51.html>
【日】<http://blog.livedoor.jp/tomsatotechnology/archives/50067272.html>
【別訳】<http://www.geocities.jp/himazu/2005/steve-jobs-address.html>

【みつい・ひでき】 mit_dgcr@yahoo.co.jp / ridual@nri.co.jp
有休を約30日捨てました。私も卒業。隣の公園は桜が八分咲き。綺麗。
・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
<http://www.ridual.jp/>
・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
<http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/>
・Webデザイン エンジニアリング
<http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060309/232107/>

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■デジタルサウンズ研究室 
魔物はスタジアムに潜んでいる

モモヨ(リザード)
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ライブの後、それまでおざなりにしていた日常事をやりくりし、やっと生活は
平穏をとりもどした。平穏無事な子育て生活に入る私を待ち受けていたように、
ワールドベースボールクラシックスなる大会が開催され、取巻く喧騒、熱狂が
我が荒川区をも巻き込み、ついに日本代表が優勝したことは、皆さんご承知の
とおり。

私も毎日の仕事の合間をぬって試合状況を追いかけていたが、当初の、アメリ
カ戦の例の誤審をきっかけに興味をなくしてしまった。

あの歴史的誤審は誤審というよりインチキである。あれは酷い。日本側にあの
段階で得点があれば大量得点さえありえたケースだ。そんなビッグチャンスを
衆人環視のさなかに恣意的につぶすのだから、かの誤審審判、よほど度胸があ
るのであろう。度胸に関しては確かにメジャー。スケールが大きい。

今ではこんな冗談を口にしているが、告白すると、あのシーンを目撃した直後
は、むしろ恐怖を覚えた。だから、興味をなくしたというより、キモを冷やし
た、という方が正確な表現かもしれない。アメリカという国は怖い国だ、とい
う私の内なる懸念が、明確な形を持って眼前に提示されたのである。あの誤審
が私達に与えた衝撃は、野球という、ひとつのスポーツのわくを越えて響いた。

恐怖はいまもかわらず、私の胸にくすぶっている。あんな判定のひっくり返し
方は見たことがない。当然、呆れもする。が、いちいちそれに戦慄を覚えるナ
イーブさは、残念ながら私にはない。

慄然たる思いに駆られるのは、現今の世界情勢を視野にいれた時である。ア-
メ-リ-カというこの大国は、誰もが認めるように、現在、国際政治の場におい
て世界の警察を自称している。恣意的に他の国を告発、そして軍事を用いた断
罪を敢行する。湾岸の騒動以降、以前なら糾弾されてしかるべき秩序破壊や越
境行為が見逃されがちになってしまった現今の状況は、そうしたメジャーな力
の行使がもたらしたものだと思う。

それが今のアメリカンスタイルである。かつて西部劇がもっていた勧善懲悪、
弱者を助け強者を助けるという夢のかたち、力をつくしてフェアであろうとす
る強靭な意志は、残念ながら過去のものになってしまった。

そんな現況を想うにつれ、この誤審問題は簡単には見過ごせないのである。ス
ポーツに誤審は付き物だという意見がある。ことに野球は……という者がいる。
しかし、野球が本来的にフェアなジャッジが下せないスポーツだとしたら、そ
んなスポーツを世界にひろめようとして努力してきたアメリカという国に対し
て、私達は認識を新たにせねばならない。いや、政治力学的にみれば、この事
実は多くを物語っている、そうも思える。この戦慄が杞憂に終ることを私は願
う。ことがスポーツの枠内で収まれば幸いだ。

ちなみに『誤審』は予選第三戦、アメリカVSメキシコでもあった。メキシコ側
の打ったボールが、外野のポールに当たった。当然、あきらかなホームランで
あるが、これが、どういう論拠からか知らぬが二塁打と判断されたのである。
草野球でもありえない珍事である。アメリカを優位にたたせるための誤審だっ
たはずだが、これが大誤算だった。誤審によって闘志に火がついたメキシコチ
ームのまえに敗れアメリカは自国開催の大会において予選突破すらできない、
そんな予想外の結果を招いたのである。

おかげで日本チームは準決勝に進み、これまで二敗していた韓国に、三度目の
正直、大差で勝利。ついには優勝である。この勝利については素直に喜びたい
が、この予選を振り返ると、今でも嫌な気分になる。すっきりしないのも事実
だ。誤審に泣き、誤審に笑う、といえば聞こえはいいが、これを言い換えれば、
この予選を決したのは《誤審》ということになる。グラウンド上のプレイ一つ
ひとつは素晴らしいものがあった。それだけに、この大会を恣意的にコントロ
ールしようとした審判の醜さが、一層、際立つ。

この醜さがスタジアムの外にしみださぬように看視するのは今後の課題である。

【モモヨ(リザード)管原保雄】 <http://www.babylonic.com>

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■デジクリトーク
デジタルクリエイター的自転車論

八戸 宏
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「フリーランスで、CG作ってますッ」て言うと、かっこいいでしょ。でも、私
の場合、けっしてそうではありません。

たまたま忙しい時は、ぼうぼうの無精ひげを生やし、うつろな瞳でパソコンに
向かっているので、子供達には気味悪がられ、棒でつつかれます。

暇な時は、「これは必要な勉強なんだよ~」と言いながらCG美少女などを作っ
ています。動きなんかをつけていますと、自分でそのかっこをしてみます。腰
をくねらせたり、頭をのけぞらせてみたり……。そんなところに、たまたまカ
ーチャンが入ってくると、無言のまま、後ずさりして出て行きます。そして、
それからしばらくは口をきいてくれません。

まあ、一日パソコンの前に座って、仕事をしているわけです。あまり人と話す
こともなく、外部刺激もほとんどなく。ん~、これって、もしかして、ボケま
す?

突然頭をよぎったこの疑惑。どんどん不安感を広げていきます。「僕の仕事は
頭使ってるから、ボケとは無関係さ」などと、うつつを抜かしていたのは昨日
までのこと。そういえば、最近、物忘れがひどいような。昔の友達の名前が思
い出せない。ほら、あの歌、え~となんて言ったっけ? 今の総理大臣? あ!
小泉さんか。ん~、やっぱりヤバイですか?

そんなある日、カーチャンが私に話しかけてきました。「息子Aの自転車、も
うだいぶ小さくなったから、新しく買ってやろうか」自転車が小さくなったん
じゃなく、息子Aが大きくなったんだろ、などと突っ込むと、今日の晩御飯が
なくなりますので、ぐっと我慢して、「ん~、いいんじゃない」と、大人の返
事をしてやります。

自転車か~。かくいうこの私、20歳のころからロードレーサーに乗っています。
特に競技に出るわけでもないのですが、それでも結婚前には、美ヶ原や、高ボ
ッチ高原などの2000m級の山々にアタックしたり、一日200kmくらいのロングラ
ンもこなしていました。

自転車にはちょっとうるさいよ。そそくさと、なじみの自転車屋におもむき、
自転車のカタログを何冊かもらってきます。Webもいろいろ調べ、これだ! 
これしかない!!

「なに、この自転車、こんなにするの」カーチャンが何か言ってますが、無視
です。女にゃ男のロマンはわからねぇぜ。かくして、ピッカピカのマウンテン
バイクが息子Aのものになりました。

しかし、ちょっと待て。息子Aの通う小学校では、低学年生が子供だけで自転
車に乗る事を禁止しています。ということはなにか。親が一緒に走るのか。し
ょうがねーなぁ。子供が生まれてから、なんとなく遠ざかってしまい、部屋の
片隅に飾ってあったロードレーサーを引っ張り出し、跨ってみます。
んっ、ハンドル低くねぇ? サドル、高くねぇ?

家の周りをちょっと乗ってみます。ん、なに? この感覚。すっげぇ気持ちい
いぞ。風が、一瞬、顔にまとわりついたかと思うと、直後、頭の中を吹き抜け
て行きます。アスファルトを転がるタイヤの感じが、手や、足や、お尻から、
脳に直接流れ込んできます。

空気のにおいが、鼻を刺激し、新鮮なスピード感が、見慣れた町の風景を旅情
の彼方へと連れて行ってくれます。脳みその奥で、過去の記憶がフラッシュバ
ックします。ただまっすぐ走っているだけで、こんなに気持ちよくて、こんな
に刺激的だなんて、昔は何を感じて乗っていたんだろう。

ゼェ、ゼェ。息が上がりました。ちょっとした上り坂に差しかかると、あっと
いう間にギアを使い切り、今はインナー×ロー。足は鉛の靴を履いているよう
で、ちっとも回りません。こ、こんなはずでは。脳みそとともに、体までボケ
てしまったのか~~~~~~。

私の住むアパートの近くに、松本空港があります。自転車なら、5分もペダル
をこげば、行き着く事ができます。この空港の周りは公園になっていて、滑走
路をぐるっと取り巻くように、一周9kmのサイクリングロードも設置されてい
ます。

冬晴れのある日曜日、息子Aと共にこのサイクリングロードへ向かいました。
まだ、その体には大きい自転車をもてあましがちに、満面の笑みを浮かべた息
子Aは話しかけてきます。

「自転車って、気持ちい~ね~」
「空を飛んでるみたいだ~」
のべつまくなしに、しゃべっています。すれ違う人たちみんなに、挨拶してい
ます。とーちゃんはちょっと恥ずかしいぞ。こら、カップルに声をかけるな、
ビックリしてるだろ。寝てる人も声かけちゃダメ。ジグザグに走るな!

うれしいのはわかるけど、もうちょっと何とかならんか。変な親子二人は、阿
鼻叫喚と共に、サイクリングロードを一周し、帰宅につきました。

「気持ちよかったねー」
足が痛い。

「また行こうねー」
首が痛い。

「今度いつ行く?」
腰の痛みが取れたら。

でも、なんだかんだで、はまったのは私の方。お昼ごろになって、暖かくなっ
てくると、仕事もそっちのけで、いそいそと自転車に乗って出かける、中年お
やじの姿がありました。

走る距離もだんだん伸びて、最近では120kmくらい走れるようになりました。
自転車に乗るようになると、晩御飯、とってもおいしいんです。布団に入れば
速攻で眠りにつくし、朝の目覚めはさわやかだし。そういえばこのごろ、脳み
そ元気だぞ。

自転車は典型的な有酸素運動です。ちょっと速めのペタル回転で走っていると、
肺や心臓が活性化してくるのが感じ取れます。脳にもいっぱい酸素が届いて、
徹夜明けの頭がリフレッシュされます。体の中の未燃焼成分が、全部燃え尽き
たって感じで、運動不足の体もスッキリです。

パソコンばかりやってると、運動不足で腹は出るし、季節の移り変わりも知ら
ないまま、時間ばかりが経っていきます。でも、パソコンがレンダリングでが
んばっている時、ちょっと自転車で表を走ってみると、新しいイメージが頭に
浮かび、仕事の助けになってくれるかもしれません。

外部刺激もいっぱいで、新しい出会いもいっぱい? もしかして、これって、
ボケ防止になります?

ほら昨日の晩御飯のメニューだって……
やっぱり思い出せない。orz

【やえ・ひろし】フリーランス。TVCM、TV番組、VP用CG制作。各種写真、ビデ
オ撮影。
<http://www012.upp.so-net.ne.jp/h_yae/>

<応募受付中のプレゼント>
Web Designing 2006年4月号 本誌1943号(3/31締切)


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■編集後記(3/28)
・この町にはにおいがある。わが家のそばにはよく名前の知られたパン工場が
あって、風向きによっていい香りが流れてくる。有名な乳業の工場も近くだが、
一角にあるらしい廃棄物の施設が問題で、そばの道路を行くだけでくさいにお
いがする。高層マンションの建ち並ぶ中に、伝統的な酢の工場がある。この周
囲はいつでも酢のにおいががする。ずいぶん昔からあるようで、近所の住民が
文句を言うすじあいではない。マンションの北側を流れる川はくさい。夏なん
かとんでもないにおいがする。荒川もちょっとくさい。よくあんな川で水上ス
キーやボートをやるものだと思う。わたしは鼻がきく。だから、家の中のにお
いにも敏感だ。かつてテラスでよく遭遇したニンニク攻撃は、なぜか最近なく
なったのはイイ。問題は、料理の下ごしらえの生ネギである。体質的にこれが
弱い。においを感じただけでノドが痛くなる。だから、わたしはラーメンにも
日本そばにもネギを使わない、かわいそうな日本人である。一種の病気なんだ
から仕方ない。すき焼きしたあとの空気がからい。とかなんとか、くさいくさ
いとうるさいので妻にいやがられているが、唯一便利につかわれているのは、
赤ん坊がウンコをしたかどうかの判断だ。生まれて5か月の赤ん坊のウンコは、
誰もが認めるくささである。しかし、おむつの中にウンコをしても泣くわけで
もないので、気がついたらすごいことに、なんてこともしばしば。そこで、も
しやという時はそばに行ってクンクンすればほぼ百発百中なのだ。このワザが
使えるのは、わたしと孫娘だけである。ふたりで威張っている。  (柴田)

・爪が弱い。爪の半ば、横方向によく亀裂が入る。乾燥のせいらしい。生爪を
剥がされる感覚ってこうよね~と、ちょっとした拷問気分である。絆創膏を貼
っておき、ちょっとずつ亀裂が大きくなるのを待ち、しばらくして剥がす。他
の爪と長さが揃うまで二、三か月かかる。ようやく揃ったころに、また亀裂が
入る。いいかげん対処方法をと調べていたら、布と糊、パウダーで補修する方
法を知る。普段のお手入れも学ぶ。ハンドクリームではダメなのだそうだ。爪
を強くするベースコートや保湿オイルを欠かさず塗るようになってから、少し
は強くなったかな~って感じ。速乾性に優れたトップコートも知ったりして、
今は楽になっているんだなぁと浦島太郎になる。私世代の人ならわかってくれ
ると思うんだけど、マニキュアをすると上司に怒られたんだよね。まぁジーン
ズで出勤するのもダメだったりする会社だったんだけど。なので今の子たちは
自由でいいな~などと思う反面、仕事をしている以上はできないなぁという諦
めがある。面倒なことをしなくて済むという気持ちもあるが。(hammer.mule)
<http://allabout.co.jp/fashion/nail/closeup/CU20050311A/>  シルクで

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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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