[1985] 指揮者あるいはPM

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1985   2006/06/06.Tue.14:00.発行
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           <Web屋の五年後は分からない>          

■電網悠語:Ridual内面・展開編[116] 
 指揮者、あるいはプロジェクトマネージャー(PM)
 三井英樹

■デジタルサウンズ研究室 
 終らない戦後
 モモヨ(リザード)

■Skypeの味わい方[3]
 3億ダウンロード達成? まだまだ?
 rゆ

■展覧会案内
 Robin Rhode ロビン・ロード展



■電網悠語:Ridual内面・展開編[116] 
指揮者、あるいはプロジェクトマネージャー(PM)

三井英樹
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●「指揮者、すごかったね」

先日、教会で高齢者のグループの音楽奉仕があった。「音楽奉仕」とは、礼拝
中に歌や演奏をすることを指すが、「奉仕」と名が付くのは、その曲を聞かせ
る対象が、人ではなく、「主(神)」であることを強調しているのだろう。

日本のクリスチャン人口は1%を切っていると言われているので、Web屋やデジ
クリ読者の中でも、教会に足を踏み入れた人は少ないかもしれない。そもそも
日曜に休むことが何故か厳しい業種だし。

歌っていたのは、平均年齢60ちょい。背が曲がっている人もいるし、おそらく
専門的なトレーニングを積んできた人たちではない。そんな方々が約80名ほど。
曲が進むにつれて、引き込まれる。少しゾクッとくる。

最近の教会の音楽は、古臭いものが主流ではない。教派によって嗜好は大きく
分かれるが、自分達の意識を高める方向の選曲やアレンジに向かっていると思
う。映画「天使にラブソング」ほど、ドラマチックではないけれど、アップテ
ンポや流行のゴスペルを積極的に取り入れているところは多い。

曲は約5分。家族でその礼拝に行っているのだけれど、終わってから我が家の
全員が言った台詞は「指揮者、すごかったね」。見つめる先が同じだった。

何にゾクッとさせられたのか。純粋な歌唱力ではないと思う。バックの演奏で
もないだろう。聴く者を引き込んでいるのは、中央で私達には背を向けている
指揮者である。手や体全体を使って、歌い手や演奏者の「内なるもの」を引き
出している。それが凄い。

手を伸ばし、空中下方で歌い手達の「何か」を掴む。それをググッ持ち上げる。
歌い手達が肺を振り絞る、指揮者が高く手を上げる瞬間に声が重なり響き渡る。
自分達でもこんなに声が出るとは思っていなかったと言い合っているんじゃな
いかと思うほど、指揮者が腕をこれでもかと伸ばすと、声も伸びる。

指揮者は歌わない。歌っているにしても、それが聴く者に届く訳ではない。実
際の「仕事」をしていないと言ってもいいのかもしれない。しかし、欠かすこ
とのできない存在になっている。この指揮者が居なければ、こうはならない。
Webの仕事と重ねてその働きを見つめる。指揮者は、プロジェクトマネージャ
ー(PM)、あるいはプロジェクトリーダー(PL)か。

●「PMは何をしてくれるんですか」

少し大きめの仕事を頼むと、PMやPLのコストが見積りの中に記される。大抵は
単価が普通のエンジニアより高い。しかし、やることがグレーだ。以前、閉口
したのは、大手システムインテグレータに発注したとき、何人もの大きそうな
肩書きの方々が、毎回の打ち合わせにゾロゾロとやって来られたときだ。

こちらは大きな会議室を押さえるのにも苦労して、さらに会議の間中、彼らは
何も話さない。本当に一言も。しかし、請求書の中には、その人たちの時間が
明記され、それが高額請求の根拠とされた。

さすがにクレームを出した。年齢的にも直感的にもWebに精通してるはずのな
い人達で、会社に座らせていてもしょうがないから、舐めれる相手に「不良債
権処理」しているのがミエミエだった。居ても居なくても変化がない者を指揮
者とも、PMともPLとも指揮者とも呼ばない。それ以来、不信感がある。

先日も、見積もりの中に、ひときわ輝くPMの「一行」が加わっていた。その会
社とは既に数か月仕事をしているが、その指揮系統の甘さは既に火種であった。
出てくるべきものが、期日に届かない。詳細が詰められていない。事前準備な
しに、打ち合わせに来る。プロジェクト全体に「しまり」がない。

だから聞いた。「PMは何をしてくれるんですか」。根本的な質問だ。案の定、
答えに詰まった。私も答えにくいし、考える質問だ。しかし、見積書の中に記
載するなら、何をする人かを答えられなきゃ変だ。

基本的には、情報整理と決断と育成なのだろう。通常は、ある程度の人数のプ
ロジェクトになれば、リーダー格の人間が必要だとされる。ドラマのように善
悪がはっきり分かれるものばかりじゃない。正論が複数ある中から、一つに決
定するためには、代表を選んでおいた方が仕事は進む。

正しい決断のためには日頃の情報収集が決め手となる。メンバーがどんな作業
をして、クライアントが何を求めていて、トレンドはどっちに向いていて、過
去の経験から火元はどこにあるのか。その知識の量がPMの単価の高さの根拠だ。

メンバーの進捗管理には、一番お役所的にやるのなら、次の方法がある。メン
バーに意見を言わせて、レポートを書かせて、議事録取らせて、エクセルやMS
プロジェクトに入力して(させて)、幹部会に報告する。意見を言えば良いだ
けなので、ある意味楽だが、その言葉に重みがないと存在自体に価値がない。

●Web開発におけるヒントは「体験」

メインフレームのようなガッチリ築き上げてきたプロジェクトなら、勘所があ
って、「名監督」と呼ばれるPMたちは沢山居る。しかし、Webは少し違うよう
だ。そもそも歴史がなさ過ぎる。過去の失敗症例も充実している訳ではない。
更に、ドキュメントもきちんと残っていないのが現状だろう。検証もできない。

そして大きな違いが、目標となる人物像の欠如だ。昔は、誰かを目標として、
五年後にはあーなろう、十年たったら誰々のようになろう、と漠然とした目標
があったような気がする。目標とする像もないから、「恥」の意識も育たない。

更にWeb屋の五年後は分からない。十年後に自分がどんな仕事をしているのか、
明確にヴィジョンを持っている方が稀だろう。そもそも業界自体が未だ十年ち
ょっとしか経っていない。だから人材を育てる意識も低いし、自分がイケテル
と自惚れもしやすい。

失敗に対する対応もアマアマだ。Webプロジェクトに自然発火はまずない。必
ず人災である。やるべき事をやるべき人がやらなかったか、やるべきでないこ
とを誰かが言い出したりやり始めたため、火がつく。

責任の取りようも曖昧だ。責任の所在を明確にする作業も余りなされない。し
かし、現実的には、誰かの尻拭いを誰かがする。それを「火消し」と呼ぶ。そ
れが、いかほど馬鹿馬鹿しい作業か。誰かが最初からきちんとやっていれば、
山が消失する程には燃えていない。それが火消し役には、後追いで見ているか
ら良く見える。

昔のプログラム開発部隊では、責任の取り方はある程度決まっていた。はっき
り言ってしまえば「降格」である。PMの資格がなければ、PMの仕事はさせない。
当たり前の結論だ。人事上の降格ではない、プロジェクト進行上の降格である。

そして、それはチャンスとも言える。仕事の借りは仕事で返すしかない。PMを
降ろされた人は、PMの支援をする。それが一定水準を超えたなら、「復帰」で
きる。それが現場の教育であり、そのループの速さがチームの強さを示す。

プログラム開発の現場が、組織論や人材育成のテーマになったりするのは、そ
うした試行錯誤と知恵の蓄積がなされてきたことと無縁ではない。正しく開発
するにはどうすれば良いのかという問いは常に議論されている。逆にその辺り
が、Webがエンジニアリングとの接点で軋む理由でもある。社長や看板デザイ
ナーの威厳が絶対視されるような土壌は、エンジニア環境にはない。

そして、そんな「正しい開発」を見つめ続けてきた者だけが身につけられるモ
ノがある。オーラと呼んでも良いのかもしれない。一言二言の言葉を聴くだけ
で、「この人には敵わないな」と悟る。圧倒されている自分を感じる。

でも、そんな圧倒される雰囲気の中でする仕事は気持ちいい。決して楽ではな
い。緊張感に溢れている。一日終わればヘトヘトになる。でも充実感が違う。
誰かの尻拭いではない。何かを築き上げているという喜びが底辺にある疲れ。

良い指揮者とは、きっとそんなオーラをまとっているんだろう。その指揮に合
わせる者達も、同じくらい疲れてつつも魅了されているんじゃないだろうか。
仕事にそんなドラマを想うのは青臭いことなのかもしれない。でも、それが蜃
気楼のように実在しないものだとは思わない。

Web開発におけるヒントは、「体験」という言葉かもしれないと思い始めてい
る。「Windows XP」あたりから、「Experience(体験)」という言葉が繰り返
し連呼されている。正しいユーザー体験、ワクワクするユーザー体験。

でも、開発の現場だってそれは必要だ。「ワクワクする開発体験」。プロジェ
クトに配属されてから、進行中も、リリース後までの総合体験。それを正しく
進められるのがこれからのPM像なのだろう。そして、それを実現しているチー
ムが生き残る。

あの時、指揮者が握り締めて空中に押し上げ、解き放ったものは何なのだろう。
「魂」か「想い」か、それとも「力」か。あぁ、あんな仕事をし続けたい。

▼大和カルバリーチャペル:
< http://www.yamatocalvarychapel.com/ >
・礼拝アーカイブ:
< http://www.yamatocalvarychapel.com/media/backnumber_new.php >
・コラムの音楽奉仕(21分辺りから):(※wmvファイル 約150MBあります)
< http://www.yamatocalvarychapel.com/media/wmv/files/20060531-kv225.wmv >

【みつい・ひでき】感想などはmit_dgcr@yahoo.co.jpまで
クラシックには疎いけれど、指揮者の力に息を呑む演奏:
・宇宿ワールド: < http://www.usuki-world.com/ >

・Ridual < http://www.ridual.jp/ >
・Ridual-users < http://groups.yahoo.co.jp/group/Ridual-users/ >
・ミルクエイジ < http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/ >
・日経ITpro Webデザイン エンジニアリング
< http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060309/232107/ >

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■デジタルサウンズ研究室 
終らない戦後

モモヨ(リザード)
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昨夜、サッカーを見ていたらニュース速報が流れてきた。例の秋田事件の犯人
の件だ。おおよそ、こうなることはわかっていたが、いざ目の前に展開する段
になるとやはりショックだ。虚しく、悲しい。同じ年齢の子を持つ親としては、
それでも絶対に許せない犯罪である。まだ決着がついていないが、危険が身近
にある、そのことを思い知らされた気がする。

ここ一週間ほど、ほかにも多くのニュースが飛び込んできた。個人的には次第
にワールドカップモードを高めていきたい一週間であったが、村上ファンドの
件しかり、この秋田事件しかり、大事件の連続でなかなかスポーツに専心出来
ないのが、もどかしい。

個人的にこのところ頭を領しているのは、日本人画家のイタリア人画家作品盗
作疑惑である。その事件に関してはサイト掲載の日記に何回か感想をアップし
てきているが、まだまだ、私自身、納得がいかない。考えなければならないこ
とがまだ山ほどある、そう思われるのである。

もちろん、私の見解は、この日本人画家の十点を超える作品は盗作である、そ
う断じるものである。盗作と言うより、作品によっては号数が異なり絵のサイ
ズが異なるものがあるので、お土産用のレプリカに近い。美術館のスブニール
ショップに売っている、例の可愛いキャンバスである。

こうしたミニチュアは、スライドフィルムなどのポジをキャンバスに映し出し、
その上で輪郭をなぞって描く。こうすれば正確に同じ構図を移すことが可能だ。
今回の盗作はそこに少し手が加え、『オリジナル』として世に出してしまった
のだ。それも十点を越える数の作品だと言うから恐ろしい。

昨年ののま猫問題しかり、それ以前のネット上での音楽配信の問題然り、これ
までさまざなカタチで著作権の問題を論じてきた。そうしたなかで、戦後の日
本には西洋の物まねを助長する風潮があった、ということを書いたことがある。
日劇のウェスタンカーニバルこそその象徴である。

この企画は、歌舞伎など日本古来の芸能を数多く上演禁止にする一方、占領軍
の主導で米軍基地出入りのプロモーターによって実施されたのである。このこ
とは、だいぶ前に書いたことがある。興味をお持ちの方はデジクリのバックナ
ンバーを掘り返してもらいたい。が、とにかく、ウェスタンカーニバルが『西
洋化促進』カーニバルであったということは皆さんにご承知おきいただきたい。

グループサウンズブームの終焉によって、この企画はその歴史のページを閉じ
るのだが、それは、GS時代まで西洋の物真似を大衆に強いる力が為政者の頭越
しに働いていた、ということでもある。

1953年生まれの私は、戦後10年を待たずに生まれている。そんな私が小学生の
頃まで、西洋の物真似を大衆に強いる文化傾向があった。人々は半ば自嘲的に
自らの行為をサルマネと呼び、意味のわからぬままに英語の歌詞をカタカナ化
して覚え、その陀羅尼を声高に叫んでいた。それが戦後の日本のポップスであ
る。西洋かぶれを嘲笑しつつも自らその潮流に身を投じたのだ。文化人と呼ば
れる人々は当然それに反発し反西洋の姿勢を鮮明にするのだが、これもまた極
端で、その多くは海外の新潮流を南蛮渡来であるが故に否定していたのである。

今時の若い人には理解されないところであろうが、十代の私がロックに専念す
る覚悟を決めた当時、髪の毛が襟足を覆う程度ですら『西洋乞食』と周囲の嘲
笑をあびたものである。そうした風潮の一方で、敗戦を経験したこの国は欧米
の製品のコピーを量産して外貨をかせいでいた。そんな過去の果てに現在があ
る。凡百の画家、音楽家、サルマネの大家がその道の権威者として支配力を振
るっている現状は、過去における二律背反の結果であろう。

今回、盗作が発覚した画家は、私より少しだけ年齢が上である。いわゆる団塊
の世代にあたる。思春期に、この西洋化傾向の洗礼をあびたことは想像に難く
ない。だからといって盗作が許されるはずもないが、ある意味、すでに彼に対
する罰が下されていると思う。絵を楽しむ心を喪失していようし、何ものか、
新たなるものの種、アイデアが脳裡に萌した際の快感からも見放されていよう。
つまり、すでに芸術家ですらないからである。

それでも私がこの盗作家を指弾するのは、彼の内部に潜む戦後の亡霊が次世代
に引継がれること、それを懸念しているからである。

これ以上、戦後の亡霊をのさばらせないことだ。

モモヨ(リザード)管原保雄
< http://www.babylonic.com >

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■Skypeの味わい方[3]
3億ダウンロード達成? まだまだ?

rゆ
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Skypeを味わう日々のなかで、私にとって人生を変えるような衝撃的な出来事
が起こり、その後それに追い討ちを掛けるような出来事が続いて、あらたな日
常となった。それはSkypeへの、「Developerな参加」によってもたらされた。
(Developer=開発者。SkypeはAPIが公開されているので誰でも参加可能!)

インターネット電話 Skype "世界中どこでも無料通話"
・日本公式サイト Mac、Windows、Linux、PocketPCに対応しています。
< http://www.skype.com/intl/ja/ >
・公式Blog
< http://share.skype.com/sites/ja/ >

Skypeを味わう、Skype親派な人たちと起業ネタを話し合ったり、Skype対応の
新しいデバイスの噂話をしたり、Skypeの新バージョンについて噂したり、時
には既存通信事業者についてあれこれ話したり、「こんなの出来ないかなぁ」
という投げかけに、にゃにゃんと実装してみせたり。とにかくSkypeをネタに
盛り上がり、自己のDeveloper能力をフルに使って楽しんでいた。

そんなある日、Skypeとの連動を謳う、ASP型のSFAサービスのセミナーに参加
した。SkypeJapanの岩田さんの講演が含まれており、もちろんそれが目的だ。
わくわくしながら岩田さんの出番を待つ。岩田さん登場! 自分がそれ目的な
だけに、参加者全員それ目当てかという思い込みは確かにあった。が、会場の
「Skypeって何???」的な反応に正直、衝撃を覚える。

Skypeを認識していたのは参加者の2割程度、使ってらっしゃる方は1割にも満
たなかったんじゃないかと思う。Skype親派な中にいてどっぷりSkypeに浸かっ
ていたが、それゆえSkypeディバイドとも呼ぶべき温度差に気が付いていなか
ったのだ。そんなこんなで何とかしなきゃ?と思っているうちにさらに追い討
ちを掛ける出来事が。

個人的にDeveloperとしてSkypeのアドインを公開しているが、とあるSNSでそ
の公開しているものに関して書き込みがあった。やた?ヽ(´ー `)ノと思いた
いところだが書き込みの内容は、中国語のBlogをリンクして「これって何?」
みたいな、なんとも投げやり的な書き込みだった。しかも、私が見たときには
「使えねー」とか中国語わかんねとかいう、まああんまり生産的とはいえない
書き込みが連なっていた…。

ショック…。Skypeの知名度もさることながら、その周辺はさらに冷え込んで
いる事を実感した瞬間だった。日経ナントカでSkypeが度々紹介されたとして
も、その記事を目にする人はブロードバンド人口の数割でしかなく、さらに使
ってみようと思う人はさらにその数割でしかないというのはまぎれもない事実
だということに改めて気が付かされた。

が、世界的にみればSkypeの普及は進んでいるのだ。ダウンロード数も3億回を
越え、オンラインのユーザーも一日24時間を通して変動はあるものの、最大で
650万ユーザがオンラインになる時間帯もある。

一方でリアル世界の知り合いでSkype使ってるよ?という人に出会わないのも
事実で、つまりそれは日本で普及してないって事? とか色々考えたりもする。
Skypeの凄さにGoogle TalkやYahoo MessangerやMSN Messangerが追撃の手を強
めている中、世界的に一歩先を走るSkypeももはや安泰とは言っていられない。

APIでDeveloperの夢を広げてくれて、サーバ不要と言う新しい方式を採用して
いるSkypeには、もっと頑張って欲しいのだ。

【rゆ】ryu@nyanyan.to < http://nyanyan.to/ >
Japanese Skype Developers Forum Moderator
本業は普通の会社員、PMやってます。
こういう、ネットならではの社会参加も面白いんじゃないかと…
Skype公式ユーザForum(J): < http://forum.skype.com/viewforum.php?f=35 >
Skype公式開発者Forum(J): < http://forum.skype.com/viewforum.php?f=29 >

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■展覧会案内
Robin Rhode ロビン・ロード展
< http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/index.htm >
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会期:6月6日(火)?7月30日(日)11:00!)19:00 日祝18時 月休
会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂B1F 
TEL.03-3572-3901)
内容:ベルリンを拠点に活躍するアーティストの日本初個展。どういうアート
なのかはサイトを参照。

<応募受付中のプレゼント>
クリアタイプ「メイリオ」 本誌1979号(6/7締切)
「Adobe Creative Suite 2 プロフェッショナルブック」 本誌1981号(6/9締切)


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■編集後記(6/6)
・新聞に犬の老化と介護問題が出ていた。犬でも人間の老化の末期と同じよう
な症状が出るという。だいぶ悲惨である。いままで何匹も犬を飼ったが(実家
にいたころ)、けっこうあっけなく死んでしまったもので、老衰で死んだのな
んか見たこともなかった。エサだって今の愛犬家が聞いたらそんな非常識な!
と驚くようなものだったし、暑くても寒くても外の小屋で暮らさせていたもの
だ。いまの過保護の反対だ。ところが、ペットの栄養状態や生活環境が向上し
た影響で、高齢化による介護問題がさいきん増えてきたという。うちのハニー
号は未だに見かけは若いが、もう8.5歳、人間の50歳見当である。中型犬の平
均寿命を15年とすると、あと6年半、人間76歳見当だ。そのときのわたしの年
齢より10歳も上ではないか。老犬介護が現実のものになりそうである。うちの
犬も最近は大分変わってきた。ますますわがままになって、なにかというと室
内に入り込みたがる。さわやかなテラスや芝生にいればいいものを、吠えて騒
いで、仕方なく入れた暗い玄関のたたきで寝ていることも度々。ところで、室
内でお菓子のパッケージをあける音などさせると、ガラス戸もカーテンも閉ま
っているにもかかわらず、目ざとく耳ざとくその情報をキャッチし、寝ていた
はずなのにスッと姿を見せる。動物の超能力か。で、7か月の赤ん坊も、そう
いう音には敏感に反応し、キッとこっちを見る。お前は犬か。 (柴田)

・夜中に生ゴミを外のゴミ箱に捨てに行ったら、蚊に数カ所噛まれてしまった。
かゆいってもんじゃない。薬を塗ったがおさまらず。不覚なり。蚊は三千種類
ほどいて、血を吸わないのが八百種いるらしい。悪い蚊だけじゃなく、別の種
のボウフラを食べる良い蚊(ボウフラ)もいるんだって。日本では百種いて、
吸うのは三十種、それもメスだけ。生きていくために吸うわけではなく、卵を
産むために必要なんだとか。主食は草の汁や花の蜜。    (hammer.mule)
< http://www.jishukan-h.aichi-c.ed.jp/hassin/ka.html >  ドライアイス
< http://www.karadakara.com/col/ka.html >  黒い服だった
< http://www.gaityu.jp/japanspecies.html >  日本では
< http://www.kincho.co.jp/gaichu/ka.html >  花の蜜
< http://solar-jp.com/kayoke/kayoke.htm >  ソーラーで

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編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
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