[1987] 充電にはデンキウナギを使うのか

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,600文字)


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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1987   2006/06/08.Thu.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17724部
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          <自分の芸が気に入らなくなった>         

■笑わない魚[199] 
 充電にはデンキウナギを使うのか
 永吉克之

■デジアナ逆十字固め…[7]  
 0.01mmの銅箔
 上原ゼンジ
 
■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[108] 
 第3子成長日記
 茂田カツノリ
 
■セミナー案内
 JPC OSX委員会定例セミナー「ザ・検証! Boot CampとRAW現像ソフト」



■笑わない魚[199] 
充電にはデンキウナギを使うのか

永吉克之
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次回で連載がちょうど200回になる。連載を始めたのが2001年の6月だったから、
まる6年間デジクリに書いてきたことになる。そこで充電したいので、200回を
もって、連載をしばらくお休みさせていただきたいと編集長にお願いした。

そしたらニコニコしながら「おー、ヨシナガちゃん、待ってたのよ、それ言っ
てくれるの。いくらなんでもさあ、お前もういらないから降りろなんて、やっ
ぱこっちから言えないじゃん」と快諾してくださった。

まあ、それはウソだ。実際は「なんだいそりゃ? この世界から足洗おうって
のか。テニヲハも満足に使えねえおめえをここまでにしてやった恩も忘れて、
てめえひとり抜けようってのかい。…まあいいや、じゃ、これだけ置いていき
な。それで勘弁してやらあ」と言って、五本の指を大きく開いた右手を突き出
した。この世界では、指一本が100万を意味するのだ。

お分かりかとは思うが、それもウソである。こんどこそ本当のことを言おう。
編集長は「長く休んで筆が鈍るのもなんだから、調子がもどるまで、ファーム
(二軍のこと)で調整したらどう?」と言ってくださったのだった。

そんなわけで、しばらくは『デジクリ・ザ・ファーム』で調整執筆をすること
になった。このメルマガは宣伝をしていないうえに発行部数も少ないので、ご
存じない方が多いと思うが、この二軍は、未来のデジクリライターを目指す新
人執筆者が研鑽に励んでいる場で、私のように調子を落としたライターもここ
で復帰のための調整を行なっているのである。

                 ●

そんなことはどうでもいいのだが、なぜ休むのかと言うと、芸に行き詰まった
からだ。同じようなことしか書けなくなってしまったのである。

もう限界だと感じた直接の原因はヤツメウナギだった。『197 ネットが使えな
い恐怖』のなかで「ゴビ砂漠のど真ん中に置き去りにされたヤツメウナギより
も無力になる」と書いた。

われながら、ヤツメウナギとはよく考えついたものだ、名前は知っていても誰
も思いつくまい、今回のコラムのツボはここだな、と思っていたら、配信され
た後になって、すでにヤツメウナギがそのわずか2回前の『195 やみくもに勘
をとり戻す』のなかで「ヤツメウナギっちゅー人間はおらんやろ」というよう
に使われているのを発見したのだった。

20回前ならともかく、ほんの2回前に使ったばかりの小道具をまた使っている
のを見て、読者は、なんと発想の貧しい人間よと思ったに違いない。たしかに
そうだ。調子のいいときの私なら、どちらかをデンキウナギにしただろう。

それに気づくと「ゴビ砂漠」もどこかで使ったような気がしてきてバックナン
バーを検索すると『69 続・MORALITY』で「深夜、自動車がほとんど通らない
道路でも信号は頑迷に守っている。大阪でそんなことをするのは、ゴビ砂漠で
車を発進させるときに後方確認をするようなものだ」と書いているのだった。

ではサハラ砂漠にすればよかったのかと検索してみたら、なんと『133 男にも
種類がある』で「誤解がサハラ砂漠の空のように晴れるのを望んでいる」と書
いている。しかも『142 社会主義が亜細亜を塗りかえる』でも「ソ連軍が赤軍
合唱団を20万トン、サハラ砂漠が砂を100万トン、アメリカがメリケンサック
10個を海路で輸送」と書いているではないか。

すこし考えれば、他にもカラハリ砂漠やタクラマカン砂漠、ナミブ砂漠などが
あったのである。つまり私の芸が一本調子になり始めたのは、最近のことでは
なかったのだ。そこで、しばらく休んで改良に取り組もうと思ったわけである。

                 ●

断っておくが、決して名古屋の人に「最近のおみゃーのコラム、おもろにゃー
で、もう書くのやめやあ」と言われたからとか、高知の人に「書かれちゅうが
は、いつも同じことばっかりやき、もう、たったぜよ」と言われたからとかい
う理由で休もうと思ったのではない。

貶されるか誉められるかに関係なく、自分の芸が気に入らなくなったら、それ
は人前に出すべきではないし、だいたい出そうという気持になれないはずだ。
かりに客に喜んでもらったとしても、自分が納得できない芸を見せるというこ
とは、いわば不動産屋に来た客が、おれは土地なんかよりパスタの方が好きだ、
と言うので、スパゲティ・ペペロンチーノを作ってやるようなものだ。

とはいえ私もこれまでに、ちょっと冴えないんじゃない、今回のコラム、と思
いつつ、ドタキャンするわけにもいかないので、ま?いいか、と原稿を送った
こともあるから、おこがましくて、上のような偉そうなことを書く気にはまっ
たくなれないのである。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
本日のデジクリが配信される頃、私は多分、東京の両国か深川あたりにいると
思われるので、見かけた方は、ぜひ声をかけていただきたい。ヒゲを生やした
五十男なんて、そうそういるものではないから、すぐ分るはずだ。

・無名芸人< http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz >たまーに書いてます。
・EPIGONE < http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework >
・Metabolism< http://www.maxwald.co.jp >第二、四水曜に掲載中。

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■デジアナ逆十字固め…[7]  
0.01mmの銅箔

上原ゼンジ
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とりあえずはアルミホイルを使ったピンホールカメラでの撮影に成功した。た
だ、四半世紀ぐらい前に教育テレビで見たピンホールの開け方を思い出しなが
らの方法であり、まあ小学生向けの工作と言って良さそうなものだ。改良を加
えるにあたっては、もうちょっとピンホールカメラに関する知識を得ておくべ
きだろう。

まずGoogleを使い「ピンホールの開け方」というキーワードで検索をかけてみ
た。27件のヒットがあった。その中でも詳しいピンホールの開け方を掲載して
いたのは「日本針穴写真協会」だ。
< http://pinhole.web.infoseek.co.jp/ >

私が試した方法と違ったのは、まずピンホールを開ける素材。私が使ったのは
アルミ箔だが、ここでのお薦めは「0.01mmの銅箔」だ。通常家庭で使っている
アルミ箔というのはさらに薄くて、真円を開けるのが難しいとのこと。いかに
きれいで小さい丸い穴を開けるのかということが、重要なようだ。

アルミ箔に開けた穴をルーペで覗いてみたら、確かにきれいな円ではない。消
しゴムでサンドイッチにしながら開けたから、大きく裂けてはいないが、円と
いうよりは十字形でバリも残ってしまっている。このバリを目の細かい紙ヤス
リ(2000番)で磨くというのがポイントだ。

アルミ缶を使っても同じような工作は出来るらしいが、私はこの「0.01mmの銅
箔」という言葉に心を奪われ、だんだん動悸が激しくなってきたので、気を落
ち着かせるために近所のホームセンターへと自転車を飛ばした。

ちょっと特殊なものだから、あるかどうか不安だったが、クラフトコーナーで
すぐに見つけることが出来た。ステンドグラスを作ったりするのに使うようだ。
千円もしなかったのだが、365mm×600mmもあるので、大量に余ってしまった。
こんなにピンホールばっかり作りたくはない。アルミ缶にすれば良かったか…
…。

というわけで、もしピンホールを作ってみたいという方は【銅箔希望】という
Subjectでメール下さい。少しずつ切ってお頒けします。応募者多数の場合は
抽選といたします。〈zenstudio@maminka.com〉

●ピンホールの大きさが重要

アルミ箔の場合はサンドイッチにした消しゴムごと貫いてしまうという方式で、
一瞬で工作はできてしまったが、今度はルーペで穴の形状を確認しながらなの
で、もう少し工作らしくなってきた。

確かに開けっぱなしの穴はギザギザしているし、ヤスリをかければきれいにな
ってくる。画質に影響を与えるとのことなので、少し丁寧に工作してみた。と
いっても5分ぐらいで出来上がってしまった。削りカスは綿棒に無水エタノー
ルを付けてきっちり取り除く。そして反射を抑えるため油性マジックで黒く塗
ってしまう。

今までのアルミ箔ピンホールと替えて、テープで貼り付けテスト撮影を行なう。
すぐにモニタでチェックしてみたが、いまいち解像感に欠け、ボケたような画
像になってしまった。円の形はきれいだから、ピンホールとイメージセンサま
での距離の問題か、それとも穴の大きさの問題だろうか?

この穴の大きさというのは、けっこう重要なようだ。海外には最適なピンホー
ル径を導き出すための計算機を置いているようなサイトもある。だいたい0.15
mmから0.3mmぐらいの穴を開けましょうと書いてあるのだが、どうすればそん
な細かい工作ができるのか? それにメチャクチャ細かい物差しも必要だ。

さて、どうしたものかとルーペで穴を覗いていたら、ルーペの中にスケールが
あることを発見した。定規をルーペで見てみるとルーペ内のスケールの最小単
位が0.05mmであることが分かった。何でオレはこんなに便利なものを持ってい
たのだ。エッシェンバッハの40倍のルーペなんて、ピンホールの達人でも持っ
てないでしょ。

という自慢は置いといて、改めてピンホールを覗いてみたら、穴のサイズは
0.6mmありました。たぶん原因はこれだな。ちょっと大きすぎる。バリを取る
ことばかりに気がいっていて穴の大きさのことはあまり考えていなかった。

穴を開けた針の直径はと言えば、0.5mmだった。これを突き刺してグリグリや
ったんだから、まあ0.6mmになっても仕方がない。家にあった針を色々検査し
てみたが、細い虫ピンや待ち針が0.5mmほど。さらに手作り用品のクロバーの
サイトで調べてみたところ、一番細いビーズ針で、0.41mmあるから、針を突き
刺してグリグリやっちゃいかんということだな。

細い針を使い、貫き通さずに直径の半分ぐらいの大きさの穴を開けるというの
がポイントのようだ。0.3mm(だいたい)の穴を開け、テストしてみたところ、
解像感はかなり改善された。テスト画像は「キッチュレンズ工房」のほうにあ
げておきました。
< http://kitschlens.cocolog-nifty.com/blog/ >

色々調べてみたら、0.2mmとか0.3mmのドリル刃なんてものもあるようだ。つま
り虫ピンよりも細いということ。ただ、普通の電動ドリルにはセットできず、
専用のピンバイスという工具が必要になる。それから、開けた穴の大きさを測
るためには、「ホログラムミクロゲージはかるくん0.01mm」というのを見つけ
た。こんなものを使えば精密な細工もできることだろう。ただ、とっかかりと
しては、アルミ缶と虫ピンで試してみるというのが、いいんじゃないだろうか。

来週あたりは、ピンホールカメラで撮影した写真を公開してみたいのだが、問
題は割と普通に写ってしまうということだ。フニャフニャシフトレンズに見ら
れたような収差がなく、パンフォーカスで近くから遠くまでピントが合ってし
まう。そのくせシャッタースピードがメチャメチャ遅くなるので、手持ちだと
ちょっと辛い。

さて、どうしてくれようか?

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
「すぐにわかる! 使える!! カラーマネージメントの本?仕事で役立つ色あわ
せの理論と実践マニュアル」(毎日コミュニケーションズ)が発売中。
< http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1937-2/4-8399-1937-2.shtml >

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[108] 
第3子成長日記

茂田カツノリ
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どうも茂田です。

最近、仕事の方向性において転換期を迎えてるのかなという状態なもんで、デ
ジクリネタもその話ばかりだった。で、大事な話を全然してなかったわけだけ
ど、3月に生まれた第3子は無事スクスク成長してる。今回はその話。

●年子の2人には大事件

うちの子は1人増えて、5歳の娘、4歳の息子、そして0歳の息子の3人になった。
上の2人を育ててみて思ったのは、年子ってラクだなあという点。もちろん0歳
+1歳という状態の1年ほどは、どっちも夜泣きするしそりゃあ大変だったけど、
2歳+3歳とかになると2人で遊んでくれるから、ぐっと手がかからなくなる。
子供って1人育てるより2人育てるほうが親にとってはラク、という面はあるん
だと思う。

2人が会話を交わし、仲良く遊び、もちろん喧嘩もし、そしてなにより競争す
るさまは、まさに「切磋琢磨」そのものだ。最初の子が生まれたときに、何が
何でも兄弟をという僕らの思いがこういう形を作り出せたと思うと、よかった
なあと感じる。

で、そんな2人もかなり物心ついてきたところに、いきなりの赤ん坊参入であ
る。これが2人にどういう影響を与えるかは、とても興味深かった。

いまのところ観察すると、下の子ができたときにあらわれる典型的な「赤ちゃ
んがえり」のようなものは、ほんの少ししか出ていない。上の2人の年齢が近
くてそっちの競争で忙しいのかな、というのがカミさんの分析。

その上で、もちろん小さな弟はどちらにとってもかわいい存在なようで、赤ん
坊の世話してる間にわがまま言ったりは、ほとんどない。また自分のおもちゃ
買ってもらうと、赤ん坊にも何かを買ってあげようと提案されるという感じだ。
まあ、これも下の子が歩き始めたりすると、状況が違ってくるのだろうけれど。

●親の方が慣れちゃってる件について

親の方からすると、やっぱりさすがに3番目となると気持ちに余裕が持てる。
カミさんは妊娠中、なにかあったらすぐ病院行けるようにと入院セットをカバ
ンに詰めて置いてあり、準備万端いつでもこい状態と、実に頼もしかった。

出産自体はいままでで一番大変だったが、初めて立ち会いができ、しかも上の
子供2人も一緒だったので、彼らにとっても実に良い体験であったに違いない。

ただ僕の方は、3人めだからとちょっと力抜きすぎかもしれない。だって夜中
に真横で泣かれても、ぜんぜん起きられないのだ...。第2子である息子をかな
りの度合い育てた僕だが、3人めはどうも.....まかせっきりだなあ。

まあ親の気持ちの余裕というのはいい方向に出ているとは思える。泣き声が聞
こえてもすぐには反応しないなど、かなりのんびり対応しているせいか、赤ん
坊のほうもあまり泣かず、どこに連れてっても落ち着き払ってみえる。

ちょっとした物音にも動じないし、夜中に目が覚めてもひとりで話してて泣か
ないし、空腹時にも泣くというよりまず声で「う?う?」と呼びかけて要求す
るという感じ。

第1子のときは、ちょっと泣いただけであわててすっ飛んでいったり、寝ない
と心配して夜中にクルマ乗せて走り回ったりしてた。そうやって神経質に接す
るより、のんびり構えてるのが一番なんだろうなあというのを、第3子をみて
強く思うのであった。

▼FileMaker Fun Night! AppleStore銀座 6月10日(土)18時?19時
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」の著者である松尾篤氏を迎
えて、カスタムWeb公開の仕組み、レイアウトとデータの関係、セキュリティ
面での注意点など、XSLTを使用したカスタムWeb公開においておさえておきた
い基本やTipsをご紹介します。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webコンサルタント/プランナー(と肩書き変更)。
この仕事始めてほぼ10年、同じようにやってきてしまったことでの行き詰まり
をこの2年ほど感じていて、変化を画策するもうすぐ41歳3児の父。
FileMaker関連仕事も、近々あっと驚く製品発表ができそうで期待しているし、
Web関連も、特にWeb2.0がらみのコンサルティングや、お客様先に常駐者を置
いた包括的業務委託など、新しい展開がスタートしている。1年後にはいまと
は全然違う世界が見えている形でありたい、と思うのだけど、結果はどう出る
かなあ。より多くの仲間と組めるかどうかが鍵なんだと思ってるけど。

[Max_blog !)“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
< http://www.maxwald.co.jp >

[mixi !)“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983 >

[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
< http://www.amonita.com/ >

[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
< http://www.recrear.jp/ >

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■セミナー案内
JPC OSX委員会定例セミナー「ザ・検証! Boot CampとRAW現像ソフト」
< http://www.jpc.gr.jp/ >
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日時:6月27日(火)13:00!)16:00(12:30!)受付開始)    
会場:アップルコンピュータ株式会社 32Fセミナールーム(東京都新宿区西
新宿3-20-2 東京オペラシティタワー)
参加費:JPC会員と団体会員は無料、一般は10,000円(税込)

内容:最近、アップルから話題の2製品が発表されました。「Boot Camp」と
「Aperture」です。「Boot Camp」については、Mac OS XとWindows XPが1台の
マシンで動くことにどういう意味があるのか? グラフィック業界では、どの
ように使っていくべきなのか? 「Aperture」については、世の中に多く存在
するRAW現像ソフト、特に、NIKONの専用ソフトや汎用RAW現像ソフトとはどう
なのか? PhotoshopのRAWプラグインやBridgeはどうなのか? それらに対し、
後発のアップルが出した結論とは何なのか? この2製品を中心に今後のグラ
フィック業界で、どのような影響を及ぼしどう使われていくべきなのかをJPC
ならではの切り口で検証してみたいと思います。今後、どうあるべきかについ
て少しでも役に立つ情報を持ち帰っていただけるよう、是非、ご参加ください。

■プログラム13:00!)14:00(60分)ザ・検証!「インテルMac+Boot Camp」
プレゼンター:冨山詩曜(JPC OS X委員会副委員長)
なぜMacintoshにWindowsを入れるのか、BootCampインストールの注意点、いく
つかの問題点と対応策、ハイブリッドライセンスの展望、ベンチテスト&カラ
ー環境

14:15!)14:45(30分)
ザ・検証!「RAW現像ソフト」-1
プレゼンター:東 昭年(カメラマン)
Nikonソフト vs SLKYPIX、Photoshop vs Nikonカメラ

14:45!)15:45(60分)---------------
ザ・検証!「RAW現像ソフト」-2
プレゼンター:廣瀬久紀(カメラマン)
Appleの「Aperture」を徹底解剖、Adobe Lightroomとの比較、Photoshop+Bri
dgeとの比較

15:45!)16:00(15分)---------------
質疑応答 プレゼンター全員参加による質疑応答

<応募受付中のプレゼント>
「Adobe Creative Suite 2 プロフェッショナルブック」 本誌1981号(6/9締切)


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■編集後記(6/8)
・「太陽の塔」(新潮文庫)を読む。第15回日本ファンタジーノベル大賞の大
賞受賞作である。作者は当時京大の院生だった森見登美彦さん。「クリスマス
の嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力のほかに何も持たぬ男が無闇に疾走す
る」と、表4解説にある。いっぷう変わったテーマのファンタジーらしい。お
もしろいかも。定価400円だからつまらなくても腹は立つまい。1日2日のひま
つぶしにいいかも。結局、期待はずれだったが。受賞コメントで「大学時代に
山ほど溜め込んだ妄想や鬱屈した思いの断片を気ままに膨らませ、自分で面白
がりながら小説にしました」と言う。まさしく、それしかないのだ。大学生活
のさえない日常ともやもやの独白。ファンタジーっぽいのは、彼女の夢の中に
入り込んで叡山電車で太陽の塔へ行くといったところだけ。「法界悋気」こん
な言葉、60年人間をやってきたが聞いたことがなかった。それが何度もしつこ
く出てくる。仕方なしに辞書を引くと「自分に関係ない事に嫉妬すること。他
人の情事をねたむこと。おかやき」とある。なるほどそうか。これがこの小説
の主題なのだろう。大仰でもってまわった表現が気になって仕方なかったが、
ふと既視感を覚えた。あの、どくとるマンボウの初期の文体によく似ている。
わたしも一時期、大学生の頃真似たことがあったっけ。と思ったら、みょうに
作者に親近感を覚えたのであった。そして、バカで幼稚で貧乏で妄想いっぱい
の大学時代を思い出してほろ苦い気分にさせられた。いや、慚愧に堪えない、
というべきか。                        (柴田)

・夜中1時。外でがたごと音がした。昨日書いた大山のぶ代アルカノイド話を、
弟とドア近くの部屋でしていて、人気はあっただろうし電気もついていた。風
はない。どこの何の音かと気になるが、変な人がいて刺されたらどうしような
どと昨今の新聞記事を思い出しながら外に出て見ると、ゴミ箱のフタが横に落
ちている。「?」22時頃に生ゴミを出しに行って、きっちりフタをした覚えが
あるから開いていること自体が疑問。頭をひねりながらフタを閉め、家に入り
弟に話すと、変なものを入れられていないかと問われる。これまた昨今の新聞
記事を思い出し、凶器が入っていて犯人扱いされたら……などと想像しながら
覗くが変わったところはない。両隣のお家のゴミ箱のフタは開いていない。新
手のピンポンダッシュか? 度胸試し? 父が何故かゴミ箱を開け(中身は私
が捨てた後から変わっていない)締め忘れたところを、のら猫が漁って? ど
う考えても謎が深まるばかりだ。のら猫説にしようと言ってたら、弟が「人間
ってのは都合の良いように考えるもんだからな。」と。   (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ < http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >
リニューアル  8月サンタ < mailto:santa8@mac.com >
アシスト    鴨田麻衣子< mailto:mairry@mac.com >

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