[1993] なぜか才能ある人間たちが集まる会社があった

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1993   2006/06/16.Fri.14:00.発行
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   1998/04/13創刊   前号の発行部数 17717部
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        <どうしてこんなにみんな有名になるの?>       

■映画と夜と音楽と…[番外編] 
 なぜか才能ある人間たちが集まる会社があった
 十河 進
 
■イベント・展覧会・セミナー案内
 CREATIVE WORLD 2006
 JPC OSX委員会定例セミナー「ザ・検証! Boot CampとRAW現像ソフト」
 The Second Stage at GG 坂口トモユキ「Home」
 すみだ写真博覧会 Tokyo East Perspective
 エドワード・ウェストン写真展


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■映画と夜と音楽と…[番外編] 
なぜか才能ある人間たちが集まる会社があった

十河 進
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<今週はお休みさせてもらいます。以下に掲載するのは十年前にネットマガジン「Wonder-J」に載せてもらったものです。編集長はやはり柴田さん、僕は藤川五郎という名前でした>

●なぜか才能ある人間たちが集まる会社があった

もう30年以上も以前のことになるが、翻訳ミステリ専門雑誌が鎬を削っていた時期があった。早川書房が創刊した「エラリー・クイーンズ・ミステリマガジン」が順調だということで、2誌が後を追ったのだ。「アルフレッド・ヒッチコックズ・ミステリマガジン」と「マンハント」である。

「エラリー・クイーンズ・ミステリマガジン」の初代編集長は都築道夫、編集部員には小泉太郎と黒田喜夫がいたはずだ。2代目の編集長は小泉太郎。後の生島治郎である。その後、1964年頃は社長の早川清自らが編集長として名を出しているが、1965年の号を見ると、常盤新平が編集長として奥付に印刷されている。

これだけ作家を出した編集部も珍しいのではないだろうか。生島治郎と常盤新平は直木賞を受賞している。都築道夫は賞にはあまり縁がないが通に受ける作家だ。

早川書房には他にも様々な才能が集まっていた。生島治郎こと小泉太郎の入社試験の時に登場するのは、編集部長の田村隆一である。後にサントリーのウイスキーのCMにも登場した酔っぱらいの詩人である。黒田喜夫も詩人である。

思潮社の現代詩文庫の一巻は「田村隆一詩集」であり、三巻が岩田宏こと翻訳者ネームは小笠原豊樹(ロス・マクドナルドは、この人の翻訳のおかげで評価が高い)、七巻が黒田喜夫、九巻が鮎川信夫である。鮎川もミステリの翻訳をいくつか手がけている。その他、早川書房にはSFマガジンの編集長である福島正美もいた。

その時代のことを、生島治郎が実名で小説にしている。小説現代に連載していた時に読んでいたのだが、今年の8月に講談社文庫に入った。「浪漫疾風録」という。連載時は社名は変えていたが、文庫を読むと早川書房になっていた。ケチな社長はファッツという渾名でしか呼ばれないが、これは早川清社長なのだろう。今は2代目の早川浩社長になっているはずだ。

連載で「浪漫疾風録」を読んでいたし、出版労連の歴史の中でも有名な組合つぶしをしたという早川書房のことだから、ああ、やっぱりね、とうなずいてしまったものだ。もっとも、僕は今までずいぶん本を買ってきたが、最も金をつぎ込んだのは早川書房だと思う。先月だけだって1万円ちかく貢いでいる。最近は文庫が中心だから冊数としてはかなり多い。次はきっと新潮社だ。次に講談社か。

余談だが、詩人や作家を輩出したということでは、一時期の河出書房もそうだ。労働組合の委員長が後の芥川賞作家の古山高麗雄で書記長が詩人の清水哲夫だったという伝説が残っている。その他にも詩人で後に芥川賞を受賞する三木卓もいた(僕の高校時代のガールフレンドのお姉さんもいた)。

ところで、僕が初めて早川書房の本を買ったのは、1965年9月号の「エラリー・クィーンズ・ミステリマガジン」だったと思う。表紙裏つまり業界で言うところの表2には「国際諜報局」という、後にカルトムービーになる映画の広告が入っていた。「アルフィー」で有名になり、どんどん名優になっていくマイケル・ケインが主役の映画だ。

原作は早川ノヴェルズで出ていたレン・デイトンの「イプクレス・ファイル」だが、同じ作者の「ベルリンの葬送」と「10億ドルの頭脳」がシリーズで映画化される。黒縁の眼鏡をかけたマイケル・ケインが主人公ハリー・パーマーを演じた。

当時、映画の主役はハンサムな二枚目だと思いこんでいたまだ幼かった僕は、黒縁の眼鏡をとらない主人公がどうしても主役だと信じられなかった。映画界は007シリーズが全盛で、スパイといえばかっこいいものだったのに、この主人公は殴られれば殴られっぱなし。下手に抵抗しないという主義のスパイなのだった。しかし、映画を見て原作も読んだが、ストーリーはさっぱりわからなかった。

同じ号には、石川喬司の書評コラム「極楽の鬼」や星新一の「進化した猿たち」渋沢龍彦センセーの「秘密結社の手帖」、伝説の人・大伴昌司の映画コラム「EQMM5番館」などが連載中だった。当時の人気を背景に「ジェイムズ・ボンド白書」なるものも連載されていて、このコラムのおかげで原作を読まずに007シリーズには詳しくなれたものである。

さて、生島治郎の「浪漫疾風録」は、僕がEQMMを買い始める1、2年前に退社するところで終わっているから、実際には生島治郎が編集した雑誌は読んでいないのだが(後にバックナンバーを古本屋で何冊か購入した)、業界舞台裏物語としても楽しめる。

面白いのは社長のファッツのケチぶりで、早川書房から作家が大勢輩出したのは、「みんな給料だけでは食べられなくてアルバイトに精を出したから」だというのは説得力があった。

常盤新平など、競合誌にまで原稿を書いていたというエピソードが出てくる。そういえば、福島正美の名前は学習雑誌の付録に毎月ついていたダイジェスト版のミステリー小冊子(たまにSFのこともあった)の編者として先に覚えたから、あれも福島正美のアルバイトだったのだろう。

開高健がロアルド・ダールの短編集「キス・キス」を翻訳したときのエピソード、結城昌治のEQMMコンテスト受賞の話など、関心のある人には貴重な資料的な価値もある。また、作者は照れもなく最初の夫人・小泉喜美子との結婚のいきさつ、家庭生活も披露していて、これは小泉喜美子ファン必読だ。

ゴールデン街の酒場の階段を踏み外して亡くなってから、もうずいぶんになるが、本当の意味でのハードボイルド・ファンの作家だったと思う。ジェイムズ・クラムリーの「さらば甘き口づけ」の翻訳は絶品です。

社長ファッツのケチぶりに激高した話としては、神戸の陳舜臣に仕事の電話をしていたら机に砂時計を置かれたエピソードと、雑誌の定期贈呈リストを社長がチェックしどんどん削ろうとするのを「原稿料が安いのですから、定期贈呈くらいは」と説得するエピソードが印象に残ったが、これは、中小出版社に勤めている人間には笑えない部分でもある。

この「浪漫疾風録」と併せて読むと面白いのが小林信彦の「夢の砦」(新潮文 庫)だ。こちらは、中原弓彦という名前で「アルフレッド・ヒッチコック・ミステリマガジン」編集長をやっていた頃のことをベースにした小説で、失業中の主人公がひょんなことから推理作家の大家に頼まれて翻訳ミステリ雑誌の編集長になるというストーリー。中小出版社の人間関係や雰囲気もよく出ているし、東京オリンピック前の時代相がよくわかる。

作者はお遊びで、主人公が創刊した雑誌のパーティに中原弓彦や福島正美を実名で登場させる。売れない雑誌の編集者が、いかに企画に頭を使っているか、それでもなお売れない悲しさ…みたいなものも感じられて、けっこう身につまされる部分もあるが、社内にこんなに陰険な人間ばかりいたらいやだろうなあ、と思わされる部分も多い。

中原弓彦は「浪漫疾風録」にも登場してくる。主人公がEQMMの編集長になったときに表敬訪問してくるのがAHMM編集長の中原弓彦で、何とふたりは早稲田の英文科の同級生だったのがわかるというシーンがある。「そうか、小林か。その小林が中原弓彦なのか」と主人公は溜息をつく。

何人かの作家が自伝的な小説を残している。それらを読むと、若い頃に会った人間や友人が後にいろいろな分野で有名になったりしていて、どうしてこんなにみんな有名になるの? と不思議に思うことが多いのだが、やはり才能のある人間の周囲には才能のある人間が集まるらしい。

最近では、「本の雑誌」一派が有名だが、あれは、椎名誠さんという人間のオーラが強くて周囲にいる才能のある人間をさらに伸ばす何かを持っているからに違いないと思う。今や写真家としても作家としても一流になった中村征夫さんも、椎名誠さんと仕事を組んで以来、どんどんメジャーになっていったものなあ。本人の実力もあるけれど、椎名誠さんという人は男の「あげまん」じゃないでしょうか。まあ、そんなことは、どうでもいいけど…

実名は出さないが、それらしくほのめかして実在の人間を登場させるのが堀田善衛の「若き日の詩人たちの肖像」だ。自伝小説であり、北陸から上京し慶応大学へ通っていた時代の話なのだが、ある友人を訪ねると、彼は自殺した高名な文学者の息子で、別の部屋からバイオリンが聞こえてくる。「弟」だと言うが、この友人は芥川比呂志。もちろん弟は後年、有名な音楽家になる。あるいは、ある若手の役者に紹介されると、その役者は中野重治から一字ずつもらった若者(宇野重吉)だったりする。

その「若き日の詩人の肖像」に登場する新宿の酒場を根城とする「冬の帝王」と渾名された詩人は、鮎川信夫なのか、田村隆一なのか、ずっと迷っていたが、「浪漫疾風録」を読んで確信した。あの酒場での呑みっぷり・酔いっぷりは、田村隆一に違いない。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
来週は復活の予定ですが、もしかしたら、また旧作でしのぐかもしれません。なぜかこのところ六月になると多忙なのです。六月に忙しいのは、神父だけじゃないようです。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
< http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html
>

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■イベント案内
CREATIVE WORLD 2006
< http://www.creativeship.jp/
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会期:7月7日(金)
会場:六本木ヒルズ「アカデミーヒルズ40」
クリエイターにとって話題性の高い「作品」「人物」「テーマ」を取り上げたセミナーを開催。現場で活躍するクリエイター及びデザイナー、またはプロを目指している学生などのクリエイティビティ向上のために必要としている技術・知識などの情報を提供する。入場無料。登録受付中(一人につき1セミナーのみ、サイトの手順に従って事前登録することで予約可能)
セミナーの他にも、早野海兵氏の初の展示会や企業による最新技術の展示など。
一年に一度の一日限りのイベント。
主催:クリエイティブワールド実行委員会
協賛:アドビシステムズ株式会社、ソリッドワークス・ジャパン株式会社、株式会社デジタルスケープ、日本AMD株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、株式会社ワコム

●プログラム
▼セミナー会場A
13:20~14:20 早野海兵 CGデザイナーライフ[CG]
15:00~16:00 『日本沈没』?VFX制作の舞台裏?[映画]
モーターライズ VFXスーパーバイザー 佐藤敦紀
17:40~18:40 Adobe Production Studioプラクティカルユース[CG・映像]
アドビ システムズ 春日井良隆、ビットプランクス 大河原浩一
▼セミナー会場B
13:00~14:00 『大神』?筆のタッチを活かしたビジュアルづくり?[ゲーム]
16:20~17:20 いま、そこにあるXbox 360~ハイデフ世代のゲーム制作に携わる方々へ?[ゲーム]
マイクロソフト株式会社 函館太郎・松尾 晃
19:00~20:00 『LIMIT OF LOVE 海猿』?VFXの深淵?[映画]
オムニバス・ジャパン CGディレクター 長尾健治・杉村昌哉
▼セミナー会場C [プロダクトデザイン]
14:00~15:30 プロダクトデザイナーとは?
静岡文化芸術大学教授・望月達也 ほか
16:00~17:00 誰も教えてくれないプロダクトデザインの基礎
ICIデザイン研究所代表 飯田吉秋
17:20~18:20 デザインの価値を生み出す「人のチカラ」
アイ・デザイン代表 石本哲士
18:40~19:40 プロダクトデザインにおけるビジュアライゼーションの可能性
株式会社クリート代表 山下健介

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■セミナー案内
JPC OSX委員会定例セミナー「ザ・検証! Boot CampとRAW現像ソフト」
< http://www.jpc.gr.jp/
>
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日時:6月27日(火)13:00~16:00(12:30~受付開始)
会場:アップルコンピュータ株式会社 32Fセミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー)
参加費:JPC会員と団体会員は無料、一般は10,000円(税込)

内容:最近、アップルから話題の2製品が発表されました。「Boot Camp」と「Aperture」です。「Boot Camp」については、Mac OS XとWindows XPが1台のマシンで動くことにどういう意味があるのか? グラフィック業界では、どのように使っていくべきなのか? 「Aperture」については、世の中に多く存在するRAW現像ソフト、特に、NIKONの専用ソフトや汎用RAW現像ソフトとはどうなのか? PhotoshopのRAWプラグインやBridgeはどうなのか? それらに対し、後発のアップルが出した結論とは何なのか? この2製品を中心に今後のグラフィック業界で、どのような影響を及ぼしどう使われていくべきなのかをJPCならではの切り口で検証してみたいと思います。今後、どうあるべきかについて少しでも役に立つ情報を持ち帰っていただけるよう、是非、ご参加ください。

●プログラム
13:00~14:00 ザ・検証!「インテルMac+Boot Camp」
プレゼンター:冨山詩曜(JPC OS X委員会副委員長)
なぜMacintoshにWindowsを入れるのか、BootCampインストールの注意点、いくつかの問題点と対応策、ハイブリッドライセンスの展望、ベンチテスト&カラー環境

14:15~14:45 ザ・検証!「RAW現像ソフト」-1
プレゼンター:東 昭年(カメラマン)
Nikonソフト vs SLKYPIX、Photoshop vs Nikonカメラ

14:45~15:45 ザ・検証!「RAW現像ソフト」-2
プレゼンター:廣瀬久紀(カメラマン)
Appleの「Aperture」を徹底解剖、Adobe Lightroomとの比較、Photoshop+Bridgeとの比較

15:45~16:00 質疑応答 プレゼンター全員参加による質疑応答

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■展覧会案内
The Second Stage at GG 坂口トモユキ「Home」
< http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2006/gg_0606.html
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会期:6月19日(月)?6月29日(木)12:00~19:00 日祝休
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:若手表現者を応援しようと1992年から始まった『ひとつぼ展』も15年目。卒業生たちの、その後の様子を伝えるための展覧会。写真家・坂口トモユキは、第16、18、21回写真『ひとつぼ展』に入選し、駅を通過していく急行列車の窓を撮ったシリーズ、都心のビルを俯瞰したシリーズなどを発表してきた。現在は深夜の住宅地を、デジタルカメラを使い長時間露光で撮影している。
・作家ギャラリートーク 予約不要・参加費無料
日時:6月24日(土)17:30~18:30

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■イベント案内
アサヒアートフェスティバル2006 
ひと、町。記憶、歴史、未来、写真でつなぐ明日。
「すみだ写真博覧会 Tokyo East Perspective」
< http://bokuto.onmitsu.jp/
>
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会期:6月17日(土)?7月1日(土)11:00~19:00 
会場:鈴木興産倉庫1号M倉庫(東京墨田区横川1-1-10)入場無料。
「墨東写真」下町と言われる地域を捉えた作品で構成する。
出展:長野重一、春日昌昭、須田一政、飯田鉄、大西みつぐ、中里和人、佐藤信太郎、兼平雄樹
「すみだ職人列伝」若い写真家による、墨田区の職人さんを写した写真展。
 <イベント>
 ・「本所七つ闇」闇のスライドショー&ウォークショー
 6月17日(土)18:00~20:30 入場料:1,000円
 中野純(作家)×中里和人(写真家)
 ・「向島+小屋」上映会
 6月24日(土)17:00~18:00 入場料:500円
 ・「はないけ倉庫」生け花パフォーマンス
 6月24日(土)19:00~20:00 入場料:1,500円
 花道家・美術家上野雄次
 ・横川横町寄席 相撲甚句
 6月25日(日)15:00~15:15 入場無料
 ・横川横町寄席 立川談笑
 6月25日(日)15:20~15:50 入場無料
 ・下町小僧なんじゃもんじゃ なぎら健壱
 6月25日(日)16:00~17:30 入場無料
 ・墨東写真・昨日今日明日
 7月1日(土)15:00~16:00 入場無料
 出展者によるパネルディスカッション
 ・東京大空襲を語り継ぐ
 7月1日(土)16:00~16:30 入場無料 
 
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■展覧会案内
シリーズ・アメリカ近代写真のパイオニア 第三回
エドワード・ウェストン
< http://www.nagoya-boston.or.jp/data/20/20_01.html#03
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会期:6月17日(土)?8月27日(日)10:00~19:00 土日祝17時 月休
会場:名古屋ボストン美術館 オープンギャラリー(名古屋市中区金山街1-1-1 TEL.052-684-0101)
入館料:通常 一般1200円、シルバー・学生900円 オープンギャラリーのみ
開催時 一般400円、シルバー・学生300円


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■編集後記(6/16)
・Skype用に買ったヘッドセットがマックに対応していなかったので、あらたに対応しているものを入手した。はじめに買ったヘッドセットは使い道がなく放置していたが、先日カセットテープに録音した座談会を原稿におこすときかぶってみたら、会話があまりに明瞭に聞こえるので驚いた。いまどきカセットテレコで録音はないだろうと人に笑われたが、買ったICレコーダの使い勝手が悪くストレスなのでまたカセットに戻ったのである。再生時は内蔵スピーカーで聞いていたが雑音が多くて、聞き取るのに難儀していた。今回は、ICレコーダー付属の外部マイクをテレコのマイク端子に差して録音したから、音声がよく聞き取れるのはそのせいもあるのかもしれない。おかげで原稿制作は従来よりハイスピードで進んでいる。いまは、仕事しながらiTunesで音楽を聴くのに使用中で、これがすこぶる快適だ。いままでも、液晶モニターについているステレオスピーカーを使って音楽を聴いていたことはあるが、仕事中はかえって気が散ってしまうので長時間音楽を流していることはなかった。それに、いま何を聴いているのか家人に知られるのが気恥ずかしくもある。元気を出したいときはスターウォーズなどの入ったアルバムを聴く。それから冨田勲、木星やソラリスの海がサイコー。頭の中を音楽が駆けめぐる。BGMはモーツアルトが一番。この軽量で超安っぽいヘッドホンがこんなに気持ちいいもんだとは思わなかった。いままで関心のなかったiPodが急に欲しくなった。(柴田)

・電車の中で吹き出しそうになった、焼酎「それから」のポスター。憂歌団の木村充揮さんのボケと大西ユカリさんの突っ込みのもの。寝不足のぼーっとした頭で何気なく読んでいたら、展開に笑ってしまい目が覚めた。関西限定広告らしいので、よかったらサイトで読んでみてね。(hammer.mule)
< http://www.suntory.co.jp/sho-chu/srk/promotion/advertisement/
>
↑右から三番目
< http://www.suntory.co.jp/sho-chu/srk/promotion/
>  それから

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