[2009] ジダンの頭突きから学ぶこと

投稿:  著者:


<サッカーのカメラマンはサッカーがまるでわかっていない>

■KNNエンパワーメントコラム
 ジダンの頭突きから学ぶこと
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[95]Illustrator CS/CS2編
 行頭の数文字だけ色を変える(2)
 古籏一浩

■デジクリトーク
 神様の間違いか? ニューヨークで個展
 筒井美砂

■展覧会案内
 「ピクサー展〜『トイ・ストーリー』から最新作『カーズ』まで〜」

■サイト案内
 海津ヨシノリさんの連載「組版外伝」の第五回「文字の空きにこだわる」

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■KNNエンパワーメントコラム
ジダンの頭突きから学ぶこと

神田敏晶
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W杯の一か月が終わった。

PKに弱いイタリアがPKで勝った。貴重な一点を先取した仏のジダンが、ボールではなく、人へ向けた頭突きにより、レッドカードで一発退場。

もし、ジダンがPKを蹴っていたらフランスは、どうなっていたのだろうか?
ジダンは今後の人生で、あの時の感情を抑えられなかったことをきっと後悔しながら生きていくことだろう。

たった一人の感情で、フランス人全員の希望が絶たれてしまったともいえる。
2位の表彰式にさえ、彼の姿を見ることができなかった。「ジダンがジダンダを踏む」という日韓大会の時の日清のコマーシャルを思わず思い出してしまった。

今回のW杯は、同点によって、延長。延長で決まらずPK戦という試合がいくつもあるように、両チーム互角という接戦が多かった。また、それだけ点が取りにくいゲーム展開となっていた。

予選はドイツで観戦していたが、準々決勝からは、すべて日本のテレビで見ている。テレビを見ていて感じるのが、無用なクローズアップやしつこいスローモーションにボクはジダンダを踏んでいた。

複数のカメラで選手を追い、表情を映し出したり、個々の選手をクローズアップしているが、まったく余計なお世話だと思う。サッカーは全体を見なければ意味がないスポーツだ。個々の選手のドリブルやフェイントがすばらしくても、何のためにその技が使われているのかを俯瞰して見ないと理解できない。

また、何度も繰り返されるスロープレイも、試合が続いている間に再生するのは遠慮いただきたい。大事なシーンを見落とす原因となっている。

最近は、選手の給水シーンや、ピッチに倒れた選手を治療するシーンにまでスローが適用される。ドラマチックで映画のような演出を考えているのであるが、その間に、スルーパスや決め手となるシーンが終了してしまっているのでがっかりだ。

近い将来、テレビのサッカー観戦モードには、設定メニューが登場し、スローの有無、クローズアップの有無などが登場することだろう。カメラもリモコンで自分でスイッチングしながら視聴できるかもしれない。もしくは、スイッチングもAパターン、Bパターン、Cパターンと好みのスイッチャーをチョイスできてもいいだろう。

今回の決勝のミュンヘンのスタジアムでは、スタジアムの外観からピッチにいたるまで、カメラがレールに導かれ、巨大なクレーンショットが採用されていて、スケールアップした絵に仕上がっていた。まるで、映画監督のデ・パルマ・ショットのようである。固定のシーンであれば、2台のカメラをうまく連動すると、スタジアムの外観から、ピッチに降りてきて、選手の動きまでを映し出すというようなヴィジュアルエフェクト処理がリアルタイムで見られることだろう。

裏番組でやっていたウィンブルドンテニスでは、ラインにボールがのっていたかどうかを、ライン専用カメラが表示している。スポーツを映すカメラは、選手の目線に、ますます近づいてきてる。あたかも自分がゲームに参加しているかのような目線になる。ボールにカメラやマイクが搭載される日も近いだろう。

それにしてもサッカーのカメラマンは、サッカーがまるでわかっていない。シュートシーンばかりを再生し、そこにいたるまでの見事なパスを映さなかったりする。

今回、ジダンのパスはどれも完璧だった。しかも、軽くワンタッチだけである。それだけで試合の流れが簡単に変わる。中田のパスがどれだけ日本の選手に通ったのか? 世界レベルのパスを送ったつもりでも、相手に届かなければ、それは「パス」とはいえない。

決勝戦ともなると、同じチームメイト同士で対決するシーンも多かった。日常一緒にプレーしている選手が敵となり、4年に一度、招集された自国のメンバーの応急チームである。どちらのプレーがやりやすいかというと、もちろん普段のチームだ。

サッカーを見たければ、チャンピオンズリーグを見ればよく、ワールドカップは国家の威信と意地をかけた別の戦いである。しかし、ヨーロッパのユーロ圏では、国ごとの意識は非常に薄らいできていると今回感じた。さらにインターネットで世界はますます狭く、フラット化していく。しかし、自国という意識はなくならず、さらに強まるばかりだ。

自国の意識やビューポイントだけで世界を眺めると大変なことになる。国の問題よりも、話題を追いかけることの方がメディアにとっては重要なようだ。

一触即発で、戦争にだってなりかねないこんな時だからこそ、ミサイルも頭突きも個人の判断では、国家にとっては致命傷となることだろう。

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■クリエイター手抜きプロジェクト[95]Illustrator CS/CS2編
行頭の数文字だけ色を変える(2)

古籏一浩
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今回は前々回のサンプルのスウォッチ版です。文章を書くのが面倒なので(?)スクリプトばかりです。使い方は前回と同じです。スウォッチカラーは以下のようにスウォッチ名で指定します。

activeDocument.swatches["レッド"].color

スウォッチ名が間違っていると駄目です。半角空白などが含まれるスウォッチ名には注意してください。スウォッチカラーの指定を行なうスウォッチオプションダイアログで表示されるスウォッチ名をコピーして利用するのが確実です。

スウォッチ名を指定しているので、仮に英語圏で同じスクリプトを利用しようとする場合には正しく動作しないことになります。逆に、英語圏で作成されたスウォッチ関係のスクリプトは動作しないものがあることになります。

スウォッチ名に関しては、名前ではなく登録順の番号でも指定できます。番号で指定した場合にはスウォッチが追加、削除された時に意図したものと違うスウォッチカラーが適用されてしまうことになり、これも問題があります。

Illustratorは、どうもここらへんは需要も少ないせいか、ほとんど考慮されていないようです。もっとも自分しか使わない、社内でしか使わないのであれば問題はないのですが。

【先頭の数文字の色を変える】
count = 4; // 先頭4文字だけ色を変える
textColor = activeDocument.swatches["レッド"].color;

selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i< selObj.length; i++)
{
for (j=0; j< selObj[i].paragraphs.length; j++)
{
for (k=0; k< count; k++)
{
try { selObj[i].paragraphs[j].characters[k].fillColor =
textColor; }
catch(e){ }
}
}
}

【末尾の数文字の色を変える】
count = 4; // 末尾4文字だけ色を変える
textColor = activeDocument.swatches["レッド"].color;

selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i< selObj.length; i++)
{
for (j=0; j< selObj[i].paragraphs.length; j++)
{
len = selObj[i].paragraphs[j].characters.length;
for (k=len-1; k >len-1-count; k--)
{
try { selObj[i].paragraphs[j].characters[k].fillColor =
textColor; }
catch(e){ }
}
}
}

【文字の色を交互に変える】
tempColor1 = activeDocument.swatches["レッド"].color;
tempColor2 = activeDocument.swatches["ヒスイ"].color;
textColor = [tempColor1, tempColor2];
selObj = activeDocument.selection;
for (i=0; i< selObj.length; i++)
{
for (j=0; j< selObj[i].paragraphs.length; j++)
{
for (k=0; k< selObj[i].paragraphs[j].characters.length; k++)
{
selObj[i].paragraphs[j].characters[k].fillColor =
textColor[k &1];
}
}
}

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
やっとAfterEffects 7.0いじる時間ができました。と書きたいところだったけど起動した程度でEND。
来週あたりに先週掲載したJavaScriptでPhotoshopフィルタ作るとか、自動化処理などの原稿が掲載された本が出ます(本の末尾の方に)。多分18日発売のはず……。

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■デジクリトーク
神様の間違いか? ニューヨークで個展

筒井美砂
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フリーになって10年を迎え、今年は年女。何か記念すべき事が出来ればと思ってはいたけれど、まさかこんな事になろうとは……。

来る7月18日より、世界の中心ニューヨークにて個展を催す事になりました。おそらく、神様が他の誰かと間違えて私によこしてしまったとしか思えないタナボタチャ〜ンス。しかし、浮かれる余裕など殆どなく、いまだに不安と疑問の毎日なのです。

「NYで個展は出来るものなのか?」そんな軽い思いつきから、いつものように動き出した筒井。実際、世界進出を狙っているんだ! とか、NYで自分の力を試してみるのさぁ! なんて誇り高い夢や目標を持っていた訳でもないし、そもそも自分の絵が通用するなんて思ってもみなかったのです。

ですから、やってみましょうと言ってくれたエージェントが見つかった時も、ギャラリーの作家審査に通過した時も、「本当に私でいいのか?」という思いは消えませんでした。

なぜなら、私の絵はどう見てもファインアートではないし、私自信も頭のてっぺんから足の先まで商業イラストレーターであって、ファインアート作家ではないからです。

これは私も知らなかった事なのですが、NYで個展をやる作家は自動的にファインアート作家として認知されるそうです。それに、私のようなキャラクターイラストで個展を行なう人はまずいないし、CGというマテリアルも少数派。しかも私のようにアナログタッチなCGとなると見つける事の方が難しいかも知れません。

そんなタイプの作家を「扱ったことがない」と言いながら、受け入れてくれたセーラムギャラリーのオーナーには本当に頭が下がります。「筒井さんはチャンレジャーですね」と言って下さる貴方が一番チャレンジャーです!!(笑)

実は、私は日本でも個展をやったのは過去に一度きりです。二度目がNYなんてジョークみたいですが、2000年の個展と同様に「全作新作」を目指しました。そしてテーマは迷う事なく「日本」。これだけは唯一はっきりとしていました。私はもともと、和のテーマで作品を描く事が大好きでしたし、外国の人に「日本はおもしろい」と思ってもらいたい、という気持ちは結構自分でもびっくりする程デッカイのです。うふふ。

作品を制作し始めてから、最後までずっとつきまとったのが「見せる絵」にしなくちゃいけないというプレッシャー。私はこれまで「通過する絵」を生業として来ましたから、いざ「見せる絵(展示販売される絵)」と考えると、全く困ってしまうわけです。

一作描く度に悩んで悩んで、結局いつも「自分らしさを大事にしよう」という答えに行き着くのですが、それでも「これで本当にいいのか?」とまた悩む。風景画なんかに逃げれば楽なのですが、私が最も得意で、これからも描き続けていくのはキャラクターなのです。どんなにファインアートから遠ざかるとしても、やっぱりキャラクターを描かなくてはと思い直してまた描く。そんな繰り返しの半年でした。

でも。ここまで読んで既に分かっている人もいるかと思いますが、「ファインアート」という型を自ら作って、それにとらわれていたのは私自身なんですよね。「NYの人達はボーダレスですから、型も枠も一切ないですよ」と何度もアドバイスをもらったのに、やっとそれを理解したのは殆どの作品を書き終わった後でした(笑)。まぁそれでも、自分らしい作品が用意出来たのではないかと思います。

さて、無名で例のないタッチの作家が初めてNYで個展をする訳ですから、「宣伝には力を入れよう」と最初から決めていました。NYに行かれた方は御存じと思いますが、無数にあるギャラリーの情報を全て網羅したガイドブックが「Gallery Guide」です。これがなければギャラリー巡りは出来ない、と言われるほど情報満載のガイドブックです。

ここに広告を載せる訳ですが、モノクロからカラーまで様々なタイプがあり、見栄えに比例して高くなります。その中で最も目立つのが「2ページスポットライト」。2ページ見開きで推薦文が付くため、注目度は抜群ですが、このスペースだけは厳格な審査があるのです。

「審査がある」と言われると無性に挑戦してみたくなる筒井(笑)。正直、絶対に合格するとは思っていなかったので軽い気持ちで応募してみたのですが、またもや神様が間違えたのか合格してしまいました。もし今あなたがNYにいるのなら、Gallery Guideを開いてみて下さい。恐らくすぐに私の情報が見つけられるでしょう。ああ恥ずかしい(笑)。

色々な人に励まされ、何とかここまで漕ぎ着けましたが、いまだにこの個展は失敗するだろうなぁ、という思いが拭えません。自他共に認める超ポジティブ思考人間の私にとっては、かなり珍しいことです。「お客さん、だ〜れも来ないね」と言われてショックを受ける、そんな夢をもう三回以上は見ています(笑)。「やってみる事に意義がある」と割り切ってるつもりなのに、こういう事で悩むって事はやっぱり成功したいとと思っているからなんでしょうね。まだまだ修行が足らんな。

出展作品は額作品が12点、扇が4点、掛軸が3点、そして行灯が1点です。オーナーに言わせれば「多すぎる」ようですが(笑)、個人的にはそこそこ納得の行く点数です。作品の歴史的背景を良く知ってもらうため、解説を付けた図録も用意しています。

もし現在、NYにお住いの方、この時期にNYに行かれる方がいらっしゃれば、セーラムギャラリーに足を運んで頂けると嬉しいです。いらした方はノートを用意しておく予定ですので、是非メッセージを残していって下さいね。心よりお待ちしています!

●筒井海砂NY初個展〜JAPONICA〜
7月18日(火)〜7月29日(土)
Reception:7/20, PM6:00 - 8:00
セーラムギャラリー
508-526 W.26th St. Suite 315
New York, NY 10001
< http://caelumgallery.com/
>

筒井海砂サイト個展情報ページ
< http://www.seasand.net/nykoten.html
>

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■展覧会案内
ピクサー展〜「トイ・ストーリー」から最新作「カーズ」まで〜
< http://roppongihills.com/jp/macg/
>
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会期:7月1日(土)〜8月27日(日)10:00〜20:00
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52Fハローダイヤル 03-5777-8600)
入場料:一般1500円、大高生1100円 展望台とのセット券:一般2500円、大高生1700円
内容:ピクサー・アニメーション・スタジオ創立20周年記念企画。映画のストーリーやキャラクター、世界観などを確立するために製作されたコンセプト・アート、スケッチ、ストーリーボード、カラースクリプト、マケットなど、数多くの作品を初公開。展示作品数約270点。

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■サイト案内
千都フォンとライブラリーサイト 海津ヨシノリさんの連載「組版外伝」の
第五回「文字の空きにこだわる」を掲載
< http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/pro/
>
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カーニングの基本をグラフィックデザインの視点から整理し、文字間と行間について従来の王道とは異なる視点で整理してみてはどうでしょう。時にオートではなく手動で調整してみる事が大切です。


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■編集後記(7/10)
・「悪人芭蕉」(新潮社)というからには、いまや老人アイドルと化した芭蕉だが、深読みしてはいけない、騙されてはいけない、じつは極悪人であんなこともやったこんなこともやった、とんでもねえ男だぜ、というお話だろうと思った。なにしろ、著者はわたしの尊敬する嵐山光三郎先生である。現代のおばさん忍者の活躍する荒唐無稽な話も読んだが、そこでの俳句合戦に大笑いしたものだった。あの手のエンターテインメントか、待ってました、ってなもんである。図書館ネットで検索したら、本館の棚のどこそこにあるという。人気の本は貸し出し中、予約しますか、なんて出るが、この本は人気がないのか、たまたま借り手がなかったのか。回送依頼して、数日後に最寄りの分館で受け取った。予想が完全にはずれた。フィクションではなくて評論というか評伝というか、嵐山流の芭蕉論なのだ。「小説新潮」に連載された「反動的芭蕉論」に加筆したものだという。難解ではないが、お気楽ではない。教養がないから俳句の優劣がわからない。話はかわるが、ヘタだといわれている豊玉(土方歳三)の俳句は、わかりやすすぎるが、それじゃダメってことなのだろう。わたしは素直で好きだけどなあ。もとに戻って、「悪人芭蕉」で書かれた芭蕉は危険な人物で、評価する弟子は次から次に離反していく。嵐山さんはあとがきで「正直言ってへとへとに疲れた。知れば知るほど、芭蕉の凄みが見えて、どうぶつかったってかなう相手ではないことだけは、身にしみてわかった」と結んでいる。ちょっともてあまし気味だけど、がまんして読み終えなければいかんと決意した。ずいぶん昔、芭蕉は伊賀忍者で、曾良はくの一、「忍法奧の細道」なんて佐々木守原作・小島剛夕のマンガがあった。強烈に読みたくなった。悪党を読み終えたら捜してみよう。(柴田)

・スタジオ見学に行って来た。元OSK歌劇団の男役さんが今月からスタートさせた小さなスタジオで、ジャズダンスやHipHop、新舞踊、ピアノ、バレエが学べるらしい。近所にOSKに在席していた人の家があったとは知らなかった。大人のバレエ教室に行ってみたいと以前から思っていたのだが、どこもキャンセル待ちだし、ジムに通うにも近場にはないし、で断念していた。「楽しいバレエ 3歳から」の文字に、これはきっと大人向けじゃないよなぁと思いつつ勇気を出して覗いてみる。見学は私だけ。元娘役さんの姿勢や雰囲気にうっとり。大人のバレエレッスンは、まだする予定はなかったそうなのだが、もし私がやりたいならコマ作りますよとのこと。ということは今ならマンツーマンという贅沢な状態。こんな機会はないので習ってみようかなぁと。発表会に出たいという気持ちはない。体がとっても硬いし、忙しいから毎回通えず、絶対続かないと思ってはいる。思ってはいるけど、筋力が落ちているので少しは戻したいし、一度はやってみたかったんだよねと。涼しい顔して踊っているけど、実は凄くエネルギーを使っているバレリーナ。ちょっとだけ近づいてみたかったのだ。あ、でもやっぱり不安。絶対続かないと思うんだよね(ループ)。(hammer.mule)
< http://www.geocities.co.jp/hollywood/4934/nozomi.htm
>  希望なつ紀