[2023-1] Amazonで超ロングテール型販売戦略

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,200文字)


<今こそ太郎>

■KNNエンパワーメントコラム
 Amazonで超ロングテール型販売戦略
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[97]Photoshop CS/CS2編
 数学曲線を描く
 古籏一浩

■武&山根の展覧会レビュー
 この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-1
 武 盾一郎&山根康弘

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■KNNエンパワーメントコラム
Amazonで超ロングテール型販売戦略
神田敏晶
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KNN神田です。

書籍の世界では、Web2.0企業としての米Google社の話題が満ち溢れているが、これからの米Amazon社の動きにも目を向けておきたいとボクは考えている。

6月23日付けの米AdvertisingAge社の記事
< http://adage.com/abstract.php?article_id=110687 > (要登録)
によると「TVや映画の映像ダウンロードサービスに参入準備」と報じられた(米Amazon社はこの記事を事実としては認めてはいない)。

Amazonは、世界最大の映画データベースサイト IMDb
< http://www.imdb.com/ >
を傘下においていることもあり、レコメンド(推薦)サービスなどで優位に立つ可能性が多いにある。

また、2005年2月2日から開始している「Amazon Prime」という有料会員サービスは、年会費79ドルを支払うと、申し込み2日後以降の配送であれば、送料が無料となるサービスを展開し、ヘビーユーザーを中心に人気を集め、アマゾンの固定客となっている。

日本のアマゾンジャパンは、今年6月12日より、アマゾンで委託販売できる「Amazon e託販売サービス」を開始した。参加条件を満たせば、法人・個人を問わずに創作物などを卸業者を通さず直接販売できるようになっている。

有料制会員配達無料サービスから、アマゾンによる製品委託販売にいたるまで、単なるアフリエイトやドロップシッピングのような流通の一端を担うに終わらず、自社や自分の製品をアマゾンに委託するという、販売ビジネススキームが日本にもようやく登場した(米国ではすでに展開中)。

アマゾンに自分や自社の商品を委託し、販売されると売価の4割が手数料としてひかれたのち、6割が指定の銀行に入金されるという仕組みだ。アマゾンで有名になった「超ロングテール」の長い尻尾の市場に、自分の製品を委託販売できるという意味では、Web2.0的な販売手法ではないか!

今後は、まさにロングテールが超ロングテールとなり、単なるマス的プロダクトだけではなく、手作り品もアマゾンで検索できる時代になるのかもしれない。残念ながら、現在はISBNコードやJANコードが必要であるが、これらも時間の問題で、売れるものであれば何でも売れる自由なマーケットがネットの広大な世界で広がりつつあると感じられる。

流れは若干オークションに似ていると思われるが、オークションサイトは、自分の購入したものが中心であるのに対し、アマゾンの場合は自分の作ったモノが売れるという構造である。また、購入する人も、中古品ではなく、普通に欲しいものを検索している点が大きく違う。

GoogleのCheckOutやドロップシッピングなど、これからは個人でも大企業並みのビジネスができる環境がそろいつつある。問題は、この時代に企業は、何をなすべきかである。ぜひ、自問自答していただきたい。

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/ >
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550 >
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[97]Photoshop CS/CS2編
数学曲線を描く
古籏一浩
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前回は、Illustratorでスクリプトを用いて数学的な曲線を描かせましたが、Photoshopにも数学的な曲線を描くツールは用意されていません。ということで、今回はPhotoshopで数学的曲線を描くスクリプトです。

基本的には前回のIllustratorのものと同じです。が、同じAdobe製品でもアプリケーション独自部分には互換性がないので(当然ですが)、同じスクリプトでは動作しません。

Photoshopの場合、数学的曲線を描かせるやりかたとしては、選択範囲を作成して塗りつぶしていく方法と、パスを描いてそのパスにブラシや鉛筆の形状を適用する方法があります。サンプルでは、Illustrator同様にパスを作成し、パスにそってブラシで曲線を描きます。

w = 1; // 横の拡大率
h = 100; // 縦の拡大率
step = 5; // 計算上の間隔
startP = 0; // 開始角度
endP = 360; // 終了角度
offsetX = 100; // X座標のオフセット
offsetY = 200; // Y座標のオフセット
passData = [];
lineData = [];
count = 0;
for (i=startP; i< =endP; i+=step)
{
r = i * Math.PI / 180;
y = Math.sin(r) * h;
x = i * w;
x = x + offsetX;
y = y + offsetY;
passData[count]= new PathPointInfo();
passData[count].kind = PointKind.CORNERPOINT;
passData[count].anchor = [x, y];
passData[count].leftDirection = [x, y];
passData[count].rightDirection = [x, y];
count++;
}
lineData[0] = new SubPathInfo();
lineData[0].operation = ShapeOperation.SHAPEADD;
lineData[0].closed = false;
lineData[0].entireSubPath = passData;
docObj = activeDocument;pObj = docObj.pathItems.add("Sin", lineData);
pObj.strokePath(ToolType.BRUSH);
pObj.remove();

曲線を変更するのであれば
y = Math.sin(r) * h;
x = i * w;

の数式を

y = Math.cos(r) * Math.sin(r) * h;
x = Math.cos(r) * w;

のようにすると、いろいろな曲線を描くことができます。また、Illustratorと異なり不要になったパスは消していますが、もしパスを残しておきたい場合には一番最後の行にある

pObj.remove();

を削除してください。これでパスデータを残すことができます。

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >
7月27日に秀和システムから「Ajax実践テクニック」が発売されました。あと、Adobe Spryの解説などは以下のページにある「Ajaxを勉強しよう」の19章で行なっています。
< http://www.openspc2.org/JavaScript/Ajax/Ajax_study/ >

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■武&山根の展覧会レビュー
この夏、岡本太郎ツアーに行こう!-1

武 盾一郎&山根康弘
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●まずはMKオマージュ

武: こんにちは! MKチャット[#2015]でいじって頂いて光栄です!
山: こんちはー。何を隠そう、あれはオマージュです(笑)。
武: そうそう。オマージュなんです。ってのはね、実はフラッシュと出会ったのはまつむらまきおさん主宰のバカ@フラなんですよ。
山: あー、バカフラってよく言ってましたねー。
武: で、フラッシュに衝撃を受けて、笠居トシヒロさん主宰のフラッシュメーリングリストに入ったんですよ。
山: そうなんや。それって、ファンやったって事やな?
武: そーなのよ。で、ひたすらロムって、まつむらさん著の「おしえてフラッシュ」買って、バカフラに投稿することを目標に掲げて「新宿西口地下道段ボールハウス絵画集フラッシュバージョンを2年がかりで作ったんです。
< http://cardboard-house-painting.jp/flash/ >
山: 良く頑張りましたねぇ。賞も取ったしな。
武: でね、実はデジクリ読むようになったのは、その笠居さんとまつむらさんがチャット対談してたからなんですよね。
山: ほー。ということは、武さんはかなり昔からマツカサチャットを見ていた、と。
武: そうなんす。そのMKチャット対談でいじってもらって、涙が出るほどうれしい。。。おーい、おーい(泣
山: ほほう。つまり、ついつい悪いこととは知りながら、チャット対談形式をパクった、と(笑)ま、武さんの賞は剥奪ということになりそうやな。
武: 賞はいいけど、賞金は返さんよー(笑)。チャットレビュー頑張ります!

●太郎ツアー3か所へ

山: で、本題。今日はお疲れ様でした!
武: いやー、よかったねー「岡本太郎ツアー」
山: 濃い一日やったわ。
武: この夏一番のおすすめですよ!
山: 壁画「明日の神話」から岡本太郎記念館、そして岡本太郎美術館へ。移動
時間もそんなにいらんかったし。
【壁画「明日の神話」】< http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/ >
【岡本太郎記念館】< http://www.taro-okamoto.or.jp/ >
【岡本太郎美術館】< http://www.taromuseum.jp/ >
武: 「なんで今更、岡本太郎なの?」なんて言ってる輩は豆腐の角に頭ぶつけて一回死んでから生まれ変って、納豆で顔洗って出直して来いってなもんだよ。
山: 今更、か。まあ壁画が発見されたのが最近やからね。そやけど今日はえらい仰山太郎作品見て、何て言うんか、わからなさ、理解拒絶、みたいなとこは残ったなー。
武: そーだねー。

●壁画─4枚の下絵

山: まず僕らは解説抜きで壁画から見た訳やけど、最初見た時どうやった?
< http://www.1101.com/asunoshinwa/ >
武: テレビ、有名・著名人、企業あらゆるボピュリズムを巻き込んで商売的にも成立して蘇った壁画だよね。俺の第一印象はタブローとして、描かれる形体の悪さ、色彩配置の悪さ、構図の悪さ、ガッコの答案だったら「零点」だよ。しかも、それが巨大! これはただごとではないって感じたんです。
山: 確かにただ事ではなかった。僕の最初の印象は、反核がテーマって聞いてたけど、そこらへんはまるで感じへん、ってとこやろか。
武: そうだねー。原水爆、第五福竜丸がテーマだったとは知らなかった。太郎がそういう社会問題から発案していたというのは案外意外。(第五福竜丸参照→ < http://d5f.org/top.htm >)
山: 核の悲惨さ、戦争の恐ろしさ、的なものは何も感じへん。むしろ感じたのは強烈な自意識。そんで崩壊。いわゆる爆発。圧倒的やったなー。
武: 圧倒的って?
山: 自意識のほとばしりが。ほとばしってへんかった?
武: うん、そうだねー。で、絵としてどう感じたん?
山: 実はな、「この感じ、どっかで見たことあるぞ、、、、あ、新宿ダンボールハウス絵画や!」と、おもた。
武: わはは!確かにね、色使い、構図、なぜかかなり一致してるような。。。俺達も巨大壁画(ラブホテルの依頼で描いた全長50mにも及ぶ巨大壁画、その後経営が悪化し取り壊し)描いてたしね。。。
山: あの壁画はもうどこにもないけどな。2か月間泊まり込みで、途中辛くて酔っぱらってあばれたりしながら描いたのになー。
武: はは。で、絵師として、あの壁画をどう見たん?
山: うーむ。普通こうはならんやろ、もうちょっとちゃんと描くやろ、と。いろんなとこがやり残しっぽいように感じたな。形も洗練されてるとは言えんし。下絵を4回も描いてるのには驚きや!
武: わはは!下絵4回描いて、これかよ! みたいな。
山: そうそう。4回描いてこれ選ぶんか! って。
武: 俺達は出来上がり壁画をまず最初に観たでしょ、その後、岡本太郎記念館で第1原画を観る。第1原画はテーマがとっても分かり易く見えてくるんだよな。「原水爆と第五福竜丸」が。
山: そうやったな。よけいなものは省かれてた。
武: 絵が小さいせいか構図も破綻してない。
山: 下絵、って感じの絵やったけどね。
武: テーマ、つまり「意味」がしっかり絵画化されてる。「意味的な絵」として原画はスタートしてる。言語的要素がしっかりしてるんよね。第1原画は。
山: そうやね。
武: で、岡本太郎美術館で、第4原画(最も大きい原画)を観るじゃないですか。第1原画が「意味性」だとすると、最終原画(1→2→3→4原画と徐々に巨大化していく)は絵画として最もクオリティーが高いと感じたんすよ。
山: 確かにあれが絵としては一番いい絵に感じたな。
武: そーなのよ。で、本番の壁画「明日の神話」は、絵画的バランスが全て破綻してるのよ。そこらへんが「岡本太郎」なんかな〜、ため息。。。。
山: なんかとりとめない感じがあったよな。どないせいっちゅうねん、みたいな。とにかくでかいで! 見とき! みたいな。
武: 意味から出発してるのに、出来上がりが意味不明。
山: 実際時間なかったんちゃう?
武: ははは! 確かに同時進行で大阪万博の「太陽の塔」を制作してたわけだしね。

●太郎の対極主義

山: それにも驚いたな。僕は「太陽の塔」好きでよく一人で見にいってた。
武: えーっ! そうなん?
山: そうやで。近かったし。エキスポランド。
武: で、「太陽の塔」と「明日の神話」ってどうよ?
山: 「太陽の塔」も意味不明なんよ。
武: わはは!
山: 僕は大阪万博の時は生まれてなかったんで、その時どうやったかは知らんけど、周りの景観を無視して突如現れるねんな。あの巨大な顔が。なんやねんこれ!って。
武: 理解を「拒絶」してる、と。
山: だけど、無言でのっしりとただそこにいる、という感じが妙な興味を引くんです。で、見てる内にコイツけっこういい奴ちゃう? って思えてくる。気がついたら好きになってる。。って恋愛か!
武: そ・れ・は、恋だよ(笑
山: 少年のとげとげした心をやわらげてくれたんです(笑
武: ははは。たださ、「太陽の塔」と「明日の神話」が同時期ってのはかなり示唆的だよな。
山: そうやな。「太陽の塔」は意味不明やけどそこにしっかりとした形態を感じる。
武: なるほど、立体だしな。
山: 余計なことをなんも気にさせないぐらいに存在感がある。塔、というのもまたいい。
武: 機能性のない塔だしの。
山: 実際僕は入ったことないけど、中に入れるというだけでわくわくする。かなり想像力をかき立てるねんな。
武: 俺も観たことも入ったこともないけど、内部はお面とか飾ってあったらしい。で、「太陽の塔」はとても開放的でポジティブな印象を受けるのに対して「明日の神話」はかなりネガティブなモチーフだよね、原水爆だし。
山: 受けるイメージはまったく対称的やね。
武: 対極的なのに、なぜか太郎という作家のアイデンティティーは保持される。どころか、ますます強固になるんだよな。非常に不可解なんだよ。理屈で考えると。
山: 太郎の言う「対極主義」なんかな。そんで壁画やけど…
武: ほい
山: 原水爆を第一のテーマとしているにもかかわらず第五福竜丸なんて画面の右下の方にちょこっと描かれてるだけで、むしろ中央の、これがホントはテーマなんやろうけど、骸骨が壊れてるとこしか強く見えてこーへん。しかも骸骨かなんなんかよくわからん(笑
武: ふむ、確かに骸骨メインだよな。けどさ、骸骨は壊れてないんだよ! 存在感バリバリでむしろ骸骨が活き活きとマチエルで盛り上がって描かれているんだよな。
山: あ、なるほど。骨はむしろリアリティなんや。
武: 死の象徴の骸骨が生きてるのよ。太郎の対極主義はそこでもかいま見れる。
山: 最後に行った太郎美術館に「メキシコでは死を否定的なものとして捕らえない」、みたいなことが書かれてたな。
武: そだね。実は縄文時代の死生観もそうなんだよな。「死ぬ」ということは、神への産道を通って「産まれる」、という価値観を持っていた。
山: 向こうの国に新たに生まれるわけやな。
武: 死は忌み嫌うことではなく喜ばしいことだった、と。だから、縄文人の宇宙観は「我々は宇宙から来て宇宙に帰る」だったらしいんですよ。
山: 太郎は縄文を強く肯定していたわけだから、同じようにメキシコの価値観もすんなり取り入れることができたんやろか。
武: そうだねー。
山: ただ太郎の絵からは、縄文もメキシコも感じへんのはどういうことや?
武: ははは! 宇宙観そのものを表現しようとしたのかな? 今の俺達の価値観は「生まれる」→「死ぬ」といった直線的なイメージを持ってるじゃないですか。太郎だと「死」と「生」が同じ場所になってしまう。太郎が本気で「進歩」に対して「拒絶」してた理由はそういうところにあるかも知れない。
山: でもそこに矛盾が生まれるんよなー。
武: そうだねー!!! むずかしーよ! 哲学的だよ、あまりにも。

●太郎のメッセージ

山: 太郎は「明日の神話」で描きたかったのは、というか表現したかったのはパンフにも書かれてたように、悲惨な出来事や矛盾もあるけれど、とにかく「負けないぞ」という姿勢とちゃうかな。真ん中で骸骨がばらばらになっても。
武: うんうん。
山: あの骸骨のイメージは、精神の崩壊、自我の崩壊を現しているように僕には見えるんやけど、それでもエネルギーはけっして消えない。
武: おー! 自己崩壊しても、それは決してネガティブなものではなく、生へのエネルギーはとどまらない、と。
山: 骨は生々しくリアリティを持って存在してると。
武: うむ。太郎の作品がどうしてこんなに愛されてしまうんだろうか? って考えるとね、なんつーか、卑屈感とか、被害者意識とか、そう言うものを一切はねとばしてるんだよね。誰だって、自己否定するじゃん、多かれ少なかれ。
山: そうやね。
武: 太郎も心の内は修羅だとは思うんだけど、作品になると「明日の神話」が例え重いテーマであっても、色彩トーンが低くても…
山: 色彩はペンキのせいやったりしてな。(※「明日の神話」はペンキで描かれた)
武: ははは。けど、それらをひっくるめて「生きてる」というポジティブ感というか、そういうもので何もかもを打開してるんだよな。変人のように観られるけど、もの凄く自己存在に従順っていうか、肯定的っていうか、その在り方がやっぱり「ありえない」んだよ。
山: なかなか真似できるようなもんではないわな。
武: だってさ、自我が崩壊したら、落ちるでそ。
山: ふつうわな。
武: 誰かを恨むでしょ。
山: そういうこともあるやろねー。
武: 原爆落とされたら、被害者でしょ。太郎はテクノロジーやモダニズムを「拒絶」するけど、被害者であることも「拒絶」するんだよな。
山: そやな。美術館の展示の中に、太郎はむしろ原爆を肯定しているとも取れる発言が残ってた。
武: そうなのよ。「原爆のあの美しさ」、とか言ってる。
山: それって今の時代に言ったらかなりの問題発言やな。当時もか。
武: そうだねえ。危険発言だな。
山: なんで怒られへんかったんやろ?
武: そこに「真実」があったから。だと思うぜ。
山: その真実を提示できた、稀有な人やったってことか。普通の人がテレビやなんかで言ったらとんでもないことになるで。
武: うん。誰しも出来ることじゃないよな。言葉だけでなく、本気で太郎はそう言って、そのような作品を創った。そしてそれはブレなかった。
山: 一貫してたんやな。矛盾を含みつつも。(-2につづく)


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■編集後記(7/31)

●明日からまるまる15日間を夏期メンテナンス休暇とする。わ〜い、と喜んでいているのもヘン。自ら設定したウィークデー毎日発行である。しかも2誌。大変である。しかし、大変だからやめたいと思ったことはない。それでも連休や長い休みは正直うれしい。まあ、お手盛りだけど。そんな15日間、やるべきミッションはインポシブルかもしれないが山積み。/「レガッタ」というテレビドラマ、地元のロケなので妻子は見に行ってすっかりファンに。わがマンションも写ってるとか。ちらっと見たが、ちょっと居心地の悪い学芸会。/昨年の話題作「ベルカ、吠えないのか?」(古川日出男)を一気読み。イヌたちを軸にした近現代史だという。内容といい、文体といいメチャクチャみょうな空前絶後小説。わたしの体質に合わない。後半、例によってナナメ読みに。第6回ホラーサスペンス大賞受賞作「キタイ」(吉来駿作)を一気読み。今回でこのイベントは終わり。最後の大賞となるが、どうにも「キタイはずれ」とおやじギャグをかますしかない。要するに、死んだ人間がよみがえってかつての級友たちを殺しまくる、という話。死体を聖なる森に埋めるんだって、「ペット・セマタリー」かい。いちおう、よみがえりのテクニックは新機軸で、それなりに納得できるのだが、なぜ18年後の級友たちを残酷な手口で殺すのかわからなかった。その動機は、復讐ではなく秘密を一人占めにしたいということらしい。ちょっとなあだが、最後までひっぱってくれたからよしとしよう。/8月5日は間近で大花火大会、11,000発。写真撮影にアイデアあり。うまく撮れたら報告したい。では、8月16日までさようなら。でも、臨時増刊の可能性も。(柴田)

・洗剤「ボールド」で花束が当たった。三ヶ月連続で送ってくれるらしい。最終月はプリザーブドフラワーってのが商品コンセプトに合ってていいね。ピンクパッケージの限定「フローラルブーケの香り」を再販してくれよう。あの香り気に入ってたのよ。お花やスイーツ、雑誌を毎月送ってくれる懸賞は好きでたまに応募する。応募したことをすっかり忘れていたが、どうも最近、当選率100%なんではないかと。何かの本で「運というのは容量が決まっているとか、仕事運が良かったら別の運が下がるとか、運を使い果たすとか、そういうのは嘘です」と読んでから当たるようになった気がする。容量とか信じすぎたら、上手くいかない時、自分に言い訳できるし、他力本願になったり「努力をする努力」を怠ったりしちゃってイヤな感じだもんね(自責)。裏付けのないことをどうせ信じるなら自分のためになる、嬉しい方を信じた方が人生楽しめる気がする。/ポッドキャスティングスタート。といっても最近イベントをやっていないから、次はいつ配信できるかわかんないけど。WX310K用の3gpファイルも作ったが、ニーズが少なそうなのでアップはやめた。PSPがRSSで動画コンテンツがゲットできるように。グッドタイミング! 早速テストして、にんまり。/太陽の塔の中は真っ赤だと教わったことがある。岡本太郎と言えば、ラジカル鈴木氏のコラムをいまだに覚えている。「自分の中に毒を持て」をすぐに買いに行ったよ〜。/やること山積み。初めてのことだらけ。きついけどクリアすると嬉しいね。(hammer.mule)
< http://jp.pg.com/campaign/bold/ >  幸せな香りが続く
< http://www.jp.playstation.com/psp/update/ud_01.html >  PSPは最新版に
< http://bn.dgcr.com/archives/19980627000000.html > ラジカル氏
< http://www.tv-tokyo.co.jp/gowan/ >  10日でオーロラ姫