ネタを訪ねて三万歩[20]避けて通れないネットワークトラブルという踏み絵/海津ヨシノリ

投稿:  著者:  読了時間:9分(本文:約4,300文字)


Photoshopイラストレーションスーパーテクニック昨年10月にリニューアルオープンした絵風蔵は、7月10日以降休止中です。これは、2007年3月31日をもって@ニフティーが提供するフォーラム・コミュニティサービスが終了する事に影響しています。つまり、安定した場が確定するまでの不安定な気持ちでは、原稿をアップ出来ないというわけです。

もっとも、実際に閉鎖されるまではまだ時間がありますが、モチベーションという意味では激しく下がってしまいますからね。勢いという潤滑油は何事にも必要です。それにしても、コミュニティー戦略で何度もチャンスを逃してしまった@ニフティーが、老舗のコミュニティー暖簾とでもいうべきフォーラム・コミュニティサービスをたたむのを見るとは思ってもみませんでした。それほど世の中は目まぐるしく変化しているということですね。

●Blogが突然閉鎖された日

しかし、感傷に浸っている場合ではなく、9月4日(3日という説もあり)に私がBlogで利用しているサーバーにアクセスが異常集中してしまい、他の共存しているサイトに影響が出てしまうので、やむなく閉鎖という大事件が発生しました。調べたところ、私が利用しているBlogに問題のアクセスが集中していたようです。アクセスは当然外国からのスパムというわけです。私のBlogを閉鎖することで、サーバーにある他の多くのサイトが救われるためでした。なお、正確には私のBlogではなくて、我々のBlogとなります。実はこのBlogを使っているのが吉井宏さん、菊池美範さん、諫山研一さんと私の4人だったからです。


この件に関しては、すでに吉井さんがデジクリでネタにされていますのでご存知の方も多いと思いますが、表示だけが復帰したのが21日でしたので、ネット的に考えるとかなり長期化してしまいました。実は、復旧直後は新規発言やコメントも問題なかったのですが、それは無法状態であったためで、直ぐに閲覧しか出来ない状態となってしまいました。そして、完全復帰には時間がかかるという知らせを受け、それではどうしようもないので新しい場所にBlogを作成することにしました。もともと利用していたのはMovableTypeでしたので、フリー版を落として自分のサイト内に構築すればいいと軽く考えていましたが、かなりコアな専門知識が求められるので止めました。

そのため、新たな場所を求めてさすらいの旅に〜という切り出し方だと格好が良いのですか、ここはすんなり吉井さんのおすすめで落ち着きました。ということで、原稿執筆時点ではすでに完成していますが、まだコンテンツをまったくアップしていない状態なので、正式なオープンは今月末ぐらいになると思います。

つまり次回のネタですね。詳しくはホームページにて告知いたします。また、今までのBlogはバックナンバーとして温存させますが、よほどのことがない限り新しいBlogをメインとするつもりです。今までのBlogも一度だけ場所を変更していますので、あまり頻繁に場所替えするのも問題ですからね。これを最後にしたいと思っています。

●無意識に浸透してくるネット呪縛

ところで、ネタをアップ出来ない間の私はというと、不思議なことに妙な解放感を感じていました。要するに、情報を作り、書き込むという呪縛あるいは宿命からの解放です。いや、もしかしたら脅迫概念からの離脱かもしれません。吉井さんは、逆に書き込みしたい症候群に悩まされていたようですが、私は呪いが解けた村人Aといった状態でした。そのため、無関係なiWebなどの更新も止まってしまいました。

もちろん、Blogは嫌々行なっていたわけではありません。むしろアップしたいネタは山のようにありました。しかし、一定のリズムが長期間続いてしまうと、自分でも気がつかないうちに自己暗示的な呪縛にがんじがらめになってしまったのかもしれません。もしこれが15年ほど前だったらパニックになっていたかもしれません。私にもネット依存症の時代がありました。半日でも繋がらない状況になれば、大惨事の状況下に置かれたような混乱をしていたからです。

今から思えばバカみたいな話です。15年ほど前、神戸に3日ほど旅行にでかけた際、ノートパソコンとモデムを持参したものの、モデムが壊れたのでわざわざ日本橋の電気屋まで出かけ、新しいモノを購入してからホテルに戻り、部屋の電話のモジュラーコードをつなげてニフティーにアクセスしていました。もちろん、重要な案件などあるはずもないのに。でも、当時の友人達は大なり小なり似たようなことをしていました。ある意味で、それが踏み絵のようになっていたのかもしれません。踏み絵は早めに体験しておくべきですね。

とにかく、頻繁にメールをチェック、あるいは掲示板等へ直ぐにレスポンスを書かないと落ち着かないといった症状が出ている方は要注意です。これは携帯電話でもそうですね。実際にやり取りしている情報の9割ぐらいは、取り立てて意味のあるものではないはずです。それとも、それは私だけなのでしょうか。とにかく携帯は10年以上前から持っていますが、さりとてそれほど使い込んでいません。しかし、案外なんとかなってしまうものです。なにせ、こんな私ですら、仕事で携帯コンテンツを作ったりしているわけですから、世の中は面白くできています。

●展示会やイベント三昧

で、話を戻すと、突然呪縛から解放されてしまった私は、かなり好き勝手に色々な展示会やイベント三昧の生活をしていました。多くのクリエーターや教職員の方々との懇談の機会を得ました。それは私にとって大変興味深くユニークで実りのあるものでした。もしかしたら、Blog閉鎖事件は、知らず知らずのうちに呪縛にはまってしまった私に対して、少しはパソコンから離れなさいというお告げだったのかもしれません。調子に乗った私は、横浜にて悲願だったケーキバイキングにもチャレンジしましたが、これは案外とお告げの主からのご褒美だったのかもしれません。ちなみに、ケーキは8個で降参してしまいました。そんなわけで、色々な刺激は私の活動にしっかりと反映されます。

そんな結果のひとつがセミナーというわけです。9月11日、アップルストア銀座でのセミナーに参加してくださった皆さん、ありがとうございました。次回以降も私流の画像処理講座を続けていきますので、気軽に参加してください。また、今後はPhotoshop以外のツールも積極的に利用してみる予定です。ということで次回は10月30日、その次は11月27日と、毎月の開催となりました。今後もこのペースの予定ですが、年末年始と春休み、そして夏休みはお休みすると思います。この時期はアップルさんの特別イベントが目白押し状態ですから。

Apple MacBook Pro 2.16 Duo/17/1G/256V/120G/SuperDrive DL/Gigabit/AMEx/BT/DVI[MA092J/A]さて、9月11日のセミナーではMacBookProにインストールしたPhotoshop CS2を使用しました。次回以降も当分このパターンで行なうつもりです。巷ではインストールすら出来ないという噂が蔓延しているようです。パフォーマンスは期待できないと伝え聞いていましたので、正直それほど期待していなかったのですが、実際に自分でMacBookProをゲットし、Adobe Creative Suite 2をインストールしたところ、少なくとも頻繁に使っているIllustratorとPhotoshopに関しては何も問題は発生していません。そう断言できます。他は、MacBook Pro上ではそれほど頻繁に利用していないのでまだ結論付けることは出来ませんが、今のところコレといったトラブルには遭遇していません。

●MacBook Proは使える

さて、IllustratorとPhotoshopですが、パフォーマンスもメチャクチャ遅いということはなく、充分実用に耐えられる範囲であると感じています。ノートタイプマシンの宿命であるハードディスクの増設が出来ない点を考慮し、パーテーションにて仮想記憶用のエリアを作成し、そのエリアをPhotoshopやIllust ratorの環境設定にて仮想記憶ドライブとして指定することでパフォーマンスは激変しますので、工夫すれば更に高速に作業を行なうことが可能です。ただし、Version Cueだけは利用できません。これはAdobe Creative Suite 3(?)に期待するしかありません。どうしようもないでしょう。

実は雑誌の原稿用に最速のMacProを2週間ほど使う機会を得ました。3GHz QUAD XEONでメモリー4GBというお化けです。もうこうなると不沈空母のような世界。今まで唯一不満であった内蔵ハードディスクの搭載数も2基から4基に変更されているので、激しく欲しくなります。確かに現在G5を使っている人にとっては次狙いかもしれませんが、G4を使っている方にとっての買い替えは好機だと感じています。さらにWindowsが本格的に使えるのも魅力です。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター

学園祭の季節が近づいています。今年は覗いてみたい学校の学園祭が11月3日前後に集中しているので、希望通りに全てを見学するのは無理かもしれません。

個人的には見学者でいるよりも展示側、イベント実行側でいたいのですが、見た目も年齢的にもそれはかなり難しい(学生に紛れ込むのはという意味)状況ですからね。さりとてセミナーで全国行脚(学園祭的なノリと勝手に感じている私)するのはもっと可能性は低いので、見学で甘んじているといったところです。要するに、学園祭のノリが好きなのです。昔から私は。ただし、お祭り男とは意味が違います。

そんな中で今年は、ある専門学校の学園祭イベントの企画の一つに関わりました。当初は間接的な紹介といった関わり方だったのですが、担当者が突然入院手術という状況になってしまったので私が動くことになってしまったというわけです。業界の大御所と呼ばれている先生方に助けていただき、どうにか形になることが出来て安堵しています。仕切りはいやな仕事ではありませんが、想定外の突発というのはやはり大変な作業ですからね。

yoshinori@kaizu.com
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海津ヨシノリのイメージング&デザインスーパーテクニック
海津 ヨシノリ
ソーテック社 2005-07
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star結構役に立ちます。

by G-Tools , 2006/09/27