自作の変なレンズでの撮影にも少しずつ慣れてきた。ただ、まともなレンズとは扱い方は当然違ってくる。まずピント合わせは、蛇腹を前に繰り出すことにより近いところにピントが合うようになり、引っ込めれば遠景に合うようになる。紙製の蛇腹なのでこの操作は楽に行なえる。
シフトも簡単にできるが、あえて歪ませなくとも周縁部は流れたような感じになってしまう。シフトさせる場合はファインダーでその効果を確認しながら行えばよい。
露出は当然マニュアルだ。絞りは小さい穴を開けた紙がレンズに直接付けてある。いちいち変えるのは面倒なので、絞り固定ということになる。つまり、シャッタースピードだけでコントロールを行なう。内蔵の露出計というのはあまり当てにならない。これはレンズ側とカメラ側で情報交換を行なう最新システムとの差だ。
シフトも簡単にできるが、あえて歪ませなくとも周縁部は流れたような感じになってしまう。シフトさせる場合はファインダーでその効果を確認しながら行えばよい。
露出は当然マニュアルだ。絞りは小さい穴を開けた紙がレンズに直接付けてある。いちいち変えるのは面倒なので、絞り固定ということになる。つまり、シャッタースピードだけでコントロールを行なう。内蔵の露出計というのはあまり当てにならない。これはレンズ側とカメラ側で情報交換を行なう最新システムとの差だ。
ただ、まるで使えないというわけではないので、露出インジケーターを頼りに撮影すればいい。そして撮影後にヒストグラムで確認をすれば、シャッタースピードの決定が出来る。これはやはりデジカメの便利なところだ。露出を決定するまでにいくら無駄なシャッターを切ろうが気にすることはない。
基本的にはJPEGで撮影している。どうせ変なレンズをつけて撮影しているんだし、あまり気負わず手軽に撮影したい。ただ、それも決め事にしているわけではないので、露出は難しいんだけど、チャチャッと撮ってしまいたい場合なんかはRAWに切り替えてしまう。そのほうが後加工での融通が利くからだ。
●世界最軽量?
重さは今初めて量ってみたんだけど、なんと15グラム! さすがは紙! 直径25ミリの薄いプラスチックレンズと蛇腹の紙、穴を開けたボディキャップだけなんだから軽くて当然。これにメタルフードを付けてもせいぜい20グラム増しという感じだ。
お散歩しながら撮影する場合には、あんまり重たいカメラを持ち歩きたくはない。手でグリップを握ったまま歩くのも、首からぶら下げるのも負担だ。個人的な感覚で言えば、ボディとレンズを合わせて1,000グラムぐらいまでならオーケー。1,500グラムぐらいになってくると、ちょっとしんどい。
ところがこのレンズなら多少ボディが重いカメラでも問題なし。まあ、このレンズ重量に関してだけは、世界に誇れるものが出来たかなと思う。ブログで設計法を公開しているので、各メーカーもぜひレンズの軽量化に努めて貰いたい。
Photoshopでの補正は少しコントラストをつける場合が多い。でないと、ちょっと締まりのないイメージになってしまう。カラーバランスは一点一点の写真に合わせて感覚的に調整している。そんなことをしていると統一性はとれなくなってしまうが、最初からイメージを固定せず、このレンズにあった現像イメージを探りだしていきたいからだ。
かなり特殊で主張の強いレンズだけど、そのレンズの味に引っ張り回されることは避けたい。ただ、うまくコントロールができているとも言い難いので、もうしばらく、この安物プラスチックレンズとお付き合いしてゆきたいと思う。
※安プラレンズで撮影した写真を少しずつ増やしています。
◇キッチュレンズ工房
< http://kitschlens.cocolog-nifty.com/blog/
>
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
MD研究会の画像フォーラムを始めました。登録が面倒ですが、ぜひどうぞ。
< http://community.imaging-park.jp/
>
基本的にはJPEGで撮影している。どうせ変なレンズをつけて撮影しているんだし、あまり気負わず手軽に撮影したい。ただ、それも決め事にしているわけではないので、露出は難しいんだけど、チャチャッと撮ってしまいたい場合なんかはRAWに切り替えてしまう。そのほうが後加工での融通が利くからだ。
●世界最軽量?
重さは今初めて量ってみたんだけど、なんと15グラム! さすがは紙! 直径25ミリの薄いプラスチックレンズと蛇腹の紙、穴を開けたボディキャップだけなんだから軽くて当然。これにメタルフードを付けてもせいぜい20グラム増しという感じだ。
お散歩しながら撮影する場合には、あんまり重たいカメラを持ち歩きたくはない。手でグリップを握ったまま歩くのも、首からぶら下げるのも負担だ。個人的な感覚で言えば、ボディとレンズを合わせて1,000グラムぐらいまでならオーケー。1,500グラムぐらいになってくると、ちょっとしんどい。
ところがこのレンズなら多少ボディが重いカメラでも問題なし。まあ、このレンズ重量に関してだけは、世界に誇れるものが出来たかなと思う。ブログで設計法を公開しているので、各メーカーもぜひレンズの軽量化に努めて貰いたい。
Photoshopでの補正は少しコントラストをつける場合が多い。でないと、ちょっと締まりのないイメージになってしまう。カラーバランスは一点一点の写真に合わせて感覚的に調整している。そんなことをしていると統一性はとれなくなってしまうが、最初からイメージを固定せず、このレンズにあった現像イメージを探りだしていきたいからだ。
かなり特殊で主張の強いレンズだけど、そのレンズの味に引っ張り回されることは避けたい。ただ、うまくコントロールができているとも言い難いので、もうしばらく、この安物プラスチックレンズとお付き合いしてゆきたいと思う。
※安プラレンズで撮影した写真を少しずつ増やしています。
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