[2070] やがて哀しき雑誌作り

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<苦さを知った男の懐旧>

■映画と夜と音楽と…[308]
 やがて哀しき雑誌作り
 十河 進

■泰国パパイヤ削り[X2]
 鉄壁の助っ人。
 白石 昇

■マガジンガイド&プレゼント
 「Web Designing」2006年11月号 毎日コミュニケーションズ刊


■映画と夜と音楽と…[308]
やがて哀しき雑誌作り

十河 進
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●編集者の話を聞くのが好きだった

少し前のことだが、朝日新聞に遠藤周作の未発表エッセイ原稿・百数十枚が見付かったと大きく出ていた。記事を読むと、遠藤周作が芥川賞をもらったばかりの頃のものらしい。発見したのが櫻井秀勲さんだった。櫻井さんが仕事場を移転するために整理を始めたら、ある箱の中から発見されたらしい。

僕は、その記事を読んで櫻井さんの仕事場から出てきたことに興味を引かれた。その原稿は櫻井さんが同僚から預かって忘れていたものだという。当時、櫻井さんは光文社在籍だった。もう週刊「女性自身」の編集長になっていた頃だろうか。驚異的に部数を伸ばすのは、もう少し後のことである。

光文社は、その頃、カッパブックスで大当たりをとっていたから、その一冊として発行するつもりだったのかもしれない。エッセイとは言っても、内容は一種のハウツーものである。しかし、櫻井さんに原稿を預けた同僚は誰だったのか、気になった。

出版社を志す前から僕は編集者に興味があった。たぶん、中学生のときに買い始めた「エラリィ・クィーンズ・ミステリマガジン」編集長だった小泉太郎さんや常盤新平さんが直木賞を取ったりして有名になったから、編集者とは何者…という関心が強くなったのだろう。

高校生の頃には、今のカミサンが毎月買っていた月刊「装苑」が気に入って、よく見せてもらっていた。その後、文化出版局の雑誌に興味を持ち「ミセス」や「銀花」をよく見たが、どの雑誌にも「編集人・今井田勲」という名が載っているのに気付いた。

その後、今井田さんが戦前、主婦の友社でキャリアを積み、文化出版局の編集局長として活躍する婦人誌編集者としては伝説的な人だと知った。それ以来、様々なヒット雑誌を創った編集者たちのエピソードを知ったが、なぜか婦人誌系の編集者により興味が湧いた。

櫻井秀勲さんも婦人誌編集者として伝説の人である。三十一歳で「女性自身」編集長として百五十万部もの大ヒット雑誌に育て上げる。しかし、荒れに荒れた光文社の労使紛争があり光文社取締役編集室長を最後に退社し、仲間と一緒に祥伝社を立ち上げ、あの「微笑」の編集長を務めた。

その櫻井さんと同時期に、本多光夫という編集者がいた。僕よりちょうど二十歳年上だから、生きていれば七十代半ばになる。この人も様々な伝説を持った編集者だ。何しろ二十代で週刊「女性」を創刊した人である。ただ、当時の河出書房に女性週刊誌を出し続ける余裕はなく、発行元は主婦と生活社に移る。

本多さんの凄いところは、自分が成功させたものにこだわることなく、次に進んでいくことである。世界文化社に招かれて月刊「家庭画報」を立て直し、さらに月刊「プレジデント」の再建に関わる。彼が編集長を務めた頃の「プレジデント」は戦国武将を特集のメインにして部数を延ばした。

その後、流通業界のトップたちに新雑誌の創刊を依頼され、信頼するスタッフに「オレンジページ」「レタスクラブ」「Saita」を創らせる。さらに、晩年は中央公論社から頼まれ「婦人公論」のリニューアルを成功させた。雑誌の再建屋として戦後最高の編集者だったのだろう。

●中年男のボヤキを小説やエッセイに書き続けた

月刊「プレジデント」が「信長の知略」などという特集を大々的に組んでいた頃、同じ雑誌に諸井薫という人が小さなコラムを書き始めた。それは中年男のボヤキのようなものだったけれど、多くのサラリーマンの心を捉え徐々に人気が出始めた。

やがて、諸井薫の名はあちこちの雑誌で見かけるようになり、小説さえ書き始める。いつの間にか単行本も何十冊になった。「胸の振子」「男の止まり木」「男と女の本音」「男の節目」「男の背中」「男の流儀」「居酒屋の正論」など、若者は手に取りそうにない題名ばかりである。

僕が諸井薫を読み始めたのは四十代に入ってからだったろうか。諸井薫が本多光夫その人だと知るのは、しばらくたってからだった。しかし、今、諸井薫の本は書店でもあまり見かけない。亡くなった後、急速に書店から本が消えた気がする。何だか少しさみしい。

諸井薫の小説ともエッセイともつかぬ文章は、やはり「中年男のボヤキ」と形容するのが一番合っていた気がする。たとえば、こんな風なフレーズだ。

──身過ぎ世過ぎに追い立てられ、月を仰ぎ、花に目を止めることの絶えて久しい男にとって、こんな夜があったのは、子供の頃を除けば、遠い日、恋を失ったときと、十数年ばかり前、会社が潰れたその深夜の帰り道くらいしか記憶にない。

これだけの文章なのに、ひとりの男の人生が鮮やかに立ち上がってくる。郷愁、失意、昂揚、悔恨、寂寥…、様々な重いが湧き上がる。確かに感傷的ではあるが、ただ甘いだけのフレーズではない。苦さを知った男の懐旧である。だからこそ、諸井薫は同世代はもちろん、もっと若い世代にも読者を得たのだろう。

作家・諸井薫は中年男の悲哀を描いて人気が出たが、不思議なことに若い女性を描くことにも長けていた。多くは年上の男との不倫の愛に悩む女性を主人公にした。逆に言うと、中年男の理想のような女性を描いた。辛辣な言い方をすれば、賢明ではあるけれど家庭のある男にとって都合のいい女性たちだった。

最初に女性誌を立ち上げることから始まった本多光夫の編集者人生では、若い女性の心理や嗜好を的確に把握することが必要だったのだ。「週刊女性」「家庭画報」さらに「オレンジページ」「レタスクラブ」「婦人公論」など、様々な年代の女性を読者にすることで成立する雑誌ばかり作ったのである。

●華やかな雑誌づくりの後に訪れるもの

伝説の編集者たちばかりではなく、同時代の編集者の中にも気になる人は何人かいる。そのひとりが渡辺直樹さんだった。渡辺さんの名を知ったのは、扶桑社から創刊された週刊「SPA」の編集長だったからである。週刊「SPA」は、とんでもなくヘンな雑誌だった。

扶桑社はサンケイグループだから週刊「サンケイ」を出していたのだが、週刊「SPA」によってまったく新しい若い読者を獲得した。「SPA」流の視点ですべてのテーマを切っていく。フザケているのかマジメなのかわからないような特集ばかりだった。そのコンセプトは現在も続いているが、渡辺直樹さんが編集長を務めていた頃のいわく言いがたいテイストはなくなった。

週刊「SPA」の編集長を引いた渡辺さんは、同じテイストの月刊誌を立ち上げた記憶があるが、しかし、うまくいかなかったのだろう、いつの間にか扶桑社を退社し、あるとき、大々的に創刊キャンペーンを始めた週刊「アスキー」の編集長として登場してきた。だが、いつの間にか、編集人の名から消えてしまったのだった。

その渡辺さんの消息が、先日出た「昭和出版残侠伝」を読んで判明した。タイトルはもちろん高倉健が1970年前後に主演した「昭和残侠伝」シリーズのもじりである。「唐獅子牡丹」が流れる中、花田秀次郎は長ドス片手に悪辣なヤクザの組に殴り込みをかけ「死んで貰います」と挨拶をしてから相手を斬る。作者の嵐山光三郎もそんなシーンに感激した世代なのだろう。

嵐山光三郎名義でエッセイなどを出していた祐乗坊英昭さんは、若くして平凡社の「太陽」編集長となったが、希望退職に応じて三十八歳で退職する。そのとき「太陽」編集部にいたのが、入社三年目の渡辺直樹さんだった。「昭和出版残侠伝」の中では、酔ってジュリーの歌を唄うので「ジュリー直樹」として登場する。

平凡社を辞めた「太陽」編集部一派は、学研をバックに青人社という出版社を立ち上げ「月刊ドリブ」という雑誌を創刊する。1982年の四月二十一日、月刊「ドリブ」は書店に並び、当時、三十歳になったばかりの僕も買った。何ともジャンル分けが不可能な雑誌だった。硬いのか軟らかいのか、本気なのかフザケているのか、判別不能だった。

その頃、嵐山光三郎はタレント編集長として頻繁にテレビに出た。「ドリブ編集長」という肩書きで何かの審査員をしていた記憶もある。「わらっていいとも増刊号」編集長として日曜の朝に毎週、顔を見せていたのもこの頃のことだ。「○○でR(あーる)」という文体を流行させた。

そのおかげか、創刊号は三日で完売したという。その後、月刊「ドリブ」は順調に推移し、三代目の編集長を引き受けたのがジュリー渡辺である。しかし、当時の僕は雑誌が暴走を始めた印象を持った。下ネタが多くなり、「これが村上春樹が連載までしていた雑誌か」と呆れたのを憶えている。

「昭和出版残侠伝」によると、そんな渡辺さんの辣腕ぶりに目をつけたフジテレビの横澤彪プロデューサーが扶桑社に引き抜き、週刊「SPA」の創刊編集長を任せたといういきさつだったらしい。「昭和出版残侠伝」の「あとがき」によるとジュリー渡辺は、現在、大学教授となっているという。

「昭和出版残侠伝」は1981年から数年間にわたる雑誌づくりのドタバタが描かれていた。僕も同じ時期、同じ業界にいたとはいえ、そんな華やかな世界とは別のところで地味に専門誌を作っていた。月刊「ドリブ」創刊号が出た年の秋、僕は月刊「小型映画」に最後の編集後記を書いた。

その後、立ち上がったばかりのカメラ雑誌に異動し、八十年代はほとんどその編集部で過ごした。僕が巻頭特集で取材する写真家たちはマスコミの第一線で活躍する人たちばかりで、華やかな出版の世界とのつながりをもっていた。彼らの事務所にいくと、有名な編集者に会うことも多かった。

その後、僕はビデオ雑誌やデジタルグラフィックスの雑誌などで編集長を務めることになったけれど、才能がなかったのか、編集長として「休刊の挨拶」を二度も書くことになった。だから、成功した編集者たちの話を聞くのがますます好きになったのかもしれない。そうだとすると、少しさみしい…

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
僕の勤め先が11月28日〜29日開催のフォトショップワールドを共催しています。割引でチケット販売しています。よろしくです。
< http://www.genkosha.com/psw2006/
>

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
< http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html
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■泰国パパイヤ削り[X2]
鉄壁の助っ人。

白石 昇
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エロ本奪還大作戦三日目、次の代理人への交渉などを済ませたので、ついに借りた金返して預けているエロ本二千七百冊を奪還しするために出動。

・最初から49回までのバックナンバー
< http://ana.vis.ne.jp/ali/antho_past.cgi?action=article&key=20050618000038
>

白石昇です。僕は部屋に戻っても眠ることなく、朝四時前に港へ行き、始発のバスに乗りました。そしてバスの中では当然のように熟睡していたのですが、ちょうどパパの住む家の一キロほど手前で目が覚めたのです。

バスから降りるとまず僕は、タノムサム兄さんの家を訪ねる事にしました。正直言って僕は一人でパパと対面するのが嫌だったし、何人かで行けばパパが取り乱す確率はぐんと低くなると思ったのです。

そうなのですそういうひとなのです。パパは普段ひとに対して強気に出るようなひとではないのです本来は。ただ、そこに金銭を伴う関係が出来ると著しく勘違いして傲慢になるひとなのです。

だから出来ればタノムサク兄さんについてきてもらった方がいいと思ったのです。元ジュニア・ウェルター級のチャンピオンで、身長が一八〇センチを超えるタノムサク兄さんが一緒にいれば、最悪、暴力沙汰は避けられるはずなのです。

だってタノムサク兄さんは日本でソースネクストってソフト会社のコマーシャルに出ていたくらい見るからに迫力があるタイ式ボクサーなのです。兄さんの前で暴れようなんて人はなかなかいないはずなのです。

僕は今まさにこれから選手がロードワークに出ようとしているジムのドアを開け、その中を通って、タノムサク兄さんの家に行きました。家と言っても単にジムに隣接している六畳ほどの部屋に、奥さんと子供の三人で住んでいるだけです。

奥さんが部屋の前にタライを出して洗濯をしていたので僕は、兄さんいらっしゃいますか? と聞きました。奥さんは、あらひさしぶりねえ、元気だった?と言ってから、兄さんはね、またスイスに呼ばれて行っちゃったのよ、とおっしゃいました。

そうなのですタノムサク兄さんはトレーナーとして時々外国に呼ばれる事があるのです。向こうでK-1の選手とかにコーチしたりしているのです。

奥さんのその言葉を聞いた瞬間、僕の中ですっかりできあがっていた用心棒同伴円満奪還計画は激しい音を発てて崩れはじめます。僕は、あ、ならいいです。有り難うございます、と奥さんに言ってジムをあとにしました。仕方がありません。こうなったら他を当たるしかありません。

どう考えてもひとりで行けばいたずらに時間がかかるだけだし、そもそもひとりでは二千七百冊ものエロ本を運び出すことなど不可能です。一〇〇冊で十五キロだから、三〇〇キロ以上あるのです。誰かに手伝ってもらわなければなりません。

僕はとりあえずその近くにある旅行者御用達の安宿に向かいました。おそらくそこにはまだ、友達の日本人旅行者が泊まっているはずだと思ったのです。

その宿はちょうどレストランとして新しく建設中の建物で、その二階に旅行者が泊まっています。管理人はいません。言ってみれば建設中の建物を常連の長期滞在旅行者に貸しているような形なのです。

ジムから歩いていって僕がその宿に入ると、現在宿泊している旅行者は二人で、どちらも知っているひとでした。僕はとりあえず二人に事情を話しました。彼らは起きたばかりで目がぼーっとしていましたが、そういった事情なら、と同行することを快く承諾してくれました。

とりあえず銀行が開く八時半まで待って、私と彼らは三人で歩いて銀行に行きました。そして銀行でパパに借りた金額と利息分のお金を一気に円からバーツへと両替しました。僕の貴重品袋が一気に千バーツ札の束で膨れあがります。

そして僕たちは三人でパパが住むマンションに向かったのです。このマンションを訪れるのは初めてではなかったので、警備員さんは顔を覚えてくれていたらしく、挨拶するだけて中に入れてくれました。

そしてエレベーターを使って上がりドアの前まで来ると、正確に、強く、大きな音でパパの部屋のドアをノックしました。すると、がちゃり、と音がしてチェーンをしたまま部屋のドアが十センチくらい開きました。

その隙間からパパが顔を見せ、僕の姿を確認すると、一瞬息がつまったかのように表情を止めました。僕はどきどきしていたのですが、とりあえず今の自分に出来るだけの笑顔を作り、必要以上にに明るい声で次のように言いました。

おはよーございまーす。おかねかえしにきましたー。

つづく。

【しらいしのぼる】http://d.hatena.ne.jp/whitestoner/

言語藝人。昭和44年5月1日長崎県西彼杵郡多良見町生まれ。『抜塞』で第12回日大文芸賞を受賞。訳書にノート=ウドム・テーパニット『エロ本』、『gu123』。

・エロ本販売サイト
< http://hp.vector.co.jp/authors/VA028485/erohonyakaritenpo.html
>
・報道実績
< http://hp.vector.co.jp/authors/VA028485/erohonyakaritenpomedia.html#erhn-press
>
・書評リンク集(書評wiki)
< http://mystery.parfait.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%A5%CE%A1%BC%A5%C8%A1%E1%A5%A6%A5%C9%A5%E0%A1%A6%A5%C6%A1%BC%A5%D1%A1%BC%A5%CB%A5%C3%A5%C8
>
・mixi —エロ本コミュニティ
< http://mixi.jp/view_community.pl?id=38847
>

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■マガジンガイド&プレゼント
「Web Designing」2006年11月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
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<編集部より>

こんにちは。「Web Designing」編集部の広島です。10月に入り、急な気温の変化で風邪をひいてしまいました。そんな時、活躍したのが知人から譲り受けた一人用の土鍋です。中途半端なサイズで扱いに困っていたのですが、野菜と豚肉、そして薬味にたくさんの生姜を使った一人用の鍋を作りました。体も気持ちもポカポカと暖まり、一晩ですっかり元気になりました。弱った体には栄養のある温かい料理が一番ですね。さて、今月の「Web Designing」の特集ですが、「Web制作に役立つポイント」が詰まっています。

●特集1:印象づけるための8つの表現方法
Flashを使ったWebサイトで用いられている演出やナビゲーションのうち、定番の表現となっているものにはわかりやすさなどの利点がある反面、ほかのサイトと似かよってしまうという欠点もあります。そこで、Webサイトを“印象づけるための表現方法”を8つピックアップしました。ぜひ効果的に取り入れて、ユーザーを惹きつけるサイト作りに役立ててみてください。

●特集2:仕事に役立つGoogleガイド
Googleの提供するサービスはWeb検索だけでなく、マップやメールサービスなど多岐にわたり、また、サービスの中で検索ができたり、それぞれのサービスがリンクしていたりと、「Googleらしさ」を強く感じさせるサービスが続々誕生しています。この特集ではWebマスターにとって有用なGoogleのサービスを取り上げて、どのように使うのか、また何に役立つのか突っ込んだ検証をしていきます。

さらに、秋空の爽やかなこの時期、「秋のお出かけスペシャル」を参考に各地のアートやデザインイベントに触れてみてはいかがでしょう?
そして、今月から短期集中連載「次期Flashに搭載予定のActionScript 3.0をひと足先に解説」と、10月号の「Webデザイナー白書 2006」のデータから見えてきたWebクリエイターの実状を探る「この仕事のカタチ」がスタートします。

気になるイベント情報からデザイン、Web制作技術までバランスよく取りそろえた「Web Designing 11月号」定価1,280円で発売中です。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は10月27日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に11月上旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
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■編集後記(10/20)
・腹が立つ2件。図書館で借りた本で不愉快な状態のものがある。ある本は、要所要所でページの上が三角形に折り込まれていた。それがかなりの数なのだ。もちろん、もとに戻してはあったがくっきりと折れ線が残り、実に目障りでいやな感じだ。ポストイットを使えって。評論タイプの本では、ボールペンでマーキングされているのがあった。重要なところとして線を引っぱったのであろうが、ことごとくポイントをはずしていたので、マーカーのバカさ加減がよくわかった。ま、公共物を破損する行為をやるヤツだから頭がいいはずがないけど。もっとも頭に来たのは、「ウォーリーをさがせ」の絵本で、ウォーリーをボールペンで囲っているのを見つけたときだ。なんという愚かな行為であろうか。結局、その本は全部、ウォーリーはそんな状態であった。子どもと一緒に楽しもうとしたのに、これでは意味がない。これは犯罪である! ほかにもずいぶん荒っぽく扱われたに違いないと思える姿の本に出会うと、公共心のなさと同時に、本にたいする敬意もないことがわかる。まことに情けない、美しくない日本である。/近頃、歳とともに身勝手になった飼い犬が、庭のフェンスの向こうのグリーンベルトの向こうの歩行者道路を通る散歩犬や人物を吠えるようになった。あまりうるさく鳴くと、マンションで問題になるかもしれないので、しつこく吠えているときは注意するのだが、通行人にも問題がある。犬連れの人がわざわざわが家の前に立ち止まって、犬の吠え合いさせたりする。昨日は、ご婦人が二人、長いこと立ち話をしていた。片方にはチビ洋犬、もう一方にはチビガキ、もといお子さん連れだ。よりよって家の前だ。犬は吠える、吠える。何度か庭に下りて、うちの犬を叱ると「すみません、こちらも犬を連れていますので」という声がする。わかっているなら、さっさと移動してくれ。それからも彼らが何分そこに居続けたことか。もうガマンの限界で「いい加減にどいてくれ」と言ってやろう出て行ったら、ようやく移動していった。言わないで済んでよかったとは思うが、ああ腹が立つ。(柴田)

・以前、ケータイ世代について書いた。これってソフトバンクの孫さんが先に言っていたのね。ドコモが反論したという記事を読んではじめて知ったよ。ソフトバンクモバイルの詳細は知らないが、知っている限りだとオープンなのはウィルコムじゃないかと思うんだよね。フルブラウザはほとんどの機種にあったし、いま使っているWX310Kだと、手持ちCDから変換したmp3を着信音にできちゃったり、データ転送や充電はUSBで可。自分で変換したバレエレッスン動画も入れて楽しんでいたりする。自由度が高くて自分のニーズを満たせるから好きだ。GPSやワンセグ機能など機能面でも充実してたらなぁと思ったりはするけど。あとは番号ポータビリティに対応してくれたら二台持ちせず、まるっと乗り換えたのに。巷では評判イマイチなPSPは、私の場合はゲーム機として見ておらず、動画と音声、画像のハンディ再生ツールになっていて便利。ロケフリ買ったらもっと遊べる。GPSとワンセグ機能のない携帯を使っているので、12月に出るGPSにも期待。自転車で遊びに行くのが楽しくなりそう。ただし尺度の1/25000というのがネックだな。(hammer.mule)
< http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITfa002013102006
>  反論記事
< http://www.eco-rent.com/fswiki/wiki.cgi/WX310K
>  WX310Kで
< http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20060831_camera_gps.html
>  対応ソフト
< http://nurumayu.way-nifty.com/kame/2006/10/psp_maplus_6c65.html
> リンク
< http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/PSP/
>  ロケフリ

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GPSレシーバー
ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-12-07


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PSP 「プレイステーション・ポータブル」 セラミック・ホワイト
ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-04-20
おすすめ平均 star
starやっとPSPを買いました
star買うとするなら・・・
starたのしいです
star感無量
star特に問題ないです

メモリースティック デュオ(PSP-M32) 最大32MB ぼくのなつやすみ ポータブル PSP 専用リモコン付きヘッドフォン ブレイブ ストーリー  新たなる旅人 みんなのGOLF ポータブル PSP the Best

by G-Tools , 2006/10/20