[2078] Flash10周年! 極私的Flash史 〜疾風怒濤篇〜

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<いやわからん、神の啓示だから....(^_^;)>

■MKチャット対談
 Flash10周年! 極私的Flash史 〜疾風怒濤篇〜
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[74]
 モールスキン、レビュー記事風レポート
 吉井 宏

■展覧会案内
 VIRTUAL BEAUTY EXPO 2006 in kyoto 〜CG美少女、京都嵯峨に萌ゆ!!


■MKチャット対談
Flash10周年! 極私的Flash史 〜疾風怒濤篇〜

笠居トシヒロ&まつむらまきお
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かさい: まいどぉ、笠居ですー。なんかいつまでたっても寒くならんねぇ。なんなの? 最近の気候は
まきお: まつむらですぅ。滋賀は寒いよぉ〜ん
かさい: うははははは。そうか、滋賀は寒いか(笑)
まきお: 日が沈むとねぇ...(^_^;)
かさい: しかしこの原稿も引っ張るねえ、今回で3回目だぞ>Flash10周年記念
まきお: 3回で済む予定が、実は番外編までできちゃったのよね
かさい: そうそう、なんとAdobeのEDGEにまで出張して来ちゃいまして(笑)
< http://www.adobe.com/jp/newsletters/edge/october2006/articles/article4/
>
まきお: なんかこれ、ミョーだよね(笑)Adobeなのか? ほんまはAhobeやったりして(笑)
かさい: いちおうAdobeの公式サイトなんだよなあ、これ(笑)ええんか? ホンマにこんなのでw
まきお: これ、実際のチャットというかチャットインタビュー、もっと長くてかなりカットされたのに、ボケツッコミはほとんどノーカット(^_^;)どういう基準や(笑)
かさい: まぁ、担当編集さんが、あの方ですから(笑) しかし、こっちもええかげん完結せんとマズイのに、前回の終わり方は…(^^;)
まきお: VER3でFlash、歴史の幕閉じてるし(笑)
かさい: 閉じたらアカンやろっ!(笑)
まきお: ということで、Adobe EDGEにも書けなかった暗黒史(笑) 行ってみましょか〜
かさい: 暗黒史(^^;) わしらFlash4のときにMKでUconデビューだったんだけど
まきお: あのセッションはすごかったねぇ。時間になっても、スタッフがだれもいない(笑)
かさい: そやそや、MMの人間がだーれもおらんかった(笑)客席にジョナサンはおったけどね
まきお: お客は満杯やのに、進行がいない(笑)しゃーないから音響さんに自分らで指示だして、勝手にはじめた(笑)
かさい: 2ネタくらい進行してからかな、ようやくO田ちゃんが現れたのは
まきお: おいらがよくMacromediaをボロクソにこき下ろすのは、この時のことがあるからだと今気がついた(笑)
かさい: 根に持つタイプやね(笑)
まきお: でまぁ、一応説明しとくと、Flash4でプロパティがいじれるようになった
かさい: If文が書けるようになったのね、あと複製ができるようになった
まきお: 変数もこんときか
かさい: そそ。ま、今でいうFlashLiteとほぼ同等の機能ですね
まきお: ゲームとか、残像とかできるようになったんだ
かさい: このときのネタファイルも一部出てきたんだけど、結構面白いの作ってるよ
まきお: 手が伸びるんだっけ
かさい: 縮むねん(笑)(EDGEからのリンクで実物をご確認下さいw)
まきお: 縮むんか(^_^;)プロパティで回転させると誤差が蓄積するんだっけね
かさい: そうそう(笑)関節動かしてポーズを付けられる人形を作ったんだけど、動かしてるウチに、どんどん手足が短くなっちゃう(笑)
まきお: スクロールバーも自作だぁ
かさい: 自作しましたよ。これ、Flash4の製品CDに、サンプルとして収録されてます
まきお: 9パズル作ったなぁ。なんでおいら、こんときゲームばっか作ってるんだろう...(^_^;)
かさい: オレはジグソーパズル作った。まつむらさん、ゴキブリ退治ゲームも作ったよね
まきお: つくったー。スペル間違えて恥かいたー(^_^;)
かさい: オレこの時、ドラッグした範囲が拡大する地図作ってるんだよなぁ。どうやって作ったんかなあ
まきお: 人間、頭つかわないとすべて忘れる(笑)
かさい: さっぱり覚えてないよ。いま仕事で発注されたら、森さんに外注しちゃうよ(笑)
まきお: で、よーやくSWエピソード1が完成してFlashの歴史は幕を閉じるのであった(完)
かさい: 終わり?
まきお: おっと、もういっこ、99年、マクドやってますぜ
かさい: あ、そうだ。これは忘れちゃいけないね
まきお: Flash4が出たんで、本格的にゲームが作れるってんで、マクドナルドのサイトで、アドベンチャーゲームみたいのをやったんだ
かさい: Flash4で作ったWebアドベンチャーゲーム「冒険@Mc島」
まきお: 島中アイテム探しまくるやつね
かさい: キャラデザインとアニメーションが、まつむらさん、システム・オーサリングがオレ、と
まきお: おもしろかったんだけど、しんどかったなぁ
かさい: なんか半年くらいやってたよねえ
まきお: アニメはねぇ、主観移動ばっかで大変だったし、スクリプトも量的にハンパじゃなかった
かさい: 各キャラクターのイベント毎に、ミニゲームも入れてたしね
まきお: ミニゲームはおいらも作ったよ。マスクドラッグするやつとか。あの時代にどうやってマスクをドラッグしたのか、おいらもよーわからん(^_^;)
かさい: ああ、扉探しね。なんかいろんなところで裏技駆使してた記憶があるなあ。迷路もだっけ? まつむらさん作
まきお: 迷路ってあったっけ?
かさい: ちゃうわ、迷路自体はオレが作ったんや。迷路の入り口探しが、まつむら作だわ
まきお: あああああ、あの迷路!(笑)おいら、素体受け取って、グラフィック作り込んだんだけど、とんでもない作り方してて、絵いれるのえらい苦労した覚えがあるぞ(^_^;)
かさい: 入るたびに道順が変わる迷路だったんだよね。どやって作ったか覚えてませんけど(^^;)
まきお: なんかえぐい作り方してたよ(^_^;)
かさい: 苦労したといえば、キミが作ったUFOの中身も、どこに何があるかさっぱりわからんで苦労したぞ(笑)
まきお: ドアというか、床が回転するやつね。あれはオイラ的にはすごく整理されてよく出来てたはずなんだけどなぁ(^_^;)あれ、万博の日立パビリオンの記憶を再現したって知ってた?(笑)
かさい: しらんわ(^^;)
まきお: まぁなんか、プロデューサーがいい人で、いろいろ提案したら通してくれるんで、調子にのってどんどん自分の首をしめたような気がするな(^_^;)
かさい: そやねんなあ、最後はフローシートが、天井から床まで垂れ下がって、まだ余るくらい長くなってたもんなあ
まきお: (^_^;)アニメは森の小道をワンカット主観移動でカーブ、しかも左右インタラクティブに選択とか、井戸覗き込むとか、なんかもう、意地でやってた(^_^;)
かさい: これも、いまやれ言われたら、尻込みするかもなあ(笑)
まきお: あ! Flash史上で大事な事件を忘れるとこだったよ
かさい: なんにゃ
まきお: Bak@Flaにゃ
かさい: おお、ばかふら。いつだっけ? 始めたの
まきお: 99/6/23Bak@Fla公開開始。UCONの帰りの新幹線で思い立った「莫迦Flash」、略して「Baka-Fla」とは、Flashを使っていかにバカをやるかを競うコーナーである。別にこんなもん、Flashでなくてもいいのだけれど、そこをFlashにこだわるのもまた、バカの趣というモノであろう。さて、「Baka-Fla」では当面、まつむらが気の向くままバカを展開していく意向であるが、我こそはと思うバカFla作家はぜひ当コーナーへ応募していただきたい。一人でバカやるのは寂しいものである。と、初回解説趣旨に書いてある
かさい: ということはFlash4からか
まきお: そうだ。これが史上初の記念すべきBak@Fla第一号
< http://www.flash-jp.com/bakafla/makio/jiggling.html
>
かさい: びんぼーゆすり(笑)このネタを思いついたから、みんなをバカなことに巻き込もうと思い立ったんじゃないのか?
まきお: うーん(^_^;)いやね、まさか今まで続くとは思ってなかったよ(^_^;)公開したら即座に投稿が来たんだよなぁ
かさい: オレも投稿したぞ。初投稿は静止画だったけど(笑)
まきお: 投稿式のコンテンツってのもこの頃はまだめずらしかったかもなぁ
かさい: かもしれんなあ。かつての投稿の常連さんで、いまはそれなりに売れてる人もいるでしょう。もりのあるじさんなんかもそうだよね
まきお: だねぇ。るんぱろさんやビーステックスさん、デジクリで最近書いてる盾さんとか、吉田暁さんやまるさん。まぁ、書ききれないくらいの人が参加してくれて、えーと、登録数2000本以上ですわ。全部手で登録(^_^;)
かさい: 2000もあんのか! すごいね、
まきお: それぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ、みてるんだよ、おれ、って思わずおれっていっちゃうよ(笑)
かさい: わははははは。いや、ご苦労さんだわ。ほんと(笑)
まきお: まぁなんかですな、そんなこんなでやってきたことが、仕事も遊びもなんか今はすっかり普通になってて、まぁ、ええこっちゃ
かさい: ま、昔話ではありますが、いろいろ面白かったんでね、以降もずっと面白い方が良いね
まきお: 面白いというのは伝染するんですな。ところで笠居さん、自分たち以外のことでFlashの今までの歴史で、なにか大きな事件というか、インパクトがあったことってある?
かさい: んー、面白いコンテンツ作ってる人はたくさんいるけどねえ、草分け的存在というところでは、やっぱカンワくんとYUGOさんかな
まきお: なるほど、おいらは青池君だなぁ
かさい: 青池もインパクトあったね
まきお: おいら的には、アレは今でも異質だよ。えらいもんが出てきたと思った
かさい: 出る杭は打っておこうと思った、と φ(・_・)メモメモ
まきお: 打つ打つ(^_^;)あの時点で Flashは次のフェーズへ移行するかと思ったんだけど、そうでもなかった(^_^;)で、今あげた三人に共通することを見つけたよ
かさい: 何?
まきお: もともとFlashってアニメーション的だったのが、ナガフジくんはグラフィックデザインを、YUGO氏は数理的世界を、青池君は映画を持ち込んでくれたんだね
かさい: オレ 草分けって言ったけど、3人とも、それぞれ独自の表現の道具としてFlashを使ったってことだね
まきお: アニメーションやインターフェイス、イラストレーションは Flashの王道だと思うんだよ。Bak@Flaも。エーサクさんや、YOUCHANという人たちが最初からそこに居たのは当然のことで、そこに異なる世界の文法を持ち込んできたのがこの三人なのかもしれん
かさい: そうだな。しかしまあ三人ともインパクト強すぎて、後に続くのがたいへんだ(笑)
まきお: そこですよね(^_^;)
かさい: 後に続くってのは、モノマネすることじゃないからね、けして
まきお: さて最後に今後のFlashのムーブメントを占ってみよう。Flash5から8は暗黒史として闇に葬ろう(笑)
かさい: 8はエエやないか(^^;) 5はあかんけどな
まきお: 5の思い出書き始めたら3ヶ月はかかるよ(笑)Flashそのものというより、Flashのムーブメントがどうなるか
かさい: どうなるかと言われてもなあ(^^;) どうなるん?
まきお: 次に来るFlashムーブメントは…ジジババだっ!
かさい: じじばば? わけわからん
まきお: Flashの神が今、そうささやいたのだ(笑)
かさい: じじばばがFlashユーザに流れ込んでくるのか?
まきお: 高齢化の波かな? 今どき小学生もFlashつくるもんねぇ
かさい: はたまた、じじばばに受けるコンテンツが流行るのか?
まきお: それもいいねぇ
かさい: Flashユーザが、じじばばとなって果てるのか
まきお: どうなるのかわからんが、Flashの歴史の分岐点に立ち会ってきたわしがそういうのだから、それなりに信憑性があるんじゃないか?
かさい: そうかなあ(^^;)? まぁ、いちおう憶えときましょう>ジジババ
まきお: あとはあれだね、健康ブーム
かさい: 毎朝ウォーキングしてるでぇ、ってそういうことじゃない?(^^;)
まきお: いやわからん、神の啓示だから....(^_^;)
かさい: Flashで健康ねえ…なんやろ
まきお: まぁ、そんな感じだ(笑)
かさい: とにかく、Flashの今後に注目だ>諸君(^^;)σビシッ

【笠居 トシヒロ/WEBコンテンツクリエイター・デザイナー】
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >
来週末、F-Siteセミナーで、なんか喋ります〜〜。ピンなので大変ですが(笑)お暇な方はどうぞお越し下さい〜〜
< http://f-site.org/articles/2004/03/25003056.html
>

【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >
大学の入試で面接官をやりました。みんながんばれ〜

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■グラフィック薄氷大魔王[74]
モールスキン、レビュー記事風レポート

吉井 宏
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第71回「モールスキン」の続編です。
< https://bn.dgcr.com/archives/20061011140300.html
>

自分で買う勇気はなかったので、バースデープレゼントとして所望&入手。いくじなし野郎め。

●結論:品質はイマイチだが、普通のノートの十倍書きやすい

入手したのは無地のラージサイズ。しばらく前から品質が落ちているという話もあるが、日本のメーカー製のように隅々までキッチリ作られているわけじゃないことは見ればすぐわかる。最初と最後のページの糊の幅が広くて見返しの紙にベッタリくっついており、2ページ目からしか使えない。6枚の紙が綴じられた24ページ分を背で糊付けして束ねてあるのだが、いかにも強度不足ですぐ割れ目が入って分解してしまいそう(実際、お店の見本はここでページが分離してしまっているものが多い)。黒いゴムバンドは古いパンツのゴムのようなビロンビロンだ。

まあ、半年で使い切るならぜんぜんいいと思うし、ヨーロッパの職人が作った原初的帳面の味わいも感じられるので、品質の多少の善し悪しはいいとしよう。

僕的に一番関心があったのは、ページが180度開いた状態での書きやすさ。買ったばかりの状態では、最初と最後の部分以外では180度開くのはむずかしい。しかし、新しいページを開く度にしっかり開いてクセをつけてやれば、たしかに完全に180度開いた状態で使える。中央ノド部分に段差がなくなるので左側のページに書くのが苦痛でない。それどころか、左右ページにまたがる絵を描くことさえ(なんとか)できる。ということは、21x13cmの1ページではなく、見開き21x26cmを1単位として使える。ラクガキにはもってこいだ。

見開きの下部や右ページの右端(つまりノートの端)ではどうしても段差が生じてしまうが、折りたたみ式の台を作って対処した。これでなんとか段差から解放される。

ゴムバンド(持ち運びの際にページが開かないようにとの目的)は便利だから追加されたのではなく、これがないとダメな必需品らしい。というのは、各ページを180度しっかり開いて使っているとクセがつき、ノートを閉じてもだらしなく膨らんでしまう。それを押さえるためにゴムバンドが必要なようだ。

しおりのひも。素早く書きかけのページを開くのに便利だが、書くときはけっこうジャマかもしれない(ゴムバンドも表紙と机の間でゴロゴロしてジャマなことがある)。

紙は、一見スベスベだが微細な凹凸があり、鉛筆やシャープペンがよく乗る。Hの芯がHBかBくらいに乗ってくれ、いい感じの摩擦係数でしっかり書ける(注1)。芯ホルダーの青赤芯の書き味は今まで使った紙でベストに近い。水性ゲル系ボールペンはちょっとかすれ気味でいい感じ。油性ボールペンではこの紙の良さはわからないだろう。本来は万年筆がいいんだろうけど持ってないので。

机の隅に置いてメモに使う用途では、フットプリントがリングノートのように片ページサイズにならず見開きサイズなので、置き場所にある程度の面積が必要。おまけに片側が浮いてしまうので、あまり格好良くはない。

持ち運びでは、サイズも重量もいい感じだしゴムバンドでしっかりまとまるので具合がいい。Gジャンのポケットにスッポリ収まるのも「脳の延長」って感じで気分もいい(VAIO Type Uのときも似たようなこと言ってたけど)。表紙の紙が厚くて硬いのでペンを差しておけないのが残念だが、背表紙と紙の間に引っかけておけないこともない。

結論としては、モールスキンは一般のノートに比べて確かに十倍書きやすく、値段だけの価値があるのはよくわかったのだが、僕的には「A4ペラの紙のほうがさらに十倍書きやすい、つまり、ペラ紙は普通のノートの百倍書きやすい」ということになった。つまり・・・

●結論2:書きやすさではペラ紙に勝るものなしだが、ノートや手帳など束ねた紙のくくりではモールスキンは最強かも

次に買うモールスキンは厚手の用紙の「SKETCH BOOK」にしてみようかな。縦開きラージサイズを横位置で使うのも良さそうだ。

ちょうど今月号の「日経ビジネスAssocie」の手帳特集で、糸井重里氏が「手帳は極私的な道具であって他人に見せるもんじゃないから、公私混同メチャクチャでOK」みたいなことを言ってる。そりゃそうだ。意識的にブレーキをかけつつも「モールスキン1冊丸ごと作品にしちゃうぞ」からどうしても逃れられなかったけど、糸井氏の言葉で吹っ切れた。もう、「左ページに書くのがラクなラクガキメモ帳」に徹しよう。作品意識が出たら「負け」だな。

(注1)
一般に売られているノートやレポート用紙には、なぜあんなにスベスベツルツルの書きにくい紙が選ばれているのか? 誰も文句を言わないんだろうか? あんなツルツル紙に字や絵が気持ちよく書けるわけないと思うのだが。伊東屋に、モールスキンに似たドイツ製のゴムバンド付きノートがあった(メーカー名は忘れた)。このノートの紙はなんとクロッキー用紙。綴じは普通なので180度開かないのが残念だが、これ以上書きやすい紙はないだろう。PMパッドでできたノートがあればさらにいいのだが。

余談。先日RHODIAのA4の4穴レポートパッド(黄色)を見つけて衝動買い。「高橋幸宏氏は黄色いメモ用紙1枚でレコーディングスケジュールをすべてコントロールする」と昔何かで読んで以来、かっこいいなあと、黄色い用紙になんとなくあこがれていた。モールスキンもiCalもあるので予定表的には本格的な出番はなくてラクガキ専用になるかもしれないけど、罫線入りの黄色い紙は気分を明るく保てて非常に良い。

【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
ドラマもマンガも見てませんが、「のだめ」っていったい何? と思ったけど、ウェブ検索したら一発でわかった。なあんだ。しかし、「のだめ」という単語は田舎出身の僕には「肥だめ」と「野つぼ」の両方を連想させ、どうしても絵と臭いが頭に浮かんでしまう。意図的なネーミングかな。
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

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■展覧会案内
VIRTUAL BEAUTY EXPO 2006 in kyoto 〜CG美少女、京都嵯峨に萌ゆ!!
< http://www.kyoto-saga.ac.jp/art_institution/artspace_saga/schedule/index.php
>
< http://www.c-gumi.com/
>
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会期:11月1日(水)〜11月19日(日)10:00〜18:00 11/4.5休 月休
会場:京都嵯峨芸術大学附属ギャラリー「アートスペース嵯峨」京都市右京区嵯峨五島町1番地 TEL.075-864-7852 入場無料
主催:C組 京都嵯峨芸術大学
内容:このイベントは、「CG美少女作家」たちが自主的に運営する世界唯一の「3DCG美少女」専門展覧会です。日本のコンピュータゲームの3DCGキャラクターのクオリティは世界最高です。しかし、今回展示するのは、そんなゲームプロダクション制作を超えるクオリティのCG美少女を普通のコンピュータとソフトウェアを用いてコツコツと作り続ける個人作家の方の作品です。アニメ、マンガに続く日本のお宅系文化の次の本命(?)である、3DCG美少女キャラクターたちを、ご覧ください。58作家110余点の大ボリュームです。

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■編集後記(11/1)

・今日から19日まで「CG美少女、京都嵯峨に萌ゆ!!」なんです。関西にお住まいの方、観光でおでかけの方、ぜひ京都嵯峨芸術大学へ!

・犬の散歩で荒川の水辺に行く。川に沿った歩道を100メートルくらい進んで、歩道が切れたところからスーパー堤防の方に折れるのがいつものコースだった。とくに冬のあいだは、枯れたススキのトンネルやあたたかそうな日溜まりなどがあって、気に入った道だった。ところが、夏のいつごろからか、そのコースの一部が植物に被われてとても入り込める状態ではなくなった。現在も、異常な繁茂で何か所かが分断されている。小山のようになった枯れ木と枯れ草の上を被う元気なツル草。なんなんだこいつは。昨日の朝のニュースで、多摩川かどこかで、この植物を駆除するボランティアの作業が紹介されていた。これは「アレチウリ」だという。北米原産の帰化植物で、日本各地で大繁殖つつある、とネットで知る。写真をみるとまさしくこいつだ。環境省の説明では「河原の固有種を含む他の植物を被陰するため競合や駆逐のおそれがある」ので「駆除すべき特定外来生物」に指定しているそうだ。去年は気にならなかったから、今年一気に繁茂したのだろう。先月の後半、市によるスーパー堤防の草刈りが行われた。昨日は、さらに周辺道路まで拡大した除草があった。もしかしたら、アレチウリの駆除もやるのかもしれない。水辺にだれかが勝手につくった畑がある。もちろん違法だ。いまは葉物やダイコンなどが育っているが、その畑にサトイモを仲間入りさせたのはわたしだ。観葉植物として人がくれたものだが育てようがないので、夏のある日、こっそりと植えてきた。以後、たくましく育っていくようすを散歩の時に確かめるのが楽しみになっている。(柴田)

・今日のまつかさコラムにも登場する「CATMAN」で有名な青池さんの迎撃飲み会に参加した。まつむらさんが誘ってくださったのだけれど、まつむらさんご自身はお忙しくて不参加。笠居さんや、現デジハリのKさん、大好きなMさん(他の方は名前を出すと悪いかな……)らとオール。青池さんとはフラッシュパワーセッションの時に一度お会いしただけ。大人数の飲み会は苦手なんだけど(多いとゆっくり話せなくて帰りたくなっちゃう)いい感じの人数で話しやすかった。青池さんの面白ネタを後記に書かせてと許可をもらったくせに、あまりにも面白ネタが多すぎて、どれを許可してもらったか忘れてしまったよ。夜中になるとディープな話題になり、ネタがあふれ、トコロテンのように記憶から押し出されていっちゃったし。ひさびさにオールしましたわ。疲れたけど、皆のいろんな話が聞けて面白かった〜!/青池さんに教えてもらったハロウィンの話。個人的な話の方は許可もらってないので書けないが、こっちならいいかな。数年前、外国人が渋谷に来てひとこと「日本にもハロウィンが定着してきたね。」ヤマンバ(ガングロ)を見てつぶやいたそうな。(hammer.mule)
< http://www.aoike.ca/
>  青池さん
< http://ja.wikipedia.org/wiki/ハロウィン
>
< http://www.shibukei.com/special/118/
>  ヤマンバの登場と衰退
< http://www.shibukei.com/special/43/
>  復活と着ぐるみん