音喰らう脳髄[21]われら確信犯/モモヨ

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先週末、私の過去のステージをドキュメントしたDVDがリリースされた。

DVDの流通がどうなっているのか知らないが、金曜日に届いている人あり、日曜日中に届かなかった人ありで、そうした報告が逐一私のところに集まるので、妙にそのあたりに興味を持ったりしたが、いずれ届くことだろう。

今は、便利な時代である。ネット経由で予約したり注文したりすれば、若干のタイムラグさえ我慢すれば日本全国どこでも希少価値のある商品もゲットできるわけだが、やはり、新製品のリリースについては、差が出るのであろうか?そのあたり、少し掘り下げてみたい。

と、書いたところで何だが、話は我がDVDの話に移る。このDVDに収録された映像について、私、そしてリリース元会社スタッフの間で、確信犯めいた確固たる気持ちがあった。そのことを書いてみたい。


私は、動画編集、ムービー編集について、かなり深いところでソフト開発や、編集、リメイク、オーサリングなどに直接関わってきたが、そんな私がリリースしたDVDが、なんと、できる限り手を加えないドキュメント性を重視したものである。

私が確信犯というのは、このことだ。同じ画像をソースとしていろいろと手を加えたものを私のサイトでも見ることができるが、今回は、ステージ、ツーセットぶんをそのままパッケージした。私のサイトで見られるような演出は一切加えなかった。

私たちは確信をもって、この手法を採用した。今の若き人々、そして、将来、来るべき世代の子らに、このDVDに収録されているようなバンドが活動しうる環境が1980年には存在していたこと、それを知ってもらいたいからだ。

1980年といえば四半世紀昔のことだ。その時代、メジャーデビューし、ファンが支持したバンドのライブがどのようなものか、それを知るよすがとしてもらいたいのである。

これは、オーサリングや動画編集を旨とする人々も多くいるであろう、デジクリの読者に対して一つの裏切りかもしれない。手を加えてオシャレな映像にするのなら私だってできる。その証のサンプルさえある。それをしないのは怠惰ゆえではないか、という声がいかにも聞こえてきそうだ。

しかし、私が思うに、ドキュメントには、そのものずばりを指摘する力があるのだ。現今のCMのようにきれいに映像をまとめることが、そのまま上級なわけではない。私はそれを確信する。

若きクリエイターの方にはぜひこのあたりを考えていただきたい。

そうそう、音楽仲間にしてサイトクリエイターでもあるSpeedIDの優朗君が私とのコラボ、ギガンティックスのライブ告知用にチャカチャカとフラッシュサイトを作ってくれた。前にも一度紹介したことがあるが、ロックアーティスト発のフラッシュサイトの見本がこれだ。
< http://www.xllx.jp/gigas/ >

なお、このサイトにアクセスすると流れ出る音は、三十年前の私のライブ音源『白いドライブ』。まさにギグ-アンティックである。あっ、今週金曜日の夜、お暇な東京圏、とくに池袋周辺の方、是非ライブにいらしてください。ロックの過去と未来が見えますよ。それに、デジクリ的には、理科ちゃんとあえる、これ大きいですよね。

Momoyo The LIZARD
管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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ロックンロール・ウォーリアーズ Live’80
リザード
ビデオメーカー 2007-01-27

フリクションザ・ブック エンケン実況録音大全集1968-1977(DVD付) GALACTiKA(21) CACA~カカ~(DVD付) MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984(DVD付)

曲名リスト


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リカーシヴ・コール
Function Code(); 森永理科 SPEED-iD
インディペンデントレーベル 2006-01-25

recursive call exclusive ローゼンメイデン・トロイメント 第1巻 (初回限定版) ローゼンメイデン・トロイメント 第2巻 田村ゆかり *Cutie Cutie Concert* 2005 at 東京国際フォーラム ローゼンメイデン・トロイメント 第3巻

曲名リスト
  1. recursive call
  2. FLANGER
  3. telescope
  4. Burgundy
  5. 降る夜
  6. The existence of love
  7. 行方

by G-Tools , 2007/01/30