[2140] 3Dデータ立体出力

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<浦和に来たら「うらわ美術館」と居酒屋「力」>

■武&山根の展覧会レビュー
 本は「挿絵本」→「アーティストブック」と変化する
 うらわ美術館「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」展
 武 盾一郎&山根康弘

■グラフィック薄氷大魔王[87]
 3Dデータ立体出力
 吉井 宏


■武&山根の展覧会レビュー
本は「挿絵本」→「アーティストブック」と変化する
うらわ美術館「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」展

武 盾一郎&山根康弘
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武: こんばんは!
山: こんばんはー。いやー今日は眠いので、焼酎を少し。。
武: 飲むんか!…じゃあ俺は日本酒にしようかなー。日本酒は、アルコールの中で唯一、身体を冷やさないらしい。
山: ほんまかいな。
武: 腰痛にアルコールがいけないのは、身体を冷やしてしまうからなのよ。日本酒なら腰痛持ちにもグー(笑
山: 言い訳やろ(笑)ま、飲み過ぎたら一緒やな。
武: 春近し あなた焼酎 俺日本酒 字余り 詠み人知らず
山: しらんわ!
武: これで奥樣方へのつかみはオッケー!
山: このパターンはもう飽きた(笑

●うらわ美術館「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」展

武: で今回、なんと! 埼玉県は「うらわ美術館」、「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」展に行ってまいりましたっ!
山:「挿絵本」の展示やね。2月18日で終わってしまうねんけど……って、なんで「なんと!」やねんな。
武: 地味だから(笑
山: あー、地味やね(笑
武: まずね、美術館なんですが、見つけにくいんですよ! ホテルについでにくっついてるって感じで。エントランスはこんなだし
  < http://japan.swamp-publication.com/?cid=3073 >
山: 普通の美術館ではこれはないやろな。美術館に見えへん(笑
武: でですね、今回なんでこんなジミーな美術館の展覧会を取り上げるかと言いますと、ちょっと美術館に特色がありまして……
山: 「本をめぐるアート」を収集方針のひとつにしてる。
武: 展覧会レビューなんだけど、どちらかというと「本」にこだわってる美術館として是非とも紹介したい! という感じなんですよね。
山: 日本では他にはないんちゃうかな。
武: あんまし聞かないよね。
山: 僕はついこの間まで浦和に住んでたんで、ちょこちょこ行ってたけどな。というか、実は僕らが参加していたアーティストマガジン「OBSCURE」が収蔵されている。「OBSCURE」を見せたいけど残念ながらWeb上にはない。
武: 旧東京大学駒場寮OBSCURE懐かしいのお。。。俺ら頑張ってたよなぁ。。。てか、浦和ですがな。「鎌倉文士に浦和画家」と言われてて、画家が多く住む街だったのよね。浦和レッズだけじゃないんですよ!
山: そうやな。戦中か戦後あたりか。疎開地やったんやな。
武: で、絵にゆかりのある街の地域美術館が、「本」に着目してる。
山: なんでやろ。
武: で、館側もきっとそこら辺のマイナーさ加減をクリアしたいと一生懸命な感じで、「ピカソ、マティス、シャガール」といった巨匠の名前を出してなんとか集客を増やそう、っていう頑張り感も満載(笑
山: なかなか厳しいんでしょうなあ(笑
武: で、展覧会。好きな作品の下にお気に入りシールを貼れるってのは面白かったね。
山: あ、あれは良かった。かなり真剣に選ぶ(笑
武: 見る側って「理解したかどうか」じゃなくて「好きか嫌いか」で見るから。
山: そうなんやろな。
武: 好きですというのを表明する行為が作品理解にもつながっていきやすくなるしね。
山: テキストも面白いのが多かった。パンタグリュエルとか。
  →Wikipediaで「ガルガンチュワとパンタグリュエル」検索

●「挿絵本」とはなにか?

武: 実は今さらマティス、ピカソとか言われてもなあ、みたいな感じで、あんまり期待してなかったんだけど、「デジクリでレビューを書くのでちょっと解説して頂けるとありがたいんですが。。。」と受付に申し出たら、非常勤学芸員の横井さんがまっこと丁寧に解説して廻ってくれたんすよ。なんだか、嬉しいやら申し訳ないやらで。
山: 親切やな。
武: 手作りで館を支えてる感じなんす。おかげで「挿絵本」という聞いただけじゃイマイチよく分からない世界を知る事が出来た。
山: ふむ。僕も予想以上に楽しめました。
武: そもそも「挿絵本」という単語がパッとしない印象を受ける。
山: 確かにあんまり聞かへんな。
武: 今ね「挿絵本」の定義とはなんなのか調べてたんだけど、ちょっと出て来ないっすね。
山: 出てこーへんな(笑
武: 20世紀中頃。背景としては版画という複製技術がいろいろ発達してるということなんかな。で、画商(プロデューサ)、画家(ディレクター)、版画刷り師(職人)という三者の共同企画による、「テキスト&ビジュアル」の本を100〜300くらいの少部数作った、と。それらを通称「挿絵本」と言う、てな感じなのかの。
山: 参考までに。

【装飾写本】
ソウショクシャホン
Illuminated manuscript
各種の素材の上に書かれた文書に插絵や文様で装飾を施したもの。すでにシュメールの楔形文字を記した円筒印章に象徴的神話モチーフが彫られているが、確実に文章の内容を插絵にしている最古の例は古代エジプト中王朝の『死者の書』のパピルス巻物である。
ギリシアではヘレニズム期にアレクサンドリアに大図書館が設立され、ナイルの豊富なパピルスを利用し、莫大な数の巻子本(かんすぼん)を生産したが、そのなかには多くの插絵つきのものがあったと思われる。2世紀頃からは、より堅牢な羊皮紙の冊子本(コデックス)に次第に取って代り、400年前後には後者が主流となり、同時に写本装飾も芸術的に飛躍的な発展をとげた。
古代末期と中世はこのような羊皮紙あるいは犢皮紙の冊子本装飾の全盛期で、バチカンの『ウェルギリウス写本』(4世紀末)、ウィーンの『創世記』写本(6世紀)、パリの『詩篇』(10世紀)、ウィーンの『戴冠福音書』(9世紀)、バンベルクの『黙示録』(11世紀)<聖ルイ王の『詩篇』(13世紀)など数々の傑作がある。なかでも中世末期の国際ゴシック様式の時代のフランスは『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』(1412〜15、ランブール兄弟作)をはじめとする写本芸術の粋ともいうべき作品を生んだ。
15世紀にはドイツにおける印刷術の発明とともに、木版、銅版を用い紙に印刷した插絵入り本が民間に多数流布するようになった。(Jamming ver 2.8.2 PPC)

武: あー、そもそも本とは「言葉」を伝えるのがメインで、その言葉を装飾したり、補足したりするために「ビジュアル(絵)」が施されて進化していった、という ことかの?
山: 挿し絵は英語で… an illustration …イラストになんのか。
武: 今回のうらわ美術館の展示、20世紀の「挿絵本」は完全に画家が制作の主導権を握っている。
山: そういう感じやったな。
武: あくまでもビジネスベース上ではあるんだけど、画家達は徹底的にこだわってるんだよなぁ。
山: しかもかなり豪華。
武: 具体的なギャラとか、どうだったんだろう。
山: ピカソやシャガールらが手がけた挿絵本は、「リーヴル・ダルティスト(アーティストの本)」と呼ばれ、版型が大きく、オリジナルの版画を収めた豪華なスタイルが特徴です、と解説にある。
武: 「綴じてない」ってのも特徴だよね。装丁は別、という様式だったからかな。
山: ルリユールやな。本を綴じる技術、伝統があったんやね。
武: すると、今回の「挿絵本」というのはルリユールなしの状態だよね。その状態でも「本」と呼ばれたってことかの。
山: もともとフランスでは本は綴じてない状態で売ってたらしい。
武: 面白いよな、それって。
山: で、買った人が、自分でどっかの職人に頼んで「製本」してもらう、と。
武: 売る側は「出来事(ソフト)」を制作し、最終的な「枠(ハード)」は買う側が決めるってことだよね、それって。
山: そうとも言えんのかな。ま、ハードも売ってるんやけど。その家々の伝統の装丁とかあったんちゃうかったかな。確か。
武: 少部数でめちゃくちゃ手間のかかる挿絵本だからさぞかし高いだろうなあ。
山: 高いやろー。
武: 庶民はやっぱ買えんだろう。
山: 買えんやろー(笑

●本は「挿絵本」→「アーティストブック」と変化する

武: 「挿絵本」は「リーヴル・ダルティスト(アーティストの本)」とも言われている、って言ったじゃないですか、けど、最終的な枠=製本(ルリユール)はアーティストは携わらないでしょ。
山: 普通そうなんとちゃうか。
武: 「仮綴じ」と「ルリユール」が分かれてる。
山: そういう風に日本で作ってた人たちの本を見たことある。毎月1頁づつ送られてきて1年間で12頁。それを自分で綴じろ、と。綴じなくてもいいように箱がついてる。それも「本」。プライベートプレス、私家版かな。
武: ふむー。例えば今回の挿絵本展示で言うとね、ピカソはビュフォンという人が書いた「博物誌」の絵を銅版画で描いてる、1942年。マティスの「ジャズ」という挿絵本はビジュアルもテキストもマティスが担当してる、1947年。レジェの「サーカス」もテキスト&ビジュアルだ、1950年。アレクサンダー・コールダー「祝祭」は、コールダーのビジュアルにジャック・プレヴェールという人が詩を捧げたそうです、1971年です。挿絵本の進化(変化)としては、テキストに絵を付ける、から徐々に言葉とビジュアルが逆転して行くんだよね。
山: もう挿絵とちゃうな。
武: うん。挿絵という概念が破綻して「挿絵本」と呼ばれるものも徐々になくなる。で、「アーティストブック」というモノが誕生する、と。そういう流れで考えていいんじゃないのかの。
山: そういうことになるんですかね。
武: 現代美術って「最終的な枠」までもをアーティストが思考する必要性もある気がするんさよ。
山: まあな。
武: それが「アーティストブック」を作って行く鍵かも知れないなあ、と。
山: 沼美術館はそういうこと考えて作ってたりする。
< http://swamp-publication.com/archives/2007/02/_swamp_museum.php >
武: 先人達の「挿絵本」から半世紀、今は「アーティストブック」と呼ばれる本を作ってマス! ってテリアードさんに知らせたい。
山: テリアードって誰?
武: 出版者ですね。シャガールの「ダフニスとクロエ」(1961)なんかはこの人みたいですよ。「挿絵本」を経て、今の俺達がある、と!
山: そうか?

●浦和に来たら「うらわ美術館」と居酒屋「力」

武: 「本」の魅力を瞬時に伝えるって難しいと思う。じわじわと効いて来るものだから。だから一回の展覧会で「本」を特集するんじゃなくて、美術館自体が「本」にこだわって、ずーっと本の魅力を伝えようとし続けるってスタンスは良いなあって思ったんすよ。
山: まあ本って、もちろん見るもんやけど、所有するものやったりもするからな。そういう魅力があるよな。手に取りたいとか、うちの本棚に入れときたいとか。
武: フェティッシュな分野でもあるし。
山: なにかしらの世界が一つの形に収まっている、というのはやっぱり気持ちいい。
武: 文字情報と画像情報はこうして手に取らなくてもパソコンで見れる、けど「触れられる物質」ってこれからますます意味を持ってくると思うんですよ。身体と物質。本というのは非常に不思議なメディアだと思うんだ。
山: 感触やな。五感すべて使うというか。あ、食べへんか(笑
武: 美味しそうなアーティストブックって作ってみたいよな。
山: 美味しそう、っていうのは何でもけっこう大事やね(笑)……腹減ってきたぞ。
武: 是非、浦和に来て「うらわ美術館」に寄って、レッズサポーターのアジト「力」で焼き鳥食べて酒呑んで下さい!
山: あー行きたい! 引っ越してから行ってないなー。
武: じゃあ、今度行きましょー!
山: そうやな! センマイ刺し喰いたい。ほんま腹減った。
武: 次は山根のおごりだから。
山: ……違う人と行きます!(笑

【ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語】
< http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm >
場所:うらわ美術館ギャラリーA・B・C
さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F TEL.048-827-3215
会期:2006年11月18日(土)〜2007年2月18日(日)
開館時間:火〜金 10:00〜17:00(入場は16:30まで)
     土・日 10:00〜20:00(入場は19:30まで)
観覧料 :500円、大高生300円、中小生150円

【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/グラフィックデザイナー兼画家】
・新宿西口地下道段ボールハウス絵画集
< http://cardboard-house-painting.jp/ >
・夢のまほろばユマノ国
< http://uma-kingdom.com/ >
take.junichiro@gmail.com

【山根康弘(やまね やすひろ)/阪神タイガース信者兼画家】
・交換素描
< http://swamp-publication.com/drawing/ >
・SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/ >
yamane.yasuhiro@gmail.com

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■グラフィック薄氷大魔王[87]
3Dデータ立体出力

吉井 宏
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あこがれの3Dデータ立体出力。ついにその機会がやってきた!

(株)リアルファクトリーさん(CAD関係の立体出力機器やソフトの販売会社)のユーザー事例紹介の企画。CINEMA4Dからの出力ってことで、発売元の(株)TMS(MAXON Computer)さんの紹介で、立体出力を原型にフィギュア試作をすることになりました。もちろん試作に終わらせず、数十個複製→販売まで行くつもり。

(株)リアルファクトリー「CINEMA 4Dを使ったユーザー事例」
< http://www.rfactory.co.jp/case/cg_room/yoshii/index.shtml >

写真はブログにもあります(1月13日より)。
< http://yoshii-blog.blogspot.com/search/label/Toys >

まず、2体の3Dデータを立体造形していただいた。モデリングにはもちろんCINEMA4Dを使用。ポリゴンを細かく再分割し、それぞれ十数万ポリゴン。STL形式で渡した。上下2面からの切削方式と、樹脂積層式の2種類のマシンでそれぞれ出力する。

出力完了の連絡を受けてさっそく受け取りに行く。

●切削式

切削方式は工業製品の金型さえ作れる精密マシン。クリアなアクリルブロックを削ると透明になるくらいの高精度。ドリルで垂直に削るので逆テーパー不可なのは弱点(回転軸を付けて360度から削ることもできるが、精度は多少落ちるそうだ)。両面からの切削は、けっこう手間がかかるらしい。ケミカルウッドのブロックを機械に固定、正面を上から削り、ひっくり返して背面から削っていくと、途中から空中に浮いた状態になって削れない。なので、ひっくり返した状態で彫った正面側に石膏を流し込んで固定する作業などが必要。

「Kuma-Jiro」。高さ9cm、幅7cm、奥行6cm。こんな小さいものでも12時間かかったそうだ。切削中に5本のドリルを自動交換したそうで、これが高級なものは1本1万円。マシン自体も個人で買うレベルの値段じゃない。機械占有時間や手間のコストとか考えると、こういった立体出力サービスがすごい高額なのは当然な気がする。(ローランドなどからホビー向けの安価な切削マシンが出ているのでほしかったりするのだが、ドリル交換は同じだし、騒音が半端じゃないらしい)

素材はケミカルウッド。ほぼツルツル状態で驚異的な仕上がり。このまま原型にしたいところだけど、ドリルの直径より細い彫り込み部分が甘いので(ドリルを替えればもっと細かい部分も可能だが、時間が余計にかかる)、目や口は深く彫りなおしたい。あと、ドリルに平行な部分はちょっと平らの部分がある。これをシリコン型取りしてレジンに置き換えた上で、仕上げ作業を行なうが、たいした手間はかからなそう。立体出力おそるべし!

●積層式

積層式のマシンはどんな形も出力可能。具体的には、熱でABS樹脂を溶かしてノズルから出して積み重ねていく仕組み。極細のマヨネーズがチュルチュルとぐろを巻く感じ。おもしろいのは、肩から下へ伸びた手などをどうやって空中に積層するのかと思ったら、土台の支持体も別の樹脂で同時に積層しつつ、土台の上に積み重ねていくんだそうだ。見せていただいた見本ですごかったのは、ボールベアリングの模型。全体を出力した後でベアリングの隙間の支持体を薬品で溶かせば、完全一体型でクルクル回るベアリングができてしまう。中国の透かし彫り・入れ子細工みたいな。

「TV-Dog」。高さ9cm、幅6.5cm、奥行き11cm。中空で軽いけど、凹まないように井桁っぽい構造になっている。積層式マシンは出力の手間はかからないそうだ。3Dデータを読み込ませてボタンを押すだけ。出力時間は8時間で、切削式よりぜんぜん手軽だそう。

ただし、仕上がりは切削式より数段落ちる。側面はいいとしても、天面底面の部分は樹脂に隙間が空いているほど粗い。一層分が0.26mmとはいえ、等高線のような段々がかなり目立つ。本来のマシンの使い方としては、積層式で全体の形状を確認してオーケーだったら、切削式で型(つまり凹型)を彫るのだそうだ(積層式にはモデリングワックスを使う高精タイプもあるそうだが、こちらは未経験)。

今、両方の原型を仕上げる作業中なのだが、切削式はほとんど手間無し。積層式はレジンに置き換えた上で、分厚くパテやサーフェイサーを塗ってから改めて削り出しするような具合。原型制作で最も大変なのは表面仕上げなので、ヘタすりゃアナログで原型1個を作るのと手間はかわらないし、アナログ経験がなければ仕上げるのは無理だろう。

とりあえず、3Dソフトで納得行くまで形状を練り上げられるのは素晴らしい。今までは3Dソフトでどんな気に入った形を作っても、利用できるのはモニタや紙の平面でしかなかった。個人で作った3Dデータを立体にできるのなら、フィギュアはおろかどんな工業製品でも地続きってこと。いろいろ拡がっていきそうでワクワクする〜。

【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com

1月に告知するのを忘れてしまいましたが、音楽イベント「ポッドマン!」は最終回を終了しました。最後ということで総勢9名の大盛況(マジ)でした。1年と少しの間、ありがとうございました。で、メンバー3人はこれからもユニット(?)として音楽活動は続けていきます。目指せiTMS。

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

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■編集後記(2/14)

・「三角型をした大きな鼻、三日月型に笑っている口、目の玉はなくて、ただ真っ黒な穴のように見える両眼、三千年前のエジプトの古墳からでも掘り出してきたような、世にも気味のわるいお面です」「たしかに怪物のからだの中から、ひびいてくるのです。ギリギリ、ギリギリ、巨人が歯ぎしりをかむような歯車の音。」子どもの頃読んで、あまりのこわさに夜中はひとりでオシッコにいけなかったのが江戸川乱歩の「青銅の魔神」である。先日の読売「ライブラリー」のページで、児童文学作家の川北亮司さんが紹介していた。同じようにこわがった人がいたのだ。川北さんは11歳の時に買って、怖さを多少楽しむ余裕をもって読んだようだが、わたしには死ぬほどこわかった。いじめっこよりこわかった。約50年ぶりで再会した魔神の描写はいまなら笑えるが、子どものわたしにとって、これほど恐ろしい読み物はなかった。すこし大きくなると、怪猫や雨月物語が怖ろしくてたまらない。まあ、昔の田舎は闇が深かったから夜はとにかくこわかった。いまは「幽」や「怪」や「新耳袋」などを好んで読んでいるのだから、そっち方面のこわさはあまりない。こわいものなしだ、なんでもかかって来い、と言いたいところだが、じつは二大こわいものがある。病気になることと、Macintoshが壊れてなにもかも失なうことである。(柴田)

・眠いっす。CM動画をネット配信用に変換しているのだが、今までこんな事例はございませんでしたわ、なトラブル続出で、終了時間の予測がつかない状態なのだ。ありえない〜。もらったデータを変換するだけのはずなのに〜。他の仕事と重なり寝不足。ひとつの第一段階は放り込んだので、第二段階にとりかかる前にこの変換作業を終えて、もうひとつの頼まれ仕事をやっつけて、先にやった仕事のフォローをやって、次の仕事と第二段階の段取りをして。うーん、この変換作業で得たノウハウと知識を活かすことなんてあるのだろうか……。いや、きっとない。方法を後記に書く必要性すら感じられないわ。私の睡眠時間を返してくれ〜!(hammer.mule)
< http://www.squared5.com/ >  ありがたい
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