[2198] 次世代ウェブはテレパシー志向

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<同期はしているが勝手な日記>


■KNNエンパワーメントコラム
 次世代ウェブはテレパシー志向
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[128]Illustrator CS2編
 ラーメンのどんぶりの渦巻きを描く
 古籏一浩

■セミナー案内
 +DESIGNINGに見るPDF/X-4を利用したワークフロー

■展覧会案内
 藤森建築と路上観察 第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展 帰国展
 昭和 ─写真の1945-1989─ 第一部「オキュパイド ジャパン」
 「大地への想い」水越武写真展

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■KNNエンパワーメントコラム
次世代ウェブはテレパシー志向

神田敏晶
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KNN神田です。

twitter.com や tumblr.com の登場によって、いくつかの次世代のウェブトレンドが見えてきたようだ。

twitter.com が今年になって爆発的な普及をなした理由はなんだろう? それは、プログラマーたちがこぞって便利なアプリケーションを開発はじめたからだ。すべてはAPIが公開されていることによって、さまざまなウェブアプリケーションが開発され、それをさらにギークな人たちがマッシュアップを繰り返し、新たなアプリケーションとして登場してきた。

そして、次に反応するのが、ブロガーである。技術系のギークが牽引するだけではなく、文系ブロガーがそれを日常レベルの技術とし翻訳することによって、一般のブログ読者が反応する。そして、一般のブログ読者が使い始めることによって、新たな自分の知人を招待し、さらに広がるという展開であった。

基本的には、一般の人は、SNSを自分で判断し、そのサービスに登録することをあまりおこなわない。必ず、誰かからの招待や信頼するメディアやブロガーの紹介をもとに登録しているようである。mixiの普及の要因は知人やコミュニティからのバイラルのみであった。

twitter.com のサービスは、とりたてて革新的な技術サービスではない。誰もが一度は考えたことのあるサービスであろう。しかし、そのサービスの仕組みをAPIとして公開しているところに非常に意味がある。実質的にサービスが完成されてからではなく、初期段階から、公開していた。

APIを公開することによって誰もが、サードパーティーとしての参画を可能とし、ユーザーを共有できるところにギーク層への普及を促進させた。そして、さらにたくさんのユーザーが参加することによってのバイラル効果がまきおこった。それを伝達したのは、メディアではなく、ブロガーたちであった。こうして集まった集合知は、新たな社会サービスへと変革しようとしているのだ。

米国のSNS friendster.com が登場した時、orkut.comやmixi、GREEそして、myspace.com が同時にインスパイアされて同時期に同系統のSNSの開発をスタートしている。ネット上の新しいアイデアは、一瞬にして世界で共有されているのだ。

twitter.com のユニークな点は、APIを公開していることによってのユーザーの共有化である。ユーザーをサードパーティーと共有することによってのさらなる高度化したサービスを付加することができる。すでに地図や写真や携帯と密接にリンクしている。今後は、広告や動画、リアルな場所、公共機関などと連動するということはたやすく想像できる。

すでにtwitter.com にインスパイアされたサービスが世界中で展開されている。mixiやmyspace.com に続く企業も登場することだろう。

今までのインターネットのサービスは、ウェブ、ブログ、メールと常に非同期にすることによっての、便利さを打ち出していた。しかし、twitter.com は同期型だ。「同期」のしくみを持ち込んだところが特徴だ。さらに人間関係にも、非同期性を持ちこんでいるところに着目したい。

IMなどの同期型も多かったが、常に他人と社会との対峙による同期までも求められていた。しかし、twitter.com は「What are you doing?」というコンセプトによって、自分のプレゼンス(状態)を公開するだけでよくなった。知人や他者に対して、心情的な同期をコミットメントする必要性がないので、非常にゆるやかに自分の状態のみを公表することができるようになっている。つまり、同期はしているが勝手な日記というフォーマットだ。

mixiも知人のみに対して、「mixi日記」という公開の場を設けており、何か月も前の発言を見ることができる。しかし、twitter.com は二時間前の情報を探すことすら難しい。ゆるやかに同期している、数分前の現在がいちばん重要なコンテンツとなっている。

しかも、それは予算をかけられてつくられた番組でも、コミュニティでもない。日常の知人の普通の行動の一片である。知人の行動を通じて、自分が疑似体験できることが一番のコンテンツなのかもしれない。いや、むしろ、それはテレパシーの感覚に近づいている。

ウェブのマッシュアップと携帯によって、人類は「テレパシー」の感覚を取り戻そうとしているのかもしれない。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[128]Illustrator CS2編
ラーメンのどんぶりの渦巻きを描く

古籏一浩
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今回は、ラーメンや中華料理などのどんぶりや皿に描かれている四角い渦巻きのような模様を描くスクリプトです。これが以外に用途がないのですが、LX = 200やLX = 200、margin = 20、for (i=0; i< 5; i++)の5の値を変更すると、いろいろ面白い図形になります。

margin = 20;
X = 0; // 開始X座標
Y = 0; // 開始Y座標
LX = 200;
LY = 200;
docObj = app.activeDocument;
pObj = docObj.pathItems.add();
points = [];
points.push([X, Y]);
for (i=0; i< 5; i++)
{
points.push([X+LX, Y]);
points.push([X+LX, Y+LY-margin]);
points.push([X+margin, Y+LY-margin]);
points.push([X+margin, Y+margin]);
X = X + margin;
Y = Y + margin;
LX = LX - margin * 2;
LY = LY - margin * 2;
}

pObj.setEntirePath(points);
pObj.filled = false; // 塗りなし
pObj.stroked = true; // 線あり
pObj.strokeWidth = 1; // 線幅1ポイント
pObj.strokeColor = setColor(255,0,0); // 線の色を指定(赤色)

function setColor(r,g,b)
{
var tmpColor = new RGBColor();
tmpColor.red = r;
tmpColor.green = g;
tmpColor.blue = b;
return tmpColor;
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

前回出てきたHDR合成を行うPhotomatixのページを作ってみました。
< http://www.openspc2.org/reibun/Photomatix/
>

Photomatixは英語版しかないのですが、一応分かる範囲で日本語化してみました。ただし、MacOS X版のみです(購入したのがMacOS X版だけなので)。

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■セミナー案内
JPC PDF委員会 定例セミナー
編集者必見! 無駄のない出版物やフリーペーパー作成法
〜+DESIGNINGに見るPDF/X-4を利用したワークフロー〜
< http://www.jpc.gr.jp/
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<主催者情報>

インターネットの台頭により情報の入手先は飛躍的に増加していますが、その影響を最も受けているのが出版物です。中でも雑誌の販売部数はこの10年ほど右肩下がりを続け、出版各社は模索を続けています。一部のファッション誌やフリーマガジンでは発行部数やページ数の増加が見られますが、カタログ化が進行しているだけで、コンテンツそのもののパワーは感じられません。

こうした問題を解決する方法の一つがデジタルワークフローです。先進的な出版社は既にコストダウンやスピードアップに成功していますが、大半の出版社はコンピュータを使っていながら、アナログ時代のワークフローのまま業務が進行しています。

今回のセミナーでは、早くもPDF/X-4によるワークフローを実現している「+DESIGNING(プラスデザイニング)」< http://www.plus-designing.jp/
>を事例として、Smart Connectionを利用し無駄を排除しながらスピード・品質ともに向上させたワークフローを紹介いたします。

主な対象者
・デジタルは苦手だと考えている編集者やデザイナーの方
・業務改革に悩んでいる出版社管理職や経営職の方
・PDF/X-4に興味のある制作スタッフや印刷業の方

プログラム
13:30〜14:10「Smart ConnectionとMac OS X Serverでライブな共同作業」
(株)恒陽社 グラフィック事業部マーケティングマネージャー 永島孝也氏

14:15〜14:55「Adobe Acrobatによる校正で飛躍的にスピードアップ」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)

15:10〜16:20「PDF/X-4を採用した理想的なワークフロー大公開」
株式会社毎日コミュニケーションズ +DESIGNING編集長 小木昌樹氏

16:20〜16:30 質疑応答

日時:5月29日(火)13:30〜16:30(13:15〜受付開始)
会場:TKP六本木ビジネスセンター カンファレンスルーム8
東京都港区六本木 6−7−6 pfアカデミービル4F
都営大江戸線・日比谷線 六本木駅 3番出口徒歩1分
※地図はこちら < http://www.tkproppongi-bc.net/access.shtml
>
参加費:JPC会員・団体会員=無料 一般=10,000円(税込)
※当日会場でお支払いいただきますのでご用意下さい。

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■展覧会案内
藤森建築と路上観察 第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展 帰国展
< http://www.operacity.jp/ag/exh82/
>
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会期:4月14日(土)〜7月1日(日)11:00〜19:00 金土20時 月休
会場:東京オペラシティアートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2 TEL. 03-5353-0756)
入場料:一般1000円、大高生800円、小中生600円
内容:ユニークな建築で知られる藤森照信(建築家)と、彼とともに路上観察学会を結成した赤瀬川原平(作家・画家)、南伸坊(イラストレーター)らの計6名による、建築と都市にかかわるまだ知られざる新しい方向を、世界で初めて明らかにしたと言われる展覧会の、日本凱旋帰国である。

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■展覧会案内
昭和 ─写真の1945-1989─ 第一部「オキュパイド ジャパン(占領下の日本)」
昭和20年代
< http://www.syabi.com/details/syowa.html
>
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会期:5月12日(土)〜6月24日(日)10:00〜18:00 木金20時 月休
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイスTEL.03-3280-0099)
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円
内容:本展では東京都写真美術館の収蔵作品の中から、4期に分けて「昭和」を象徴する約600点の写真を選び、構成する。第一部は、戦争の惨禍の後、占領下におかれていた昭和20年代を舞台に、新しい価値観を持ってこの時代をとらえた「オキュパイドジャパン(占領下の日本)」である。

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■展覧会案内
「大地への想い」水越武写真展
< http://www.syabi.com/details/daichi.html
>
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会期:5月12日(土)〜7月1日(日)10:00〜18:00 木金20時 月休
会場:東京都写真美術館
入場料:一般800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
内容:地球全体をとりまく生態系をテーマとし、世界的に活躍する水越武の40年以上に及ぶ作家生活のなかから厳選した代表作品に、近作を加えた200点を展観する。

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■編集後記(5/14)

・先日の新聞に、爆笑問題の二人が二輪のタンデム(自転車)に乗っているビジュアルの広告があった。前のサドルの田中の後頭部(の、うす毛)を見て、後ろのサドルの大田がオーバーな驚愕顔しているというシチュエーションのようだ。もちろん書き割りのセットだが、レトロないい味を出している。前カゴにはネギなどが見えるから、スーパーからの帰りという設定であろうか。ネットをさぐるとCMがあった。どうやら、うす毛を相談する医者に行くところらしい。でも、二輪のタンデムは長野県を除いて公道(一般の道路)の走行を許されていないのは常識だから、全国区の広告としてホントは不適切なビジュアルかもしれない。だから、書き割りにしているんだろう。はるか昔、大学の自転車部で奥多摩キャンピングに行った。そのとき、いろいろ破天荒な言動の多いある先輩が二輪のタンデムに一人で乗って現れた。うしろには透明人間が乗っている設定だといい、なかなか笑える姿であったが、一人で走らせるには楽ではないはずだ。一団となって甲州街道を西に向かって疾走したが、警察につかまることもなく、帰りもなにごともなかった。もちろん、交通法規は承知の上で、二輪のタンデムを一人乗りしたら警察はどういう対応するのか、みんなも楽しみにしていたのだった。おおらかな時代のことである。今だったらどうなんだろう。そんなバカする人はいないか。で、その疾走した先輩はいま失踪しているらしい。(柴田)
< http://aga-news.jp/index.html
> うす毛対策

・スーパーアグリ佐藤琢磨、ポイントゲット!/習っているバレエの先生が替わった。新しい先生も元OSKの方。どちらの先生も普段から舞台に立たれていたせいか、表現力があると素人目にも思う。前の先生は可愛く、今度の先生は優雅な踊りをされる。先生が好きだったので別のスタジオに移ろうかと思ったが、新しい先生は私と顔のタイプ・傾向が似ているとまわりから言われ(本人らはわからないのだが、パーツが似ているし、何系ハーフと間違われる点も同じ。ただし無駄な贅肉がまったくない先生なので、えーっと……)、それならその先生の踊りを真似たほうがいいかもしれないと思いとどまった。前の先生はバーレッスンの時に全員に細かく指導してくれる方だったが、今度の先生は五歳の子につきっきりでちと寂しい。まだバーレッスンを覚えていない五歳の子が、ついていけるようにと考えていらっしゃるようだ。その分、ひとりずつするセンターレッスンは細かなチェックが入る。「息をして」と再三注意される。バレエって全身運動だなぁといつも思うのが、回転やジャンプをする前のプレ動作や、手の動き。足だけでは高く飛べなくて、手を使ってはじめて高く飛べる。注意をされ、意識を変えるだけで動きが良くなるのが不思議。前へ、上へ、斜め上へ。セグウェイに乗って、前に進んでいる気持ちになるだけで微妙に前傾姿勢になり、実際にも前に進むのと近いかも。体が超硬なのだが、いつも唯一褒められるところ。足の甲や足先がきれいなんだって。どう良いのか素人にはわからねぇ。いつ体が人並みに柔らかくなるのかもわからねぇ。(hammer.mule)
< http://www.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/070513195224.shtml
>
初ポイント
< http://www.1stsegway.jp/
>  セグウェイ