ネタを訪ねて三万歩[28]一セット三冊組12kgの限定本と、今さらのWindows XP/海津ヨシノリ

投稿:  著者:  読了時間:9分(本文:約4,300文字)


●ネタの整理法(適当に絞り込む編)

ネタがないときのコラム原稿はどうしたらいいかで、いつも悩んでいた時期がありました。書ける時と書けない時の落差が大きいからです。多分コレを生業としているのであれば、それなりのリズムを掴んでいればいいのですが、そうではないから少々難しくなってしまうわけです。

そんなときは、とりあえず手当たり次第に事件や騒動、気になったこと、腹の立ったことなどをつらつらと書き綴ってみます。だいたいこれで一気に一万文字ぐらいになってしまいます。いつもの私のこのコラムのほぼ三倍です。そして、そこから消去法で、誤解されそうなネタや表現を削除するというわけです。そうしていくとだいたい1500文字ぐらいに縮小されてしまうので、その1500文字に肉付けをするというわけです。

これでとりあえず今のところ何とかなっています。かなりいい加減といえばいい加減ですが、色々と神経使っているのは確かです。まっ、だからと言って大した内容ではないので意味ない作業かもしれませんね。そもそも授業用の資料作成や仕事の書類作成などで、書き綴っている文章は、概ね毎週一万文字は軽く突破してしまうので、とにかく書き綴ることから始めないと先に進めません。誤字脱字誤変換の嵐ですが……。


●アマゾンで古書を検索

てなわけで本題です。前回アマゾンで本を買う話をしました。そのアマゾンでかなり古い本を衝動的に検索してみたら、ほとんど引っかかったのには仰天してしまいました。そして極め付けは、「それなら」と、小学校二年の時に影響を受けた折り紙の本をふざけ半分に検索したことです。結果は、当然しっかりと引っかかってしまいました。もちろん絶版品ですから、古書として誰かが売りに出さない限り手に入らない状態でしたが、激しく便利です。

昔、立原えりか全集の第一巻だけがどうしても手に入らずに、とうとう全てを手放してしまったことを思い出すと、今は入手できないものはないぐらいの状況かもしれませんね。もちろん、売りに出されたらの話ですけど。ちみに私は折り紙を手放すつもりはありません。私にとっての宝ですから。

ところで古書と言えば、連休中に実家から父の蔵書をかなりの冊数借りてきました。中でも父の蔵書中最大級の重量を誇る、一セット三冊組12kgの和紙に関する限定本は圧巻です。ということで、今回は合計40kgを超える本の山を借りてきました。

まだまだ父の蔵書は山盛りなので、気がついたら借りてこようと思っています。かなりマニアックな古い本や雑誌があるので、宝探しのような感じです。私も随分と本は溜め込んでいましたが、引っ越し毎に少しずつ処分してしまい、かなり情けない状態になっています。

古いといえば、ブックオフも実はけっこう頻繁に利用しています。車で数分のところにかなり大きな店があり、小まめに出かけることで掘り出し物を手に入れています。といっても、105円コーナーの文庫や新書が主ですが、一般の書店は本当に新刊しか置いていないので、気になっている本は小まめにメモしておき、いつでも探せるようにしています。でも、だいたい予定外の本を買ってしまうんですよね。ここだと。

本当は読みたい本が図書館にあれば一番いいのですが、最近の図書館は怒りが込み上げてくるほど利用者のマナーが悪く、ページが切り取られていることなど当たり前の状態を何度も体験するに至り、ここは本当に日本なのかと嘆きたくなります。

どうしてこんなに公共マナーが悪くなってしまったのでしょう。真面目に行動している者が気分の悪くなる世の中に、どれほどの未来があるのか本当に疑問です。しかし、それが今の日本の現実なのでしょう。

●今だからWindows XP?

さて、リリース直後から色々悩んでいたWindows Vistaですが、用途としては新しいマシンの購入ではなく、MacBook Proへのインストールでしたので熟慮の結果、あえてWindows XP Home Edition SP2を購入することにしました。

Vistaの場合は、最低のHome Basicでも20MBもハードディスク容量を必要とする(らしい)点が最大の理由です。私にとって、OSを使うのではなくてソフトウェアを使うことが目的だからです。

確かに新しい環境は魅力的ですが、とりあえず現状で二兎を追うつもりはありません。お金がかかり過ぎですから。更に、MacBook ProにWindows XPをインストールする最大の理由は、大学での講義のためです。メイン環境はあくまでもMacintoshですので、この選択は間違っていないと感じています。余力があれば専用のマシンを購入してもいいかもしれませんが、難しい問題です。

とにかく、時間が迫っていたのが最大の判断材料です。実は緊急で大学での用途とは別に、Windows環境での書類作成が迫っていたからです。確かに現在デスクトップ環境を持っていますが、五年近く使い続けているのでさすがにゴミが溜まって動作はカメ状態。さりとて、一発奮起でフォーマット後に再インストールすることも、いくつかのソフトウェアの常軌を逸したプロテクトの関係で躊躇しているわけです。

ということで、Boot Campをインストール後にWindows XPをインストールしました。そして、Adobe Creative Suite2をインストールし、アクティベーション処理をしている段階で「セキュリティー関連のツール」がないことに気がつき、処理を完了してから慌ててシステムをMacOSXに切り替えました。Macintoshと違ってセキュリティー処理は必須ですからね。

そして色々考えた末、Boot CampでWindows XPを忍ばせたMacBook Proで、私はメール処理の予定はないので、一般的なネット処理で問題が発生しないようにツールを探すことにしましたが、さすがに問題ない(だろう)とはいえ、Mac BookPro上のWindows環境なのでWindows Live OneCareで決め、ツールもすべてMS製とすることにしました。

しかし、一応正式対応しているはずのAirMacをなぜか認識してくれない悲しい現実。とりあえずAirMacを経由しない回線からEtherケーブルを引っ張ってきて、必要最低限のネットワーク処理を済ませたら、疲れが一気に出てしまいました。極め付けは、Photoshop用に作成していたパーティションが設定できなくなってしまったこと。まっ、このあたりはサポート外(現状では)のツールなので文句も言えずに苦笑い。

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ポルナレフ・ベスト●今月のお気に入りミュージック
"Tout tout pour ma cherie" by Michel Polnareff in 1971
 ※"cherie"の最初の"e"はアキュート・アクセント ( ´ )
"Raindorps Keep fallin' On My Head " by B.J.Thomas in 1961
"Listen to What the Man Said" by Paul McCartney & Wings in 1975

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●来月(6月18日19時より)のアップルストア銀座のセッション
Made on a Macとして画像処理セッション
『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.11 絶対に外せないデジタルメイクアップ技法2/メンズ編』を行います。予約無用・参加無料です。
< http://www.apple.com/jp/retail/ginza/week/20070617.html >

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター

Adobe Creative Suite 3日本語版がリースされました。既に多くの方がコメントしてますので私は省略しますが、Adobe製品のほぼ全てがCreative Suite化してしまったのは驚きですね。そしてGoLive、ImageReady、FreeHand(Studio 8で既に外れていました)が外れてしまったのは仕方のないことなのでしょう。

最初のCreative Suiteがリリースされてから既に3年半。時代の流れを感じます。私自身も既にCreative Suiteすら忘れかけています。ですからそれ以前の環境に関して質問されても正確に答えられないだろうな〜といった状態です。

と、ここまで書いていたら、5月16日にFreeHandは現行のFreeHand MXで開発は終了と、Adobe社のPhotoshopの開発責任者John Nack氏が自身のBlogでコメントしてしまいました。残念ですが、これで一つの時代が終わってしまいました。

が、感傷に浸っている暇はなく、今年はFlashやAfterEffectsを今まで以上にドップリと使い込んでみようかと計画中です。特にFlashは、Macromedia時代と異なりIllustratorとのデータ互換が高くなっている分だけでもワクワクしてきます。

yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com/ >
< http://kaizu-blog.blogspot.com/ >
< http://efgra.blogspot.com/ >
< http://web.mac.com/kaizu/ >

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Photoshopイラストレーションスーパーテクニック
海津 ヨシノリ 開田 裕治 寺川 昌子
ソーテック社 2005-01

Photoshopで描くイラストレーション―基本テクニックからリアルなイラスト作成まで Drawing the Living Figure 寺田克也全部―寺田克也全仕事集 Painterで描くデジタル・イラストレーション スーパーマンガデッサン―作画のための考えるデッサン




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ポルナレフ・ベスト
ミッシェル・ポルナレフ
ユニバーサルインターナショナル 2006-01-25
おすすめ平均 star
star新鮮で懐かしい

星空のステージ ポルナレフ・ナウ あなたのとりこ~シルヴィ・バルタン・ベスト・コレクション ポルナレフの世界 愛と青春のトルバドゥール

曲名リスト
  1. シェリーに口づけ (3:04)
  2. 愛の願い (4:19)
  3. 愛の休日 (3:19)
  4. バラ色の心 (2:58)
  5. 君との愛がすべて (3:07)
  6. ノン・ノン人形 (3:13)
  7. ステキなランデブー (2:22)
  8. 天国への道 (4:32)
  9. ラース家の舞踏会 (4:54)
  10. 悲しきマリー (2:43)
  11. ロミオとジュリエットのように (4:14)
  12. ギリシャにいるジョルジナへ (2:50)
  13. リンガディン (2:22)
  14. 愛のコレクション (2:37)
  15. 渚の想い出 (3:27)
  16. 想い出のシンフォニー (2:42)
  17. 哀しみの終わるとき (1:43)
  18. 愛の物語 (3:13)
  19. 僕はアイスクリームの中から生まれた (3:22)
  20. つけぼくろ (4:28)
  21. 今夜の列車 (3:03)
  22. 哀しみのエトランゼ (4:48)
  23. 忘れじのグローリア (4:59)

by G-Tools , 2007/05/30