[2228] 映画「ミス・ポター」に見られる動画マッシュアップ

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,500文字)


<ケンチャナヨ!!>

■KNNエンパワーメントコラム
 映画「ミス・ポター」に見られる動画マッシュアップ
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[134]Illustrator CS2編
 選択されたテキストにボックスを合わせる
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[2]
 キムチ大好き
 HAL_

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■KNNエンパワーメントコラム
映画「ミス・ポター」に見られる動画マッシュアップ

神田敏晶
< http://bn.dgcr.com/archives/20070625140300.html >
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KNN神田です。

「ミス・ポター」という映画が2007年9月にロードショーとなる。
< http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/ >

「恋と波乱に満ちた半生を描く感動作」というコピーだけでボクの映画を見たいという気持ちは失せてしまうのだが(笑)、すこし気になったのがこのニュース。

「『字幕in』を活用した日本語字幕コンクール、戸田奈津子氏が審査」
< http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20351431,00.htm >

「字幕in」という動画に字幕をつけられるサービスが、神田外語グループ主催の日本語字幕翻訳コンクールに採用されたそうだ。
< http://www.kandagaigo.ac.jp/2007/contest/ >

早速、挑戦してみた。映画のシーンを選び、そこで映画のシーンの字幕を見る。すると「???」の文字があらわれるので、そこで問題に応えていく。

問題は4問程度なので、時間は15分もあればいいだろう(結果として30分以上かかってしまったが…)。直訳だけではなく、映画のトーンや演者の気持ちになる必要があるということをあらためて考えさせられる。

戸田奈津子さんが審査員であり、彼女からも翻訳についての解説がなされていて、このコンテストに応募することによって新たな動画共有サイトの喜びがふえたかもしれない。

注目すべき点は、神田外語学院と角川の本来のタイアップに、字幕inが採用されたことだ。タイアップだけでは、なかなか告知が行き届かない。そこで字幕inを採用することにより、ボクのようなものも、字幕に挑戦しようという気にさせる。

字幕inはご存じのとおり、25歳無職(現在は、字幕in株式会社代表取締役)の矢野さとるさんのサービス。たった一人で50ものネットサービスで、一日500万PVの視聴数をはかるサービスをたたきだしている人だ。
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/12/news039.html >

このような、今までは、全く無関係なところが、リアルでのタイアップから、ネットを使ったタイアップへと展開を拡大することによって、新たなユーザーの参加を呼びかけることに成功している点に注目したい。

「角川映画」「神田外語学院」「字幕コンクール」「字幕in」という四つのマッシュアップが新たな潜在していなかった顧客を創造したということだ。

この字幕コンクールにトライしてみて感じたことは、自分が実際に字幕に参加することによって、英語の文脈を読み取ろうとしたこと。こんなこと、普段の日常生活には全く考えられなかった経験だ。

そして、それが自動的に動画に挿入され、字幕inで再生することができる。ここで、ひとつ小さいながらも自分の翻訳ヴァージョンの映画を見ることができる点が素晴らしい。役者の演技と自分の字幕がフィットしているかどうかを確認できるわけだ。

単なるパロディだけで、他人の作品にツッコミを入れられるという字幕系動画サイトとは一線を画したサービスであることも添えておきたい。

とりあえず、応募してみて感じたことは、この映画のことに普段なら全く興味を示さないボクでも、鮮明に記憶している点だ。

ロードショーで1800円払って見にいくかどうかはわからないが、「ミス・ポター」の公開時には、こんなボクでさえ、気になる映画になったことが証明してくれているように、応募者の経験が興行成績に少しでも貢献することはあきらかだろう。

戸田奈津子さんの字幕翻訳の心得
< https://jimaku-contest.jp/miss-potter/profile.htm >
「映画の字幕翻訳は原文の直訳とは異なります。せりふがしゃべられている時間内に、端的に読みやすい日本語で、しかもドラマの流れに沿った日本語にせねばなりません。今回のコンクールでも時代背景や登場人物の性格・感情をふまえて日本語のせりふを考えてください。字数に制限があるからといって、原文から勝手に離れてはいけません。あくまでも原文を尊重しつつ、上にのべた条件を満たすのです。漢字を使えば文字数が少なくなるからと一般に読めないような難しい漢字を使ってはいけません。漢字・送りがなは「当用漢字」などの辞書を調べて、ルールを守ってください。翻訳する人の解釈力、日本語力、感性でいろいろな字幕がつくれるはず。ドラマを盛り上げる字幕をトライしてみてください」


ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp >
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Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[134]Illustrator CS2編
選択されたテキストにボックスを合わせる

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20070625140200.html >
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系統図などで、四角い枠の中に文字をレイアウトすることがあります。そのような場合、文字と枠の大きさを最後に調整する時に、自動的に枠をテキストボックスの大きさに合わせてくれると便利です。

以下のスクリプトは、テキストボックスと枠の二つを選択し実行すると自動的にテキストボックスのサイズに枠を合わせてくれます。枠は四角形だけでなく、楕円でも六角形でも自動的に処理されサイズが調整されます。

// sel1はテキスト、sel2はボックスというのが大前提
marginLeft = 10; // 左側の余白(単位はピクセル)
marginRight = 10; // 右側の余白(単位はピクセル)
marginTop = 10; // 上側の余白(単位はピクセル)
marginBottom = 10; // 下側の余白(単位はピクセル)
sel1 = activeDocument.selection[0];
sel2 = activeDocument.selection[1];
if (sel1.typename != "TextFrame") {
sel = sel1;
sel1 = sel2;
sel2 = sel;
}
sel1X1 = sel1.geometricBounds[0];
sel1Y1 = sel1.geometricBounds[1];
sel1X2 = sel1.geometricBounds[2];
sel1Y2 = sel1.geometricBounds[3];
sel2X1 = sel2.geometricBounds[0];
sel2Y1 = sel2.geometricBounds[1];
sel2X2 = sel2.geometricBounds[2];
sel2Y2 = sel2.geometricBounds[3];
w1 = Math.abs(sel1X2-sel1X1) + marginLeft + marginRight;
w2 = Math.abs(sel2X2-sel2X1);
h1 = Math.abs(sel1Y2-sel1Y1) + marginTop + marginBottom;
h2 = Math.abs(sel2Y2-sel2Y1);
sel2.resize(w1/w2*100, h1/h2*100);
sel1X1 = sel1.geometricBounds[0];
sel1Y1 = sel1.geometricBounds[1];
sel1X2 = sel1.geometricBounds[2];
sel1Y2 = sel1.geometricBounds[3];
sel2X1 = sel2.geometricBounds[0];
sel2Y1 = sel2.geometricBounds[1];
sel2X2 = sel2.geometricBounds[2];
sel2Y2 = sel2.geometricBounds[3];
sel2.translate(sel1X1-sel2X1, sel1Y1-sel2Y1);
sel2.translate(-marginLeft, marginTop);


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
http://www.openspc2.org/

買いました、Adobe CS3 Premium と Fireworks CS3。Photoshop CS3はスクリプトで文字単位処理が、かなりやりにくいままな仕様(みたい)。とりあえず、Photoshop CS3のページ作ってみました。
< http://www.openspc2.org/reibun/PhotoshopCS3/ >

あと、毎コミの方もよろしく。
- ゼロからはじめるpager - Web文章をらくらく分割してみよう
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/06/19/null/index.html >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[2]
キムチ大好き

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20070625140100.html >
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ソウルへの旅の良いことは、フライト時間が二時間と短いことです。もちろん時差もありません。空港では二時間待たされてしまうので、なんだかんだと半日は見ておかなければなりません。そしてフライト時間中は結構忙しいのです。飛び立って飛行機が安定すると、すぐに機内サービスが始まります。食事に飲み物に、免税品の販売に。サービスが終わるともう着陸態勢に入ります。寝る間もありません、あ〜いそがし。

ソウルに降り立つと「キムチの臭い」がするとよく言われていますが、仁川は2001年に開港したばかりの新しい空港です、キムチの臭いは感じませんでした。何度目かに行った金浦空港はキムチの香りでしたけれどね。仁川空港は今年三月から地下鉄も通じ、だいぶ便利になったようです。その前は東京と同じで、市内に出るのはもっぱらリムジンバスを利用します。交通状況にもよりますが、市内までは約一時間半かかります。金浦からは地下鉄一本で市内に行けますのでラッシュにも合わず、とても便利です。

はじめて行った冬の韓国では、何より私たちを暖めた物が韓国の食事でした。もちろん、日本でもキムチは好きでよく食べていましたし、韓国料理のことは耳にはしていました。タイトな講義スケジュールのため、あまり自由な時間はもてませんでしたが、それでも現地で食べた韓国料理はどれもこれも、私達の舌にぴったり合いました。

韓国のキムチは白菜の種類が日本のそれとはだいぶ違い、小ぶりで水分が少なく漬け物には最適です。日本の白菜は四つ割にして天日干しにしてからつけ込みますよね。韓国の白菜はそのままつけ込みが出来ます。食堂で、このキムチは壺に入れられて出てきます。それにトングとハサミがつきものです。お上品なところでは、キムチはちゃんと切りわけられ小皿で出てきますが、なんといっても壺に入って出てくるものが美味しいです。

この壺から食べたい分量だけを取り出し、トングを使って自分の小皿の上にぶら下げてハサミで食べやすい大きさに切っていきます。これは、「前に出した物は使っていないよ、新しい物だよ!」と言う店側のデモンストレーションでもあります。料理店では白菜キムチだけではなく、焼き肉屋でおなじみのカクテキやオイキムチ、水キムチや、少し甘めのマヨネーズで和えたサラダ、ネギなど香味野菜のコチュジャン和え、等々が一緒に出されます。八種類くらいから多いところでは十数種類出てきます。これらはバンチャンといって、すべておかわり無料です。最近では食べ残していく人も多く、それらがすべてゴミとなってしまうので問題視されているようです。

キムチ漬けは、冬の一日(今年三月に遭遇しました)をキムチの日として、家族総出でキムチ漬け作業を行います。この日をキムジャンといいます。最近ソウルのような都心部では、家族で食べるキムチはスーパーで買うことも多くなってきたようですが、商店街などが共同でのキムジャンが、風物として残っています。ちょうど仁寺洞で遭遇したのですが、広場に数十人のアジュンマ(おばさん)アジョシ(おじさん)が、地面にビニールシートを敷き広げ、二列になってキムチを漬けていました。

漬けているキムチは、周りを取り囲んでみている人達に、どんどん試食として出していきます。satokoは試食して、とても美味しかったということです。私はあいにく、ちょっとおなかの具合が悪く遠慮しました。袋に入れられたキムチはすぐに段ボール箱に入れられ、トラックでどこかに運ばれていきます。撮影のため環境を観察すると、側には公共トイレが。後処理のため水が必要なので仕方がないのでしょうけれど、ここら辺りが韓国人の「ケンチャナヨ」姿勢が現れているんだと思います。

そうそう「可愛い娘ちゃん狩り」の話でしたね。狩とは言っても作品制作のための取材です。まあ、その話は別の機会に、、、ケンチャナヨ!!

※ケンチャナヨ(まあ良いじゃないか、とか大丈夫のような意味に使われる言葉・良くも悪くも韓国人の気質を表していると言われている)

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
映像文化都市フェスティバル
YOKOHAMA/ヨコハマEIZONE 2007年7月28日(土)〜8月5日(日)
「初めてのFLASH」等、ワークショップ開催中
< http://www.y-eizone.jp/ >
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >

新刊「塗り絵で楽しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
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■応募受付中のプレゼント
「Web Designing 2007年7月号」
6月26日(火)14時締切です。
< http://bn.dgcr.com/archives/20070618140100.html >

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■編集後記(6/25)

・今朝の読売歌壇で見た、恵那市・丸山貞子さんの「友よりの手紙の中に幾つかの誤字捜しゐる嫌な己よ」に共感した。もっとも、友からの手紙なんてさいきんあんまり、いや全然来ないが。届いた原稿の中の誤字捜しはやらねばならぬことだからなにも感じないが、新聞やテレビの中での誤字やあやしい言葉遣いを見つけると、つい攻撃的になる性格は「嫌な己」と言えなくもない。雑誌「大相撲」のタイトルでは「貴乃花、語る 熱き相撲道と『生き様』」とある。もうおなじみの恥ずかしい言葉「生き様」だが、あたりまえに通用しているのが腹立たしい(ことえりも一発で変換してくれるし)。いま読んでいる本でも「その理由が腑に落ちた」とある。なんじゃこれは。必ず否定形で用いられる慣用句なのだから、「腑に落ちない」以外の使い方は存在しない。同じように「とりつく島もない」「鼻持ちならない」「非のうちどころがない」などの慣用句には肯定形はない。テレビのお笑い芸人が発するのなら、ばかだねえですまされるが(すましたくないが)作家として何冊も本を出している人がこんなミスをして、校閲も見逃したのだから罪深い。いや、まてよ、さいきんはこれでもいいということになったのか。いいわけない。今日の新聞では、吉田直哉さんが「余計な『を』にご用心」と書いている。鳩山サンが、やたらと「を」を使うという。「チンシャをするだけでなく深くハンセイをし問題点をカイメイをするという決意のヒョウメイをしていただかなければ」なるほど、いつも違和感があったのはあの目つきとこの言葉遣いか。安倍サン、菅サンも「を」が多く、また不正行為が発覚した組織の責任者の謝罪もそろって「お詫びをする」「反省をする」の「を」連発だという、さすがに吉田さんは鋭い。連載コラムから教わることが多い。嗚呼、日本語は本当に危なくなってきた。(柴田)

・ハンカチだのハニカミだの王子増殖中。彼らに個人的な恨みはないが、安直なネーミング、王子ばかりってどうなの? と思っていた。新聞に「エンピツ王子ってどお?」と明光義塾のほのぼの広告。吹き出した。コピーとイラスト、そして絶妙な白紙空間。大好きだわ。サイトに行ったらCMが見られた。あー、あのTVCMってここのだったのか〜。そういや、この絵の新聞広告でくすっと笑うことあったわ。手がけられたのは「シンガタ」の黒須美彦氏。/「ライアーゲーム」最終回。フクナガのところが一番のクライマックスだと思った。北大路欣也を急に絡ませてきて、これまでの面白さ半減。残念だ。/今日の朝日新聞大阪市内版に、以前紹介した前垣和義氏が登場。大阪のおばちゃんが持つ力とは「きっぱり力」「人心わしづかみ力」「超・常識力」「駆け引き力」「どこでもじぶん力」「おもしろ力」らしいよ。(hammer.mule)
< http://www.meikogijuku.jp/cm/ >  CMギャラリー
< http://www.h3.dion.ne.jp/%7Emydo/ >  前垣さん