電子浮世絵版画家の東西見聞録[2]キムチ大好き/HAL_

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ソウルへの旅の良いことは、フライト時間が二時間と短いことです。もちろん時差もありません。空港では二時間待たされてしまうので、なんだかんだと半日は見ておかなければなりません。そしてフライト時間中は結構忙しいのです。飛び立って飛行機が安定すると、すぐに機内サービスが始まります。食事に飲み物に、免税品の販売に。サービスが終わるともう着陸態勢に入ります。寝る間もありません、あ〜いそがし。

ソウルに降り立つと「キムチの臭い」がするとよく言われていますが、仁川は2001年に開港したばかりの新しい空港です、キムチの臭いは感じませんでした。何度目かに行った金浦空港はキムチの香りでしたけれどね。仁川空港は今年三月から地下鉄も通じ、だいぶ便利になったようです。その前は東京と同じで、市内に出るのはもっぱらリムジンバスを利用します。交通状況にもよりますが、市内までは約一時間半かかります。金浦からは地下鉄一本で市内に行けますのでラッシュにも合わず、とても便利です。


はじめて行った冬の韓国では、何より私たちを暖めた物が韓国の食事でした。もちろん、日本でもキムチは好きでよく食べていましたし、韓国料理のことは耳にはしていました。タイトな講義スケジュールのため、あまり自由な時間はもてませんでしたが、それでも現地で食べた韓国料理はどれもこれも、私達の舌にぴったり合いました。

韓国のキムチは白菜の種類が日本のそれとはだいぶ違い、小ぶりで水分が少なく漬け物には最適です。日本の白菜は四つ割にして天日干しにしてからつけ込みますよね。韓国の白菜はそのままつけ込みが出来ます。食堂で、このキムチは壺に入れられて出てきます。それにトングとハサミがつきものです。お上品なところでは、キムチはちゃんと切りわけられ小皿で出てきますが、なんといっても壺に入って出てくるものが美味しいです。

この壺から食べたい分量だけを取り出し、トングを使って自分の小皿の上にぶら下げてハサミで食べやすい大きさに切っていきます。これは、「前に出した物は使っていないよ、新しい物だよ!」と言う店側のデモンストレーションでもあります。料理店では白菜キムチだけではなく、焼き肉屋でおなじみのカクテキやオイキムチ、水キムチや、少し甘めのマヨネーズで和えたサラダ、ネギなど香味野菜のコチュジャン和え、等々が一緒に出されます。八種類くらいから多いところでは十数種類出てきます。これらはバンチャンといって、すべておかわり無料です。最近では食べ残していく人も多く、それらがすべてゴミとなってしまうので問題視されているようです。

キムチ漬けは、冬の一日(昨年十一月に遭遇しました)をキムチの日として、家族総出でキムチ漬け作業を行います。この日をキムジャンといいます。最近ソウルのような都心部では、家族で食べるキムチはスーパーで買うことも多くなってきたようですが、商店街などが共同でのキムジャンが、風物として残っています。ちょうど仁寺洞で遭遇したのですが、広場に数十人のアジュンマ(おばさん)アジョシ(おじさん)が、地面にビニールシートを敷き広げ、二列になってキムチを漬けていました。

漬けているキムチは、周りを取り囲んでみている人達に、どんどん試食として出していきます。satokoは試食して、とても美味しかったということです。私はあいにく、ちょっとおなかの具合が悪く遠慮しました。袋に入れられたキムチはすぐに段ボール箱に入れられ、トラックでどこかに運ばれていきます。撮影のため環境を観察すると、側には公共トイレが。後処理のため水が必要なので仕方がないのでしょうけれど、ここら辺りが韓国人の「ケンチャナヨ」姿勢が現れているんだと思います。

そうそう「可愛い娘ちゃん狩り」の話でしたね。狩とは言っても作品制作のための取材です。まあ、その話は別の機会に、、、ケンチャナヨ!!

※ケンチャナヨ(まあ良いじゃないか、とか大丈夫のような意味に使われる言葉・良くも悪くも韓国人の気質を表していると言われている)

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by G-Tools , 2007/06/18