[2262] 寝台列車のすゝめの巻

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<安いもので工夫をしなくてはいけない>

■わが逃走[4]
 寝台列車のすゝめの巻
 齋藤 浩

■デジアナ逆十字固め…[56]
 真夜中のライトセーバー
 上原ゼンジ

■展覧会案内
 宇野亜喜良/AQUIRAX展「グリムの森で」


■わが逃走[4]
寝台列車のすゝめの巻

齋藤 浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20070830140300.html >
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みなさんこんにちは。『わが逃走』第四回です。

今回は「私の価値観を皆様に押し付ける企画その1」と題しまして、今や絶滅危惧種指定という噂すらある、日本の寝台列車について書かせていただきます。

飛行機や長距離バスにおされて、かつては長距離移動の花形だった在来線の寝台列車は、一部の豪華列車を除いて衰退の一途をたどっています。それは特に東京と九州を結ぶ列車に顕著で、往時は日に何往復も走っていた九州特急がいまや一往復のみ。

早さや安さと戦うために、食堂車やロビーカー、売店等を廃止して合理化を進めてきた訳ですが、そもそも時間や値段でライバルに勝てるはずもなく、結果として汽車旅の魅力を自ら切り捨て、客離れを促進させてしまったようにも思えます。小学生の頃のブルートレインブーム直撃世代としてはなんとも寂しいかぎりです。

とはいえ、北海道へ向かう列車は個室寝台も充実しているし、食堂車も健在。また山陰・四国へ向かう全車個室の列車は、シンプルかつ美しい内装でアメニティも充実しています。そんな訳で、まだまだ魅力的な寝台列車は日本列島を走り続けているのです。

その1●寝台列車を知ってくれ。

私がブルートレインを初めて知ったのは小学三年生のときだった。ヘッドマークを掲げた機関車が牽引する、青いボディの美しさに激しく感動したのを覚えている。夜はベッドになるという座席の存在も、変型合体好きな少年の心をとらえるのに充分だったし、なにより旅情というか……夜のうちに出発して食堂車で食事して、ベッドで休んで気がつくと朝で、いつもと違う風景を車窓から楽しみながら終着駅に向かう……なんざ「た、たまんねぇ。いつかは乗りてぇ」と幼心に思ったことを思い出す。

オトナになったのをいいことに、ここぞとばかりに寝台列車に乗るようになったのはここ数年のことだ。こんなにも楽しく充実した時間を味わえる乗り物だったとは! という訳で、以下寝台列車の楽しみ方について語らせていただきたい。

寝台車には大きく分けてA寝台とB寝台がある。A寝台はビジネスクラス、B寝台はエコノミーと考えればよい。ただ航空機のそれに対し金額的な差は少ない。

また、座席(ベッド)の構造にはA寝台・B寝台ともに開放タイプと個室タイプが存在する。開放タイプは、通常の列車の座席が二段ベッドになっているようなもので、間仕切りはカーテン一枚。それに対し、個室は狭いながらもきちんと“部屋”になっている。最近は個室の需要が増えており、先述のとおり全車個室の列車なんてのもある。

個室の利点は、部屋を占有できて、すげえリラックスできること。長旅においてプライベートな空間を確保できるということは、何ものにも代えられない価値がある。例えば、酒とつまみを買い込んでウィっと飲んだくれて踊っていたとしても、個室であれば他の乗客に気兼ねすることもないわけだ。

そこで得られるシアワセ感たるや尋常ではないので、私としては個室をオススメする。当然A個室の方がベッドの幅も広くクッションもやわらかく、良く眠れる。ただ、寝てしまうと景色を楽しめないので困ってしまう。そう、個室には当然照明のスイッチがあるので、部屋を暗くすれば刻々と変化する夜の日本の風景を楽しむことができるのだ。

月と星の映り込む水田、黒い海に浮き立つ白波。「車窓は映画である」と大林宣彦監督のエッセイで読んだことがあるが、まさにそれ。主観と客観という視点の違いを改めて実感できる。天動説と地動説。自分を中心に窓を見れば世界が動いているのが分かるし、夜の通過駅で一瞬見えた人の立場にたってみれば、私の方が動いているであろうことが分かる。こんなことをゆっくり考えられる時間なんて、普段の慌ただしい生活にはもうないんじゃないか?

誰にも邪魔されない時間を持つことこそ、寝台列車ならではの旅の醍醐味なのかもしれない。また長距離列車に乗ると、日本という地がつながっていることを特に実感できる。見慣れた風景が、少しずつ思い描いた風景に変わっていくのだ。始点の景色の次に、いきなり終点の景色が現れる飛行機との大きな違いである。

その2●寝台列車に乗ってくれ。

さて、では具体的に寝台列車の旅とはどんなもんなのか。過去私が乗車した『サンライズ瀬戸』と『北斗星』を例に語ろう。いや、語らせてください。

東京発高松行き『サンライズ瀬戸』は1997年「オール二階建&全席個室」をウリにデビューした比較的新しい寝台特急だ。シンプルでモダンな内装はミサワホームが手がけており、居住性は全寝台車中トップクラスと言っていい。照明も電球色のものを用いており、木目調のインテリアとのマッチングが実によい。残念ながら食堂車は連結されてないが、シャワー室やミニロビーの設置など、送り手側の努力が伝わってくる。

今年の春乗車した、一人用A寝台個室『シングルDX』は想像以上に広かった。ベッドに小さなデスクとスツール、そして洗面台。壁から天井にかけて設置されている窓も大きい。デパ地下で買っておいたワインとオードブルをひろげ、22:00の発車と同時にディナー。駅のホームには、背広を着た会社帰りのサラリーマンの姿が目立つ。そんな人達を車窓から見下ろしながら、飲んだくれる俺様。

東京からちょっと離れるだけで海が見えてくる。東海道の景色を在来線のスピードで味わうのは新鮮だ。三時間も飲み食いしたところでまだ浜松。きりのいいところでお開きにし、少しだけ寝る。でも楽しくて寝られない。結局窓の景色を眺めながらうとうとした感じだ。

空がうっすらと明るくなってきた頃に目がさめた。瓦屋根の集落の感じが関東とは違っている。6:31岡山発。瀬戸大橋にて朝日を見る。ちゃんと東から昇ることを実感。7:26終点高松。九時間半は、あっという間だった。せめてもう一時間乗っていたかった。

青函トンネル開通とともにデビューした札幌行きの寝台特急『北斗星』は、日本における豪華列車の代名詞的存在だ。『ロイヤル』と呼ばれるハイグレード個室を筆頭に、一人用、二人用の個室寝台も充実。そして何といっても食堂車が連結されている点がエライ。

昨年夏、臨時の北斗星81号に乗車した際は、18:00からのディナーを予約、夕陽に染まる関東平野を見ながらのコース料理は、さながら食における野音ライブとでも言うべきか。どんなレストランにも真似ができない素晴らしい演出。少しずつ北海道に近づいていく期待感がより一層高まるのだ。

食材もこれから向かう北海道のものを中心としており、こだわりを感じる。ワインはもちろん十勝産。列車内の厨房という限られた条件の中でこれだけのものを提供するのには、相当の苦労があるのだと思う。なので、ときどき通路を通るスウェットを着たシャワー帰りのおっさんと目が合うのもご愛嬌というもんだ。ちなみにディナーは予約制で、列車のチケット購入時に申し込むことができる。

インテリアに関しては、サンライズと比べるとやや古くささを感じる。しかし2人用A寝台個室『ツインDX』は快適だった。ベッドは二段式ではなく並列タイプ。窓も広く、壁から天井にかけて湾曲した状態で設置されていので星もよく見える。洗面台も設置され、収納スペースも充実していた。

快適すぎたせいか0:00を過ぎた頃、盛岡あたりから眠くなり、なんと目覚めると朝の5時。すでに函館を過ぎていたのだ。寝台列車でぐっすり寝てしまうとはなんたる不覚。青函トンネル侵入も見逃した。しかし、それだけ寝心地のよいベッドであったと言えよう。ちなみにベッドは枕木方向に配置されており、北へ向かう列車にもかかわらず北枕にはならない。

食堂車の朝の営業は6:30から。広大な北の原野を見ながらの朝食は素晴らしいのひと言。料理長こだわりのスクランブルエッグが旨い。部屋で食休みをしつつ荷物の整理をしている頃、車窓の民家の数が目立ってくる。そして9:52札幌着(私が乗った北斗星81号の場合)。約十六時間半の旅だった。

以上、寝台特急の旅・具体例でした。なんか食って飲んで寝てるだけのようですが、そこから得られる充実感たるや相当なもんです。

その3●国内旅行に出かけよう。

唐突ですが、戦争で一旦リセットされた後の日本という国は、経済的価値だけをものさしとして成長してきたらしい。なので、短時間でどれだけ移動できるかとか、一回の旅でどれだけ多くの観光スポットを廻れるかとか、そういった考え方が一般化してしまいました。

それは、古いものはどんどんブッ壊して、新しいものに作り変えた方が儲かるという考え方と似ています。鉄道にしても新幹線ネットワークの広まりとともに巨大な四角い新駅が建設され、その影響で日本中に同じような風景が増殖しています。同時に廃止される在来線は増加し、その土地ならではの特徴をもった駅前風景だけでなく、その地名すらなくなりつつあるのが現状です。

合理化の弊害と言ってしまえばそれまでですが、私にはどうにも寂しく思えるのです。まあ確かにその方が解りやすく儲かるんでしょう。でも、例えば100年後にパリに行ったとしても、今と変わらない街並を見ることができるはずです。しかし、100年後に日本の地方都市に行っても、このままでは今と同じ風景を見ることはできません。これってどうなのよ?

そういった訳で皆さん、今こそ国内旅行に出かけましょう。失われる前に日本の風景を脳に焼き付けるのです。その際、帰りは飛行機でもいいので、行きはぜひ寝台列車を利用してみてください。自分の町とその町との違いが楽しめると同時に、つながりも感じることができるはずです。

[齋藤浩]saito@tongpoographics.jp
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。
1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
URL < http://www.c-channel.com/c00563/ >

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■デジアナ逆十字固め…[56]
真夜中のライトセーバー

上原ゼンジ
< http://bn.dgcr.com/archives/20070830140200.html >
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この夏は地味に忙しく、土日もお盆もなく仕事をしていた。いろいろとやりたいことは溜まっているのだが、なかなか時間がとれずにいる。時間が空いたらまずやりたいと思っているのは、透過光による撮影装置の工作。これはこの間試してみたのだが、ちょっと本腰を入れてやってみようかなと思っている。

透過光による撮影というのは、向こうの方から透き通ってくる光を使って何か撮影できないかということだ。たとえば植物とか色のついたガラスとか……。メダカぐらいであれば透過光で撮影できるかもしれない。すごく明るいライトボックスのようなものが作れないものかと考えている。

カラーマネージメントのテスト画像用に彩度の高い写真を撮影したいのだが、透過光だとけっこう鮮やかな写真も撮れるので、そっちの方の仕事にも使えるんじゃないかというもくろみもある。それから万華鏡写真が撮りたいと思っているので、その照明用にも使えそうだ。

あとは歪んだガラスによる撮影。これはコップの底で撮影してみたら、味のある写真が撮れたので、底の部分だけを切り離して、ふだん持ち歩きたいと思ったのだ。そして、ネット通販でボトルカッターなるものを買った。ところが、私が切ろうと思っていたコップは小さく、ボトルカッターではそのコップを切ることができなかった。

というようなことを、この連載で書いたら、親切な方からガラスの切り方を教えていただいた。しかし、余計なものを買ってしまったショックから立ち直れず、コップ方面には最近近づいていない。

しかし、諦めたわけじゃあないんだよ。むしろ歪んだガラスへの思いは募る一方だ。そしてまたいいことを考えついたのだ! っていう話は書いたっけなあ。しばらく工作の話を書いてなかったので忘れてしまった。

そのいい事とはだねえ、火でガラスを焙るんですよ! という話はすでに書いたな。思い出した。しかし、ただ焙るんじゃなくて、粉々に砕いたガラス片をガラス板の上にまぶして焙ったらどうなるだろうか? ガラスが溶けてうねうねになるんじゃない?

ということを考えて、すでにチャッカマンが買ってある。いや、チャッカマンじゃないね。「ウインドガードターボ」という製品だ。341円。最初はバーナーを買おうかと思ったのだが自重した。いちいち思いつきで変な道具ばっかり買っていてはダメだ。安いもので工夫をしなくてはいけない。

しかし、これで本当にガラスは溶けるかなあ。こういうものはあまり長時間、つけっぱなしにしておくと危ないんだよな。と思って注意書きを見てみたら「10秒以上連続で使用しないでください」とある。ううっ……、また余計なものを買ってしまったか。

そうそう、昔友達がライターを長時間つけていて大変なことになったのを思い出したよ。その日、僕たち仲良し三人組は、建築中のビルに深夜侵入したんだ。別に悪いことをしようと思ったわけではなく、ただ探検をしに入ったんだけどね。

中は暗かったので、友人Aは懐中電灯代わりにライターに着火した。そして何分か経った頃、ライターがチュプチュブと変な音をたて始めた。さらに時間が経つとライターは微妙に変型し始めた。そして上の金具の部分がポトリと落ちてしまうと、ライターからは火柱が上がった。というかスターウォーズのライトセーバー状態ですね。

2メートルぐらいは噴出していたかなあ。ライターが火炎放射器のようになることを、この時初めて知った。ライターを持っていた友人はゆっくりと窓に近づくと、外の様子も見ずに放り投げてしまった。無茶をするヤツだ。ライトセーバーはビルの5階からゆっくりと落ちていった。サヨーナラーーーー。

ここでの教訓は、ライターは長時間つけっぱなしにすると危ないよ、という話だ。ウインドガードターボの場合も同様、気をつけることにしよう。

●半球ミラーで世界を写す

本が出てから、「こんなのも面白いんじゃない?」というアイディアもいろいろもらっている。その中のひとつに、凸面鏡を使って撮影するというのがある。身近なところで言えば、バックミラーとか、カーブミラー。それからステンレス製のボールなど。これらに映る世界を撮影すれば、魚眼レンズもどきの写真が撮影できるというわけだ。自分でも街中でカーブミラーを撮影してみたことはある。

忙しくて試してはいないのだが、この撮影に使えそうな道具はすでに用意してある。「共柄レードル120cc 525円」だ。フランス料理の厨房で使っていそうな「お玉」のことだ。液状のものをよそうと、ちょうど120cc掬うことができるという便利な製品だ。

これを発見した時は、小躍りし(というのは大げさ)、真剣にどのサイズがいいか考えた(小さいものから、大きなものまで各種ある)。そして最適と思える120ccのものをセレクトしたというわけだが、これを片手に撮影するというのは、あまり格好良くはなさそうだよな。というか、メチャクチャかっこ悪いといっても過言ではないだろう。しかし、カッコイイだの、カッコワルイだの、俗なことに囚われてちゃいかん。

凸面鏡を撮影に使うというのは、かなり昔から行われていたようだ。魚眼レンズが現れる以前は雲量の測定にも使われていたらしい。雲量というのは、全天に占める雲の割合のことで、快晴とか曇りとか天気の判定に使っていたようだ。

実際にどんな風に撮影したのか、ネットで調べようとしていたら、そのものずばりはヒットしなかったのだが、KAIDAN社の「360 One VR」という製品が引っかかった。これはミラーを使って一発で360度の世界を写してしまうものだ。さらに専用アプリケーションを使うことによって、パノラマ写真のように見せてくれる。

このKAIDAN社というのは、パノラマ写真用の特殊な雲台なんかを提供しているメーカーだが、この「360 One VR」というのも、不思議な形をしていて、ちょっと購買欲をそそられる。Photowarp 2.5という専用ソフトがついて749.95米ドルだって……。まあオレは、お玉でガマンしとくか。お玉で……。

◇360 One VR Forum
< http://www.kaidan.com/Detail.bok?no=101 >

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジ写真研究所
< http://www.maminka.com/zenlab/top.html >
「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html >

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■展覧会案内
宇野亜喜良/AQUIRAX展「グリムの森で」
< http://www.parco-art.com/web/logos/aquirax/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20070830140100.html >
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会期:8月31日(金)〜9月12日(水)10:00〜21:00 最終日17時 入場無料
会場:ロゴスギャラリー(東京都渋谷区宇田川町15-1パルコパート1 BIF TEL.03-3496-1287)
◇宇野亜喜良によるライブペインティング
9月2日(日)15:00〜
◇宇野亜喜良トーク&サイン会
ゲスト:高泉淳子ほか、舞台「ティンゲルグリム」出演者(予定)
9月8日(土)19:00pm〜
※両イベントとも要整理券。詳細はサイトで。

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■編集後記(8/30)

・デジクリのお家芸のひとつというか、こだわりというか、それが「コンテストと著作権」問題の追及である。世の中にはたいへんな数のコンテスト、コンクールがある。そして応募規定にある入賞作品の著作権の扱いについては、ずいぶん杜撰(誤りが多くていい加減)な記述が多い。姉妹メルマガ「写真を楽しむ生活」で、フォトコンテストの記事をつくるため調べてみると、むちゃくちゃな記述のある物件がみつかった。たとえば、もう11回もの歴史のある「山頭火フォトコンテスト」は「あなたの好きな山頭火作の句をテーマに写真で表現してください」というなかなかステキな企画である。主催は山口市・山口市教育委員会。ところが、「応募上の注意」に「入賞作品の著作権は主催者に帰属し、作品を主催者の判断で多目的に使用することがあります」とある。入賞作品は主催者のものだから、なんに使おうとかまわんだろう、ということだ。「入賞作品の著作権は主催者に帰属する」という勘違いな記述は、いまだにあちこちで見られるが、加えて主催者の判断で多目的に使用すると堂々と言い切っているところはすごい神経だ。一ノ瀬泰造の生誕60年を記念するイベントを催す武雄市が主催する写真コンテストは、テーマ部門が「たっしゃか『ばあちゃん』」で、世界の元気なばあちゃんと武雄のばあちゃんとの夢のコラボレーションを実現という「佐賀のがばいばあちゃん」ゆかりの好企画だ。ところが、「応募作品の権利」として「応募作品に関する著作権およびそれと同等の権利は、主催者に帰属するものとします」とある。あちゃー、応募しただけで著作権および「それと同等の権利」(ってなんだろう?)が主催者のものとなるそうだ。ここまでむちゃくちゃだと笑っちゃうんだが。どうして地方の役所って著作権の扱いに無神経なんだろう。いや、無知なんだろう。そのくせ、「個人情報の取り扱いについて」などと、過剰な神経の使いようだ。10件のコンテストをチェックすれば、少なくとも3件(それ以上か)はこういったトンデモ記述がみられる。いちいち主催者に問い合わせたりするのもよけいなお世話だし、めんどうくさいからやらないよ、山口市、武雄市。出品する人が応募規定をよく読んで、おかしいじゃないかと突っ込みをいれてほしい。(柴田)
< http://www8.ocn.ne.jp/%7Ecm-ogori/photocon/pc11/photocon11.html > 山口
< http://www.taizotakeo.net/photo_ex_entry.html > 武雄

・ネタがない。たぶんDTPエキスパート認証試験の課題で頭がいっぱいだからだろう。全然進んでいない。ああでもない、こうでもないと参考書を読みながら悩んでいる。こうやった方が便利かも〜とワクワクしてしまうのだが、そのための勉強は簡単ではないのであった。読んでいると頭の許容範囲を越えるのかすぐに眠くなる。筆記試験前もすぐに眠くなったんだよなぁ。/新聞でネタを探してみると「独身手当—給与明細でわかるトンデモ『公務員』の実態」の広告が目に飛び込んできた。独身生活が長いともらえる「独身手当」、出世できないともらえる「管理職以外手当」、勤務成績が悪いともらえる「勤務成績不良手当」などの手当内容に爆笑。いや、怒らないといけないのだろうが、冗談みたいなんだもん。民間ではあり得ないなぁ。命はってる公務員や多忙な公務員にはもっと手当をつけてもいいと思うよ。でもそうでない人にまでってのはなぁ。財政難で消費税アップって話まで出てるんだし。買ってまで読みたいとは思わなかったが、機会があったら目を通してみようか。/公務員試験ってどうして年齢制限があるの? 再チャレンジ法はどうなった? と調べていたら国家公務員中途採用試験なんてあったんだね。25,075人の応募があったって。ほかにも「都道府県及び政令指定都市における主な支援策」とか。40代、50代へも支援してくれるみたいだよ。ジョブカフェは「若者」とあって、暗黙の年齢制限はありそう。適正診断発見。私は「マンホールタイプ」だった。研究開発スタッフや心理学者、リサーチの専門家、気象予報士、薬剤師が向いているそう。DTPエキスパートの勉強でも眠くなってしまうのに〜。(hammer.mule)
< http://study-room.info/id/ >  InDesignの勉強部屋
< http://www.toyokeizai.co.jp/CGI/kensaku/syousai.cgi?isbn=22279-0 > 本
< http://wakabayashi.way-nifty.com/1/2007/07/post_32cb.html >  著者
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492222790/dgcrcom-22/ >
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< http://www.kantei.go.jp/jp/saityarenzi/ >  再チャレンジ支援
< http://e-learning.ai-work.jp/character/ >  適正診断
< http://e-learning.ai-work.jp/ >  営業職、ビジネスマナー講座も

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独身手当―給与明細でわかるトンデモ「公務員」の実態
若林 亜紀 いしい ひさいち
東洋経済新報社 2007-07
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star軽妙なタッチで公務員の変な手当を暴く

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by G-Tools , 2007/08/30