[2283] 僕の創作の原点─それは映画

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,400文字)


<四年前に23kg痩せた経験がある>

■デジクリトーク
 僕の創作の原点─それは映画
 ラジカル鈴木

■デジクリトーク
 万年筆
 服部幸平

■イベント案内
 JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)
 デザインハブ第6回企画展「Good Design 2007・ワールドプレミア」


■デジクリトーク
僕の創作の原点─それは映画

ラジカル鈴木
< http://bn.dgcr.com/archives/20071002140400.html >
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●とりあえずイラストレイタアだけど

イラストレーターをやっいますが、出版や広告の媒体用に頼まれたヴィジュアルをMacで描く仕事だけでなく、他にも様々なコトをやってきました。そして今もやっています。時々ですが、企画展等では立体に絵具でペイントしたり、グッズに絵やデザインを付けたりなどもします(今までに手がけたものの一例:実物大の牛のオブジェ、ミニチュアカー、靴、だるま、カスタムフィギュア、扇子、団扇、ジーンズ、Tシャツ、タンブラー、傘、時計、エコバック、マグカップとソーサー、etc...)。

印刷媒体の仕事はほぼ100%、CGと言っていいので、たまに絵具をいじるとすごく新鮮。そして、Macの普及までは元々は手で描いていたのに、筆やペンの使い方が、そしてデッサンが、下手クソになっていたりして、コリャヤバいと感じ、そんなときは、また手で描かなきゃあなあ、といつも思いました。

で、7月に、こっそりとオール手描きのドローイングだけの展覧会をしました。今年に入ってからコツコツと描いていたモノクロの作品、40点ほど。イラストレーションかどうかは気にせず、描きたいものを自由に描いた。以前のようにちゃんと描けるようにと、リハビリという意味もあったかもね。

仕事を離れ、かなり内面をさらけ出した内容だったので、案内する先も慎重でした。下手すると、従来の作風に別れを告げたのかと誤解されかねなかったので。しかし、手でこれだけまとまった作品を描いたのは、実に15年ぶりくらいではなかったか。とっても楽しかったし、意外やリアクションも良く、様々な感想や意見やフィードバックやアドバイス、叱咤、激励、反応、今後どうしたら良いかのアイデアを沢山いただきました。なのでコレらは、これからも続け、またコッソリと発表します。使用する目的がないから、イラストでなく純粋なアートなんでしょうか、コチラは。

それから、文章を書く仕事。上手いか下手か、質は別として、僕は絵同様に文を書く(キーを打つ)のがまったく苦にならず、いくらでもスイスイ書けます。本業ぢゃあないという気楽さは、絵よりもあったりします。僕のメインテーマは、映画、そして近年はダイエットや健康関係(笑)。

ダイエットに関しては、四年前に23kg痩せた経験があるので、それを中心に書いてます。'05から'06の一年間、出版社のWeb上で連載を持っていて、連載終了後に本にして出版の予定でしたが、その会社の事情によって計画は一時停滞中。上手くいけば今年中くらいに刊行できるかも(?)という感じですが。

それから、旅行ルポの仕事もちょっとしたり。自分にとって新しい刺激に素直に感動し、面白がるし、食べること、呑むこと、美味しいモノをこよなく愛していますから、僕が書くとゼッタイ面白いですよ〜と、自信あり。

●映画との出会い

映画は、小学生の頃初めて映画館に行き、またTVの名画劇場の面白さにハマって以来、マニアからすればそんなに沢山の数を見ているワケではないけれど(自分はどの程度のマニアか?)、現在に至るまで愛してやみません。劇場は兄が「燃えよドラゴン」1973、「ジョーズ」1975や「スターウォーズ」1977などの話題作を観て来て興奮して話すもんだから、それで自分も行ってみたのが最初。どの作品も驚きに満ちていましたね〜、しかし子供に「エクソシスト」1973や「キャリー」1976「サスぺリア」1977はむっちゃショックでしたが!

'80年代、中学生のときにはチラシ(今で言うフライヤーですね)ブームというのがあって、小遣いをプラモデルに半分、あとの半分をチラシを買うのに全部はたいていました。友人とコレクションを競い合い、そして自分が生まれる前の名画などにも興味を広げ、どんどん深みにハマっていきました。

'60年代の作品のが最も人気があって、例えば「大脱走」1963のリバイバル一度目の正方形のチラシなどは、当時でも希少で1万5千円もしました。中学生にはキビしい値段でしたが、なんとか入手。結果、アメリカン・ニューシネマを中心としたチラシを約400枚ほど収集、それらは今でも手元に大事に持っています。自慢は、「めまい」1958「007危機一発」1964「夜の大走査線」1967「真夜中のカーボーイ」1969(どれも初公開当時のモノ)あたりかな。順番が前後しちゃって、実際に映画を見れたのがだいぶあとだったりもして。

中学の頃、すでに部屋にモノクロのTVがあったので、深夜の映画放映なども見放題。イケナイ作品を含め、あらゆるタイプのを片っ端から見てました。映画というのは、どんなジャンルでも常に人間が主人公であり主題です。僕の絵のモチーフが常に人である、というのは、この頃培われた人間への興味が根っこなんですな。また、コミックは好きだったけど、何故かアニメーションはそれほど好きではなかった(ルパン三世など少しを除いて)。僕はファンタジーよりもリアリティのほうが好きなのです。

幼少の頃から将来は、絵を描く仕事になりたいと思ってて、そしてそれらが融合し、現在があるワケです。映像関係の仕事へ……という道もあったのかもしれませんが、結局行かなかった。友人の8mmで撮る自主製作映画を手伝ったり、ちょっとだけ出演したりしましたけど、それだけ。今は文章を書くことで映画の周辺にいられるので、それだけでも幸せなんです。

デジクリの十河さんの映画がテーマの連載は、誇大なデータに裏付けられた分析と、情感溢れ余韻の残る読後感にいつも唸っております。毎回楽しみにしていて、じっくりと読ませていただいています。あのような深みのある文章は、まだ僕には書けませんし、完全に文章にシフトでもしないと無理なことでしょう。

●新たなるコラム

イラストレーターですから映画のコラムも似顔絵などとセットという場合が多いのですが、一時期、三つの媒体で同時にやっていました。好きが高じで始めましたが、さすがに月三つだとそれだけに追われてしまう。目星をつけて試写に行き、ハズレて(面白くなくて)また見に行って、また送られてきたDVDやビデオをも見て……もうずっと映画漬け。それらがいま終了し、新たに月一回でひとつ始まったので、そのくらいだったら丁度良いスタンスでしょうか。

以前やっていたもので、まだWeb上で見られるのはこちら。「このアクトレスに、ふぉーりん・らぶ!」全42回。
< http://moura.jp/liter/radical/001/ >

< http://moura.jp/liter/radical/042/ >

ロードショウ公開に合わせて(のちに関係なくなり)、好きな女優に焦点を当て、キャリアや私生活を追いながらあれこれネチネチと出演作品や軌跡、遍歴、生涯を分析するというもの。一時期、紙媒体の雑誌とも同じ内容が連動していました。同時進行の三つの連載のうちでも、コレを一番楽しんでいたので、もうちょっと続けたかったんですけどねー。最初と最後の回のtext量の違いに、どのくらい気合いが入り、ノッていたかが、お判りいただけるかと思います。どこかで再開できないかしらん?!

そして、今年6月15日から始まったのが、この連載。現在4回。
「この2人が最高! スクリーンの★ベストカップル」
< http://www.asahi-mullion.com/column/cinema/ >

新しいキリクチは何が面白いか考えました。この歳(40才)になって、男と女、カップルが面白いんではないか? と思いついたのです。男女のアレコレ、メロメロ、トロトロ&ドロドロなど。映画の最大のテーマはなんたって愛(と憎しみ)ですもんね。ネタには事欠かないはず。往年のあの大スターの共演から、現在最もホットなカップルまで……スペンサー・トレーシー&キャサリンヘップバーンよりブラピ&アンジェリーナ・ジョリーまで。

本当のカップル、本当の夫婦の共演、また、共演したことがきっかけで火がついちゃった二人、スクリーンの中だけの最高のコンビ……銀幕と外の違いは如何に? こんなカップル、あんなカップル、めくるめくラブ&ヘイト・ワールドへようこそ! あなたのスクリーン・ベストカップルは?! という内容。今後も乞うご期待です。

●めくるめく来日記者会見

そんな仕事をしているので、各映画会社、宣伝会社から試写状が多量に届くわけですが、ときにはスターや監督のPR来日記者会見の案内も来ます。こんなときは単なるそのスターのいちファンであることを丸出しで、たとえ記事に書くチャンスがあんまりないとしても、思わず出かけちゃいます。そりゃあ、スターをナマで見る機会なんか、なかなかないですからね。記事に書けなかった場合はその感動を、自分のサイトの日記に作品のURLごと載せたり、人に喋ったり、またこうやってメルマガなんかに情報を流したりしていますから、決して無駄にはしていませんよ、映画会社さん!

最新情報はこの秋公開の、力作と評判の「グッド・シェパード」のプロモーションで「ブロンクス物語」'94以来13年ぶりにメガホンを執った名優・ロバート・デ・ニーロの来日会見!!
< http://www.goodshepherd.jp/ >

製作・出演も兼ねているむっちゃ気合いの入った作品だから、インタヴュー嫌いの彼も重い腰を上げたのだろう。8月8日お昼、会場の六本木に出向く。本当に来た〜!! あのトラビス・ビックルや若きビトー・コルレオーネやジェイク・ラモッタや、ルパート・パプキンやヌードルスやアル・カポネやレナード・ロウやジェームズ・コンウィやマックス・ケイディを演じた、アノ本物の彼がいま目の前に!!

信じられない、やっぱむっちゃカッコイイ!! ジャケットは矢張りアルマーニ、オーソドックスなブルージーンズに、茶色の革靴。気難しいイメージの彼だったが、温和でシャイでキュートなオジサンでした。背はさほど高くはなかったかな。還暦を超え、髪はだいぶ白かったが、それがなんともナイスミドルな、優しさと余裕を醸していました。

今まで、シャーリーズ・セロン、ハル・ベリー、チョン・ジヒョン、エマニュエル・べアール、キャサリン=ゼタ・ジョーンズ、チャン・ツィイー、伊藤美咲、ユン・ソナ、エロディー・ブシェーズなんかの会見に行き、ナマで見て、声を聞いています。そう、連載のせいもあって女優ばかり〜。

ジョニ−・デップや、ヨン様、タランティーノ監督の案内もいただいてましたが、モチベーションが上がらず行かなかった。ファンが聞いたらむっちゃもったいないんでしょうねー。しかし僕は女優専門ウォッチャ−……でしたが、デ・ニーロはヤハリ別格!! 最も尊敬する俳優・アーティストですからね〜 僕の中の神様のうちの一人を拝めた、素晴らしい日となりました。

そんなワケで、嗚呼、いまだに寝ても覚めても、まだ映画の中。

【らじかるすずき/イラストレーター】radical@big.or.jp
他の趣味は、音楽(主にソウル・ファンク・レゲエ・ロック・そして映画音楽)鑑賞、バンド活動は今は休止中、洋楽カラオケ、飲み歩る記・食べ歩る記(ハイからロウまでジャンル問わず(日々の選択にギャップがあるほど面白いですね)、それから、あんまり行けてませんが旅行(NY、パリ、バンコク、ソウル等を愛します)、そして当然のことでありますが、アート鑑賞、等。
< http://www1.big.or.jp/%7Eradical/diary.html >

●ラジカル鈴木さんのデジクリトーク
・近ごろ徒然に思うこと 〜 ヤハリ 〜 Think different.(1998/06/27)
< http://bn.dgcr.com/archives/19980627000000.html >
・ニューヨークに行く(1)歩き過ぎで足にはマメが2つも(2000/07/18)
< http://bn.dgcr.com/archives/20000718000000.html >
・ニューヨークに行く(2)黒田征太郎さんにお会いする(2000/07/21)
< http://bn.dgcr.com/archives/20000721000000.html >
・ニューヨークに行く(3)変なモンいろいろ買ってきましたネ(2000/07/22)
< http://bn.dgcr.com/archives/20000722000000.html >
・灼熱のタイ紀行II(前編)アジア本格デビュー(2003/04/02)
< http://bn.dgcr.com/archives/20030402000000.html >
・灼熱のタイ紀行II(後編)ハイテンション・ナイト!(2003/04/07)
< http://bn.dgcr.com/archives/20030407000000.html >

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■デジクリトーク
万年筆

服部幸平
< http://bn.dgcr.com/archives/20071002140300.html >
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最近万年筆の人気が復活しているらしいけど、私も長年愛用してます。

今でもアイデアからラフスケッチまでは、ほとんど完全アナログで、その時になくてはならないのが万年筆。コレでイタズラ描きも含めて、スケッチブックにカリカリと描く。他の筆記具では全然ダメで、なぜか万年筆。あの紙とペン先との引っかかりが、どうも僕の右手が喜ぶようです。

しかし、万年筆なら何でもイイというわけではなく、それは「1970年代に発売されていたショートタイプ。ペン先は【細字】であること」に限定されます。

ショートタイプとは、読んで字の通り、万年筆の軸自体が短い。一般的なタイプの7〜8割程度の長さだ。1970年代、CMで大橋巨泉が「はっぱふみふみ」の台詞で有名で、ご存知の読者もいるかもしれない(ちなみに私はそのCMを生で見た記憶がない)。

このショートタイプに初めて出会ったのは高校生の時。母親の使い古しだった。何気なく使ってみると手にしっくりときて使いやすい。母はもういらないと言うので、その場で頂戴した。

以後何かにつけて愛用していたが、しかし特にこの仕事で使い始めてからの酷使で、ペン軸の割れ目から内部のインクが滲み始めてしまった。

もともと字を書くのが目的の万年筆を、絵を、それも何十点と描くラフスケッチ段階で使われるので、通常の使い方とは比べられないほどの速さでペンが痛んでしまう。もう寿命、仕方がないか……。

そこで大型文具店へと出向き、その場で良さそうなものを購入したが、コレがどうにもしっくり来ない。微妙に重く、軸が長く、ペン先はわずかに太かったり細かったり、そしてペン軸にあるキャップ止めの出っ張ったリング。このリングがペンを握った時に指に当たる違和感で、全然スケッチに集中出来なかった。

これには困った。そんな時、偶然知り合いから万年筆の職人のMさんを紹介してもらった。ペン先に関する技術では、日本でも指折りという方だ。

個人で経営されているお店を尋ね、事情を説明する。そこで初めて自分の万年筆が70年代に流行った「ショートタイプ」であり、現在製造しているメーカーはない事をMさんから知らされた。あきらめ掛けていた私に、「修理が利くかもしれない」とMさん。「ただしメーカーにペン軸の在庫がまだあれば、の話だけれども……」

そこでMさんに、修理なら八重洲の丸善を訪ねなさいとのアドバイスを頂き、翌日に行ってみることにした。その丸善の万年筆売り場には、Kさんというベテラン販売員がいらした。そのKさんから、「このペン軸はメーカーに在庫があるかもしれませんよ」という嬉しい言葉が。

早速電話でパイロット社に問い合わせてもらうと……「ございました。修理できるそうです。どういたしますか?」

やった! 偉いぞ! パイロット! 30年前の軸を在庫しているとは。もちろんその場で万年筆を預けることにする。

と、そのKさんが「もしショートタイプで良ければ、こういうのはいかがですか」そう言って私の目の前に出されたは、同タイプのまさに「ショートタイプ」の新品万年筆が数本。

あれ? なんで??

その理由を教えてもらった。例えば、長年その地域で親しまれてきた個人の文具店などが様々な理由で閉店することになる。そこには長い間小さなショーケースの中で埃を被って売れ残っていた万年筆が、閉店を機にメーカーに返品されるケースもあるという。そんな忘れ去られていた「売れ残り」万年筆が、何かの巡り合わせで時々こうやって丸善の店頭に並ぶ。目の前に出されたショートタイプもそういう類の万年筆だった。

手にとって見ると、まさにショートタイプ。軸の具合、ペン先の細さと堅さ、キャップ止めのリングの位置。どれもいい。「もう今ここにあるのだけです。次にいつ入荷するかは未定ですから」

営業の世界でなら、お約束のトークとして嫌になるほど使われ聞かされてきた言葉。でも、この場でこれは本当だ。どうしても軸が少し太く感じられた一本と、ペン先の「しなり」が大きすぎるモノを除いて、その場で残り四本を全部を購入することにした。しかも、驚いたことがもうひとつ。ペン軸に貼ってあるシールの値段を見ると、ほとんどが2000円台だったことだ。

「当時のシールがそのままなんですね。もちろんそのお値段で結構ですよ」30年以上昔の物価だから、こういう金額なんだろう。が、しかし……。

言われてみれば確かに特別にプレミアがあるワケではない。市場価値もない。マニアもいない。コレクターもいない。評論する愛好家もいない。雑誌で特集をされるようなこともない。誰も振り向きなんてしない。しかし、オイラにとっては「お宝」さ。これ以上はない「お宝」。しかもこんなにいっぱい。しかもそれが当時の価格で。いや、コレは最高でしょう。

「以前に同じようなことがありました。そのお客様はデザイナーの方で。ずっとパイロットが発売した万年筆を愛用されてきて、それじゃないとアイデアスケッチが描けないとおっしゃいましてね。その愛用の万年筆が壊れてしまって。本当にお困りになられていたご様子でした。その万年筆というのは、やっぱりお客様と同じような昔に発売された古いタイプで。しかもペン先と軸がすべて一体になった、とても変わったタイプなんです」

「ずっと探してしいらっしゃったのだけれども、どうしても見つかれなくて。やっぱり30年以上昔のものですしねぇ。もし見つかったら知らせて欲しいとお言付けを頂いたのですが、本当に偶然に、それからすぐに新品の在庫三本が出てきて。もうそれはそれは嬉しそうでしたよ。ええ、もちろんその場で三本すべてお買い上げになって行かれました。『もう僕はこれで一生大丈夫だ』とおっしゃって」

【はっとり・こうへい】イラストレーター
< http://www.ko-hei.jp/ >

この話、実はもう何年も前のことです。で、今回のこの原稿を書き終わって、試しに「万年筆 ショートタイプ」で検索を掛けるとヒットする、する。特にネットの威力を感じたのがオークション。ネット販売が盛んでなかった当時に、あれだけ苦労してあちこち探して購入したショートタイプが、やはり格安で出品されていたりします……(苦笑)。また、少し高めですが掘り出しモノの未使用新品を販売しているショップも。いや、良い時代になったもんです。それと、最後に出てきたペン先一体型の万年筆は「パイロット・ミュー701」だと思います。1971年発売。なるほど、コレはカッコイイ。

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■イベント案内
JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)
< http://www.cofesta.jp/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20071002140200.html >
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JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)は、ゲーム、アニメ、マンガ・キャラクター、放送、音楽、映画の各業界のコンテンツが一堂に会する、世界最大規模の統合コンテンツフェスティバルである。公式イベントは18、パートナーイベントは11もあり、「東京ゲームショウ2007」(9月20日〜23日)をスタートに、40日にわたって開催される(すでに終了したものもある)。そのうち今週行われるイベントを紹介する。

●CEATEC JAPAN 2007 ……エレクトロニクス・ジャンル
会期:10月2日(火)〜6日(土)
会場:幕張メッセ(千葉市美浜区)
内容:国内および海外を代表するIT、エレクトロニクスの関連企業、団体が参加し、時代の先端を行く最新技術や製品を発表、デモンストレーションする。今年の開催テーマは「見える、感じる、デジタルコンバージェンス最前線。」入場事前登録をすると、当日入場料(一般1,000円/学生500円)が無料となる。
< http://www.ceatec.com/ >

●Japan Animation Contents Meeting 2007 ……アニメ・ジャンル
会期:10月4日(木)〜7日(日)
会場:秋葉原UDX
内容:アニメーションの製作者だけでは気づかない「新たな発想」の企画や商品などを、クリエイター、異業種の企画者、意識の高い学生たちに提案してもらうビジネス・アワードを中心に、既存の商品展開の活性化を計るビジネス・ショーケースやシンポジウムを、アニメの中心地である秋葉原で展開する。入場無料。
< http://www.jam-anime.jp/ >

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■イベント案内
デザインハブ第6回企画展「Good Design 2007・ワールドプレミア」
< http://www.designhub.jp/exhibition.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20071002140100.html >
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2007年度グッドデザイン賞のおもな受賞作品約100点を一堂に出展します。出展される対象は、最新の特別賞受賞作を中心に、コンシューマー向けの商品から特別な環境下で用いられる製品、全国各地のメーカーが手がける個性豊かな商品など多岐に渡ります。
本展は会期をPart1、Part2に分けて、それぞれテーマ性を持たせた展示構成により、デザインに込められた意味や、評価されたデザインポイントなどを示す場となります。(サイトより)

日時:
Part1/10月2日(火)〜10月22日(月)11:00〜19:00
Part2/10月26日(金)〜11月18日(日)11:00〜19:00
会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F TEL.03-6743-3779)
料金:無料

・期間中、2007年度グッドデザイン賞審査委員によるユニット別講評会を開催。
内容、申込、詳細はサイト参照

●グッドデザイン賞決定。大賞候補にはWiiや新幹線N700系も。
< http://www.g-mark.org/library/2007/ >
< http://www.g-mark.org/library/2007/award-best15.html >

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■編集後記(10/2)

・編集仕事がようやく終わった。PDF/X-1a入稿→CTP→印刷という最速のワークフローだから、印刷会社の言うところの入稿締切り日というは余裕があるとは思っているが、それにしっかり間に合わせてみせるのが制作側の意地でもある。もちろん本文の色校正はない。広告ページのみ別進行で色校正をとっていたようだが、そちらは関知しない。一方でイベント企画を固めながら、一方でその中途半端な情報をもとにページをつくって行くという、初めから分かっていたら受けたくなかったくらい特殊なお仕事だった。企画の変更にともない、ページの内容はどんどん変わる。台割は途中で何度も変わる。いつも仕事は再校で終わっていたが、今回ばかりは三校、四校、そして念校(久しぶりに聞く用語だ)さらに直し発生。でも怒ってなんかいません。キレてませんよ〜。じつは、困難なトラブルを解決しながら仕事を進めて行くのが編集者の醍醐味なのだ。難解なパズルに挑戦するみたいなものだ。久々にその楽しみを満喫させてもらったが(最大の被害者であるデザイナーさんにとっては楽しくなかったと思う)、ちょっと体のリズムが狂って、すべてが終わったいまは絶不調である。もっとやさしいパズルの仕事が回ってこないかな。(柴田)

・数年ぶりにタカラヅカを観た。花組春野寿美礼さんサヨナラ公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」。このトップさんの研1ラインダンスを観たことがあるので、月日が流れるのは早いもんだなぁと思いつつ。タカラヅカには専科というのがあって、組に関係なく出演するベテラン(若手が所属した時期もあった)がいる。久しぶりに観ても、名前を知る専科の人が活躍しているのって嬉しい。「アデュー・マルセイユ」は悪だくみ5人組の歌が良かった。レビュー「ラブ・シンフォニー」はきらびやか。歌の少ないのが気になり。バレエをやりはじめて踊りの上手い下手(センスの有無含め)がよりいっそうわかるようになって面白く、時に憧れ時に物足りない。そして舞台上に人が多くて迫力あるよなぁ、衣装派手できれいだなぁなどと改めて思った。/風の男 白洲次郎 (新潮文庫)来年の宙組公演「黎明の風〜侍ジェントルマン 白洲次郎の生き方」が気になる。一度は読まなきゃと思っている白洲次郎の伝記。逸話の数々にほれぼれ。マッカーサーへの恫喝「われわれは戦争に負けたのであって、アメリカの奴隷になったのではない」、遺言書には「葬式無用 戒名不用」(字がこれまた迫力なのさ)、そして2代目トヨタ・ソアラの開発アドバイザー。「従順ならざる唯一の日本人」白洲次郎のタカラヅカ的解釈はどうなるのかな。(hammer.mule)
< http://kageki.hankyu.co.jp/revue/5/index.shtml > アデュー・マルセイユ
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=15049886 >  白洲次郎
< http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200710/tuesday.html >  正子夫人の
< http://kageki.hankyu.co.jp/schedule/ >  大劇場2月、東京4月から
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101227217/dgcrcom-22/ >
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