机に置いたときほとんど段差がなく、机に埋め込んであるかのような自然な打鍵感。キータッチが弱いのはすぐに慣れた。割としっかりしているんじゃないかな。以前ThinkPadのキーボードを「コンクリートに据え付けてあるような」と表現したことがあけど、それに近い。力を入れないで指が動くままに打ち込む感じ。
僕の場合、タブレットの上端に乗り上げさせて使うのだが、タブレットの上に置いたカッティングマットとキーボードのアルミ部分がほぼ同じ厚さなので、キーだけが同一平面から浮き出している感じになって具合がいい。普通にテキストを書く場合には新キーボードは非常に良い、のだが……。
◆イマイチな点。
caps lockキーが右端になった分、optionやcommandが左にずれた。Zキーの右斜め下にあったcommandキーが真下になっている。親指と人差し指で「UNDO」するのが普通だと思うけど、それさえちょっとやりにくい。親指を常時内側に曲げておく感じになってしまい、ちょっと疲れる。よく使う「command+M」や「command+J」の人差し指が届かなくなったし、装飾キーの同時押しを多用するソフトでは特に不便。どうせなら、WindowsのCtrlキーみたいにcommandキーを左端にしてくれたらよかったのに。小指をいつもCtrlキーにのせておくと、バスケのピボットみたいにショートカットキーが自由自在に押せて具合がいいのだ。
と思ったら、ドライバで装飾キーを自由に入れ替え可能なのだった。左端をcommandキーにしたらWindowsみたいでなかなか快適。でもこれで慣れちゃうとMacとWindowsのショートカットキーの指使いが似てしまって混乱するので、しばらく標準のままで使ってみることに。
今まで無意識に押していたショートカットキー。どういう指使いだったのかあらためて確認してみると、親指と薬指を微妙にずらしながらいくつかのキーを使い分けていたようだ。新キーボードでは左手がキーボードの外に半分はみ出るような配置にし、親指をcommandとoptionの中間に置いて滑らせる感じにすると、とりあえず従来の感覚とそれほど違わないで済むことがわかった。または、Optionキーを小指で押す。
それでなんとか慣れそうな気もしたのだが、ひとつだけ大問題。使用頻度の多くなっている3Dソフト「modo301」のズームのショートカット「option+control」が押しにくい。っていうかshiftキーを跨いで小指と薬指で押すのはほとんど不可能。親指を左端のoptionまでスライドして打つのも相当大変。やはり、commandとoptionキーは親指の担当にして慣れちゃうほうが便利そうだ。
ところで、AppleサイトのキーボードのページのUS配列キーボード配列を見てみると、commandキーは元の配置に近い。US配列について調べたら、ナルホド納得な事実が判明。そもそも、US生まれのソフトのショートカットキーは、US配列のキーボードを使ってる開発者が設定したものなのであった。JIS配列で使いやすいように配慮されてないのは当然。USキーボードも入手して確認してみなきゃ。
▽おまけ
先週末、ようやくiPod touchを入手。近所のコジマに一個だけあった8GBモデル。容量が足りないかと思ったら、TDW全作品と自分のアニメ、それに50数本7時間分のクラシックアニメーションのポッドキャストを詰め込んでもまだ半分いかない。ムービーは音楽とちがってそうそう何度も見るものじゃないので、どんどん入れ替えすればいいのだ。音楽は普通のiPodで聴くのでこっちにはほとんど入れてない。っていうか、ほとんどこれ、Safariを使うためのツールだな。公衆無線LANサービスにもあらためて加入したのでなかなか快適。次回は少し使い込んでみた感想を書けそう。
【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
今、話題沸騰中の初音ミク。そりゃあもう、作ってみましたとも。ヤフオクで高騰してるというDTMマガジン11月号付録のデモ版とGarageBandで。調整次第でちゃんと人間が歌ってるっぽくできる。VOCALOIDの以前のバージョンのMeikoなどのデモ曲を聴いたことがあるけど、それらよりもいっそう人間っぽい。初音ミクはまあ明らかに萌え系なんだけど、普通のパワフルなボーカルとかいろいろ出るとおもしろい。僕的には本物の歌手に歌ってもらうほうがうれしいけど、完璧にコントロールできるアンドロイド歌手が出現、ってのは画期的だ。
Miku_popipo.mp3 < http://www.yoshii.com/music/Miku_popipo.mp3
>
HP < http://www.yoshii.com/
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
僕の場合、タブレットの上端に乗り上げさせて使うのだが、タブレットの上に置いたカッティングマットとキーボードのアルミ部分がほぼ同じ厚さなので、キーだけが同一平面から浮き出している感じになって具合がいい。普通にテキストを書く場合には新キーボードは非常に良い、のだが……。
◆イマイチな点。
caps lockキーが右端になった分、optionやcommandが左にずれた。Zキーの右斜め下にあったcommandキーが真下になっている。親指と人差し指で「UNDO」するのが普通だと思うけど、それさえちょっとやりにくい。親指を常時内側に曲げておく感じになってしまい、ちょっと疲れる。よく使う「command+M」や「command+J」の人差し指が届かなくなったし、装飾キーの同時押しを多用するソフトでは特に不便。どうせなら、WindowsのCtrlキーみたいにcommandキーを左端にしてくれたらよかったのに。小指をいつもCtrlキーにのせておくと、バスケのピボットみたいにショートカットキーが自由自在に押せて具合がいいのだ。
と思ったら、ドライバで装飾キーを自由に入れ替え可能なのだった。左端をcommandキーにしたらWindowsみたいでなかなか快適。でもこれで慣れちゃうとMacとWindowsのショートカットキーの指使いが似てしまって混乱するので、しばらく標準のままで使ってみることに。
今まで無意識に押していたショートカットキー。どういう指使いだったのかあらためて確認してみると、親指と薬指を微妙にずらしながらいくつかのキーを使い分けていたようだ。新キーボードでは左手がキーボードの外に半分はみ出るような配置にし、親指をcommandとoptionの中間に置いて滑らせる感じにすると、とりあえず従来の感覚とそれほど違わないで済むことがわかった。または、Optionキーを小指で押す。
それでなんとか慣れそうな気もしたのだが、ひとつだけ大問題。使用頻度の多くなっている3Dソフト「modo301」のズームのショートカット「option+control」が押しにくい。っていうかshiftキーを跨いで小指と薬指で押すのはほとんど不可能。親指を左端のoptionまでスライドして打つのも相当大変。やはり、commandとoptionキーは親指の担当にして慣れちゃうほうが便利そうだ。
ところで、AppleサイトのキーボードのページのUS配列キーボード配列を見てみると、commandキーは元の配置に近い。US配列について調べたら、ナルホド納得な事実が判明。そもそも、US生まれのソフトのショートカットキーは、US配列のキーボードを使ってる開発者が設定したものなのであった。JIS配列で使いやすいように配慮されてないのは当然。USキーボードも入手して確認してみなきゃ。
▽おまけ
先週末、ようやくiPod touchを入手。近所のコジマに一個だけあった8GBモデル。容量が足りないかと思ったら、TDW全作品と自分のアニメ、それに50数本7時間分のクラシックアニメーションのポッドキャストを詰め込んでもまだ半分いかない。ムービーは音楽とちがってそうそう何度も見るものじゃないので、どんどん入れ替えすればいいのだ。音楽は普通のiPodで聴くのでこっちにはほとんど入れてない。っていうか、ほとんどこれ、Safariを使うためのツールだな。公衆無線LANサービスにもあらためて加入したのでなかなか快適。次回は少し使い込んでみた感想を書けそう。
【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
今、話題沸騰中の初音ミク。そりゃあもう、作ってみましたとも。ヤフオクで高騰してるというDTMマガジン11月号付録のデモ版とGarageBandで。調整次第でちゃんと人間が歌ってるっぽくできる。VOCALOIDの以前のバージョンのMeikoなどのデモ曲を聴いたことがあるけど、それらよりもいっそう人間っぽい。初音ミクはまあ明らかに萌え系なんだけど、普通のパワフルなボーカルとかいろいろ出るとおもしろい。僕的には本物の歌手に歌ってもらうほうがうれしいけど、完璧にコントロールできるアンドロイド歌手が出現、ってのは画期的だ。
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