デジクリトーク コストに優しく、かつ面白い印刷や加工を探してみよう!/津田淳子

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デジクリ読者のみなさま、こんにちわ。グラフィック社の津田淳子と申します。突然ですが、私は自分の仕事が「本づくり」なだけに、紙や印刷、そして加工などに非常に興味を持っています。面白い紙や、見たことのない印刷や加工などを目にすると、「どうやって作っているんだろう?」としげしげと眺めてしまい、果てはスリスリと手で触ったりしてしまいます。

これが自宅や自分のデスクなど、他人の目に入らない場所なら問題ないのですが、夢中になると書店店頭で本のカバーをさわるのはもちろん、駅貼りのポスターや電車の中吊り広告までスリスリしてしまうので、傍目からは奇妙に映っているんだろうなぁ、と我に返ることしばしです。


そんなとき思うのは「この印刷や加工、いいなぁ。……でも、私の作っている本は予算がないし、時間もないし、無理だろうなぁ……」。実際、印刷会社にいろいろと見積もりをとってみるものの、実現できることはあまりありません。そんなフラストレーションは、印刷物に携わる多くの人が思っているはず。それならそんな中でもできそうな、コストに優しく、かつ面白い印刷や加工を探してみよう! と思い立って作ったのが、『デザインのひきだし vol.3』です。

『デザインのひきだし』は今年1月に創刊した、デザイナーや編集者など、印刷物づくりに携わる現場の方々に向けた、デザイン/印刷/紙/加工情報を掲載した媒体で、4か月に一度というゆっくりしたペースで刊行しております。

今月刊行した第3号では、上記の通り「コストに優しい おもしろ印刷・アイデア加工」を特集。色付きオペークインキによる印刷や、オフセット印刷で使える温度で色が変わる示温インキ、光によって見え方の変わる偏光パール印刷などなどなど、厳しい予算内でも使えそうな特殊印刷や加工をビシッと紹介。ミルキィ・イソベさんや祖父江慎さんのインタビューから、人気アートディレクターの印刷の技紹介、そして後半ではクリエイターがさまざまなおもしろ印刷やアイデア加工に挑戦した「誌上トライアル」を掲載。ここでトライアルした印刷物が、付録として16枚、初版限定で実物綴じ込みしていますので、ぜひともお手に取ってご覧ください。

他にも巻末特集「写真を大切に。」を始め、装丁道場/デザイン調査隊/欧文書体物語/タテヨコナナメデザイン談義/鉛筆デザインプロジェクト/覆面座談会などなど、盛りだくさんの内容で、現在、全国書店で発売中です。

『デザインのひきだし vol.3』
グラフィック社編集部・編
定価:2,000円(税別)
ISBN978-4-7661-1831-5
B5判 総144頁(オール4色/2種類の本文用紙)
初版限定16+2+1種、計19枚の付録付き!
< http://www.graphicsha.co.jp/cgi-bin/book_data.cgi?id=821 >