最近、万華鏡写真にはまっている。すでに10個以上の万華鏡を作った。といっても、ただ鏡を貼り合わせただけのものだ。普通の万華鏡であれば、万華鏡の先に具材を入れる仕組みを作らなければいけない。しかし、私の撮影法は自家製ライトボックスの上に置いた具材を撮影するので、その必要はない。
それから、万華鏡作家は外側の見栄えにもすごくこだわるようだが、私の場合は写真が撮れればそれでいい。鏡を二枚か三枚張り付けたものが、剥きだしになっている状態なので、そのぶん工作も楽。
何をいっぱい作っているのかというと、まず大きさや長さの調整をしている。それから、鏡の枚数や角度によっても見え方が変わってくるので、そのあたりもいろいろ実験してみている。とりあえず、工作が簡単な塩ビのミラーで試作をして、オーケーであれば、表面反射鏡をガラスカッターでカットする。
それから、万華鏡作家は外側の見栄えにもすごくこだわるようだが、私の場合は写真が撮れればそれでいい。鏡を二枚か三枚張り付けたものが、剥きだしになっている状態なので、そのぶん工作も楽。
何をいっぱい作っているのかというと、まず大きさや長さの調整をしている。それから、鏡の枚数や角度によっても見え方が変わってくるので、そのあたりもいろいろ実験してみている。とりあえず、工作が簡単な塩ビのミラーで試作をして、オーケーであれば、表面反射鏡をガラスカッターでカットする。
ふつうの万華鏡というのは、のぞく部分が小さい。つまりそのまま撮影しようとすると大部分がケラレてしまうため、特製の万華鏡を作ろうとしているわけだ。つまり、一眼レフの大口径レンズに合わせて作ると、かなりデカイものが出来上がる。
ただ、まったくケラレる部分がないほうがいいのかというと、そうでもなくて、万華鏡のタイプによってはケラレ具合をうまく調整したほうがいいような場合もあり、けっこう微妙。
たとえば、テーパードミラーシステムというのは、先のほうにいくに連れ、狭くなっていくような作りになっている。このミラーシステムの場合、どう見えるかと言うと、イメージは円状になり、周囲は丸くケラレる。つまりこの場合にはケラレをトリミングしはうような方法ではなく、ケラレている部分も含め、イメージが丸ごと写っているほうが面白い。
◇テーパードミラーシステム
< http://www.zorg.com/pub/albuml?al=15989&c=iijommmnsr
>
●脳内に広がる快感
ツーミラーシステムというのは、二枚の鏡を使うもの。これも三角に鏡を張り合わせるのだが、残った一面には、黒紙を使う。どんなふうに写るのかは、「zorg」のほうにアップしてみた。
◇ツーミラーシステム
< http://www.zorg.com/pub/albuml?al=15986&c=iijommmnsr
>
ツーミラーシステムの工作をしていた時、不思議なことが起こった。ファインダーでのぞいていた時にはケラレていないのに、撮影をしてみるとケラレてしまうのだ。何でなんでしょう? まあ、なんか鏡で反射して、こういうことが起きてるんだろうけど、よくわからん……。
塩ビミラーでテストしてオーケーだと思い、表面反射鏡のものも作ったあとに発覚したためショックだった。万華鏡撮影のテストをする時は、きちんと撮影して確認してみないといけないということだな。
しかし、万華鏡写真というのは、電子ビューファインダーで撮影しても面白くない。撮影の時に光学ファインダーをのぞき、ナマの万華鏡ワールドがが脳内に広がる感覚が面白いのだ。これから、電子ビューファインダーが増えていくんだろうけど、光学ファインダーでピント合わせをするという快感は得られないよな。まあ、でっかいディスプレイに表示しながらピント合わせができれば、老眼には優しいけどね。
当初は彩度の高いサンプル写真が撮影したいなどと言って、ガラスのカケラを具材としていたが、だんだん干からびたような植物にシフトしてきた。すでにサンプル写真などというところからズレてきている気もするが、まあいい。好きにやるさ。でもけっこうきれいで、可能性を感じている。
万華鏡の中に具を入れる方式だと被写体も限られてしまうが、板ガラスの上に具を乗せる方式だと大きな具にも対応できるし、ガラスを少しずらせば、どんどん模様も変わっていくので面白い。こいつはまだしばらく、楽しめそうだ。
◇万華鏡写真
< http://www.zenji.info/gallery/galindex.html
>
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>
ただ、まったくケラレる部分がないほうがいいのかというと、そうでもなくて、万華鏡のタイプによってはケラレ具合をうまく調整したほうがいいような場合もあり、けっこう微妙。
たとえば、テーパードミラーシステムというのは、先のほうにいくに連れ、狭くなっていくような作りになっている。このミラーシステムの場合、どう見えるかと言うと、イメージは円状になり、周囲は丸くケラレる。つまりこの場合にはケラレをトリミングしはうような方法ではなく、ケラレている部分も含め、イメージが丸ごと写っているほうが面白い。
◇テーパードミラーシステム
< http://www.zorg.com/pub/albuml?al=15989&c=iijommmnsr
>
●脳内に広がる快感
ツーミラーシステムというのは、二枚の鏡を使うもの。これも三角に鏡を張り合わせるのだが、残った一面には、黒紙を使う。どんなふうに写るのかは、「zorg」のほうにアップしてみた。
◇ツーミラーシステム
< http://www.zorg.com/pub/albuml?al=15986&c=iijommmnsr
>
ツーミラーシステムの工作をしていた時、不思議なことが起こった。ファインダーでのぞいていた時にはケラレていないのに、撮影をしてみるとケラレてしまうのだ。何でなんでしょう? まあ、なんか鏡で反射して、こういうことが起きてるんだろうけど、よくわからん……。
塩ビミラーでテストしてオーケーだと思い、表面反射鏡のものも作ったあとに発覚したためショックだった。万華鏡撮影のテストをする時は、きちんと撮影して確認してみないといけないということだな。
しかし、万華鏡写真というのは、電子ビューファインダーで撮影しても面白くない。撮影の時に光学ファインダーをのぞき、ナマの万華鏡ワールドがが脳内に広がる感覚が面白いのだ。これから、電子ビューファインダーが増えていくんだろうけど、光学ファインダーでピント合わせをするという快感は得られないよな。まあ、でっかいディスプレイに表示しながらピント合わせができれば、老眼には優しいけどね。
当初は彩度の高いサンプル写真が撮影したいなどと言って、ガラスのカケラを具材としていたが、だんだん干からびたような植物にシフトしてきた。すでにサンプル写真などというところからズレてきている気もするが、まあいい。好きにやるさ。でもけっこうきれいで、可能性を感じている。
万華鏡の中に具を入れる方式だと被写体も限られてしまうが、板ガラスの上に具を乗せる方式だと大きな具にも対応できるし、ガラスを少しずらせば、どんどん模様も変わっていくので面白い。こいつはまだしばらく、楽しめそうだ。
◇万華鏡写真
< http://www.zenji.info/gallery/galindex.html
>
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
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◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>