装飾山イバラ道[5]「Wii Fit」でお正月/武田瑛夢

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Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

お正月第一弾ということで何の話題にしようかと考えたけれど、今回の正月にしていたことと言えば「Wii Fit」。昨年の正月もWiiでゼルダ漬けだったので、結局お正月はだんなさんの実家に挨拶と、ゲームで終わるものなんだな。でも、理想とするバランスの良い生活に近づくためには、やはり体を動かさないといけないし。

「Wii Fit」
< http://www.nintendo.co.jp/wii/rfnj/ >



「Wii Fit」はそのうち買えばいいかなと思っていたけれど、私が年末の展覧会で忙しくしていた時に暇をもてあましただんなさんが、売り切れ続出の電器店を三軒回って買っていた。テレビでおなじみの白いバランスWiiボードに、「Wii Fit」のソフトがついて8,800円は思いのほか安い印象。

乾電池を入れてセットしたら、まずは「からだ測定」。でも、実はなかなか自発的に欲しいと思っていなかった理由のひとつに、「家族に体重がバレそう」というのがある。

ところが、コレはそのへんも優れもので、パスワードを設定すれば自分にしか体重がわからないようになっているのだ。だから、だんなさんにも体重がバレることなく「Wii Fit」ができる!(だんなさん、その点は残念そう)

しかしながら、画面に出てくる自分のキャラクターがポッチャリ体型になってたり、時々出てくる質問なんかで、デリケートな人はそれなりに傷つくこともあるかもしれないので念のため。

からだ測定の後のバランステストで「バランス年齢」が出てきて、私は実年齢マイナス5歳だった。とりあえずオーバーしていなくてホッとする。

運動はいくつかのジャンルに分かれていて、一番楽しそうなのがバランスゲーム。サッカーの「ヘディング」や「バランススキー」、「スキージャンプ」などがある。ほとんどのゲームがバランスボードの上で重心を左右に傾けるだけでできるので簡単だ。飛び上がったりしてはダメで、すぐにWiiに怒られる。

バランスボードは相当微妙な揺れを感知するので、ボタン操作のようには確実にいかないのが難しい。体を支えている足でゲームするというのは、全身がついてこないとどうにもならないのだ。

頭の反応を体に伝えるスピードの衰えを感じたし、一度やったことを再現させるのがこんなにもどかしいとは。ボードの使い方のバリエーションも、縦位置で置いたり、手を置いたりと飽きさせないように考えられている。

バランスゲームでは記録によって「バランス不足級」「アマチュア級」「プロ級」「チャンピオン級」と分けられ、星マークがひとつから4つまでつく。ミシュランじゃないけど、なんとかして星4つの「チャンピオン級」を取りたいものだ。

いろいろやって、だんなさんがビギナーズラックなのか、いきなり「チャンピオン級」だったのが「座禅」。これはボードの上にあぐらをかいて座り、なるべく動かないでじっとしている。バランスを崩すと目の前の炎がゆらゆらして消えてしまうゲーム。

なのに、だんなさんが座ってから炎が全く消えそうにない。ずいぶんと時間がたってとうとうそのまま終了して、最高点の「チャンピオン級」を獲得。私は半分以下の時間で消えてしまったので、感心しつつこの能力の生かしどころは何なのかを考えたり。

困ったのは、夫婦お互い負けず嫌いなので、それぞれの競技で自分が負けているものがあるのが落ち着かないことだ。一番しのぎを削っているのは「バランススキー」。大回転のようなスキーゲームで、斜面を滑ってゴールまでの時間を競う。

ハタのゲートをきちんと通らないと、点数がマイナスされてしまう。最初はノーミスで滑りきるのだけでも大変だ。慣れてくるとだんだん星の数が増えるのが嬉しいし、このゲームの精度が高いということだと思う。結局、正月の三が日は夫婦で毎日逆転を繰り返す。

気がついたのは、だんなさんがお風呂に入ったスキに自分でがんばって出した記録は良いということ。でも朝寝ているうちに記録を更新されていたりするので、うかうかしていられない。

で、私の「バランススキー」の現在記録は初級レベルでは25秒台、上級レベルでも44秒台で「チャンピオン級」の星4つを獲得している。だんなさんはまだ私の記録を超えられない。コツは、今越えようとしているハタのひとつ先のハタを見るような感じで、なるべく蛇行しないこと。まるで人生のようですね。これが証拠写真(笑)。
スコア

実際の雪山のスキーでは、私は万年初心者コースなのに、コブ付の上級コースを滑るだんなに勝てるのがゲームのすごさ。これには相当悔しいらしく、出勤が始まるのが残念みたい。どっちにしても、仕事始めは辛いものだからあきらめよう。

「Wii Fit」はこんなふうに記録を出すのも楽しいけれど、決められたポーズを受け入れて「やる」ことに意義がある気がする。「こうやりましょう」を「そうしましょう」で全身ですばやく返せる力。

私の70代の母はからだ測定でバランス年齢50代だったし、「スキージャンプ」では128メートルを飛んだ。たぶん、テレビゲームをやったのは生まれて初めてだと思う。思ったより受け入れ力があるのがわかって嬉しい。

今のところバランスゲームばかりやってしまって、ヨガや筋トレをさぼりがち。もっと「Wii Fit」自体をバランス良く使いこなさなければと思っている。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
箱根の駅伝、我らが東海大を一喜一憂しながら見ていました。走るってすごい。

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武田 瑛夢
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by G-Tools , 2008/01/08