[2344] 頭の上に電球をぴかーっとしてくれるサイト

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,700文字)


<ふっふっふっ。で、何が問題なのでしょうか?>

■音喰らう脳髄[43]
 H5N1型新型インフルエンザ パンデミック
 モモヨ

■Episode of ガテン系デザイナー[10]
 頭の上に電球をぴかーっとしてくれるサイト
 相子達也

■クリエイター手抜きプロジェクト[153]
 番外編:使えないオートメーター
 古籏一浩

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■音喰らう脳髄[43]
H5N1型新型インフルエンザ パンデミック

モモヨ
< http://bn.dgcr.com/archives/20080115140300.html >
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しばらく沈静化していたが、去年12月から、インドネシア、ベトナムなどで鳥インフルエンザの感染が広がりをみせ、死者も報告されていた。12月14日にはミャンマーで人への感染が報告され、エジプトでは一週間に四人が死亡した。アフガニスタンとの国境付近、パキスタンでは、ある家族が集団感染し、WHOが調査に入ったが、その中には人から人への感染が疑われる事例も出ているという。

毎年三万人が自殺死するこの国にありながらも、こういうニュースを耳にすると、どうも物騒な、そう感じてしまうのは不思議だ。ちなみに三万人というのは既死者の数であり未遂者の数ではない。余談であるが、いま、私たちは、そういう環境に生かされていることを忘れてはならない。

それは、ともかく、である。

きな臭さを感じていたら、つい先週のこと、中国で鳥インフルエンザの人から人への感染が確認されたというニュースが流れた。ぎょぎょぎょっである。そんなところへ、NHKは、鳥インフルエンザの特集番組を土曜日曜と二夜連続で放送してくれちゃうのだから、いやがおうにも、きな臭さ率は増加する。

環境問題、地球温暖化について、政府や某国の大統領は、科学者のデマゴークのような扱いをした。まだ数年前のことであるから、まさか忘れるわけにもいかない。人心を不安にするような、憶測を軽々しく口に出す云々というやつだ。

年金問題ですら同じ抗弁でいなそうとした、我が国の前総理の姿は記憶に新しいが、とにかく、ドラマや予測と断りをいれたシュミレーション報道が先行して、ついに、すんません、実は北極も南極も氷が溶け出してましたと、取り返しがつかなくなってから認める。あげくの果てには、北極の氷は、あと何十年で『とけることになっている』とのたまう始末。それだけじゃなく、そんなの常識でしょ、みたいな態度をとり始めるのだから、信用するも何も相手にすらならない。笑うしかないではないか。

そんな年金や温暖化の事例、その際の事態の推移、というより政治家の態度、対応変化を考慮すれば、いわゆる鳥インフルエンザをめぐる状況は、すでに相当危ないところにあるのであろう。なんていうのは私の単なる推測であるが、たぶん当たっていると思う。とにかく不安であるが、

『ふっふっふっ。で、何が問題なのでしょうか?』
今時の日本の総理は、私の不安を鼻で笑うだろう。そんな様子が目に浮かぶ。

それを私がとやかく言うことはないだろう。ただ、首相、あるいは彼にかわる為政者に私が望むのは、もし鳥インフルエンザが新たな凶相をむきだしにして国民に襲いかかってきたときに、先日、肝炎問題の際に我々に見せた様子見による遅々たる対応だけはご免、そういうことだ。

たぶん、鳥インフルエンザも、その正体が暴かれた時点で、ことは収束にむかっていることだろうし、私たち人間は、かほどに脆弱ではない、と私自身は思っている。しかし、ときには、はっと胸がすくような政治的英断というものを見たいではないか。

ながらく権力にだまされつづけてきた国民の一人としては、一度でいい、政治家のよき側面を映画とか小説ではなく、現実の世界で見たいのである。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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■Episode of ガテン系デザイナー[10]
頭の上に電球をぴかーっとしてくれるサイト

相子達也
< http://bn.dgcr.com/archives/20080115140200.html >
───────────────────────────────────明けましておめでとうございます。今年も駄文を書き散らかすことと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

新年を祝い、最初の記事はネタ集めといいますか、インスピレーション引っ張り出しといいますか、芸のコヤシといいますか、参考になるサイトを紹介したいと思います(新年と何のつながりもありませんがご了承ください)。

ここのところ、映像はもとよりFlashなど「動く」ものを作る機会が増えてきています。どんなものをつくろうかと日々頭を抱えている私は、藁をもつかむ思いでネットを徘徊します。

以下の各サイトは、頭の上に電球をぴかーっとしてくれるので是非一度ご覧下さい。映像だけでなくFlashの参考にもなるはずです(全て海外プロダクション)。

・PSYOP
< http://www.psyop.tv/ >
まずは有名どころのPSYOP。PLATINUM SELECTから作品が見られます。CMのクライアントはVW、NIKE、Coca-Cola、adidasなど。どれもこれも、すごいクオリティ。

・Mainframe
< http://www.mainframe.co.uk/ >
ポップな作品の多いイギリスのMainframe。「OURWORK」から「VIEW SHOWREEL」をクリック。2008年のリールが見られます。

・BL:ND
< http://www.blind.com/ >
個人的に好きな作品の多いBL:ND。「WORK」からCM、ミュージックビデオなど多くの作品が見られます。

・Brand New School
< http://brandnewschool.com/ >
iPod shuffleのCMを制作したことでも有名なBrand New School。Adobe CS3の壁画インスタレーションは必見です。

以下おすすめのプロダクションです。クライアントが日本のCMなどがあったりで楽しめます。

・Blur
< http://www.blur.com/ >

・BUCK
< http://www.buck.tv/ >

・Capacity
< http://www.capacity.tv/ >

・Charlex
< http://www.charlex.com/ >

・COLLIDER
< http://collider.com.au/ >

・Colourmovie
< http://www.colourmovie.com/ >

・Digital Kitchen
< http://www.d-kitchen.com/ >

・Exopolis
< http://www.exopolis.com/ >

・eyeballnyc
< http://www.eyeballnyc.com/ >

・FULLTANK
< http://www.fulltank.tv/ >

・GRETEL
< http://gretelny.com/ >

まだまだありますが今回はここまで。ブラジルやアルゼンチンのプロダクションにも面白い作品が多いです。また紹介したいと思います。


●建設現場報告 ビンテージ物は手間がかかる

車や時計などには、ビンテージと呼ばれる逸品があります。建設業界のビンテージは逸品と言えるかどうか分かりませんが、古い建設機械がそれじゃないかと思います。言うなれば「ビンテージ重機」ですか。

最新の機械でもやっていることは同じく、掘ったり吊ったり運んだりなので、使いようによっては今でも現場で活躍できます。長年使ってきたので愛着もありますし機械の「くせ」もわかっているので、なかなか手放せません。こういう機械の面白いところは、運転の方法や始動の「儀式」です。

古いパワーショベルはレバーが四本あります。両手・両足で操縦するわけです。レバーは前後にしか動かず、しかもストロークが長いので、テキパキ動かそうとすると踊ってるみたいな状態になります。イスは小さくて硬く、エアコンなし、おまけにドアが閉まらなかったりで、長時間乗るのはかなりシンドイ仕事です。

ロードローラーのビンテージ(笑)は「ダルマ」と呼ばれます。前輪がひとつ、後輪が二つでボディが丸っこいからです。これの運転がむずかしい。左右の操舵が、レバーを左右に倒すというかなり大ざっぱな仕様。まっすぐ走らせるのも一筋縄ではいきません。ブレーキも不用意に踏もうものなら、ガコンとフルロックです。これをまっすぐ、かつスムーズに走らせることが出来れば「お前も一人前だ」と言ってもらえます。

ビンテージにとって冬は大敵。朝のエンジン始動は現場が緊張に包まれます。ディーゼルエンジンなので「余熱」が必要です。シリンダー内部を暖めて軽油の爆発を助けるわけです。これの時間がポイント。短いとエンジンはかかりません。長すぎるとバッテリー消費が多くなって、セルが回らなくなります。オルタネーター(充電器)が弱っているうえ、エンジンも重いので「ウィッ」といったまま始動不能となります。

こうなると、新しい機械からブースターケーブルで救援してもらい仕事がはじまります。一発でクリアできればラッキーな一日、できなければ出だしからつまずいたついていない一日です。Not Clearの人は指さし確認必須です。

小さな機械では、ガソリンエンジンであっても巻かれたヒモを引いて始動させるようなものもあります。プラグの調子が悪かったりすると、何回も思い切り引くので、ヘルメットは飛ぶわ終いにはヒモを切っちゃうわの大仕事です。

すごい始動方法の代表は、ドイツ製(ボーマク)の1トンローラーです。シングルシリンダーのディーゼルエンジンを、えっちらおっちらとクランクを回してエンジンを始動するので、冬の始動はかなり困難です。

で、どうするかというとシリンダー横にある長いボルトをはずして中に「火薬」を入れます。デコンプ(圧縮抜き)の状態でクランクを回し始めると一回転ごとにロックが戻り、5〜6回転でデコンプが外れて圧縮が戻ってエンジンがかかります。このデコンプが外れるタイミングで火薬が爆発します。これは強烈でどんなに寒くても、エンジンが凍っていても一発始動です。さすがドイツ製。

建設の仕事から離れてずいぶん経ちますが、通りすがりの現場で古い機械が動いていると「大事にされているんだなあ」とうれしくなります。

【あいこたつや】aitatz@gmail.com
ある日の我が家。私はPowerBook、妻は携帯、息子はDS、娘はiPodを黙々といじる。いいのかこれで(笑)
< http://www.ggrafix.jp/ >

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■クリエイター手抜きプロジェクト[153]
番外編:使えないオートメーター

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20080115140100.html >
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あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくおねがいいたします。

と、小正月に定番の挨拶をしたところで今回は、MacOS Xに搭載されている自動化機能であるオートメータについて少し書きたいと思います。

オートメータを活用している人は、Googleでの検索結果を見る限り多くなさそうです。以下のAppleのサイト上にあるオートメーターのアクションも、わずか100程度しかありません。
< http://www.apple.com/downloads/macosx/automator/ >

同時期に搭載されたDashboard(ダッシュボード)とは桁違いの少なさです。
< http://www.apple.com/downloads/dashboard/ >

オートメータのダウンロードページを見ると、FilemakerやInDesignのアクションパックも提供されていますが、さすがにこれだけでは思ったことはできません。
< http://www.apple.com/downloads/macosx/automator/index3.html >

MacOS X Leopardにもオートメーターは搭載されていますが、起動してみると以前のTigerの時と、ほとんど変わっていません。こんなに使われない機能も珍しいかもしれませんが、オートメーターの場合は使いたいけど「欲しいアクション(機能)が提供されない」「データがうまく受け渡せない」という状態になっています。使おうと思っても、どうしようもないというのが現実です。

まず、「欲しいアクション(機能)が提供されない」のには原因があります。オートメーターの土台となっているのがAppleScript(アップルスクリプト)であるという点です。AppleScriptを使ってプログラミングできる人が非常に少ないため、提供されるアクションには限界があります。

これに対してDashboardは、Webで多く利用されているJavaScriptを使っています。開発者の数は桁違いです。実際に上記で提示したURLにあるDashboardとオートメーターアクションの数は、4248:109で本当に桁違いな状態です。

また、自動化の対象となるアプリケーション側もAppleScriptに対応しなければならず、これも障害のひとつになっているかと思います。オートメーターの場合、このままではどうしようもなく使い物にならない機能になってしまうので、是非改良して欲しいところです。

そのために、AppleScriptだけでなくJavaScriptやPython、Rubyなど他の言語からも制御できるように再設計した方がよさそうです。

オートメーターの自動化の手順は、ドラッグドロップで作業手順を上から下に配置するだけで、インターフェースとして非常に分かりやすいものになっています。しかし、実際に配置してみると、うまく動作しないことが多いはずです。決してプログラムの不具合や手順が悪いわけではありません。実は、うまくデータが渡せないためです。

一口にデータと言っても「テキスト」「XML/HTML」「画像ファイル」など非常に多くの種類があります。他のアプリケーションからデータを受け取る場合、処理するアプリケーションが処理できる形式になっていなければいけません。

例えば、テキストエディタからPhotoshopにデータを渡したら、Photoshopではレイヤーにテキストを配置する、といった処理を行なって欲しいところです。逆に、Photoshopからテキストエディタにデータを渡す場合、レイヤー内のテキストデータだけ抽出して渡して欲しいところです。

しかし、現実的にはこのようなことはオートメーターでは無理があります。オートメーターで処理をうまく行なうには、どのアプリケーションでもやりとりできる透過なデータ形式(例えばXMLなど)でないといけません。

MacOS X以前ではスクラップブックなどを利用して、様々なデータを保持するという方法がありましたが、オートメーターには渡されたデータを変換してくれる機能がありません。このため、アプリケーションからアプリケーションに、うまくデータが渡すことができずに、ワークフロー制作でつまづいてしまうことになります。

Leopardになって改良されるか(アクションが相当数増えるとか)と思いましたが、どうも駄目だったようです。次のバージョンでも大幅改良されないような気がしますので、オートメーターを使って自動化するというのは将来的にも無理があるでしょう。

ということで今年も、この連載が続いてしまうというオチです...

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

お正月も普段通りでした………。何十年も相変わらずです。一応、お決まりということで「鏡音リン・レン例文辞典」を作成しておきました。
< http://www.openspc2.org/reibun/kagamine_rin_len/ >

また、Google Mapsについて学習したい人は以下のページを参考にしてください(依頼を受けて掲載しているもので私が作成したものではありません)。
< http://www.openspc2.org/Google/Maps/example/ >

DOM Scriptingの本が出ました。今回はXHTML, CSS, DOM Scrptingの3冊セットになってます。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774133264/openspace0d-22/ >

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■編集後記(1/15)

・OSをレオパルド武装した。というと、それはレパードと読むんですよと、親切な読者さんからのアドバイスが数通。はい、知ってて使っています。カッコいいから。そしたら、不具合も出てきた。対応していないアプリをいくつか捨てた。iPhotoが動かなくなった。これはバージョンが古すぎたので仕方がない。iLifeを買うことにした(しかし、iPhoto以外は当面使わないのでもったいない気もする)。データベースも微妙に具合が悪くなった。FileMakerのバージョンが古いせいなんだろう。レパードの画期的な新機能は、これから楽しみながら少しずつチェックしていく。/モモヨさんが「きな臭い」と書かれている、NHKスペシャル「シリーズ 最強ウイルス」を二夜続けて見た。データベースに入力作業の傍ら見ていたので、正確には理解できなかったが、とんでもなく恐ろしい事態が今にも起こりそうな気配を感じた。まさしくきな臭い(もっとも、モモヨさんの「きな臭い」とはニュアンスが少し違うだろう)。ストレートにこわいと感じた。核やバイオテロの脅威よりも深刻なのではないか。そいつは必ずやってくるのだ。放送の第一回はドラマ「感染爆発〜パンデミック・ブルー」、第二回は調査報告「新型インフルエンザの恐怖」であった。出てくる数字に統一感がないのは、予測ができないからだろうか。ドラマでは日本で発生したパンデミックでは感染者2400万人、死者120万人で第一波が終息したことになっている。最悪のシナリオで日本の死者は数百万という。数百万とはアバウト過ぎる。世界的感染爆発で死者は1億人強だという。日本の近所にはあらゆる方面でリスキーな大国もあるから、ますます現実的な脅威である。個人でじたばたしてもどうしようもない。国はどこまで対策を講じているのだろうか? 今日と明日の深夜0:10から再放送がある。(柴田)
< http://www.nhk.or.jp/special/rerun/ >

・ふぐを食べてきた。ふぐ料理ってお高いイメージがあったのだが、今は安くなってきて、新年会や歓迎会でも気軽に食べるものになっていたんだね。TVでCMをしている玄品ふぐ。おいしかったよ。しばらくして店員さんが紙を中に敷いた竹籠を持ってきた。天ぷら? ここから鍋タイムじゃなかったっけ、と疑問符。テーブルはIHクッキングヒーターになっていて、その上に直接その竹籠を置き、だしを入れる。籠の中に敷かれたクッキングシート(たぶん)の上に直径1cm程度の穴が複数開いた3mmぐらいの厚さの円形鉄板が置かれている。クッキングシートは200度を越えるオーブンでも使える耐性・防水性はあるし、底に置いた鉄板によって熱伝導もする。理屈を考えるとそう不思議でもないのだが、見慣れぬ光景が面白かった。IHを使うお家なら、鍋がなくても鍋料理はできるんだなぁ。(hammer.mule)
< http://www.tettiri.com/ >  籠の画像。雑炊もできちゃう
< http://www.lion.co.jp/ja/seihin/brand/041/02.htm >  250度まで