[2348] kiva.orgの挑戦

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,500文字)


<マイクロファイナンスによる支援活動が個人で可能な時代に>

■KNNエンパワーメントコラム
 寄付スタイル2.0となるか? kiva.orgの挑戦
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[154]Photoshop CS/CS2/CS3編
 左上と右下を基準にして範囲を選択する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[22]
 美術館巡りは楽しい……か?(1)
 HAL_

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■KNNエンパワーメントコラム
寄付スタイル2.0となるか? kiva.orgの挑戦

神田敏晶
< http://bn.dgcr.com/archives/20080121140300.html >
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KNN神田です。

「募金にご協力ありがとうございました!」という言葉をもらうと、いい事をしたという気持ちで、非常に心が清々しくなる。しかし、その募金がどのように使われているのかについては、実はあまり注意が行き届いていなかったように思う。そして、そこからはもう預けた寄付金の行方は寄付団体に委ねるしかなかった。

2004年、サンフランシスコのソーシャルアントレプレナーが、ふとしたことで始めた慈善事業は、寄付にまつわるいろんな問題を解決するアイデアに満ちていた。

●2004年、Kiva.org設立

Tivo社(米国のPVRメーカー)で勤務していたマットが妻のジェシカとレストランで食事をしていた時のことだ。ジェシカがふと、「貧しい国の人に単に寄付するだけでなく、お金があれば自立できそうな人に、寄付で集めたお金を無利子貸してあげ、それらが返却されたら、また、次の人へと貸していければ、もっとたくさんな人を助けられるのに…」と相談したことがkiva.orgの創業のきっかけだ。
< http://www.kiva.org/ >

マットはジェシカの願いを実現し、kiva.orgを2004年にスタートさせた。2005年にマットはTivo社を辞職し、Kiva.orgのCEOとしてフルタイムで働き始めた。

まるで、eBayの創業者ピエールが恋人から「ペッツをインターネットで集めたいの」とリクエストされ、eBayを作った話に似ている。リクエストが高尚かどうかは問わないが、eBayのネットオークションによって、消費財の永遠のリサイクル構造だけではなく、新たな流通の形態が生まれ、購入時点で再販価格を考えて購入するという、全く新しい消費行動も形成された。

kiva.orgが目をつけたのは「寄付」ではなく、「レンド=貸し付け」という仕組みによって発展途上国でも、資金があればなんとか自立し、事業を起し、雇用もできるという社会的影響だ。それはマイクロファイナンスと呼ばれる、無担保小額資金融資のシステムをネット上でいつでも「可視化」できるようにしたことによって、その理想形が見えつつある。

マイクロファイナンス
< http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Theme/Eco/Mic/ >

さらに、現地のフィールドパートナーとしての慈善団体からも貸借状況のレスポンスがもらえ、貸借状況をレンダー(貸付け者)がいつでもウェブで確認できる点が、新しい形態の慈善活動サイトとなっている。

●発展途上国に、寄付ではなくレンドする発想

発展途上国で資金援助を申し出ている人たちの大半が、1000ドル(US)あれば事業を起こせるというところに非常に意味がある。しかも、それらを40人程度で負担するところによって一人あたり25ドルで参加できるのが、このkiva.orgの特徴である。貸す側も寄付感覚で金を出せる。

一応の写真付きのビジネスプランをkivaの「LENDページ」で読み、この人に貸す(レンド)という相手を見つけることができる。ワンショットは25ドル単位で受付けされる。レンドといっても、貸し主には一切資金は戻ってこない(ここがポイントだ)。

その代わり、ウェブサイトで自分が貸した人の事業の進捗状況がわかったり、同じ人にレンドしている人が他に誰にレンドしているのかなどを、まるでSNS的な要素で知ることができる。発展途上国の事業を、個人的に支援できるSNSにもなっている。同じ人に投資をしているだけで、なぜか連帯感があるのも不思議な感覚だ。

さらに、レンドした相手にメールを送ったりして支援することができる。運がよければ返事が届くかもしれない(英語がわかる人は非常に少なく、ボランテが翻訳して支援しているからだ)。

しかし、せっかくの寄付的行為でありながらも、送金に手数料がかかっていてはしょうがない。そこでeBay傘下のPayPalが資金の手数料を全くなしで、パートナーとして参加している。しかも、ライバルであるGoogle、YouTube、Yahoo!、facebook、Myspace、Microsoft、lenovoといったIT企業が、kiva.orgのパートナーとしてそれぞれの立場で支援している。
< http://www.kiva.org/about/supporters/ >

kiva.orgの基本的な収益構造は、25ドルのうちから2.5ドルの寄付を促すサイトからの運用益である(払わずにSKIPすることもできる)。実際には企業からの寄付であったり、ボランタリースタッフなど、いろんな人、企業、慈善団体がkivaに関わっている。

実際に発展登場国側では、フィールドパートナーとして慈善団体やNGOが活動している。現地の慈善団体などの力量にゆだねられ、その団体がどれだけ融資できて、どれだけ回収できているかも数値で評価している点が最も目新しい。

しかも、いつからkiva.orgに参加しているのかなども表記されているので、慈善団体の新たな評価制度がもしかするとできつつあるのかもしれない。
< http://www.kiva.org/about/partners/ >

●kiva.orgの特徴と特性

それでは、例えば、創業者のマットのレンドしている人たちを見てみよう。
< http://www.kiva.org/lender/matt >
レンドをすると、このようなURIが与えられる。

PaidBack(完済)とあるのはお金を返し終えたということ。そうやって返却された資金を、マットはまた新たな人にレンドできる。自分には返却されないのがいい仕組みだ。PaidBackの数は、レンドする額よりも、名誉のある数であろう。なぜならば、そのお金が活かされているからだ。Paying Back(返済中)とあるのは、現在の返済状況である。レンダーは、この数字が上がってくるだけで、豊かな気分になれる。

妻ジェシカのサイトを見てみよう。
< http://www.kiva.org/lender/jessica >
Refunded(貸し出したまま)という、つらい状態の人たちが見られる。しかし、考えようによっては普通に「寄付」している今までの状態と同じだから、本当はつらい状態ではない。このように、PaidBackで活かされるレンドがあると、寄付だけでは何かもったいない気がしてくるから不思議だ。

実際にレンドを体験してみないとわからないことだろうが、たったの2500円で第三世界や発展途上国のビジネスに興味を持て、アフガニスタンで農業に投資したり、ガーナの食料品店に実際に資金援助をし、リアルな世界で、負担の少ないマイクロファイナンス(無担保小額資金融資)による支援活動が個人で可能な時代になっているのだ。

kiva自身、まだまだ改善の余地はたくさんあるだろうが、大きな組織になりうる可能性は非常にある。しかも、現在の社会は、石油の高騰や、とうもろこしの値上がりの要因のうち、投機的な発想やマネーゲームによるところが大きい。FXで自分の身の丈を超えた投資も可能となり、金儲けによって、世界が不幸になるという負のジレンマに陥ろうとしている。

少なくともkivaでは、彼らの希望金額が達成されるまで、ゆっくりとレンダーを待ち続け、彼らがゆっくりと返済をはじめ、完済になった時には、我々は寄付した金額以上の何かが必ず心の中に残っていることだろう。

言葉も生活環境、社会、文化も違う彼らとkivaと現地慈善団体を経由してつながっている感覚は、もしかするとSecond Lifeのアバター住人のようにさえ思えてくる。自分がコントロールするアバターではなく、困っているアバターをより多く助けるというミッションを持ったSecond Lifeなのかもしれない。

ネット上だけで知り合いになることは今までも十分にできたが、ネットにアクセスできなかった人や、英語がわからない人までも、インターネットは先進国の善意と途上国のヤル気をマッチングさせてくれるようだ。リアルとネットが歩みよる、ウェブ3.0型の社会が訪れつつあるのかもしれない。

ぜひとも、日本のIT企業のサポートで日本語サイトも構築してもらいたいものである。

ボクも少しは彼らの力になってみたいと思う。
< http://www.kiva.org/lender/toshiaki3531 >
メキシコのエラスモもアフガニスタンのノラーラムも、もうすぐ希望金額に達成しそうだ。


KNN.TV  < http://jp.youtube.com/knnkanda >
BarTube < http://snbar.ameblo.jp/ >

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/ >
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
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Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[154]Photoshop CS/CS2/CS3編
左上と右下を基準にして範囲を選択する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20080121140200.html >
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Photoshopでは、選択範囲を指定する数多くの方法が用意されています。選択範囲の幅などを指定するのは簡単ですが、左上と右下を基準にして範囲を選択することはできません。例えば、左から10ピクセル、上から20ピクセルの位置から、右から10ピクセル、下から15ピクセルの範囲を選択する、という機能がありません。これはスクリプトを使えば可能になります。

以下のスクリプトは、左から10ピクセル、上から15ピクセル、右から15ピクセル、下から10ピクセルの範囲を選択するものです。

saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
w = activeDocument.width.value;
h = activeDocument.height.value;
x1 = 10;
y1 = 15;
x2 = w - 15;
y2 = h - 10;
selReg = [[x1,y1],[x2,y1],[x2,y2],[x1,y2]];
activeDocument.selection.select(selReg);
preferences.rulerUnits = saveUnit;


選択範囲を変更したい場合には以下の行の数値部分を変更します。

x1 = 10;
y1 = 15;
x2 = w - 15;
y2 = h - 10;

選択範囲の位置を任意のものにするには以下のスクリプトを使います。これは位置を入力するようになっています。

saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
w = activeDocument.width.value;
h = activeDocument.height.value;
x1 = parseInt(prompt("左からの位置", 10));
y1 = parseInt(prompt("上からの位置", 15));
x2 = w - parseInt(prompt("右からの位置", 15));
y2 = h - parseInt(prompt("下からの位置", 10));
selReg = [[x1,y1],[x2,y1],[x2,y2],[x1,y2]];
activeDocument.selection.select(selReg);
preferences.rulerUnits = saveUnit;

選択範囲を塗りつぶしたいのであれば、以下のスクリプトになります。上記のスクプトで範囲を選択してしまえば、通常のメニューからの選択やアクションで可能ですが、おまけということで。

RGBColor = new SolidColor();
RGBColor.red = 255;
RGBColor.green = 0;
RGBColor.blue = 0;
saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
w = activeDocument.width.value;
h = activeDocument.height.value;
x1 = 10;
y1 = 15;
x2 = w - 15;
y2 = h - 10;
selReg = [[x1,y1],[x2,y1],[x2,y2],[x1,y2]];
activeDocument.selection.select(selReg);
preferences.rulerUnits = saveUnit;
activeDocument.selection.fill(RGBColor,ColorBlendMode.NORMAL, 100, false);


塗りつぶしではなく枠線を描く場合には以下のスクリプトになります。

RGBColor = new SolidColor();
RGBColor.red = 255;
RGBColor.green = 0;
RGBColor.blue = 0;
saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
w = activeDocument.width.value;
h = activeDocument.height.value;
x1 = 10;
y1 = 15;
x2 = w - 15;
y2 = h - 10;
selReg = [[x1,y1],[x2,y1],[x2,y2],[x1,y2]];
activeDocument.selection.select(selReg);
preferences.rulerUnits = saveUnit;
activeDocument.selection.stroke(RGBColor,10,StrokeLocation.CENTER,ColorBlendMode.NORMAL, 100, false);


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >
ここのところ、毎日GPS機を持って近所をまわってます。結構、いろいろな用途に使えそう。ガソリン価格が高くなったので、ハイビジョン映像素材はCGネタを追加するようにしました。これだとマシン一台あればできますので。でも、もうHDD容量がほとんどない……
・ハイビジョン映像素材
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[22]
美術館巡りは楽しい……か?(1)

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20080121140100.html >
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ソウルに行くきっかけは仕事だったのですが、はじめの頃は時間を作って美術館に行きたいと考え、ガイドブックを購入し美術館を探して、あれやこれやとコースを考えていました。しかし、なかなか時間が作れず、美味しいものを食べるだけのソウル行きになっている状況が続いていますが、2005年7月に一度だけ美術館巡りのバスツアーに行ったことがありました。

市内には数々の美術館が、行きやすく回りやすい場所にあります。しかし、美術館廻りのバスに乗ってしまえば、あまり頭を使わず数館を一気に廻れるのですから便利だと思ったのです。出発地点は以前ご案内した仁寺洞です。仁寺洞のメインストリートに面した、インサアートセンター入り口前からシャトルバスに乗れば、中央博物館、市立美術館、徳寿宮美術館、湖巌美術館などの市内主要な美術館で停車してくれ、一日1000wの料金で乗り降りが自由になるという優れものだというので、これを利用しない手はありません。

まずは仁寺洞の総合案内所で、バスの来る場所ち時間を確認します。出発バスは一時間おきに出ているそうで、まもなく来ますよと言うので、そのままインサアートセンター前に直行しました。BUSと書いてある小さなバス停はすぐに見つかりましたが、シャトルバスが来るような場所という雰囲気ではなく、歩道側にはインサアートセンターの入り口の木製階段があるだけです。本当にここなのかと、私の頭上には疑問符がアニメーションになって沢山飛び出てくる、という感じの場所です。

仁寺洞は一応、歩道と車道が別になっているのですが、とても人通りの多い場所で、他の一般道と比較すると車の数は少なく、さらに車道を走る自動車の前後にも人があふれ車が遠慮がちに往来している地域です。一般的なバス停には時刻表の書いてある大きなグリーンのスタンドがあるのですが、インサアートセンター前には小さな丸看板しかなく、バスを待っているような人も見受けられず、何となく不安が一杯。それでも15分ほど待っていると、何となくバス待ちらしき人が来てちょっとは安心感がでます。でも、まだ本当にバスが来るのかどうか不安です。なにしろ案内所のお姉さんには、すぐ来ると言われていたのですから。

とにかく待つこと一時間近く、このバスは午後1時から5時まで一時間おきに出ているので、どうやら行ってしまったすぐ後に私たちがバス停に着いたようです。普段、並んだりするのは不得手な私がここまでして待つのは「美術館に行きたいという一念」という訳ではありません。この頃は韓国には全く慣れていなかったので、ソウルの街の様子が分からず、単なるおどおどした日本人観光客だったのです。そんな私達は急な予定変更など出来ず、とにかく「バスに乗る」の一念しかなかったという事に他なりません。

バスのチケットは、乗車時に運転手から購入します。このバスは1000wと分かっているので、無言で二人分2000wを差し出せば、ちゃんとチケットをもらえます。このチケットには切り取り線があり、運転手が行き先毎に切り取ってくれます。終点はカナアートセンターなので、そこまで直行し、少しずつ美術館を回りながら再び仁寺洞へ戻るというコースを取る事にしました。特にツアーバスというわけではなく、単に美術館前に止まる特別バスというものですからコースは自由になります。

インサアートセンターを出たバスは、ソウル北の郊外に向かいます。ソウルの北側は高地になっていて、出発するとすぐ上り坂が多くなります。その坂の両側には静かな町並みの住宅街が広がります。日本の住宅街とは違い、建物外壁や塀には赤い煉瓦の目立つソウルは、バスの窓から眺めているだけでも異国情緒がたっぷり味わえます。

そのままバスに乗っているだけならいいのですが、途中でバスを降りてしまうとなにも知らない私たちは、田舎の町にぽつんと取り残され途方にくれそうな雰囲気があります。ソウルは郊外に出るといきなり昭和初期の田舎町を思わせるような閑散とした感があり、所々に舗装されていない場所等もまだあります。しかし、バスはそんな事はもろともせず、埃をまき散らせジャンプしながらジェットコースターのように猛スピードで突走るのです。(つづく)

※現在のシャトルバス・バス停は仁寺洞入り口に変更されたそうです。
< http://kallery.net/index.php >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/ >

新刊「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

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■編集後記(1/21)

訂正●2347 Otaku ワールドへようこそ![65]
大事な駒を泣きながら質に入れる菅田。先回りして流しちゃ、うそよ。

大事な駒を泣きながら質に入れる菅田。先回りして流しちゃう、そよ。

原稿では読点がなかったので、わかりやすくするため加えたがうっかりミスで、位置が悪かった。「そよ」とは人名なのですから。

訂正●2346 柴田編集後記 綾瀬川→柳瀬川

・先日、マンションの共用インターネットの一部で機能の停止が発生した。年に一、二回こんなことが起きる。わたしのネット環境は順調で普段通りに仕事をしていたが、娘からのネットが使えないという困惑の電話ではじめてトラブルを知った。この前は逆で、わたしの方が使えなくなり、娘の方は普通に動いていた。これはたいてい共用部のマシントラブルであり、プロバイダーの担当者が修理に来て解決する。今回のケースは、Winny使いのウイルス感染したパソコンから膨大なトラフィックが生じ、共用部に設置してあるスイッチングハブに機能停止を引き起こしたのが原因である。プロバイダーの担当者は、そのユーザーのポートを一時閉鎖することで復旧させたようだ。単純なマシントラブルならしょうがないなあで済むのだが、不注意な一ユーザーのせいとなるとむらむらと怒りがわいてくる。ウイルス対策をちゃんとしていないからこんなことになるのだ。でも、ウイルス対策ソフトを使っていても検出できない場合があるそうだし、ユーザーに気づかせないこともウイルスの特徴のひとつだ。そのWinny使いは被害者であるかもしれないが、まぎれもなく加害者である。またこんなことが原因で、ネットが機能停止になったらたまらない。共用インターネットのユーザーが集まって対策を講じる必要があるのかもしれない。昨日、マンションの定期総会があったので、この問題を持ち出そうとしたが時間がなかった。管理代行会社の説明が延々と続く。「させていただく」症候群には慣れてしまったが、予算や実績の金額を読み上げるたびに「〜円というかたちでございます」と結ぶ。「かたち」ウイルス汚染である。(柴田)

・えらいこっちゃ。日本製紙(及び他社製紙会社)の古紙配合率偽装問題。8日のニュースは何気なく見ていて、印刷会社に勤める友人に大丈夫か尋ねていたのだが、先週からてんてこまいになっていると聞いてリアル感倍増。メーカー(製紙会社ではない)さんたちに、紙製品すべて(新旧問わず)から、配合率とマークの表記をはずすことを依頼され、急な話だわ、納期急かされるわで大変なのだそうだ。表記をとらないと偽装になっちゃって商品を売ることできないもんね。アスクルでもコピー用紙類が販売中止なんだって。食品と違い人体に直接関係ないことだけが救いか。古紙40%や古紙100%のものが、滑らかで白いのに感心していたのだが、あれは嘘だったのね〜。そりゃそうよね。再生紙トイレットペーパーは、がさがさだもん。(hammer.mule)
< http://www.askul.co.jp/shopnews/news_paper_080117.html >  アスクル