[2349] 「環境に配慮した紙」のホントのところ。

投稿:  著者:  読了時間:19分(本文:約9,200文字)


<最近食べ始めた「でこぽん」が私の中で大ヒット>

■装飾山イバラ道[6]
 料理を飾る
 武田瑛夢

■気になるデザイン[5]
 「環境に配慮した紙」のホントのところ。
 津田淳子

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 『中小印刷関連企業のための“新規事業立上げ”実践講座』
 「カラーマネージメント実践ルール&広色域もアルデヨぉ」勉強会

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 シリーズ写真展:現代写真の母型2008「写真ゲーム」


■装飾山イバラ道[6]
料理を飾る

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20080122140500.html >
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お正月はゲームもしたけれど、お重におせちを詰めてそれなりにテーブルを装うこともした。去年は適当に済ませたことを、今年は何となくやってみようと。

おせちで好きなのは栗きんとんくらいだし、他に何があるのか詳しく知らない上に、買い集めるのも大変なので通販のおせちセットを購入。自分で詰めればいいだけの状態のもの。三段のお重も簡単に洗える樹脂製のものを買う。デコレーションは好きなので、盛り付けは楽しいはずだ。

しかし、三段重用のおせちの量ってけっこうあって、自分で切って盛るだけでかなり大変だった。見本の写真では入るはずのかまぼこの列と伊達巻の列が、収まらない。切ると増える気がする。本当に見た目だけ考えればギッチリ詰め込めるけれど、かまぼこに栗きんとんが密着するなんて許せないので、いちいち小鉢に分けていたら見本とはだいぶ違う入れ方になってしまった。小鉢に入れれば入れるほど、また増える(笑)。

これはもう五重くらいの入れ物がないとだめかもしれないと思ったり。きっと本来は、いろいろなものを圧縮して詰めるところにお重の豪華さや意味合いがあるんだろう。性格的には空間を生かす皿盛りの方が向いているみたい。あれこれ詰めて、黒豆に金粉をかけてなんとか素敵に仕上げる。

栗きんとんだけは栗の甘露煮と金時芋で自分で作ったものを用意。くちなしの実を入れてお芋をゆでると、嘘のように鮮やかな黄色になって、気分も盛り上がる。温かいままつぶして、寒露煮のシロップでのばして栗とまぜる。甘さも控えめにしたできたての温かい栗きんとんは、ホクホク感もあってスイートポテト風。

おいしいんだけれど、これがまた大量で困る(笑)。甘露煮一瓶とさつま芋二本で作ると、できあがりの栗きんとんはボールいっぱい。

盛り付けが終われば、後は食べて壊されるのがおせちの宿命だ。おせちの説明書きを読めば、それぞれの食材に込められた意味や願いを食べるものなんだなぁと感心する。正月も終わると冷蔵庫の片付けで買いすぎを反省し、毎年段々と削減の方向で量が減っていくものだろうな。

日常の料理はあまり飾ることを考えないけれど、それなりの見た目にするには、柄のあるお皿と横に長いお皿が便利だ。お皿に柄があればお刺身も映える。長い皿は魚用にするだけでなく筋子とかまぼこと漬物なんかを3箇所に分けて置けば綺麗にまとまるし、洗うお皿は一枚なのがいい。この方法でおせちの残りも普段の朝ご飯として美しく(こっそり)消費する。

おせちでも言われていることだけれど、白と赤と黒と緑に黄色の5色が入るとお料理は綺麗に見える上に健康にもいい。日常では白と赤と緑は比較的簡単に揃う。白はごはんや乳製品、赤は人参や梅干やお肉、緑は葉物やきゅうり。うちで少なくなりがちな黒は、シイタケや昆布やひじきで取り入れるみたい。黄色は卵、豆製品や柑橘系。

柑橘系といえば、最近食べ始めた「でこぽん」が私の中で大ヒットしている。ヘタのところが出ていてぼこぼこしていて不細工でも、食べると味が濃くて本当においしい。普通のみかんはあまらせてしまうことが多いけれど、でこぽんは少々置いておいても酸味が減ってよりおいしくなっていたりする。この冬はでこぽんをあちこちで買って、どこのがおいしいのか調査だ。

ふだんから料理を飾り付けるくらい余裕があればいいなと思う。実際はまだ、麻婆豆腐は麻婆豆腐らしく、酢豚は酢豚らしくするのが手一杯の基本的な段階なのできれいな見た目にはほど遠い。

二月になればバレンタインでチョコを飾ろう。あ、でもこれも去年やって、チョコを溶かすだけで温度計との戦いになって大変だったのを思い出した。

見ても食べてもおいしいものを作るのが最終目標だけれど、当面は不細工なでこぽんと買って来たチョコの方が、ラクして幸せかもしれない。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
Wii Fitのバランススキーの初級は21秒台にまで縮めて、現在20秒切りにトライ中。

装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/ >

新刊「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/ >

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■気になるデザイン[5]
「環境に配慮した紙」のホントのところ。

津田淳子
< http://bn.dgcr.com/archives/20080122140400.html >
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まずはお詫びと訂正から。
前回「定形郵便でできること、できないこと。」というコラムを書かせていただきましたが、その中で「50円で送れるはがき」と「80円で送れる定形郵便」を誤解してしまい、一部間違った内容を書いてしまいました。

誤)
50円で送れるものの最大サイズは23.5×12cm、厚みは1cmまで。重さは50gまで
正)
50円で送れるものの最大サイズは15.4×10.7cm、重さは6gまで

誤)
たしかに、その年賀状は紙の端っこの方が何カ所か型抜きされていたけど、そんなこと知らなかったなぁ。日本郵便のWebサイトにも、そんなこと書いてないじゃないか!
正)
Webサイトには「通常はがきは長方形の紙に限ります」という備考がついており、型抜きしてあると長方形ではなくなるため、定形のはがきではなくなることが記載してありました。

上記を訂正したコラム全文は、デジクリのブログでご覧いただけます。大変に失礼致しました。今後は、なお一層きっちり調べてから書くことを肝に命じて、今日の話題に入らせていただきます。

●古紙配合率と環境問題

ニュースや新聞で、再生紙年賀はがきなどの古紙配合率偽装について随分と話題になっていますね。昨年、ミートホープや不二家、船場吉兆など、さまざまな偽装のニュースを見てきましたが、紙にもそんな偽装が潜んでいたなんて、非常に驚きました。

紙について、自分がつくっている書籍内で触れることがしばしばあり、実は今週納品される新刊『デザインのひきだし vol.4』でも「環境にやさしい印刷物って何?」という、なんだかタイムリーな記事を掲載したりもしているため、他の食品偽装のニュースより、かなり興味を持ってニュースや各社発表を見ています。

そんなものをいろいろと読んでいると頭に「?」が浮かび、新たに疑問に思うことがいろいろとあるのですが、そのひとつが、日本製紙と大王製紙が出しているPDFに書いてあること。日本製紙のものがわかりやすいので引用する。

(「弊社製品に関する社内調査結果」より引用)
葉書用紙が再生紙化された平成4年当時、工場内発生損紙も古紙として認識し、
古紙パルプ6%と合わせた30%でテスト生産した結果、近い将来の技術革新で
配合率40%の実現が可能と営業判断し受注を開始しました。その後、工場内発
生損紙が古紙パルプとして認められないことがわかり、本来は古紙パルプを増
配すべきところ、古紙由来のチリ、墨玉等の夾雑物が多くなるため品質を確保
することができずに、古紙パルプ配合率が低いまま生産しておりました。
(後略)
< http://www.np-g.com/news/news08011601.pdf >

日本製紙も大王製紙も、損紙を古紙として計上していたため、それが古紙に含まれないとわかって配合率が結果的に低くなっていた。ということが理由のひとつとしてあげられている。でも工場内発生損紙、つまり、紙をつくるときに出たヤレ紙は、古紙パルプとして認めないってことなの?

どうにもわからないので、方々問い合わせてみると、損紙は、その中に使われている古紙分だけ古紙パルプとして換算するよう通達があったとか、「容器包装リサイクル法」に則ると損紙は古紙パルプにそのままは含められない、という答えがあったりして、やはり損紙は古紙としてそのまま計上できない、ということらしい。

……なんだかなぁ。非常に乱暴なことを言えば、どれが古紙だとか古紙じゃないとか言ってるより、損紙だって、そのまま捨てちゃえば無駄になるんだし、印刷された古紙から脱墨(漂白)するより、損紙を再利用する方が環境負荷が少なくすんで、結果的に環境にかかる負荷が少なくなれば、それでいいではないか。

こんなことを書くと、製紙会社の肩を持つのかと思われるかもしれないが、そんなことは思っていない。一番の問題は、もちろん製紙会社が実際に発表していた古紙配合率と、かなり、それもすごく乖離した古紙配合率だったのが悪いと思う(それに損紙を含めても、発表されている古紙配合率と乖離があったし)。今回の問題も「偽装」していたことが問題なわけだし。

でも、古紙配合率をどのくらいに上げよと要求する側や、環境負荷を考えてリサイクルペーパーを使用していますと声高に主張する側は、古紙配合率が高ければ、それが環境に対する負荷軽減になるのか。真に環境問題を考えるなら、なにが一番いいのかということを、もう少し自分たちでも考えてみないといけないのではないかとも思う。

古紙配合率が高ければ高いほど、環境負荷が少ないように思えてしまうが、実はそうとは限らず、古紙のインキを漂白する「脱墨」という作業は、場合によってバージンパルプを使うより環境負荷がかかってしまう場合もある。

なので、そもそも古紙配合率だけで環境問題を考えるのがおかしい、ってことだし、間伐材(間引きした木)を使ったり、FSC(森林管理協議会)が推進する、「認識材」と「管理材」という木材からつくられる、環境に配慮した「F SC森林認証紙」というものもある。そんなことも含めて、ただ単に聞こえがいい「古紙配合率」を謳うだけでなく、総合的に考えていくべきことだと思う。

とかなんとか思っていたら、あるデザイナーから電話がかかってきて「無駄な紙を使わないってことが一番重要なんじゃないの?」と言われた。……うっ、それって、つまんない本つくってんじゃねーよ、って、遠回しに言ってるの(苦笑)? いやでもそれも非常に重要ですよね。精進します、はい。

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
「環境にやさしい印刷物って何?」を掲載した『デザインのひきだし vol.4』は来月頭には全国書店店頭に並びます。ちなみに特集は「折り/抜き/紙の加工でこんなことできる!」です。
最近作った本は『デザインのひきだし vol.3』『田名網敬一 デイドリーム』『デザイン・制作のセオリー』『しかけのあるブックデザイン』など。
< http://www.graphicsha.co.jp/ >

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■セミナー案内 JPC定例セミナー
『中小印刷関連企業のための“新規事業立上げ”実践講座』
〜本当の“強み”を発見し、変化し、成功し続けるために〜
< http://www.jpc.gr.jp/jpc/seminar/080125.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080122140300.html >
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<主催者情報>

「新規事業立上げ」をテーマにした全6回の実践講座の第一回です。対象は、中小印刷会社、製版会社、デザイン会社、加工会社の経営者及び営業担当の方、デジタル印刷機器メーカー、ベンダーのマーケティング、営業担当者の方、企業の宣伝・販促・広報担当者、その他新事業立上げに感心のある方なら大歓迎です。

日時:1月25日(金)13:30〜17:30(13:00〜受付開始)
会場:アップルジャパン株式会社 セミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティータワー32F 京王新線「初台駅東口」徒歩5分(東京オペラシティビル直結)
< http://www.apple.com/jp/employment/overview.html >

●プログラム
第一部 13:30〜14:30
「POD市場最新情報と今後の予測」
〜オンデマンド印刷市場5つのトレンドと各システムの“強み”〜
POD委員会副委員長(VMI.inc)宮本泰夫

第二部 14:45〜17:00(※途中休憩10分)
「圧倒的に差別化する“最強の営業ツール”作成法〜その1」
〜自社の“強み”を引き出し、新規開拓ツールを企画する〜
有限会社ルーマス 代表取締役 三井豊久

第三部 17:00〜17:30
ぶっつけコンサルテーション
ぜひ、現在ご使用の営業ツールをご持参ください。第一回参加者の特典として、特別に“無料診断”させて頂きます。

参加費:JPC会員無料、一般参加者:5,000円
定員:先着30名限定(定員となり次第締切)

※JPC会員(法人・個人)にお申込みになると、本講座(全6回)に無料で参加できます。ぜひこれを機会に会員になられることをお薦めします。もちろん、本講座以外の魅力的なセミナーも多数開催されますが、全て無料です。
・入会のご案内はこちら
< http://www.jpc.gr.jp/jpc/join/index.html >

●全6回のストーリーは以下のとおりです。
第1回「プランニング」(1月25日)
〜自社の“強み”を引き出し、新規開拓ツールを企画する〜
第2回「デザイン」(3月11日)
〜引き出した“強み”の活用で差別化し、デザインする〜
第3回「落とし込み」(5月13日)
〜新規開拓の“ツール”と“トーク”を作成する〜
第4回「シナリオ設計」(7月8日)
〜集客から成約、リピート促進の戦略シナリオを設計する〜
第5回「実践」(9月9日)
〜“ツール”と“トーク”を使用し、実践する〜
第6回「結果検証」(11月11日)
〜実践結果を検証し、次の戦略を創る〜
※開催日程は変更する可能性があります。予めご了承ください

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■イベント案内
PAGE2008 ジョイントイベント
「カラーマネージメント実践ルール&広色域もアルデヨぉ」勉強会
< http://www.jagat.or.jp/PAGE/2008/session/session_detail.asp?se=66 >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080122140200.html >
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共催:
パントン・ヘキサクローム・コンソーシアム < http://phc-web.com/ >
DTPエキスパートクラブ < http://www.dtp-exclub.org/ >
DTPエキスパートクラブ西日本 < http://www.dtp-exclub.org/west/exclub/ >
NPO 日本パブリッシング協会(JPC) < http://www.jpc.gr.jp/jpc/ >
電塾 < http://www.denjuku.gr.jp/ >

連絡先:和田(JPC)TEL.03-5566-2300 info@jpc.gr.jp、金田秀樹(電塾)TEL.03-3425-0109 office@denjuku.gr.jp
備考:公開(予約なしの聴講自由、参加費無料で4時間ぶっ通し)

日時:2月8日(金)13:00〜17:00
会場:サンシャインシティ文化会館7階 会議室704・705号室
モデレーター:早川廣行(電塾塾長)郡司秀明(MD研究会会長/JPC副理事長)スピーカー:阿部充夫(電塾本部運営委員)上原ゼンジ(JPCカラーマネージメント委員会副委員長)鹿野宏(電塾本部運営委員)庄司正幸(MD研究会/世界有数のICCプロファイラー)玉内公一(電塾本部運営委員)
特別講師:橋本勝(株式会社NTTデータ/工学博士)Choi Chris(SAMSUNG本社のモニタ開発担当/予定)インキメーカーボランティア その他大物の飛び入り参加予定あり。

カラーマネージメント本の決定版として好評を博しているワークスコーポレーション刊「図解 カラーマネージメント実践ルールブック」の著者であるMD研究会/JPCカラマネ委員会/電塾運営委員が集まって「カラーマネージメント実践ルールブック」の最新版! のエキスを伝授する。合同セミナーにした理由はデジタル化こそボーダレス化であり、撮影/デザイン/印刷がバラバラにセミナーをやっても意味がないからである。ここだけしか聞けないマル秘話満載。
→アマゾンで書籍を見る
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862670172/dgcrcom-22/ >

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■展覧会案内
シリーズ写真展:現代写真の母型2008「写真ゲーム」
—11人の新たな写真表現の可能性—
< http://www.kawasaki-museum.jp/display/exhibition/kongo.php >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080122140100.html >
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会期:1月26日(土)〜3月30日(日)9:30〜17:00 月休
会場:川崎市市民ミュージアム アートギャラリー2.3(川崎市中原区等々力1-2 TEL.044-754-4500)
観覧料:一般200円、学生・65歳以上150円、中・小学生は無料
内容:デジタルネットワークやデジタル技術の浸透などにより私たちの社会・生活・文化にもさまざまな変化が生まれています。写真表現の世界も例外ではなく、写真表現の最前線ではさまざまな興味深い試みが進行中です。本展では、現代写真の最前線に現れてきている写真のゲーム的側面に注目して、11人の写真家の作品を紹介します。
参加作家:八田政玄、屋代敏博、前沢知子、高橋万里子、城田圭介、土屋紳一、三田村光土里、今義典、北野謙、石川直樹、折元立身(サイトより)

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■編集後記(1/22)

・原信田実「謎解き 広重『江戸百』」(集英社新書、2007)を読む。「江戸百」とは歌川広重(かつては安藤広重と表記されていた)最後の大作「名所江戸百景」の略で、有名な江戸浮世絵風景画のシリーズである。だが、実は四季に彩られた名所のたんなる紹介ではなく、ある意図を巧妙に隠し入れたジャーナリスティックな連作ではないのか、というスリリングな謎解きの作業をまとめた一冊で、こういう分析があったのかと驚きの連続である。じつにおもしろい。「江戸百」では意表をついた大写しの近景の構図が目立つ(この手法は後期セザンヌが近代的遠近法を超えるものとして試行した。ゴッホも模写している)。その構図から、筆者は絵の制作と当時の出来事が対応しているという仮説を立てる。すなわち、近景には場所を示す図像を置き、遠景には自分たちの関心の対象を置くというのが特徴だという。絵を描くきっかけとなった出来事を背景に置くと、どうしてそういう背景に仕立てたのかという謎を解くことも可能になる。大写しの近景のほか俯瞰の構図も多い。そこに秘められた謎も絵の制作と当時の出来事が対応しているという仮説を用いる。この連作には年月の入った出版許可印が捺されている。それをてがかりに、安政という時代のできごとを調べ、絵と対照していくと、広重が私的に関心をもったことが描き込まれていることがわかる。45点について謎解きに加え、「江戸百」をとりまく謎、広重の謎、摺りの謎にも迫る。巻末には本邦初、制作月順で全120点を一挙掲載してある。新書判というのが惜しい。ぜひ大きな画面で見たいものである。「謎解き 広重『江戸百』」は豊富な資料をもとにした新説で、はやりのトンデモ系の「広重コード」なんかと根本的に違う。感動したな〜。(柴田)

SHARP 見楽る(ミラクル) カラー液晶ファクシミリ複合機 ADF機能付き 子機1台タイプ UX-MF80CL・FAXつき電話。届いたFAXを添付書類にしてメール送信する機能のついたものがあるらしい。ということは出先から携帯電話経由でFAX確認できるし、転送も楽だ。これを実現するには、D-FAXやiFAXといったようなサービスを利用する必要があったのだが、家庭用のFAXつき電話機でも実装しているものがあるのでSOHOでも手軽に導入できるぞ。いや、SOHOなら複合機を使うか……。ひかり電話の人は「FAXお知らせメール」でダウンロードするって手もあるって。知るの遅すぎ?(hammer.mule)
< http://www.d-fax.ne.jp/ >  D-FAX
< http://www.ntt.com/iFAX/ >  iFAX
< http://flets.com/hikaridenwa/service/fax.html >  FAXお知らせメール
< http://flets-w.com/hikaridenwa/service/fax/ >  西日本はこっち
< http://www.sharp.co.jp/mirakuru/ >  たとえば複合機なら
< http://www.ntt-west.co.jp/kiki/consumer/home/721nd/ >
たとえば一般家庭なら
< http://121ware.com/psp/PA121/LEARN/ENTP/h/?tab=LRN_Z_FC_SP_NA640 >