愛用のMacのハードディスクが急逝した。およそ半年の短い命だった。異音がするといったような予兆もなく、あまりに急だったその死を、まだきちんと受け止められずにいる。原因はソフトウェア・アップデートだ。「お使いのコンピュータで新しいソフトウェアを使用できます」と言われ、ついオーケーした。しかし、その後、終了することもできず、二度と無事な姿で起動することはなかった。
物理的な障害でもないし、当初はなんとかなるだろうと思っていた。しかし、どうしてもマウントすることができず、自分の手に負える状態ではないことが分かった。最終的にはデータだけ救出し、その最期を看取ることにした。
物理的な障害でもないし、当初はなんとかなるだろうと思っていた。しかし、どうしてもマウントすることができず、自分の手に負える状態ではないことが分かった。最終的にはデータだけ救出し、その最期を看取ることにした。
少しデータを整理して、きちんとバックアップを取らなきゃなー、なんてことを思っていた矢先の出来事だった。まあ、大事なデータはバックアップしてあったんだけど、以前のような状態に戻すまでには、かなりの時間を要すことだろう。
とりあえず、外付けのハードディスクを買ってきて、これを機会にレオパルドじゃなくてレパードをクリーンインストールすることにした。近所のパソコン屋に行ってみたのだが、随分とハードディスクは安くなってたんだね。知らなかったよ。しかし、Macの起動用ディスクになるようなものはなかったので、久しぶりに秋葉原にいくことにする。
最近はなんでもネット通販で買ってしまうので、秋葉原はとんとご無沙汰だったが、緊急事態なので仕方がない。Mac専門の秋葉館に行くとショップオリジナルのハードディスクが山積みされていた。もちろん、Mac OSのブートは可能。せっかく秋葉原に来たのだから、近頃流行りの風物をいろいろと見学してみたいとも思ったが、一刻も早くパソコンがまともに使えるようにしたい。後ろ髪を引かれる思いでアキバを後にする。
●JPEG画像が1フォルダに4万枚
データを救出したのは、ファイルサルベージ6というアプリケーション。今まで修復したり、最適化したりはしてきたけど、サルベージしたのはこれが初めてだ。アプリケーションを使ってみると、中にあるデータを認識できた。これなら大丈夫そうだ。
しかし、使ってみて初めて知ったんだけど、このファイルサルベージというのは、文字通りファイルを引き上げることだけに特化されたソフトなんだね。ディレクトリだの、ファイル名だのは関係なくなり。JPEGという名のフォルダの中にJPEG画像が集められ、PDFというフォルダの中にはPDFが集められることになる。
JPEGのフォルダの中だけで、4万以上のファイルが集まってしまった。ウーム、そんなものは見たくないなあ。どうやって整理すればいいんだろう。今まではフォルダの名前の付け方でデータを整理していたから、そのフォルダがなくなってしまうのは、大きな痛手。
しかも、ファイルネームが数字の羅列になってしまったり、作成日も変更日もみんな同じになり、順番やカテゴライズがメチャクチャになってしまった。まあ、AppleのApertureを使えば、Exif情報の撮影日の順番にしてくれるから、多少整理しやすくなるかもしれないけど……。
私はもともと新し物好きではない。とくにOSなんていうのは、他のアプリケーションやドライバが対応するようになってからバージョンアップするんで、全然構わない。ColorSyncが大幅に変わったとなったら、検証してみたいけど、いちいち新しい機能を試してみる、ということもしないなあ。
OSをバージョンアップした際に一番不便なのが、文字がまともに入力できないことだ。幸い愛用のATOKはレパードに対応していたけれど、本調子とは言えない。たとえば、フォルダの名前を日本語で入れると何か不思議な動きをしてくれる。これはFAQにも載っていたけど、日本語で変更するとFinderが終了してしまうという現象が確認されてるらしい。
Microsoft Office v.Xにも、不具合が起きている。半角文字しか入力できないのだ。コピー&ペーストで日本語も使えるっていうんだけど、それはやりたくねーです。Office 2008にアップグレードさせていただきます、って28,800円もするんだな。台割りと体重測定表ぐらいにしか使わないんだけど……。
禍福は糾える縄の如し。去年の電塾の大勉強会の抽選で、デジカメ(IXY DIGITAL 810 IS)を当ててしまったのが悪かったのかなあ…。どちらも、小さな禍であり、福かもしれないけど、ケッコウ痛イ……。
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>
とりあえず、外付けのハードディスクを買ってきて、これを機会にレオパルドじゃなくてレパードをクリーンインストールすることにした。近所のパソコン屋に行ってみたのだが、随分とハードディスクは安くなってたんだね。知らなかったよ。しかし、Macの起動用ディスクになるようなものはなかったので、久しぶりに秋葉原にいくことにする。
最近はなんでもネット通販で買ってしまうので、秋葉原はとんとご無沙汰だったが、緊急事態なので仕方がない。Mac専門の秋葉館に行くとショップオリジナルのハードディスクが山積みされていた。もちろん、Mac OSのブートは可能。せっかく秋葉原に来たのだから、近頃流行りの風物をいろいろと見学してみたいとも思ったが、一刻も早くパソコンがまともに使えるようにしたい。後ろ髪を引かれる思いでアキバを後にする。
●JPEG画像が1フォルダに4万枚
データを救出したのは、ファイルサルベージ6というアプリケーション。今まで修復したり、最適化したりはしてきたけど、サルベージしたのはこれが初めてだ。アプリケーションを使ってみると、中にあるデータを認識できた。これなら大丈夫そうだ。
しかし、使ってみて初めて知ったんだけど、このファイルサルベージというのは、文字通りファイルを引き上げることだけに特化されたソフトなんだね。ディレクトリだの、ファイル名だのは関係なくなり。JPEGという名のフォルダの中にJPEG画像が集められ、PDFというフォルダの中にはPDFが集められることになる。
JPEGのフォルダの中だけで、4万以上のファイルが集まってしまった。ウーム、そんなものは見たくないなあ。どうやって整理すればいいんだろう。今まではフォルダの名前の付け方でデータを整理していたから、そのフォルダがなくなってしまうのは、大きな痛手。
しかも、ファイルネームが数字の羅列になってしまったり、作成日も変更日もみんな同じになり、順番やカテゴライズがメチャクチャになってしまった。まあ、AppleのApertureを使えば、Exif情報の撮影日の順番にしてくれるから、多少整理しやすくなるかもしれないけど……。
私はもともと新し物好きではない。とくにOSなんていうのは、他のアプリケーションやドライバが対応するようになってからバージョンアップするんで、全然構わない。ColorSyncが大幅に変わったとなったら、検証してみたいけど、いちいち新しい機能を試してみる、ということもしないなあ。
OSをバージョンアップした際に一番不便なのが、文字がまともに入力できないことだ。幸い愛用のATOKはレパードに対応していたけれど、本調子とは言えない。たとえば、フォルダの名前を日本語で入れると何か不思議な動きをしてくれる。これはFAQにも載っていたけど、日本語で変更するとFinderが終了してしまうという現象が確認されてるらしい。
Microsoft Office v.Xにも、不具合が起きている。半角文字しか入力できないのだ。コピー&ペーストで日本語も使えるっていうんだけど、それはやりたくねーです。Office 2008にアップグレードさせていただきます、って28,800円もするんだな。台割りと体重測定表ぐらいにしか使わないんだけど……。
禍福は糾える縄の如し。去年の電塾の大勉強会の抽選で、デジカメ(IXY DIGITAL 810 IS)を当ててしまったのが悪かったのかなあ…。どちらも、小さな禍であり、福かもしれないけど、ケッコウ痛イ……。
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
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