音喰らう脳髄[44]寿命の話/モモヨ

投稿:  著者:  読了時間:3分(本文:約1,300文字)


先日、子供達と私それぞれが時間差でインフルエンザにかかり、ほうほうのていで生き延びたと思ったら、ついで、友人知人の相次いでの他界があり、なんだか頭を思いっきり殴られでもしたようなショック状態が続いて、しばらくはモノをきちんと考えられないような日々が続いていたが、考えれば去年の春先にも同じように友人達に先立たれて落ち込んでいた。してみると、今後は、この春先の寂寥感、毎年覚悟してかからねばならないのかもしれない。

先立った友人達はみな五十代である。私とかわらない。テレビのニュースでは、頻繁に五十代の男性の無理心中、あるいは心中がらみの火事が報じられ、自殺者も多いのだろうが、幸いというか、残念ながらというか、私の近隣の不幸は皆総てが自然死、ある日突然の逝去である。つまり、若くして(五十代をそう呼ぶのはおこがましいようだが)突然のように他界した者ばかり。不謹慎だが、羨ましくもある去り方ばかり。寿命だったのだろう。


ところで、寿命といえば、このところ、我が家の共用部分、つまり廊下の蛍光灯に次々と寿命がきている。当然、交換するわけだが、どういうわけか、ある場所に限り交換しても駄目、チラツキがなおらない。そのまま使っていると数日で駄目になってしまう。両端の電極が真っ黒く焼け焦げたようになって使い物にならなくなるのである。しかたなく、そこの蛍光灯ははずしたままにしてある。生活に支障はないが不気味である。

もっとも、数年前にも似たようなことが相次いで起きた。今回が二度目。ゆえに多少は落ち着いていられる。

前は南北方向に腹をむけた横設置の蛍光灯ばかりが立て続けに駄目になった。いくら交換しても十日前後で調子が悪くなる。調べてもらったが電気系統には何ら問題なく、結局は、症状の著しい箇所だけ蛍光灯をはずしておくことで、やりすごした。その時は新潟で地震があった。で、余震が収まった頃に蛍光灯の状態ももとにもどった。

今回もまた似た症状だ。何度目であっても、不気味であることには変わりはない。今回の蛍光灯では、縦に設置したものに症状が出ているから、以前とは別の場所に違いない。なにしろヘンパ(偏波)面が違う。

電波に強い方ならご存知だろうが、電磁波には、横方向、縦方向、いずれかに偏った波をもつものがある。例えば、アナログテレビ放送の受信アンテナで、VHFとUHF用アンテナの翼のような部分がそれぞれ横だったり縦向きだったりするのは、そのヘンパ面をあわせ、それぞれ受信しやすいようにしてあるからだ。

新潟の時には横設置の蛍光灯がやられた。幸いというべきか、腹は南北方向にむいていた。今回は縦設置である。立てた棒の腹をイメージすれば明解だろうが、東西南北の総てが該当するから、方向は特定できないのだが、何かが起きようとしているのは、確かである。

あるいは他に原因があるのかわからないが、とにかく用心にこしたことはない。なにしろ、高性能レーダーを搭載した最新型情報装置の塊のような艦船が漁船を粉砕するようなご時世である。いつ何が起きても不思議はなかろう。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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by G-Tools , 2008/02/26