[2377] 美術館巡りは楽しい……か?

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,700文字)


<現代美術を見ることは我が身と心を酷使すること>

■クリエイター手抜きプロジェクト[159]Photoshop CS2/CS3編
 環境設定を保存する/再設定する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[27]
 美術館巡りは楽しい……か?(6)
 HAL_

■展覧会案内
 大阪・アート・カレイドスコープ2008「大阪時間」
 生誕125周年記念 マリー・ローランサン展
 ベルンハルト・エドマイヤー写真展「GEOSCAPE」
 eco&art展2008 地球を救う、モノ・コト・アイデア

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■クリエイター手抜きプロジェクト[159]Photoshop CS2/CS3編
環境設定を保存する/再設定する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20080303140500.html >
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Photoshopの環境設定を保存するスクリプトです。ありそうでないもののひとつです。スクリプトのため、全ての設定を保存したり、読み込んだりすることはできませんが、主要なものはカバーしています。

Windowsの設定をMacOS Xに、また異なるバージョンのPhotoshop同士で設定をやりとりすることができます。

保存するスクリプトを実行すると、ダイアログが表示されるので保存するファイル名を入力します。保存されたファイルを読み込むには、表示されるダイアログで読み込むファイル名を指定します。


【保存するスクリプト】
CR = String.fromCharCode(13);
pref = [
"colorPicker", "interpolation", "exportClipboard", "showToolTips",
"keyboardZoomResizesWindows", "autoUpdateOpenDocuments",
"showAsianTextOptions", "beepWhenDone", "dynamicColorSliders",
"savePaletteLocations", "showEnglishFontNames",
"useShiftKeyForToolSwitch", "numberOfHistoryStates",
"createFirstSnapshot", "nonLinearHistory", "smartQuotes",
"imagePreviews", "iconPreview", "fullSizePreview", "appendExtension",
"useLowerCaseExtension", "askBeforeSavingLayeredTIFF",
"maximizeCompatibility", "recentFileListLength", "colorChannelsInColor",
"pixelDoubling", "paintingCursors", "otherCursors", "gridSize",
"useVideoAlpha", "gamutWarningOpacity", "rulerUnits", "typeUnits",
"columnWidth", "columnGutter", "pointSize", "guideStyle", "gridStyle",
"gridSubDivisions", "showSliceNumber", "useAdditionalPluginFolder",
"imageCacheLevels", "maxRAMuse", "useHistoryLog", "saveLogItems",
"editLogItems", "fontPreviewSize", "typename"
];
savename = File.saveDialog("保存するファイル名を入れてください");
if (savename){
fileObj = new File(savename);
flag = fileObj.open("w");
if (flag == true){
for (i=0; i< pref.length; i++){
fileObj.write(app.preferences[pref[i]]+CR);
}
}
fileObj.close();
}


【読み込むスクリプト】
pref = [
"colorPicker", "interpolation", "exportClipboard", "showToolTips",
"keyboardZoomResizesWindows", "autoUpdateOpenDocuments",
"showAsianTextOptions", "beepWhenDone", "dynamicColorSliders",
"savePaletteLocations", "showEnglishFontNames",
"useShiftKeyForToolSwitch", "numberOfHistoryStates",
"createFirstSnapshot", "nonLinearHistory", "smartQuotes",
"imagePreviews", "iconPreview", "fullSizePreview", "appendExtension",
"useLowerCaseExtension", "askBeforeSavingLayeredTIFF",
"maximizeCompatibility", "recentFileListLength", "colorChannelsInColor",
"pixelDoubling", "paintingCursors", "otherCursors", "gridSize",
"useVideoAlpha", "gamutWarningOpacity", "rulerUnits", "typeUnits",
"columnWidth", "columnGutter", "pointSize", "guideStyle", "gridStyle",
"gridSubDivisions", "showSliceNumber", "useAdditionalPluginFolder",
"imageCacheLevels", "maxRAMuse", "useHistoryLog", "saveLogItems",
"editLogItems", "fontPreviewSize", "typename"
];

filename = File.openDialog("読み込む環境設定ファイル名を指定してください");
if (filename){
fileObj = new File(filename);
flag = fileObj.open("r");
if (flag == true){
for (i=0; i< pref.length; i++){
app.preferences[pref[i]] = eval(fileObj.readln());
}
}
fileObj.close();
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >
コンビニがなくなっただけと思ったら、デニーズもいきなりなくなってました。久々に通った道は、ずっとあったパチンコ屋が解体されて鉄骨の片付け中でした。家の近くの保育園も近々閉園になって統合されるとのこと。待機児童どころじゃないですね……。
あと、ガソリン価格があがったせいなのか、夜になると町の中が結構暗い感じです。
(↓)とりあえず、なくなったり廃物になる前に何でも撮影です。
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[27]
美術館巡りは楽しい……か?(6)

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20080303140400.html >
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前回のつづき「サムソン美術館」Leeum、美術館巡り最終回です。

さて、古美術は階を昇り進んで行くに従い新しいものになってきます。一緒に行ったイーヒョンギョンは「あ、これは教科書で見た」「この水墨も教科書で」「……も教科書で」、と、教科書ずくめの感嘆ぶり。不思議な感動の言葉は韓国風なのか? まぁ、ケンチャナヨ!

最上階、古美術館が終わったフロアーから降りるのは、有名な螺旋回廊を使います。この螺旋回廊は全てのフロアーに繋がり上下を往き来できるのですが、作品を見て回るうちにいつの間にか最上階にまで到達しまっていました。そして、最上階だと気がついた時に、目の前の真っ白な壁につつまれた回廊に入るのでとても衝撃的です。

回廊の上を見上げると、鉄骨の枠に入ったガラスから雨上がりの白い空が見え、見下ろすと柔らかく明るい自然光に包まれた回廊が続きます。その回廊には螺旋の壁を縦長に四角くくりぬいた窓穴が続いています。その窓穴は壁の光を暖かみのあるやさしいベージュ色に変え、何とも印象的で、回廊は何処までも、何処までも続くかのようです。
< http://www.dgcr.com/kiji/20080303/01.jpg >

Leeum Museum 1はマリオ・ボッタの建築です。マリオ・ボッタはヨーロッパの古典建築であるロマネスク教会に影響を受け、その地域の伝統を表現した作品が多いそうですが、この階段室はどこからイマジネーションが生まれたのでしょう。ニューヨークのグッケンハイム美術館は美術館自体が回廊になり、スロープに作品が展示されていました、青山のスパイラルもその名の通り螺旋が主役です。螺旋系はなにか人間の感性に訴えるものがあるのでしょう。私も螺旋は大好きです。

Leeum Museum 2はジャン・ヌーベル設計の現代美術展示場です。こちらはエレベーターで最上階へ行き、各階を見ながら徐々に階段を下りてくる構造になっています。上の方の階はペイント作品が多いのですが、一階には、ナム・ジュン・パイク、イー・ブル、リー・ウーハンといった韓国の作家作品が揃えられています。他にもマーク・ロスコ、フランク・ステラ、ドナルド・ジャッド、デビッド・スミス、ヨゼフ・ボイス、アンディ・ウォーホルなど海外の作品も数多く展示されています。

このミュージアムの外にはルイーズ・ブルジョア作の「mamanママン」が二体あります。入り口の右側にも見えているのですが、三階の窓から見下ろすママンは窓のフレームとその奥に広がる雨上がりの街がコントラストをなして、非常に目を引きました。会場内は撮影が無理なので、これをベストショットとしてフレーミングしていたら、係の人に注意されてしまいました。この窓からの眺めも芸術作品の一部なので、撮影許可は出せないと言うことです。でも、撮っちゃった!!
< http://www.dgcr.com/kiji/20080303/02.jpg >

このママンは世界に6体あります。六本木ヒルズのランドマーク的存在なので、ご覧になった方も多いですよね。四階から一階ごとに降りて、現代美術を見終わる頃には、すっかり疲れが出てしまいました。パワーがいるんですよね、アートに接することは。皆さんはそんなことはありませんか?

そして最後に、一階にあるダミアン・ハーストの薬のカプセルを並べた作品「Dance of Death」には、現代に生きる人間の「生きる」ということの怖さを見せつけられました。私はサプリメントはもちろん、他の病気に対抗する薬もほとんど服用せずに生きているのですが、こんなに沢山の薬を真正面から並べられると、その奥に見えないさらなる薬の存在を伺わせ、そんな中に人間が浸っていると思うと、未来が、いや、現代が折れ曲がって来ているという事実のハンマーで頭を殴られた気がしました。

ナム・ジュン・パイクの作品は、ぐちゃぐちゃしたオブジェクト群の中に無数のモニターがあるという形をなしていますが、この形だけが作品ではなく、映像をじっくりと吸収していかなければならないのですよね。しかし、これも、かなりのパワーが必要です。

確か一番奥にあったと思いますが、スゥ・ドーホーの作品も展示されていました。床にばらまかれた数千枚の軍犬タグが、中央で立ち上がりながら民族衣装風なぴかぴかの鎧に変化する構成の作品です。これを見ると、生と死を強く考えさせられることとなり、現代美術を見ていると我が身と心を酷使するかのような気がしてきます。

帰国後に調べたら、マシュー・バーニーの「クレマスター」があったそうです。マシューバーニーは「拘束のドローイング」で知っていたのですが、映像作品「クレマスター」の方も有名で、こんな所にあったとは、勉強不足でした。ちゃんと見てみたかったなぁ。でも作品上映時間の3時間はここにいられません。いずれにしても、別の機会を待つことにするしかありません。

ゆっくりまわりすぎて、もう疲れちゃいました。ここらへんで、珈琲でも飲んでゆっくりします。と言うことで、三人でお茶を飲み疲れをいやし、この後はパワーのある夕飯を求め街へ繰り出していくことになります。

Leeum SAMSUNG MUSEUN OF ART
< http://leeum.samsungfoundation.org/eng/main.asp >


【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/ >

「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

・参考リンク
スゥ・ドーホーのインタビューと作品(designboom)
< http://www.designboom.com/eng/interview/dohosuh.html >

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■展覧会案内
大阪・アート・カレイドスコープ2008「大阪時間」
< http://www.osaka-art.jp/genbi/exhibition/kaleido_08/index.html >
< http://www.osaka-art.jp/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080303140300.html >
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会期:3月1日(土)〜3月20日(木)10:00〜18:00 会期中無休(一部会場は休みあり)
会場:大阪府立現代美術センター(大阪市中央区大手前3-1-43大阪府新別館北館・南館 TEL.06-4790-8520)ほか市内各所
入場料:無料
出品作家:石塚沙矢香、瓜生昭太、遠藤利克、大坪麻衣子、かなもりゆうこ、國府理、土屋公雄、日本工業大学小川研究室、原田明夫、平丸陽子、松井紫朗三島喜美代、村井啓乗、行武治美
・出品作家および会場について詳細
< http://www.osaka-art.jp/genbi/exhibition/kaleido_08/artist.html >
主催:大阪府立現代美術センター

開催概要:
古代から近代、そして現代へと、大阪は多様な歴史を積み重ねてきました。その数千年にわたる歩みは大地に様々な形でその“痕跡”を刻んできました。華やかな宮廷政治が繰り広げられた古代の宮の史跡から、日本一の人口を擁した「大大阪(だいおおさか)」時代に建てられた近代建築の数々まで、実に多彩な歴史舞台の主役たちが、今も街のあちらこちらで我々の記憶に語りかけてきます。
そのような大阪が紡いできた“時間”に、アーティストたちがそれぞれの思いを馳せた作品を展示する展覧会「大阪・アート・カレイドスコープ2008」を開催します。街とアートとのコラボレーションにより、往時の大阪が宿していた魅力や輝きをよみがえらせ、未来へとつなげようという試みです。
マップを手に、アートが紡ぐ街の記憶に身をゆだねるとき、そこに悠久の「大阪時間」が流れ出すことでしょう。ひとときの“時間旅行”が、この街の、そして私たちの進むべき行方について考える契機となれば幸いです。
プロデューサー:北川フロム (サイトより)

●トーク・イベント「未来は書きかえられるか? 最前線からの報告」
日時:3月8日(土)14:00〜15:30
会場:さいかくホール(大阪府新別館北館1階)
定員:150名 *申込不要
ゲスト:芹沢高志(アート・ディレクター、P3 art and environment代表)
北川フラム(本展プロデューサー)

●シンポジウム「大地の記憶との対話」
日時:3月15日(土)14:00〜15:30
会場:さいかくホール(大阪府新別館北館1階)
定員:150名 *申込不要
ゲスト:酒井龍一(奈良大学文化財学科教授)
伊藤純(大阪歴史博物館学芸員)
遠藤利克(本展出品作家)
原田明夫(本展出品作家)
北川フラム(本展プロデューサー)

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■展覧会案内
生誕125周年記念 マリー・ローランサン展
< http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080303140200.html >
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会期:3月8日(土)〜5月11日(日)10:30〜19:30 月休(3/31、4/7・28、5/5は開館)
会場:サントリーミュージアム 天保山(大阪市港区海岸通1-5-10 TEL.06-65 77-0001)
入場料:大人1,100円、高大生・60歳以上800円、小中生500円
◇「マリー・ローランサン展」開催記念講演会
日時:3月30日(日)14:00〜15:30
会場:ギャラリー内
講師:結城昌子氏(アートエッセイスト、絵本作家)
定員:70名(聴講無料・申込不要・先着順)

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■展覧会案内
ベルンハルト・エドマイヤー写真展「GEOSCAPE」
eco&art展2008 地球を救う、モノ・コト・アイデア
< http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008march/geoscape/ >
< http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008march/ecoart/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080303140100.html >
───────────────────────────────────
会期:3月5日(水)〜3月21日(金)10:30〜19:00 最終日15時
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F TEL.03-3225-5001)

●ベルンハルト・エドマイヤー写真展「GEOSCAPE」
内容:本展は、エドマイヤー氏の日本初の写真展として、地球の営みのドキュメントともいえる写真群の中から、アブストラクトな造形美を誇る作品を中心にご紹介致します。1,000×1,000㎜の大型プリント約20点による構成により、地質学的視点と写真作品としてのアート性が融合するエドマイヤー氏ならではの圧倒的な写真の数々を展示致します。(サイトより)
●eco&art展2008 地球を救う、モノ・コト・アイデア
概要:雑誌『Pen』では昨年の「地球を救う30のアイデア」(12月15号)特集にて環境問題を取り上げています。その誌面に掲載された作品や、それ以前にも誌面で取り上げられた環境問題に関わる作品、今後も注目される環境問題に関する作品などを『Pen』がセレクトするエコ・プロダクトとして併せて実物展示致します。更に2008年2月15日に発売された『Pen』(3月1日号)の特集「『紙』のぬくもり」から、切り絵作家やペーパー・アーティストの方々による、環境問題に関連するモノ・コトを選び展示致します。
期間中には『Pen』創刊10周年企画の一環として製作された「森を作るペン」を会場にて販売致します。売り上げは木を植える環境修復活動に寄付されます。(サイトより)
展示内容:切り絵/辻恵子、ペーパークラフト/光武利将、ペーパーアートいろいろ。エコ・プロダクツいろいろ。
◇eco&artトークショー
日時:3月15日(土)14:00〜15:00
出演:美香
定員:50名 参加費:無料 申し込み:サイトから3/4より受付

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■編集後記(3/3)

無言の旅人・仙川環「無言の旅人」(幻冬舎、2008)を読む。「愛する人が望む死を、あなたは受け入れられますか?」というテーマの医療ミステリーだ。交通事故で意識不明になった男の自宅から見つかった尊厳死の要望書と、もしものときの連絡先リスト。家族(父、母、妹)も婚約者の誰もが、事前に何も知らされておらず激しいショックを受け、それぞれがどう対応すべきか悩みに悩む。だれもが彼を死なせたくはない。要望書を無視したい。しかし自分たちの希望を無理に押し通そうとするのは、彼の意思を尊厳を踏みにじることではないのか。無視しても、受け入れても、どちらを選んでも必ず後悔することになる。とてつもなくむずかしい問題である。どうするべきなのか、みんなが血を吐く思いで探り、受け入れるという決断を下す。知らされた担当医も動揺する。ところが……、ミステリーのお約束で、ここから先は書けない。その結末はやや拍子抜けな感じもするし、最後の逆転もどうかなとは感じるが、尊厳死という重たいテーマをうまくエンターテインメントに仕上げていると思う。わたしもこの男が尊厳死を望んだことには共感するし、わたし自身そんな書類をつくっておきたいと思う。しかし、そう希望して家族が今は受け入れてくれても、現実の場面でそうしてくれるかどうかは分からない。家族には過酷な選択を強いることになる。逆に、家族の誰かがそう望んだ時に、受け入れる覚悟があるかというと自信がない。でも、感情を抜きにして言えば、回復の見込みがなく、本人が希望している場合には受け入れるべきではないかと思う。しかし、……ああ、めんどうくさい。もう思考停止状態。(柴田)

・篠山ABCマラソン。出場する友人を応援しに行く予定だったが、体調不良でキャンセル。5時間ずっと待つのは諦めた。関西だと今週土曜日16時からABC朝日放送で見られる。篠山ABCマラソンは5時間10分で完走できなかったらタイムオーバー。指導を受けず、ほとんどジョギングらしいジョギングをしていないにも関わらず「なんとなく走れる気がする」と友人は言っていたが、初マラソンで完走してしまった。本人にはまだ達成感などはなく、ただ単に疲れたと話していた。途中、制限時間で関門が閉まるのだが、(走らなくて済む、帰れるので)前で閉まって欲しいような閉まって欲しくないような、自分はなぜ走っているんだろうと。皆の走るペースが早くてつられそうになるが、自分のペースを貫かなければ途中脱落すると言い聞かせながら走ったとか。プロのマラソンレースと違い、途中でしし汁を食べている人がいたり、トイレに何度も行ったり、食べ物類を入れたリュックを背負って走る人がいたり。脚がつるようになり困っていたら、沿道で地元の人が塩を配っていて、それを舐めたら治まってきたので、飴とカロリーメイトはポケットに入れていたが、次は糖分とともに塩分のとれる塩飴にしようかなと。iPod Shuffleの選曲は、かっこよすぎると興奮するし、渋いと鈍るし、軽快な曲にしないと走りづらいから要注意だとも言っていた。初参加だから比較はできないけれど、途切れることなく沿道に人がいて応援してくれ、子どもたちからの飴の差し入れはあるわ、荷物の保管はしっかりしてるわ、アットホームだわで、いい大会だと思うって話してたよ。(hammer.mule)
< http://www.city.sasayama.hyogo.jp/abc/ >  ライブカメラ
< http://www.asahi.co.jp/abcsports/schedule.html >  放送

photo
無言の旅人
仙川 環
幻冬舎 2008-01

繁殖 (小学館文庫 せ 2-3) 転生 (小学館文庫) 医学のたまご (ミステリーYA!) (ミステリーYA!) 償い (幻冬舎文庫) 私の男

by G-Tools , 2008/03/03