ネタを訪ねて三万歩[38]不思議な縁(えにし)で関わってきた Expression/海津ヨシノリ

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●マイクロソフトのサイトに登場

Expression Studio先月末から、マイクロソフトのサイトでExpression Designについての連載が始まりました。不思議な縁(えにし)で関わってきたExpressionの今後に期待するとともに、とにかく楽しんでしまおうという趣向です。内容的には読み物プラス作品といったところですが、雰囲気は伝わるのではないでしょうか。実は、全体を通して一応はコラムのコーナーなのですが、私は「色物」に徹しています。

ところでExpressionと言えば、国内代理店またはメーカーが、MediaVision→Fortunehill→axim→P&A→Microsoftと、10年の間に5社もかわっているわけですから、数奇な運命であったのは確かです。なお、私はCreature Houseの直販時代に、国内代理店であったaximの時だけまったく関わっていませんでした。

で、前にも触れたと思いますが、かつてのExpressionはExpression Designとなり、完全にリセットされました。仕様の幾つかが変更になり、全く異なるソフトとして生まれ変わったと言っても過言ではないかもしれません。多少オーバーな表現ですが。Expression Studioの一員としての意味合いが重要視されているからでしょう。無理に過去の資産を引きずらずにリセットをかけたことは、個人的に高く評価しています。あとは、新しい仕様の上に過去の機能をどのようにして戻すかだけですね。


ですからExpression Designにとって、今は我慢の時かも知れません。なにせまだまだWindows XPなどであれば過去のバージョンが現役で利用出来るからです。私もMacBook ProにBootCampでインストールしたWindows XP上にExpression3をインストールしています。もっともこれは昔からのユーザーに限定した話。過去のバージョンを新規に入手することが不可能だからです。

余談ですが、ソフトウェアは常に最新版である必要はないと思います。データの互換が取れるのであれば、どんなツールを使ってもいいわけですから。ただ、それも「ある程度」と前置きをしなくてはならないと思います。一定の処理のために、無駄な時間が発生するようになったら換え時かもしれません。難しい判断ですが、テクノロジーのスピードを無視し続けるのにも限界はあると思います。

・Expression Designへの拘りと使いどころ
< http://www.microsoft.com/japan/products/expression/creatorsEX/column_design.html >

●嬉し悲しのスーツ出動

3月は卒業式、そして4月は入学式と続く苦手なスーツの季節。私は不器用なのでネクタイが苦手。だいたい「なんとかなった」という締め方に行き着くまでに、毎回30分は悪戦苦闘してしまいます。そもそもスーツを着るのは冠婚葬祭を除くと大学などの式典だけ。基本的に嫌いではないのですが、似合わないという点は大きな負のポイントかもしれませんね。

そんな私も、浪人・アルバイト時代はかなりの頻度でスーツを着ていました。スーツというよりは、ジーンズにジャケットとネクタイといった感じ。もちろん、当時はサクッとネクタイを締めることが出来たのですが、その後ネクタイをする機会は激減し、何故かコツを忘れてしまいました。

どちらにしても、4月からの新学期で不安定になっていた生活のリズムが取り戻せるのが楽しみです。それほど講師でいることが癖になっているようです。不思議なことに、講師で束縛されないときに打ち合わせが集中するのも、幸運なのかも知れません。絶妙のタイミングで連絡をくださるメーカーの方に本当に感謝しています。逆だったら、講師している時間などまったくありませんので……。

●長野で8分勝負

3月4日、富士ゼロックス長野で行なわれたセミナーに向かったのですが、首都圏以外でのセミナーとしては実に10年ぶりとなりました。10年前といえば1997年12月に大阪ドームで行なわれた"Mac Fan Expo in Kansai"です。かなりハイテンションで盛り上がり、事前調査していたお土産を求めて発車8分前の売店で散財してしまいました。

桜井甘精堂の「栗かのこ」
善光寺名物八幡屋磯五郎の「七味唐辛子」
信州上田の「みすゞ飴」
軽井沢沢屋の「くるみバタージャム」(品切れだったので「あんずジャム」をゲット)
ご当地ポッキーとして「巨峰ポッキー」

完全な定番アイテムですが、それが目的ですからね。とにかく慌ただしく買いまくって、完全にお上りさん状態でした。なお、ほとんど甘いものばかりで翌日は緑茶三昧となりましたが、やはりご当地系の御菓子っていいですね。

まっ、東京でも手に入ると言われればそれまでですが、昔のように出来るだけその土地に行かないと、手に入らないという事が当たり前になれば、賞味期限偽装事件などは起きないと思うのですが、もうそんな良い意味で不便な世界を求めるのは無理なのかも知れませんね。

ところで、往復新幹線だったのですが、考えて見ると私は長野オリンピック前、つまり新幹線もなかった15年前の長野駅しか知りません。その当時、某メーカーの創立記念パーティーに誘われて長野駅に向かったのですが、それがなかったら今回が初めての長野駅入りだったかもしれません。

そして、当時の記憶は完全に無意味になってしまうほど様変わりしていたのにはびっくり。とにかく、下手に都内でダラダラと移動していることを考えたら一時間半で到着ですから、恐ろしく近くなったものです。今度はフラッと日帰り旅行でもしてみようと思っています。

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The Five Pennies♪今月のお気に入りミュージック
3月末ということでこの時期のお気に入り……。
"グッド・ラック・アンド・グッドバイ" by 荒井由実 in 1976
"The Five Pennies" by "The Five Pennies" Soundtruck in 1959
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アップルストア銀座のセッション 4月21日(月)19時より
Made on a Macとして画像処理セッション
『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.21 Photoshop速攻塾
/レタッチ編』3回完結シリーズ中編としてPhotoshop塾/レタッチ
編を行ないます。元画像をナチュラルに仕上げるレタッチの実践的
テクニックとマスキングだけに利用する捨てレタッチについて、短
時間処理を想定して整理します。後編は5月に行ないます。
予約不要・参加無料・退席自由ですので、気軽に参加してください。
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター

先月この欄でお願いした、場所探しのリアクションは不発に終わりました。なかなかうまくいきません。あとは地道に足で探し歩くほかなさそうです。

CASIO デジタルカメラ EXILIM (エクシリム) EX-S10 ブラック EX-S10BKで、足で探すといえば、CASIO EXILIM EX-S10レビューの依頼が入りました。そこで私は近所を散歩したりする時や、打ち合わせに出かける時に持ち歩くことにしました。ハプニングを期待し、色々と面白い写真を撮ろうと欲をかいたからです。しかし、これが意外に難しいことを痛感しました。

一眼レフタイプなら、あきらかに撮影していることを回りに主張しているので、それほど問題にはなりませんが、手のひらに隠れてしまうようなコンパクトデジタルカメラで似たような撮影方法を行なうと、見方によっては盗撮と誤解されかねないからです。携帯電話と名刺サイズの小型カメラですから仕方がないのかも知れません。殆どスパイカメラそのものですからね。

そんなわけで、かなり冷や汗をかいてしまいました。結局、思ったような写真がなかなか撮影できずに苦労したわけです。そんな中で一番笑ってしまったのは、近くの梅園に気分転換に出かけた際、偶然ウグイスが登場した時の事。慌ててシャッターを切りまくりましたが、こんな時は一眼レフの連射機能が便利ですね。結局、ウグイスにからかわれてしまったというのがオチでした。

・デザイナーのスケッチブックとしてカシオ「EXILIM EX-S10」を使う
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/03/05/010/index.html >

で、色々やっているうちに気が付いたのは、デザイナーあるいはイラストレーターのスケッチブックという視点です。高機能も大切ですが、難しい操作をせずに簡単に無理難題なシーンを撮影できるという意味では、かなり気に入ってしまいました。なにせ、へそ曲がりの私は手ブレ補正機能をわざわざオフにし、ブレを楽しむといった変な使い方に徹したくらいです。結果として、それが作品に繋がりました。カシオさんにとってはかなり「困った?」ライターだったかもしれません。でもスペック重視一辺倒なレビュー記事は、既に頭打ちじゃないかと感じています。

yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com >
< http://kaizu-blog.blogspot.com >
< http://efgra.blogspot.com >
< http://web.mac.com/kaizu >