電子浮世絵版画家の東西見聞録[34]フリーツアーが気楽です(3)ソウルの動脈/HAL_

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ソウルの地下鉄は東京都内の地下鉄網のようだと以前に書きましたが、東京以上にソウル市内を縦横無尽に走る地下鉄は市民にとって重要で、ソウルの動脈だと言えます。現在、ソウル市内には一号線から八号線の8本と比較的新しい盆唐線、そして仁川一号線、仁川空港鉄道(A'REX)、龍山-八堂線があり、それぞれの乗換駅をざっと数えたところ57もありました(駅全部の数ではありませんよ)。その中で市内中心部にある鐘路3街(チョンノサンガ)、東大門運動場(トンデムンウンドウジョウ)ともうひと駅が3線の乗り入れがあり、その他が2線の乗り入れ駅です。


・平日昼間の電車内


市内を動くには地下鉄が便利ですが、いざ地下鉄を使い目的地に乗り継いでいこうと思うと事はそう簡単ではなく、それぞれの乗り継ぎ駅が、乗り継ぎのない1駅や2駅を挟んで存在する状態で、市西側のソウル駅から東側の東大門運動場という直線で3キロちょっとの範囲の中に30駅も存在し、その中の1/3が2駅以上の乗り継ぎ駅があるのです。これは東京で言うと、千代田区よりちょっと狭い範囲に30の地下鉄駅が存在するに等しいのです。

たとえば光化門(クンファムン)から明洞(ミョンドン)まで、直線距離では1.2キロくらいの所に行こうと思うと、まず5号線で1駅目の鐘路3街で3号線に乗り換え、2駅目の中武路(チュンムロ)で4号線に乗り、ひとつ目の駅が明洞となります。明洞を地理的に理解していれば市庁(シチョン)で乗り換え、ひと駅目の鐘路入口駅(チョンノイック)で降り歩けばすぐなのです。もっとも、全行程をゆっくり歩いても30分はかかりません。そしてもう一つ、乗り換えの駅では外を歩くのと同様に構内をたっぷり歩かされるのです。

市内地下鉄の中心は、都内山手線のように2号線グリーンの地下鉄が環状に出来ています。他の線は一部郊外の路線を除き、何処かでこの線に繋がるように出来ています。すべての線が色で分けられていて、乗り継ぎの駅でも次の色をさがせば一応乗り継ぎは出来ます。というか、この色を理解しないと、もう何がなにやらです。もう一つ、色別だけではなく乗り継ぎで反対側の路線に行ってしまわないようにも注意しなければなりません。

・2号線グリーンラインはグリーンです


ソウルへ行きはじめの頃、韓国人のガイドに連れられて地下鉄を使い市内を歩き回り、いざ帰ろうとした路線の逆方向に乗ってしまい、いつまでたっても戻れないという事件がありました。この時は次の予定が詰まっていたので、とりあえずガイドも知らない地下鉄駅で降り、タクシーを拾って帰ろうとしたら、道路もどちらを向いているのか分からず、焦ったガイドは人に聞きまくり、ようやく方向をつかんで帰途についたことがありました。ソウル市内は車が非常に多く、ラッシュに巻き込まれる時間ぎりぎりの事件でした。

さらに似通った駅名が多く、何度行っても完全には覚えきることが出来ません。地下鉄の路線図は私達にとってはバイブル同様、ソウルで生きる糧です。絶対に手放せません。ちなみに、ソウル中央部にある分かりにくい駅名を挙げてみます。漢字も日本語とは違う読み方が多くあり、覚えられますでしょうか。

鐘路3路(チョンノサンガ)、鐘路5路(チョンノオーガ)、乙支路入口(ウルチロイプク)、乙支路3路(ウルチロサンガ)、乙支路4路(ウルチロサーガ)、忠武路(チュンムロ)、忠正路(チュンジョンロ)、東大門(トンデムン)、東大門運動場(トンデムンウンドージョウ)

絶対手放すことは出来ない路線図


路線図はこのサイトにあるPDFが一番便利です
< http://www.konest.com/data/pdf.html >

ソウルの人も自分の行くところ以外は全く知らない地下鉄網、でも、ソウル人はケンチャナヨ。何があっても、逆方向に行こうが、時間が遅れようが、道に迷おうが、ケンチャナヨの精神が行き届いているのです。

さて、私達が目指すのは明洞地区にあるホテルです。とは言っても、先に書いたように鐘路入口駅で降りれば目の前にあるという寸法です。A'REXから金浦空港で乗り継いだ線は紫色の5号線、忠武路で乗り継して2駅目です。私達にとってこの駅は毎度おなじみの駅で、改札を出て駅構内のホールに行けば、どの方向を向いているのかがすぐ分かります。

ホールの中央に広場があるのですが、ここでは常になにかのイベントが開催され、この時もケーナの音が響き渡るアンデス民謡風のグループがミニコンサートを開催していました。以前、日本のあちこちでも彼らを見た覚えがあるのですが、韓国に移り住んだのでしょうか。このホールからの出口は8つあり、7番出口に行けばロッテ百貨店に直接入れます。私達は明洞方向なので6番出口です。この駅から地下鉄4号線までを明洞地区と呼び、界隈にはファッションビルやショップが建ち並び、日本でもソウルの原宿としてよく知られる街です。まあ、私達の関心はもっぱら「食」ですがね。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/ >

「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

●今回は「旅」をテーマにしたライブを5月7日(水曜日)に行います。お時間の作れる方はぜひ、銀座アップルストアーの三階シアターにお越し下さい。ここのところ、2か月おきの定例になっている「ZietZ SoundDrawing LIVE」です。
< http://zietz.hal-i.com/ >