[2470] ビデオ撮影で悪戦苦闘&昔の店に導かれ

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,100文字)


<前時代の偏見を墓場から掘り起こすつもりなのか?>

■ネタを訪ねて三万歩[42]
 ビデオ撮影で悪戦苦闘&昔の店に導かれ
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[145]
 「ロン・ミュエック」展、ポニョの宣伝、他
 吉井 宏

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■ネタを訪ねて三万歩[42]
ビデオ撮影で悪戦苦闘&昔の店に導かれ

海津ヨシノリ
< http://bn.dgcr.com/archives/20080723140300.html >
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ビデオカメラで撮影したデータを、Macintoshに取り込んで編集できなかった件は、何気ない雑談の中で友人から聞いた情報から、TOAST 9を使うことで解決すると分かり、速攻購入して一見落着しました。

私はバージョン5でアップデートを止めていたので、気が付かなかったのです。どうやらバージョン6から映像データのコンバート機能が加わっていたようです。アップデートにしなかったのは、特別キャンペーン価格の方が安かったからです。ちょっと得した気分。しかし、バックアップしたDVDの予備も作成できるバージョン5で特に困っていなかった私にとって、TOAST 9はDVDにバックアップを取るよりも、映像コンバートに使う頻度のほうが高くなりそうです。

●Corel VideoStudio 12のレビュー

そうこうしているうちに、Corel VideoStudio 12のレビュー執筆の依頼が入りました。私が映像関係のソフトのレビューをするのは初めてなのですが、そのソフトは、お絵描き機能が付いているのです。描いた手順を指定秒数で自動的に整理した映像に仕上げてくれるという優れもの。ソレをネタに何か面白い映像をといろいろ思案して段取りを整えてから何テイクも撮影し、いざ鎌倉じゃなくて編集の段になり、静止画状態をビデオ撮影していたことにやっと気が付く有り様。だったらスチール撮影で良かったわけです。

※Corel VideoStudio12
< http://www.corel.com/servlet/Satellite/jp/jp/Product/1210622733304 >

しかし、撮影中はそんな事よりも光源が気になって、かなりイライラしてしまいました。恐らくそのことに神経が集中したために、勘違いしてしまったのでしょう。

静止画と動画のライティングは基本的に違わないのですが、継続して同一条件の光源をキープしなくてはならない動画撮影はかなり大変です。写真ならストロボで対処できるからです。なにより、些細なことですらPhotoshopで修正というわけにはいかないのも辛いですね。

まっ、CS3ならコマ数に制限があるものの、可能性がないわけではありませんが、再撮影したほうが賢明でしょう。また、雑音が入ってしまうことも大きな問題。意外に変な音が録音されてしまうんですよね。とにかく、小物の動画撮影が出来る光源は確保しておくことにしました。またまた出費がかさみますが、しょうがないですね。

●ブリキのおもちゃを撮影

で、最終的にゼンマイ仕掛けのおもちゃを撮影することにしました。当初は、カフェラテ絵の撮影をしようと悪戦苦闘していましたが、断念しました。どんどんのめり込んでしまったからです。正直カフェラテを飲みすぎて、糖分見たくもなくなってしまいました。そんなわけで色々と試行錯誤した結果、ゼンマイ仕掛けのおもちゃに決めたのは良かったのですが、いろいろと探し回ったのに見つからず、結局は100円ショップでいい加減なモノを購入。案の定、まともに動かずに大失敗。当然マガイモノは速攻で廃棄。

結局、ネットで検索をかけ本物の日本製ブリキのゼンマイおもちゃを購入しました。最初からそうしていれば良かったのですが、かなり締め切りに焦っていた私の失態です。まっ、失敗は成功のもとですから、これもまたご愛嬌といったところです。

ところが、そのゼンマイ仕掛けのおもちゃを持って池上本門寺の、普段絶対に人が通らない場所で三脚固定で撮影を始めると、嫌がらせじゃないかと思えるほど異常に人が湧いてきてしまい、彼らから見て私はおもいっきり不審人物になっていました。そりゃそうですよね。大掛かりなセッティングで、ゼンマイ仕掛けのおもちゃを一人で黙々と、何テイクも撮影しているわけですから。

結局、苦労のロケ撮影カットは全く使うことなく、仕事部屋にセッティングしたミニスタジオでの撮影分を使ったわけですから、自分でもその結末に唖然としてしまう次第です。そんなこんなで、とにかく映像は完成し、疲れ切ってしまいました。この唐突の映像処理が引き金となったのかは分かりませんが、造形表現学部で講師をするようになって、初めて映像演劇科の学生から飲み会に誘われました。

●昔の店に導かれ

Xデーは、私の講義が終わってからの飲み会です。そこで小走りで上野毛にあるいつもの店に向かったのですが満席で出鼻をくじかれてしまいました。みんなは、授業終了後に全力疾走しているのかもしれませんね。多摩美に体育学部はなかったと思うけど、どう考えてもそうとしか思えにない素早さ。それではということで、学生に店を任せたら自由が丘まで移動ということになりました。どうやら彼らの行きつけの店があるようです。

で、店に着くと私の中で何かのスイッチが入ったのですが、それが何なのかしばらく分かりませんでした。そして乾杯に続いていろいろと話が弾む中で、少しずつ私に何かが覆いかぶさるような感じがしてきたのです。どうやらこの店にはかなり前に来たことがあるようです。でも、店の中に何一つ見覚えのあるものはありません。そうこうしているうちに終電間際のお開きで、帰宅後も何かが引っかかる毎日。そして、「もやし」と「ほうれん草」から連鎖してふと思い出したことがありました。

それは店の外観です。それは紛れもなく、私が学生の時に頻繁に利用していた店だったのです。ソレを思い出したとき、長い年月の間にオーナーは変わり、店の内装も変わっていたために、気が付かなかった事を悟りました。でも、外観は当時のまま。映像演劇科の学生が私をここに導いてくれたのかもしれません。遠い昔、私はデザイン科や映画科の学生と、この場所にあった店で表現論を肴に飲み交わしていたことを思い出しました。

かつてスイッチが入った場所へは、何時の日か次の世代の人達と再訪しなくてはならないかもしれません。なぜか、最近はそんなことが続いています。荒井由実とチューリップの曲が、無性に聞きたくなっているのもそのせいかもしれません。

ちなみに、どうして「もやし」と「ほうれん草」で思い出したかというと、お金のなかった私たちは店主に、一人500円でなんとかならないかという直談判で、成功したときのつまみが「もやし」と「ほうれん草」の山盛りだったのです。これって完全に古き良き時代ってことなのかもしれませんね。

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今月のお気に入りミュージックと映画
"ぼくがつくった愛のうた/いとしのEmily" by チューリップ in 1974
"何もきかないで" by 荒井由実 in 1975
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"Silent Running" by Douglas Trumbull in 1972 (USA)
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター

●大型店舗依存症?

最近、COSTCOやIKEAといった大型店に、かなり激しく依存しまくっています。車で出かけていろいろと物色でき、最後は車に積んで戻り、IKEAだったら組み立てる楽しみが、COSTCOだったら冷蔵庫のスペース確保との戦いという、一連の流れが定番化しつつあります。もっとも、この手の流れの中に欠陥品や生産上の問題が発生していた場合は厄介ですが、今のところ、親切で迅速なサポートに助けられています。

ところで、IKEAの組み立てマニュアルはワールドワイドで通じるように工夫されている、文章のない仕様。ちょうどレゴブロックのマニュアルみたいな感じです。ただし、IKEAの方が圧倒的にシンプルですけど、私は気に入っています。色々と参考になりますから。

で、これら大型店のもう一つの楽しみが専用レストラン。ちなみにCOSTCOのレストランでは、かなり安く食事が出来るのが嬉しいです。片やIKEAは時間制限があるものの、モーニングやランチが激安でお勧めです。実は今年の春ごろに出かけた際、私がモーニングを注文したら、その時点でタイムオーバーというラッキーな瞬間を体験しています。ちょっとセコイ話ですけど、最近はこんな小さな事ですごくワクワクするのです。

yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com >
< http://kaizu-blog.blogspot.com >
< http://efgra.blogspot.com >
< http://web.mac.com/kaizu >

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■グラフィック薄氷大魔王[145]
「ロン・ミュエック」展、ポニョの宣伝、他

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20080723140200.html >
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デジクリは8月1日から夏休み。僕の連載はあと一回あるけど、8月末では賞味期限切れになりそうなネタの駆け込み特集。

●「ロン・ミュエック」展

日帰り以上の遠出が苦手で、なるべくなら出かけたくない。暑いし。でも、これだけは見ておきたい。と言ったら、金沢21世紀美術館が開館したときから行きたがっていたうちの奥さんに「夏休み前の今がチャンス」と、速攻で飛行機と宿を予約されてしまったー。

< http://www.kanazawa21.jp/exhibit/mueck/index.html >

超巨大なかがんだ少年の作品(の写真)で知って以来、実物を見てみたかった。目の当たりにすると、おもわず笑いがこみ上げてきてしまう。巨大赤ちゃんや極小カップル、視界の縮尺が変になってグラグラめまい状態。皮膚の厚みや柔らかさ、透明感まで再現されたディテールも圧巻で、うわ、人間ってこんなだよ。って感じ。作り物という感じがぜんぜんしない。単に人間を拡大・縮小したもの。動いたら、泣くね。

これ以上わかりやすいアートもないだろう。ミュエックはもともとTVや広告向けの造形物のプロだったそうだ。表現技術そのものは大道具か特撮セットみたいなもんだろうけど、こういう形で提示されてしまうと、ぐうの音も出ないほど圧倒されてしまう。「座るヒゲ男のおしりの尾てい骨あたりに三角形状に生えた薄い毛」がツボにはまってしまい、ゲラゲラ笑い続けてました。

近いうちにFRPかなんかで等身大・特大サイズのフィギュアというか彫刻作品をやりたいと考えてるので、その面でも勉強になりました。あと、「レアンドロのプール」。快晴の昼過ぎに行ったので光の具合が最高でした。

プールの写真
< http://www.yoshii.com/dgcr/pool2.jpg >

●「崖の上のポニョ」の宣伝文句

見てない映画の中身には触れません。この作品、「CGに頼らず手書き」を売り文句にしているのがとてもヤダ。非人間的なCGを使わず手書きなので、いい作品、なんですか? CGを過剰にありがたがる風潮もようやく収まったところなのに、前時代の偏見を墓場から掘り起こすつもりなのか? それを信じちゃった人たちはCG技術を軽蔑するようになるぞ。

CGの可能性を信じて道を切り開く者、あるいは時代の要請からデジタルツールに移行せざるを得なかった者。それぞれ映像に命を吹き込もうと必死で戦っている全アニメ制作関係者に、非常に失礼なのではないか。少なくとも僕は憤慨した。そもそも、この時代に全て手書きで映画を一本作る、ってのは「金にモノを言わせる」のと同義なのではないかと。

「CGは一切使用しておりません」を売りにしたいがために、しなくて済んだはずの肉体労働をスタッフに課した可能性も。それも、動画の原画作成にCGは使ってないかもしれないけど、彩色や編集にはデジタル技術を駆使してるはずなのに。

CGやデジタル技術は、手書きやアナログの限界を技術的にもコスト的にも拡張するものであって、正しく使えば皆が幸せになるのだ。手を抜いたり、予算や技量が足りなければ、ろくでもないものが出来るのはアナログも同じ。わかりきった「手書き=あたたかい」を売りにするよりも、「信じられますか? このあたたかさ、すべてデジタルなんですよ!」のほうがまだマシだと思う。もっと言えば、そんな裏方の話など持ち出さないほうが上だ。

●私的録音録画補償金と歌唱印税

著作権団体によれば、「私的録音録画補償金制度がなければ文化は守れない」とのことだけど、実際のところ、アーチストは補償金分を年に何万円くらいもらえることになるの? 保証金をもらえば転職しないで文化を作り続けられるの? 廃業した人には払う必要がないって理屈に見えるけど、いいの?

田代まさしの出所インタビュー。同情とか擁護とかするつもりはないけど、「収入はラッツ&スターの歌唱印税が年間3000円だけ」って、びっくりした。あれほどメジャーだったグループのメンバーで3000円かー。カラオケで歌ってる人もいるだろうに。そりゃ、作詞作曲のほうに印税の大部分が行ってしまうんだろうけど、あんまりだ。ラッツ&スターでこれじゃあ、過去の作品の印税でやっていける人って、ほぼいないんじゃないの? 少なくとも、雀の涙ほどであろう保証金が、あってもなくても文化を守ることには全く関係ないと思う。

●MobileMe同期

「.MacからMobileMeへ移行の際の障害」と「プッシュの更新のタイムラグが15分くらいかかってしまう、即時更新されるようになるまでプッシュとは呼びません」ってことでAppleからおわびメールが来た。まあ、即座に更新されるとは思ってなかったけど、プッシュとはとても言えないんだろうな。

でも、同期を初めて「自動/プッシュ」にしてみたところ、知らないうちにiPod touchとMac2台の情報が、Wi-Fi経由で同期されてて非常に便利。先週いろいろ不満を書きましたが、Wi-Fi普及途上の現時点ではこの仕組みは非常に良いです(iCalのToDoとMail.appのメモが、iPod touchで表示できないのが惜しい)。

ただ、同期でいちばんこわいのは、破損したファイルや間違って削除した状態のまま、全デバイスが同期されてしまうこと。とりあえず、まめにMailフォルダやiCalデータをzip圧縮してバックアップしておけば、ちょっとは安心?あるいは、GoogleノートブックやGoogleカレンダーにときどき移しておくとか。MobileMeサーバーのほうで、半年分くらいの同期データをバックアップするサービスがあるといいな。あ、それがTimeMachineの役割か〜。

【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com

iPhone/iPod touchのアプリをいくつか入れてみた中で、飛び抜けて出来のいいものが一つ。またレポートします。

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

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■イベント案内
DIGITAL CONTENT EXPO 2008
< http://www.dcexpo.jp/index.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20080723140100.html >
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コンピュータ・グラフィックスやバーチャルリアリティなどのデジタルコンテンツ技術は、ゲームや映画だけに止まらず、医療、バイオ、教育、芸術など、さまざまな領域への応用が期待されています。特に、環境問題や宇宙への挑戦など、実際には目にすることが出来ない世界を理解するときに、デジタルコンテンツ技術は人間の想像力を大きく助けてくれます。こうしたデジタルコンテンツ技術について、最新の研究成果や芸術作品を体験できるイベントが多数集まり、子どもから専門家までが楽しく学ぶことのできる国際的イベントとして「デジタルコンテンツEXPO」を開催します。(サイトより)

名称:DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)
略称:DC EXPO2008
会期:10月23日(木)〜26日(日)
会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-41)
   東京国際交流館(東京都江東区青海2-79)
主催:経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会
料金:入場無料
※一部プログラムでは教材費が必要です。
※日本科学未来館の展示施設への入場は有料となります。

●イベント一覧
・ASIAGRAPH 2008 in Tokyo
< http://www.dcexpo.jp/asiagraph2008/ >
会期:10月23日(木)〜26日(日)
会場:日本科学未来館(一部、東京国際交流館)
・ConTEX(次世代コンテンツ技術展)2008
< http://www.dcexpo.jp/contex/ >
・国際3D Fair 2008
< http://www.dcexpo.jp/3d-fair/ >
・第23回デジタルコンテンツグランプリ
< http://www.dcexpo.jp/dcg/ >
・e-sports Festival
< http://www.dcexpo.jp/e-sports/ >
・人材育成セミナー
< http://www.dcexpo.jp/td-seminar/ >
・適職ガイダンス
< http://www.dcexpo.jp/job-guidance/ >
・デジタルアートフェスティバル東京(DAF東京)
会場:パナソニックセンター東京、他
会期:10月24日(金)〜26日(日)
< http://www.dcexpo.jp/daf/ >

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■編集後記(7/23)

・教員採用試験のシーズンである。大分県教育界の汚染の報道にあきれ果てる毎日だが、たぶんよその都道府県からも今後は同様の摘発が続くと思う。わたしはあんなことやこんなことをやって来て、いまこうなっているが、もしかしたら中学校の先生になっていたのだ。大学生時代にテレビ「青春とはなんだ」の夏木陽介の演ずる英語教師を見て、激烈に感動したわたしは教職課程を選択する。なんと単純でまっすぐな(おばかな)青年であったことか。大学4年のとき、与野市(現さいたま市中央区)の小学校に産休代用教員として臨時採用され、4年生のクラス担任を4か月間体験した。無鉄砲である。無責任である。いまのわたしでもやすやすと引き受けることはできないだろう。ヘタな授業や公平でない扱いや不適切な指導など、試行錯誤と反省の日々だった。失敗の多くは、今でも夢に出て来てうなされることがある。それでもおおむね評価は良かったようだ。臨時教員のタイミングで埼玉県中学校教員(社会科)採用試験が行われ、すごい倍率だったが合格してしまった。快挙である。たぶん、勤務先の校長が推薦してくれたのだと思う。むろん商品券なんか動かない。めでたく中学校の先生になるはずが、卒業間際になって、大学教務課のミスで教職課程が一科目足りないことが判明。教員免許が下りないから失格。大恐慌だったはずだが、当時のことはよく覚えていない。その一科目を取るために一年間遊んでいたら、教員への夢は急速に萎んでしまった。結果としてそれがよかった。けっして教員向きの人物ではなかったことは、後の会社員人生で身にしみて分かった。それにしても、迷惑をかけたあの生徒達はいま50代、どうしているだろう。西北小学校、ゴリラ先生、朝一番は「巨人の星」合唱、紙ヒコーキ大会でお菓子が賞品、そんなキーワード(?)を並べるのは、もしかしたら思い当たる人がいるかも、という期待だ。あ、当時は「高橋」先生です。(柴田)

・iLiadの続き。本体のコンテンツエリアメモリ(128MB)だけだと本をたくさん収納できないので、32GBのCFカード(コンパクトフラッシュ)を買った。認識上限がわからなかったので、フォーラムを覗いてみると、A-DATAの32GBは使えたよ、というコメントがあったのでそれにした。価格コムで見つけたonHomeというお店で11,380円也。A-DATAは台湾メーカーでライフタイム保証(メーカー存続している限りの永久保証ってことよね)なので、えいやっと。よくあるビジネス書300ページ程度のものをScanSnapしたら20〜50MB程度なので、800冊ぐらいは入りそう。800冊が手のひらに乗るか、そうか〜(嬉)。デバイスマネージャで、「BOOKS」ボタンを押した時やUSBケーブルを接続した時にCFカードが呼び出されるように設定。ノートパソコンにあるカードスロットのように横のポッチを立てて押し込むとブランクケースが出てくるので、CFカードに入れ替える。USBケーブルを接続するが認識しない。マックのせいかな、安いカードだったしなぁといろいろ触っているとフリーズ。電源オンオフポッチを触ってみるが反応なし。焦り始める。ふと裏面のリセットボタンを思い出す。カパーから本体を引きはがそうと試みるがサイズがきつくてなかなかはずれない。ようやくはずしてリセットしたら再起動。良かった、もう修理かと思った。リセットボタンを押しても本体の設定自体は残っていた。で、原因はというと、単にカードが奥までささっていなかったと……。奥まで差し込んでUSBケーブルを接続すると、デスクトップに現れるまで1分ほどかかったが、開いてみるとiLiadデフォルトのフォルダ(NEWS、BOOKS、DOCS、NOTES)ができていたので、そのせいのようだ。デバイスマネージャでは空き容量が2153MBとなっていたが、問題なく使える。フォーラムに書かれてあった通り。(hammer.mule)
< http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=7126&page=4 >
GavinK151さん
< http://wiki.mobileread.com/wiki/Iliad_Memorycards_list >
wikiも作ってあったよ