[2501] 世界初? ドリルドライバ・カメラ

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<チラシに書いてあるわよ、そんなこと。基本よ、基本>

■デジアナ逆十字固め…[84]
 世界初? ドリルドライバ・カメラ
 上原ゼンジ

■ショート・ストーリーのKUNI[45]
 パンダ
 やましたくにこ

■買物王子のモノ語り[2]
 質実剛健は見た目だけ、本当は軟弱モノ。
 石原 強


■デジアナ逆十字固め…[84]
世界初? ドリルドライバ・カメラ

上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080925140300.html
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今回は久しぶりにくだらない工作の話。もしかしたら「世界初」なんじゃないかなーと思っている画期的な発明。でも世界は広いから、同じようなことを試した人はいるかもしれないけど……。

発想のきっかけは、長時間露光で何かできないかと考えていたこと。長時間露光というのは、瞬間で被写体を写し止めるのではなく、時間をかけて撮影をする方法。暗ければ写真は写らないから、仕方なくシャッタースピードが遅くなる場合もあるし、ブレなどの効果を狙う場合もある。

たとえば天体写真なんかで、時間をかければ星の動きを記録することができるし、川や滝でシャッターを開けっぱなしにしておけば、風景がブレていないのに対し、水だけが動いて雲のように白くなって写る。

同じようなことを街中でやれば、動いている人物が半透明になったり、いなくなったりする。夜中にそれをやれば、暗い中に車のヘッドライトの軌跡が浮かび上がるようになる。ライトを使った方法では、手に懐中電灯を持って字を書くなんていう方法もある。

面白いのは、以前この連載でも紹介したことのある「カメラトス」という方法だ。カメラを放り投げ、空中で撮影するのだが、昼間にやれば風景が歪んで写るし、夜間に撮影すれば、ライトの軌跡が面白いという、画期的な撮影法だ。

なんでこんな方法が生まれたのかと言えば、携帯電話にカメラがついたからだろうな。電話を買い替えれば不要になるし、軽くて衝撃にも強い。誰かが試しにやったことが、ネットのおかげで広まったということだろう。「Camera Toss」で検索をすれば、いろんな写真を見ることができる。

実際にやってみると、投げるモーションの途中でシャッターを押すとタイムラグのせいで空中でシャッターが切れるということが分かった。投げる時にひねりを加えるとか、いろいろ技があるみたいだが、まだそこまでは試していない。

ただ、放り投げなくても携帯を振り回しながら撮影してみれば、歪んで写るからちょっと試してみてください。まあ、放り投げて壊れてしまっても責任はとれないので、そちらの方は自己責任でお願いします(笑)

●カメラをぐるぐる回転させる

長時間露光でブレを表現する場合には、三脚を使ってカメラを固定し、被写体の方のブレを記録する方法と、カメラの方を動かして撮影する方法があるということになる。そして今回試してみたのは、後者の方法だ。

カメラを回転させながら撮影するには、どうしたらいいだろう? ということを考えていた時に目についたのが電動のドリルドライバだ。先端にドライバーをセットすれば、ネジを回すことができるし、ドリルをセットすれば穴を開けることができるという便利な工具。この先にカメラを取り付けたらどうなるだろう?

何がやりたいかというと、カメラのレンズを中心に回転させることだ。コマのように回転させることによって同心円状の模様ができるはず。ドリルの先っちょに何か金具を取り付け、うまく固定できれば、画期的なカメラが生まれるはずだ。そう思いつくと私は、忙しいにもかかわらず、ホームセンターへとカッ飛んでいた。

金物を扱うコーナーで物色して見つけたのが、「補助金具ステイ」(税込み210円)というL字の金具。これにカメラを取り付けるのだが、こういった買い物をする時には必ず現物を持っていくようにしている。ステイに実際にカメラを当ててみて大きさを確認するのだ。大きさを測っていくよりも手っ取り早いし確実だ。

ステイとともにボルトやナット類を購入して帰る。まず三脚穴を使ってネジでステイをカメラを取り付ける。そしてもう一方は長めのボルトをナットで固定し、ボルトの余った部分をドライバドリルの先端に突っ込んで締めれば完成。今回は切ったり貼ったりがなかったので、工作は簡単だった。

まず去年の暮れにビンゴの景品で貰ったカメラをくっつけてみることにする。科学と芸術の発展のための犠牲だな。ゴメンよ。しかしセッティングを考えていたら使えないことが発覚した。

一応この写真はシャッタースピードをコントロールして、ブレ具合の調整をするということがキモになる。つまりマニュアルでコントロールするか、シャッタースピード優先の露出オート機能がないとダメなのだ。そこで普段使っているリコーのGX100を使うことにする。これが壊れたりすると嫌なんだけど、ここまできて後戻りはできない。

カメラにはNDフィルターを着けた。NDフィルターというのはニュートラルデンシティーフィルターのことで、カラーバランスを変えずに光量を落とすことができる。つまり、シャッタースピードを遅くするためにつけるわけだが、昼間に長時間露光をしたい場合なんかに利用できる。GX100はこういったフィルタ類が使えるところもいい。

さて撮影。まず、カメラがすっぽ抜けて、ドンガラガッシャーンとなることを想定して、絨毯の上で回転させてみる。ワーッ、すごい音。しかも重心が合っていないので、ブルブルと震えてしまう。嫌だ、こんな撮影はしたくない!しかし、ここまで来て後へは退けない。

セルフタイマーを2秒に設定してシャッターを押す。そしてすぐにドリルドライバのスイッチも入れる。液晶を見ながら撮影できたことを確認し、スイッチを切る。はい、なんかよく分からないけど、グルグル回ったものが撮影できました。でもちょっとグルグルし過ぎだなあ。もう少しシャッタースピードを速くしてみるか。

何度か撮影を繰り返すが、本当に嫌になってきた。私が悪うございました。でも、これ以上はできねえです。だって音がすごいんだもん。まあ、普通に使う場合と比べて音がでかくなってるなんていうことはないと思うけど、なんかすごく心臓に悪い、暴力的な音がするカメラだ。

それにこの回転がカメラにおよぼす影響というのが、ちょっと分からない。まあ、多少の衝撃には耐えられるように設計されていると思うけど、耐回転テストなんていうのは、やってないだろうからなあ……。中で基盤やCCDが絡みあったりしたら困るし、溶けてちびくろサンボのトラみたいにバターにでもなったら目も当てられない。ここは勇気ある撤退をしよう!

ということで、人様にお見せできるような写真は撮れなかったんだけど、回転している姿を動画にしてみたので、その勇姿を見てやってください。

◇ドライバードリル・カメラの勇姿
< http://www.zenji.info/kitsch/doricame/doricame.html
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◇万華鏡写真の撮り方のページも作ってみた
< http://www.zenji.info/kitsch/Kaleidoscope.html
>

◇万華鏡の動画も作った
< http://www.zenji.info/kitsch/Kaleidoscope/mirrorsystem.html
>

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジの新刊
「うずらの惑星 身近に見つけた小さな宇宙」(雷鳥社刊)
< http://www.zenji.info/profile/uzura.html
>
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>

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■ショート・ストーリーのKUNI[45]
パンダ

やましたくにこ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080925140200.html
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私は妻を愛しているが、時にはふたりの時間を気まずく感じることがある。その日もなんとなく気まずい感じだったので、私は気分転換に近くのスーパーに行くことにした。それで出がけに妻に声をかけた。

「何か買ってきてほしいものはあるかい」
すると妻はリビングで足の爪をぱちんぱちんと切りながら
「パンダでも買ってきてちょうだい」と言った。
え、と言うと妻は振り向きもせず
「冗談よ。ありえないじゃない」と言う。

しかし、スーパーに行くと私はなんということか、パンダを買ってしまう。
「お待ちしておりました。パンダです」
目の前にはなるほどテレビで見るのと同じパンダがいる。白と黒のふかふかした生き物。
「冗談はよしてくれ。ありえないだろう。スーパーでパンダを買うなんて」
「ところがお客様、ほら」
店員が指で示した方を見ると掲示板があり、そこには一週間の売り出し予定が張り出されている。今日の欄には次のように書かれていた。
○月△日限り!
ありえないことが本当になるサービス!
「というわけです」
「いや、そう言われても」
「お客様のためにご用意したのですから。ほら、笹もおつけします」

執拗にすすめられ、私はパンダとともに団地の2階の我が家に帰る。案の定、妻が露骨にいやそうな顔をする。
「ほんとに買ってきたの、パンダ。いくらありえないことが本当になるサービスの日だからって」
「知っていたのかい」

「あたりまえじゃない。スーパーのチラシをチェックするのは主婦なら当然のことよ。醤油やサラダ油、だしの素は底値のときじゃないと買わない、冷凍食品は週に一度半額になるから他の日に買わない。常識じゃない」
「え、今日、冷凍のハンバーグを買ってしまったけど」
「しろうとはこれだからいやだわ」

そうなのか。チラシに書いてあったのか。私は妻が足の爪をぱちんぱちんと切っていたとき、紙を下に敷いて受けていたことを思い出す。あれがそのチラシだったのかもしれない。

とにかく、パンダをどこかへ落ち着かせないといけないが、ほかにないのでベランダに居させることにした。ベランダに面した戸を開けると、パンダはおとなしく自分から出て行き、どっかと座り込むと笹をむしゃむしゃと食べ始めた。
「あああ、ベランダがパンダくさくなってしまう」
「しかたないだろ、おまえがあんなことを言うからだ」
妻はすっかり肉付きのよくなったお尻をゆさゆさと揺すりながら、ぷいと台所に行ってしまう。

さて、パンダをどうしたものか。はたしてベランダでパンダを飼育できるものかどうか。私は「パンダ ベランダ」とキーワードを入れてネットでぐぐってみた。すると、パンダベランダという漫才コンビのブログと、「パンダとベランダとラベンダーのうち花が咲くのはどれでしょう」というクイズが載ってるサイトと、「パンダがベランダにいる夢をみた」と書いているブログとが見つかった。

私はちょっと迷ってからパンダベランダのコンビのブログに行き、それを読みふけっているうち、いつしかパンダのことは忘れて居眠りしてしまった。

パンダは不思議な生き物だ。どう見ても着ぐるみとしか思えない。油断ならないようで気が抜けるような、頭が悪いようで賢いようで、信用していいのかどうか、よくわからない。でも、つぶらな目を見ていると悪いことをしそうにはみえない。

私は試しに本を読んでやることにした。パンダの前に椅子を持ってきてすわりこみ、シャミッソーの「影をなくした男」を朗読してやった。パンダはおとなしく聞いていた。灰色の服の男がポケットから三頭の馬を取り出す場面では、思わず目をまるくした、ように見えた。
「おや、この本が気に入ったとみえるな」
私はすっかり気をよくした。

次の日もその次の日も私は「影をなくした男」をパンダに読んでやった。パンダは、少なくとも私には物語を楽しんでいるようにみえた。そうなると私のほうでも気持ちが入って、つい声色を使って読んだりしてしまう。

物語がもうすぐおわりというころ、私はあるカタログを持ってきてパンダの前にひろげた。それは気の利いたネックレスの写真がいくつも収められた色刷りの美しいもので、私はその中からひとつをプレゼントするつもりだった。妻より3まわりほども小さな尻をした若い娘のために。だが、どれがいいのか決めかねていたのだ。
「さあ、おまえならどれにする。選んでみろ」
すると、パンダは腕をぶるん、と振り下ろして、小さな銀のくじらがついたペンダントを指し示した。
「うん、私もそれがいいと思っていたよ」
私は満足する。

あたたかなミルクの川を舟でゆらゆらと下っている夢をみていると、遠くから小鳥のさえずりにも似た声が聞こえてきた。聞いたことがあるようでないような、女の声。ひそひそと何かをしゃべっている。とても楽しそうだ。目がさめても声はまだ聞こえていた。ベランダからだ。

私は驚いた。声の主は妻だったから。妻はベランダでパンダに話しかけていた。私が聞いたこともないような、少女のような愛らしい声で。

私は若い娘にくじらのペンダントをプレゼントしてとても喜ばれる。娘と私はそのあと楽しいひとときを過ごす。だが、なにかが心にひっかかっている。

ある日、チャイムが鳴ってドアを開けると、そこにはスーパーの店員が立っている。
「パンダをお引き取りにきました」
「え、引き取りに?」
「あれ、ご存じないんですか? 今日は○月×日限り、ありえないことを元に戻してあげます! というサービスの日なんですけど」
私はまったく混乱したが、そうこうする間にパンダはベランダの居場所を引き払い、自分からのそのそと玄関にやってきた。残りの笹を持って。パンダが自分のそばにやってくるのを待って店員は頭をぺこりと下げ
「ありがとうございました、では!」
やたら明るい声でパンダと共に去っていくと、あとには私と妻が残された。

「知っていたのか、おまえ」
妻はリビングで鏡を片手に眉毛ばさみを使いながら答える。
「だからさ、チラシに書いてあるわよ、そんなこと。基本よ、基本」
「そうなのか」
妻の前にはチラシが広げられ、その上にカットした眉毛が落ちるようになっている。あれがそのチラシなのだろうか。
「最近のスーパーの売り出しって、凝ってるんだなあ」
「私ね、ちょっといやだったんだ」
「え?」
「ふとん干すときじゃまでしょ、ベランダに」

それから妻は眉の手入れを終え、チラシをくしゃくしゃと丸めてくずかごに捨てた。

【やましたくにこ】kue@pop02.odn.ne.jp
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://www1.odn.ne.jp/%7Ecay94120/
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■買物王子のモノ語り[2]
質実剛健は見た目だけ、本当は軟弱モノ。

石原 強
< https://bn.dgcr.com/archives/20080925140100.html
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9月に遅い夏期休暇がとれたので、沖縄でダイビングを楽しむことにしました。知り合いの民宿に泊まるので、久しぶりにのんびりできそうです。この機会に、ダイビング用に海がキレイに撮れるカメラへアップグレードしたい。

ダイビングは10年目になりますが、これまで、周りがデジタル化していくのを横目に、ニコンの水中用カメラ「ニコノスV」を頑なに使っていました。17年間同じスペックで販売され続け、水中カメラの代名詞ともなっていた名機です。中古で買ってメンテナンスもロクにしていないのに丈夫で長持ち。

20mmレンズに、大きめの外付けファインダーを装着した姿は、無骨ながら機能美にあふれてカッコイイ。手に持つと、金属製カメラらしいずっしりとした重量感があります。持っていると、プロっぽくて威張れるカメラなのです。

しかし、なにせ発売は20年以上前のアナログカメラ、デジタル全盛の今となっては不便極まりない。ピントを合わせるのは目測です。外付けファインダーは、被写体がフレームに入っているかを確認する程度しか機能しません。当然、フィルムの現像も必要になるので、海から上がってすぐに確認することはできません。撮ったその場で結果がわかるデジタルカメラとは違い、ほとんど運を天にまかせた状態。やせ我慢をして使うのも、そろそろ限界です。

ところが、デジタルカメラの水中用ハウジングは、なんだか透明なお弁当箱みたいなのです。赤や黄色のプラスチックのパーツがついた、見た目は子供のオモチャみたいで気に入らない。便利さと引き換えに見た目を諦めることにして、まずは2年近く愛用しているソニーのサイバーショットT10用の水中用ハウジングを探しました。

世代交代の早いデジタルカメラ、旧モデルの水中用ハウジングは、既に販売終了してどこのショップにも残っていませんでした。ヤフーオークションをチェックすると、高値で取引されています。もう少し早めに買っておけばよかったと後悔しても後の祭り。

やっぱり新しいカメラを買うしかないが、チャチな水中用ハウジングを購入する気にもならない。水中用ハウジングを見た目で選んでから、それに合うカメラを買うことにした。

水中写真機材の専門メーカーのサイトで目についたのが、サンヨーのデジタルムービーカメラ「Xacti」用のハウジングです。カメラ自体は、ここで解説するまでもない高性能なモノ。静止画だけではなく動画も撮れて、しかもフルハイビジョン。ボディは片手で持てて、ピストルのグリップのようなスマートなデザインも他にはない魅力。

それに対して、水中用ハウジングは無骨な雰囲気。ボディの前面はグレーに塗装され、後側はクリアな液晶の部分を除きは半透明です。水中でグローブをした手で操作できるように、ボディから突き出した操作ボタンもシルバーに輝いて、無機質な「メカ」っぽい見た目が魅力的です。

スマートなデジカメに鎧のような水中用ハウジングを装着すると、まるで深海探査のために作られた潜水艇のようにも見えてきます。これならきっといい絵が撮れると、旅行に行く前から妄想膨らみまくりでした。

実際にダイビング中に撮った映像を見ると、静止画と動画では臨場感が全然違います。初日の夜はダイビングのビデオを肴に、一緒に潜った皆で盛り上がりました。

しかし、翌日とんでもないことが起こります。なんとダイビング中に水中用ハウジングに浸水! いきなり液晶が切れて電源が入らなくなりました。やばいと思ったけれど、すぐに上がるわけにもいかず……ボートに戻った時には、中のカメラはどっぷりと海水につかり、永遠に帰らぬ人(?)となりました。(合掌)

幸い前日の撮影分は、ハードディスクにバックアップしてありましたし、当日分も水没前まではSDカードに残っていました。映像は、思いのほか良く撮れていて、かなり満足のいくものでした。

以前に、他人のカメラで撮影したものを見たことがありましたが、青カブリが強くて、モノクロ映像のようでした。このカメラでは、暗いところもよく映っていて、一緒に潜った人や、潜ることができない家族にも大好評です。やはり静止画よりも動画は、魚のいきいきした動きが見られるので楽しい。

浸水した水中用ハウジングは、現在、メーカに現物を送り返してチェックしてもらっています。しかし、今後も使い続けるのか悩んでいるのです。ネットの掲示板などをよくよく検索して見ると、同様の水没報告がちらほら。質実剛健な見た目とは裏腹に、かなり軟弱な代物だったようです。

旅行直前にあわてて買ったから、あまり調べていなかったのも敗因でした。それに、もっとキレイに撮るためには、大光量のビデオライトも必須。機材へ投資し始めると、いつもキリがないのです。

ニコン 水中カメラ「NIKONOS-V」
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/film/nikonos/
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サンヨー フルハイビジョン デジタルムービーカメラ「XactiDMX-HD1010」
< http://www.sanyo-dsc.com/products/lineup/dmx_hd1010/index.html
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エポックワールド デジタルカメラハウジング「EHS-1000HD」
< http://www.epoque-japan.com/digitalhousing-ehs1000hd.htm
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沖縄 備瀬のダイビングショップ&民宿「ヒートウェーブ」
< http://heatwave-okinawa.com/
>
市街から遠いけれど、美ら海水族館もきれいなビーチもすぐ近くで、ゆったりした「沖縄時間」を満喫できます。ダイビングをする人はもちろん宿泊だけでもOK。

【いしはら・つよし】tsuyoshi@muddler.jp

台風13号が沖縄に近づいてハラハラしましたが、ゆっくりした動きで西にそれてくれたおかげで、休暇中ダイビングを楽しむことができました。さらに一日帰りがずれていたら、ANAのシステムトラブルに巻き込まれてたかもしれないのだから、カメラ水没と差し引きゼロと考えよう…。
・ウェブアナ < http://www.muddler.jp/
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■編集後記(9/25)

・読売新聞朝刊の連載「子ども ケータイ」を読んでいると、子どもにとって決してしあわせではない世の中になったことをひしひしと感じる。この「子ども」連載は第5部。ケータイとともに育ってきた子どもたちの、ケータイを持つがゆえの悩みや葛藤を取り上げている。タイトルと見出し、キャプションをいくつか並べてみる。《学校で会話ゼロ「掲示板」に救い。「死ね」メール集中砲火浴び。子どもたちが肌身離さず持っているケータイ。今や友達づきあいに欠かせない。/メール返信の束縛。「電池切れ」「寝てた」……逃れる口実。いつでもどこでもつながっている。便利だけど、行動が制約されて「うざい」ときもある。/プロフ巡回の気疲れ。「友達の本音」に日々反応。赤外線でアドレス交換。ケータイが子どもたちをつないでいる。/寂しくて出会い系。母親に甘えたかった。/プロフに「素顔」戸惑う親。「もう、やだ」「死にたい」……。子どもたちがどのようにケータイを使っているのか。親は知らない場合も多い。》本文記事を読まなくてもだいたいの事情は想像できる。常に友達とつながり続ける状態って相当きつい。ケータイからどう逃れるかは重要な問題だ。嗚呼「いまの子どもたちはケータイに支配され、生かされている状態だ」という識者の指摘は正しい。しかし悲しい。こんな世の中に誰がした。子どもケータイはネットにつながらないようにせよ、これしかない。ただ、連載の中で「ケータイは命綱でもあるのです」という回を読むと、ちょっと矛先が鈍る。そして、今日は2人の専門家が登場。「成長を見守る」「危険性を教えて」。効果が見込めない、お気楽なご意見の最終回だった。(柴田)

・組閣を見て、なんだかな〜と。小渕さんが入閣して驚いたが、少子化対策は若ければ若いほどいいかもしれない、と思い直した。子供のいる人はPR大臣みたいなポストにして、若い独身者に大臣になってもらった方が良かったかも、とも。いない人の方が、気持ちがわかるのかもしれないなと。アナタ、世の中がどうなったら結婚する気になるわけ? 子供と生きてみようという気になるわけ? 不妊で悩む友人らに国はどういうことをしたらいいと思う? とかさ。自分や日本の未来に希望が持てるようになったら、少子化なんて解決すると思うけどな。正社員も増やさないと。子供らに満足な教育ができないと思ったら、一人にしようとか思っちゃうし。育てるのって大変なんだもの。働きながら子育てできる人って少数。核家族解消するか、保育所増やすか、職場で保育するのが当たり前にするか……。どんな問題もすべての分野に関わることなので、横の繋がりをしっかり持って欲しい。仲良し内閣の良さってそこだから、大臣同士で会話増やして欲しい。/しかし二世とかばっかりなのね。大臣の紹介VTRにパパらの説明が入るもんね。自民党って層が薄いようなイメージになってきた。民主も古い自民的な小沢さんが顔で、他に人はいないのかと思ってしまう。というか、もう野党とか与党とか言っている場合じゃないと思うのよね……。/iRex Digital Reader 1000と1000Sが出た。iLiadの日本語対応を…。(hammer.mule)
< http://hon.jp/news/1.0/0/1128/
>  レター版
< http://www.irextechnologies.com/irexdr1000
>
iRex Digital Reader 1000