ところのほんとのところ[3]再出発となる個展/所 幸則

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「渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠」写真展、かなり好評で4日間で250人くらいかな。だけど、もっとプロが来てくれてもいいと思うなあ、出版社、広告代理店とかさ。今コレを書いてるのは5日目です。さっき「コマーシャル・フォト」の編集長が来てくれました。

今回思ったのは、みんなネットレベルや小さな告知を見て、どんな写真かわかった気になってる(そして現物は見ない)って人が多いってことだ。見に来た人はほとんどが、ビックリして帰って行く。

シークレット渋谷ルームはもちろんだが、それも相当みんなの予想を超えているようだ(ぼくの予想も超えているぐらいだしね)。まさに僕が撮った、そのときのその場所に居合わせたような感覚、残像が残った世界に舞い込んだような錯覚すら憶えるようです。ぜひ現場に立ってみて下さい。


前回のテキストの中で、このカメラじゃないと撮れない理由を書くって予告したので、その話を少し。カメラというやつは特にプロ用のソレは、街にもって出るとそれなりに威圧感があるので、ところスタイルのランドスケープ、街が主役だけどそのアクセサリーのように人や車が自然に絡まるような、という狙いの撮影が不可能になってしまうんです。

回りの人まで気づいて、空気が変わっちゃうからね。今回の場合できる限り、写真撮ってるぞ感が出ないほうがいいんです。

そこにあらわれたのがDP1でした。カメラとしては、プロ機材並みに扱いは難しいけれど、画質はいいし、とにかく小さい。ほんとこれを車止めの上に置いて撮影してても、まったくその場の空気を乱さない、僕自身が目立つということがあるけれど、逆に僕に目が行ってしまってカメラに気がつかない感じで。

小さくて高画質、いうのは簡単だけど、人によって基準違いますよね。DP1の小さくてっていうのも、高画質っていうのも、ぼくにはハマったってことですね。どれぐらい高画質かっていうのも、見てもらうしかないんで。ぼくのプリント見てみて下さいな。

「渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠」写真展
< http://www.renovationplanning.co.jp/gallery_conceal/shibuya4f/ex.html >
日時:9月28日(日)〜10月4日(土)11:00〜23:00
場所:Gallery Conceal Shibuya 4F(ギャラリーコンシール渋谷)
東京都渋谷区道玄坂1-11-3 4F TEL/FAX.03-3463-0720
渋谷駅から徒歩3分です。A-ROOMとB-ROOMです。
A-ROOMではバライタプリントによる作品の展示。B-ROOMでは特殊な大型出力。
トークショーは10月4日(土)19時半から、ゲストは田中力弥さん(ロッキンオンジャパン、アートディレクター)と桑山輝明さん(シグマ)です。テーマは、渋谷と写真について語る&DP1について、ですね!

もう一つの保留にしていた、僕が海外にいくならベルリンかパリかの話ですが、もともと学生時代の恩師に一回ぐらいNYに勝負しに行きたいって相談していて、君はベルリンが向いてると思うよ〜って話をされていた時に、ちょうどベルリンのギャラリーに行ってみませんか? という話が来たのでチョットその気になってたんです。

で、再スタートならモノクロで作品一つまとめますか! って思って撮ってたら、そこに偶然フランス在住30年の画家の友人がぼくんちに遊びに来たので、ベルリンで写真見せて来るんだーって言ったところ、「なんであんな食い物がまずい国に〜、パリでいいじゃんかー」と暴れる友人(笑)。

パリ向きじゃないないようなので、と言ってこのシリーズを見せたら、「すっごいパリ向きじゃんかあー」と。あっ、そうかー、再スタートしたシリーズはパリでもいけるか!

とまあそんなことがあって、パリに向けて頑張ろうかなって思ってた矢先に、友人のアートコーディネーターが、渋谷で個展する場所押さえましたよ! と言ってきたんです。しかも9月末、あと2か月じゃないか、それにまだ作品は7〜8枚しかないし、個展は無理だよーって思ったけど。「渋谷撮ってるんだし、カッコいいし、まず渋谷の人に見せましょうよ!」うーん、説得力あるかなっと思い始めてこの夏は頑張って撮りましたよー。

ということで、ぜひ写真展&トークショー参加くださいね。

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/ >