クリエイターのための自転車ライフ[2]自転車は日々の暮らしの中でできるフィットネス/須貝 弦

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自転車とは移動手段であり、スポーツ、フィットネスでもあります。つまり移動とフィットネスを兼ねることができるわけで、日々デスクの前でディスプレイとにらめっこしているクリエイターの皆さんにとっても、とても親和性の高いものであると言えるでしょう。



●通うべき会社があるなら自転車通勤してみよう

もしあなたがどこかのデザインオフィスで雇われの身であるというなら、自転車通勤はいかがでしょうか。現在の自転車ブームにおいて「自転車通勤」というキーワードはトリガーのひとつとなっています。「自転車ツーキニスト」という言葉を広めた疋田智氏は、テレビマン。つまりクリエイターのひとりなのです。

自転車ツーキニスト (知恵の森文庫)・疋田智 著「自転車ツーキニスト」
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自宅から会社までが半径10kmくらいなら、余裕で自転車通勤圏内です。デジクリで過去に書いたことがありますが、自転車とは軽車両であり、基本的には車道を走るものではあります。しかし片道10kmならば、自転車通行可の歩道(道路標識、知ってますよね?)を常識的なスピードで走っても、1時間あれば会社に着くことができます。

10kmくらいの距離だと、私鉄と地下鉄の乗り継ぎで30分弱といったところです。1時間というのはその倍ですが、少なくとも晴れの日は満員電車から解放されます。また、スポーツサイクルで車道走行ができるなら、この時間差はもっと縮めることができます。慣れて車道を走れるようになれば、10kmを30〜40分で走ることができるでしょう。

●会社が遠ければ駅と自宅の間で乗ろう

こんなことを書いている私は、東京都町田市に住んでいます。通うべき会社があった頃、会社はもっとも遠くて勝どき、もっとも近くても渋谷でした。渋谷まででも30kmほどあり、途中の道路環境も劣悪な部分があり、ちょっと自転車で通う気になる距離ではありません。そんなときは、自宅と駅との行き来に自転車を使うのが良いでしょう。自宅が駅に極めて近いようならこの手法は使えませんが、自転車で5分程度なら、価値はあります。

朝の通勤時は、最短距離で駅まで行っても構わないでしょう。ポイントは帰宅時。まっすぐ自宅まで帰らずに、自転車でちょっと遠回りして帰るのです。30分でも自転車に乗ることができれば、立派な運動です。そのコース上にスーパーやレンタルビデオショップ、書店等でもあれば一石二鳥ってやつです。

以前はバイクに乗っており、バイクに乗るためのまとまった時間がなかなか取れない時期に編み出したのがこの手法でした。自宅から最寄り駅までバイクだと5分で着いてしまうのですが、帰りは寄り道して30分くらい走っていたわけです。そこを自転車に置き換えることによって、身体を動かす時間ができました。

駅前に自転車を置くとなると駐輪場の利用料金が必要になりますが、そんなもの、フィットネスクラブの会費と比べたら安いものですよ。

自宅で仕事をされているフリーランスおよび自営業の方は、仕事の打ち合わせに出かけるときなどに、上記の手法を取り入れていただくとよろしいかと思います。私の場合は自宅からちょっと離れた場所に仕事部屋を借りているので、そことの行き来等に活用しています。

もちろんウォーキングでも良いし、私自身「歩いて移動」というのも大好きなのですが、自転車のほうが足や膝への負担が少ないのは良いと思います。

【すがい・げん】< http://www.macforest.com/ >
夜おそくに「サイゼリヤ」に行って原稿を書いた。近いと思っていたが、3kmあった。もちろん自転車で向かう。割としっかり食べてしまい、原稿も書き終わって、さらに10km走り、帰ってきたら午前2時を回っていた。月が明るい夜だった。