電子浮世絵版画家の東西見聞録[57]ボヘミアンナイト
── HAL_ ──

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いよいよ、スタートしましたサイト「ボヘミアン」。11月28日は、その記念すべきスタートアップパーティーでした。このサイト作りのきっかけは2008年夏、横浜でのイベント「EIZONE2008」です。こちらの生放送システムを提供して下さったのがスティッカムJAPAN、インターネットでのライブ放送を誰でもが手軽にできるサイトなのですが、それにはまだまだ表には出せない様々な利用方法が考えられます。

そんなシステムと、横浜ジョイントワークスとが上手く絡んだサイトとしてBohemian構想を打ち立て、足かけ4ヶ月、短い時間によくここまでという感じの仕上がりになっています。もちろん、今は始まったばかりなのでコンテンツも少なく寂しい感じはしていますが、様々なジャンルの人からの意見をお伺いしたり、企業の反応を見ていると、今後絶対に大きく膨らんでいく手応えを感じています。ハードウェアー等インフラが整いツールが充実しても、結局はコンテンツが大切だということを実感しました。

さて、そのコンテンツですが、簡単に説明すると。「21世紀のサブカルチャーマガジン」です。我々は、サブカルと言うよりももっと力強いカウンターカルチャーを目指しています。



●想像力のない人間はいないはずだ

デザイン、イラストレーション、ミュージック、アート、ファッション、フーズ、ムービー、ノベル等々、すべての遊び心ある日本のクリエイター達が発信する「現代のカウンターカルチャー」を志すサイト。テイストは「渡辺のジュースの素」、ジャンクな衝撃とやみつきになる不思議な美味しさに満ちたサイトです。

現代社会は想像力のない人間達があふれてきています。事件を犯す人間達は、すべて未来へ向かう想像力がない、そう言っても過言ではありません。明日の自分を見つめる想像力があれば、「今」を生きることがどんなに大切かが分かるはずなのです。「ボヘミアン」は、やる気のなさ、甘ったれた生き方に鉄槌を下し、基本「想像力のない人間はいないはずだ」と信じてやまないクリエイティブ思考表現の場としています。

お金をかけることよりも、時間をかけることに面白さを見いだす新進クリエイターが、コツコツと作り上げた作品を発表、そして評価する場として前向きな姿勢を支援します。「努力する者は希望を歌い、努力しない者は不満を語る」という心情です。さらに、新しいクリエイターを導入し、投票システムにより古く朽ちたコンテンツは削除し、常に新鮮な風を吹き込んでいきます。

●大にぎわいのスタートアップパーティー

記念すべき第一回目のパーティーは大賑わいでした。私が、過去70年代ファッション界にいたころのパーティー顔負けの賑わいでした。当時のファッション界はもの凄く力があり、様々な顔の人達が入り交じりお金もかけられる状態であったので、まさに贅を尽くしたパーティーが多かったのですが、今回のスタートアップパーティーは、当時のパーティーを彷彿とする完成度でした。

もちろん、始まったばかりなので金銭的には厳しいものがありますが、執筆作家や企業の応援もあり、60名という参加者が狭い会場内にあふれんばかりの状態。中ではパフォーマンス、ミニコンサート、そして作家とのトーク生放送。もちろん、一番花を咲かせたのは紛れもなく参加者同士の会話でした。

会場内には常に「古田たかし(しーたか)」のオリジナル曲が流れ、雰囲気を盛り上げてくれます。しーたかをご存じの方も多いと思いますが、彼がボヘミアンのテーマ曲を作ってくれています。これは、今後、「先鋭的音楽生活」のトップに流していきます。しーたかは、桑田佳祐のドラムやパフィーの米国ツアーのバンマスを務め、現在はスキマスイッチの支援をしています。

しーたかは、スケジュールの都合で会場に来られませんでしたが、今回の参加者には、60年代のミュージックシーンをご存じの方ならビックリのアシッド・セブン氏まで登場し、ロバート・ハリス氏やロックの語り部として、しーたかの兄であるAlice達が当時のカウンターカルチャーの神髄について語り明かしていました。もちろん、参加作家、今回は参加できなかったクリエイター達も混ざりあい、最後は夜も明けんとする時間まで二次会、三次会までと宴はつきませんでした。

さて、もう一度、連載陣の顔ぶれをご紹介します。J-WAVEでお馴染みのロバート・ハリス、弓月ひろみ、ラジカル鈴木、Artist HAL_、カルロルさとし、いとうまなぶ、まつばらあつし、久多@麩羅画堂、小松恵、あおくび大根のはじめちゃん、ヒラヤマユウジ、Aliceととても個性的な面々が登場します。是非サイトを訪れて下さい。
< http://bohemian.jp/
>

●揚げ大根のバルサミコ風味

最近、大根のステーキがポピュラーになってきましたが、今回は大根を揚げてしまいましょうという企画です。まず、大根は厚さ2センチぐらい、一口大に切り分けます。ポリ袋に適量な小麦粉と一緒に入れ、袋を振って大根にまぶします。これを160度ぐらいの油で揚げて油をきっておきます。フライパンにバター大さじ1ぐらいを入れ、熱して、蜂蜜少々、醤油少々、最後にバルサミコ酢を適量入れ、揚げた大根にかけて出来上がりです。大根のほかレンコンでも美味しいと思います。蜂蜜がないときはお砂糖でも大丈夫です。

お味は、バルサミコの酸味があまり好みでない私にもピッタリはまる柔らかさ。これはバターと熱の成せる技。それらが絡まった「揚げ大根のバルサミコ風味」の真実(!)は、食べてみてのお楽しみです。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
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>