[2561] 友だちのいない人生は無意味か?

投稿:  著者:  読了時間:26分(本文:約12,500文字)


<僕は日本語と関西弁のみ!>

■映画と夜と音楽と…[403]
 友だちのいない人生は無意味か?
 十河 進

■ところのほんとのところ[9]
 パリ持ち込み第一弾の結果は……
 所 幸則

■展覧会案内
 <きらめくデザイナーたちの競演>─DNPグラフィックデザイン・アーカイ
 ブ収蔵品展
 仲條正義vs服部一成「仲條服部八丁目心中」
 1-click Award Show #3

■セミナー情報
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■映画と夜と音楽と…[403]
友だちのいない人生は無意味か?

十河 進
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140600.html >
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●官能的な映像を感覚的に綴ったルコント監督「髪結いの亭主」

フランスの名優といえば、一時期、ジャラール・ドパルデューばかりが注目されていたが、僕は昔からダニエル・オートゥイユが好きだった。1950年生まれで世代的にも近いので、親近感があるのかもしれない。もっとも、僕は彼が最初に注目された「愛と宿命の泉」(1986年)を封切りで見ているのに、ずっと後になるまで気付かなかった。

「愛と宿命の泉」は「フロレット家のジャン」と「泉のマノン」の二部作で、善良な農夫をドパルデューが演じ、彼を陥れるふたりをイブ・モンタンとダニエル・オートゥイユが演じていたが、ダニエル・オートゥイユは醜い農夫の役で凝ったメイクをしていた。そのため、本当の顔がわからなかったのかもしれない。

「愛と宿命の泉」の第二部「泉のマノン」で一躍話題になったのは、エマニュエル・ベアールである。きれいな人だなあ、と僕は思った。苦闘の中で死んだ農夫の娘が美しく育ち、彼女の父を陥れたダニエル・オートゥイユはそのマノンに恋をする。しかし…というように、まるで一時期の昼ドラのように親子二代にわたる愛憎の物語だった。

エマニュエル・ベアールもダニエル・オートゥイユも、その後、順調にキャリアを重ねて、今やフランス映画界を代表する女優と男優になったが、僕はそのふたりが結婚したことを「愛を弾く女」(1992年)の公開時に初めて知った。ふたりは「愛を弾く女」で共演しているのだが、ふたりが演じるヴァイオリニストとヴァイオリン職人の微妙な視線の交錯が印象的だった。

その後、ダニエル・オートゥイユはコメディ、シリアスドラマ、フィルムノアールなど何でもこなす名優になった。このことは、少し前に「あるいは裏切りという名の犬」(2004年)のときにも書いたけれど、ホントにいろいろな役を器用にこなす人だと思う。あの独特な風貌は、あるときはマヌケなビジネスマンになり、あるときはプロフェッショナルなギャングにもなれるのだ。
< http://bn.dgcr.com/archives/20080516140200.html >

そのダニエル・オートゥイユが「橋の上の娘」(1999年)に続いて、パトリス・ルコント監督と組んだのが昨年、日本公開された「ぼくの大切なともだち」(2006年)だ。パトリス・ルコント監督は1947年の生まれだから日本なら団塊世代、フランスだと五月革命世代と言ってもいいだろう。

パトリス・ルコント監督の作品が日本で最初に話題になったのは、「髪結いの亭主」(1990年)だった。物語を語るというより官能的な映像を感覚的に綴った映画だったが、なぜかひどく評判になり前作の「仕立て屋の恋」(1989年)も続いて公開された。こちらはジョルジョ・シムノン原作らしく、犯罪と謎解きがある作品だったが、やはり妙に官能的ではあった。

その後、「ハーフ・ア・チャンス」(1998年)で年を重ねたアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドを共演させ、どちらの娘かわからない役にバネッサ・パラディ(まだジョニー・ディップの奥さんだと思う)を配し、パトリス・ルコントはドロンとベルモンドの映画を見て育ったことをうかがわせた。

「ハーフ・ア・チャンス」はドロンとベルモンドの28年ぶりの共演をウリにしていたが、ベルモンドのヒット映画「リオの男」(1963年)のパロディじみたシーンや昔の映画を想起させる楽屋落ちが散りばめられていて、ワクワクさせてくれる楽しい映画だった。

●「きみの葬式には誰もこない」と言われたときの反応は?

パトリス・ルコント監督がダニエル・オートゥイユを主演にして作った「ぼくの大切なともだち」は、ジャンルとしてはコメディに入る作品だが、僕にはなかなかシリアスなドラマに見えてしまった。ダニエル・オートゥイユも特に喜劇的な演技をするわけではない。

冒頭、携帯電話で骨董品の売買について話をしているフランソワ・コスト(ダニエル・オートゥイユ)は、冷徹なビジネスマンという雰囲気だ。やがて、彼は葬式に出席していながら仕事の電話をしているのがわかる。その葬儀はさびしいもので出席者は7人。その後、フランソワは自分の誕生日の集まりで数人の仲間たちを相手にさみしい葬儀の話をする。

だが、「7人の出席者」と聞いた仲間たちは口を揃えて「きみの葬式にはひとりもこない」と言う。「まさか」と反論するフランソワに、みんなは「きみには友だちがひとりもいない」と断言する。「そんなことはない」と言い募るフランソワに、骨董店の共同経営者である女性が高価な壺を賭けることを提案する。10日間のうちに親友を紹介できたら…というのだ。

そこで、フランソワは親友探しを始めることになる。友人のリストを作ってひとりひとり当たっていくが、結局、みんなに同じことを言われる。「おまえに友だちはいない」と。小学生の時の友人には「おまえとは親友なんかじゃない。敵だ。おまえは自惚れ屋のイヤな奴だった」と罵られる。

このあたりで、僕は身につまされ始めた。かつて、「開いても友だちこない誕生会」という川柳でからかわれたことがある身だ。その川柳を作ったのは、同僚時代の現デジクリ編集長の柴田さんだった。当時の僕が「友だちいないからなあ」とよくぼやいていたので、そんな川柳を作られてしまったのである。僕には、自虐的にそんなことを口にするクセがある。

確かに、学生時代には仲間はいた。だが、彼らとは疎遠になり、次第に連絡も途絶えた。たまに電話をかけてきていた男は自殺し、特別に親しかった男とはもう15年以上会っていない。かつて、彼には精神的な危機を救ってもらったことがあり、彼の頼みなら何でも聞くつもりの友人だった。しかし、何となく会いにくくなってしまったのだ。

まとまった金を貸したことが原因だった。つまらない話である。そのことで僕に対して卑屈になるような男ではなかったが、会社運が悪く「食い詰めて故郷に帰るよ」と僕に別れを告げにきたとき、彼から見れば安定しているように見える僕の生活を羨むような言葉を口にしたのだ。もちろん皮肉ではなかったし、そういうことをカラッと言える男だった。

その金は餞別にするつもりだったが、彼は「いつか返すよ」と言った。それが彼のプライドだったのだろう。その後、何度か会ったが「借金、忘れた訳じゃないから」と口にする。そのたびに「いいよ」と僕は答えるのだが、そう言われると返してくれることを期待する気分も生まれる。未練がましい話だが、そのことが顔に出るような気がして僕は彼と会えなくなった。そんな自分が情けなく、よけいに会えないのだ。

●「友だちいないからなあ」とぼやいていた僕が学んだこと

──友情は無償のものだ。見返りを求めるものじゃない。

「ぼくの大切なともだち」の中でも何度も使われる言葉である。損得ずくの関係に友情は成立しない。「金の切れ目が縁の切れ目」とは昔からよく言われるが、それほど簡単に割り切れるものではないものの、金銭がからむと友情はもつれるのかもしれない。人は、相手にしてやったことをなかなか忘れることはできないし、してもらったことはいつの間にか負い目になる。負い目を感じる相手とは、人は会いたくないものだ。

恩は着せるな、その場で忘れろ。人から受けた恩は一生忘れるな、感謝して生きろ。そんな言葉をいつも自分に言い聞かせる。人に対して、恩着せがましい言葉を口にしてはいけない。「あのとき、面倒見てやっただろ」なんて、口が裂けても言っちゃいけないのだ。そう自分に繰り返す。だが、それを常に実践するのはむずかしい。ときには口がすべる…。

フランソワも同じだ。「おまえの知り合いはビジネスの相手だけ。すべてを金に換算する。友情に見返りを求めるな」と、いろんな人に言われながら何も悟らない。彼が親友探しをしているのは、高価な壺を賭けで得るためなのだから、そもそも最初から動機が不純なのである。それでも、彼の親友探しに同情し、彼が傷つくのを心配するタクシー運転手ブリュノと知り合う。

小学生のときの親友に会いにいくというフランソワを乗せたブリュノは、相手に口汚く罵られたフランソワを「子供の頃の友情は消えやすいものだ」と慰める。彼は誰に対しても愛想がよく、親切でやさしい。そんなブリュノにつけ込むように、フランソワは「僕の親友になってくれ」と頼み込む。そして、共同経営者に「親友を紹介する」と電話する。それを証明してみせると…。

フランソワはブリュノに店の経営が苦しいと話し、保険金詐取を持ちかける。高価な壺をブリュノが盗み、保険金が出たら戻してほしいというのだ。「親友ならやってくれるよな」と畳み込む。人のいいブリュノは逡巡しながらも了承し、深夜にフランソワのマンションに忍び込み、壺を盗もうとする。

そのとき、明かりがつきフランソワが勝ち誇ったように、そこに招いた仲間たちに言う。「ほら、彼は僕のために泥棒までやろうとした。本当の親友だ」と。そのシーンのフランソワは、本当にイヤな奴だ。茫然とたたずみ「賭け? 何のことだ」とつぶやくブリュノを顧みず、フランソワは自分が賭に勝ったことを喜んでいるだけである。

ブリュノはひどいあがり症で大学受験も失敗し今はタクシー運転手だが、そのことを卑下もしないし負い目にも思わない。子供の頃からの夢はクイズ番組に出ることで、そのために膨大な知識をため込んでいる。タクシーに乗った客に、いちいちウンチクを語るものだから嫌がられることも多い。運転手仲間たちからは「そんなことが何の役に立つ?」と言われる。

クイズ出演者の面接にいくと、いつもあがってしまってわかっているのに答えが出てこない。週に一度は一緒に夕食を摂る両親からも慰められる。両親の家に招かれたフランソワは、ブリュノが親友に妻を奪われたことを両親に知らされる。親友と妻、彼は心から信じたふたりの人間に裏切られた傷を持ちながら、それでも誰にでも愛想よくやさしく親切な人間なのである。

そんなブリュノに夢が叶う日がやってくる。「クイズ・ミリオネア」への出場だ。彼は早押しクイズを勝ち抜き、センターの椅子に座る。ちなみにフランス版「クイズ・ミリオネア」もクイズのルール、音楽、スタジオ設定はまったく日本版と同じだが、司会者がみのもんたほど暑苦しくないのがいい。あれほどの焦らしやタメはない。

ブリュノはライフラインを残したまま、最後の問題までたどりつく。だが、最後の難問。司会者のすすめでフィフティ・フィフティを使い、オーディエンスを使い、最後にテレフォンが残る。「誰か助けてくれるお友達は?」と訊く司会者にブリュノは、緊張した荒い息で答える。

──僕には友だちなんかいない。

もちろん、パトリス・ルコントの映画がこのままで終わるわけがない。ルコント作品を見る楽しみは、その官能的な心地よさに浸れることと、自分がこうありたいと願う夢が描かれていることだ。だから、フランソワはブリュノの夢の実現のためにあることを犠牲にし、そんなことはまったく知らないままブリュノはフランソワを赦すのだ。

しかし、フランソワが行なった無償の行為は、決してブリュノに告げてはいけない。自分だけの秘密として、墓の中まで持っていくべきだ。それまでのフランソワなら絶対にやらなかったであろう、相手のことだけを思う自己犠牲。それは、自分しか知らないことだから価値がある。それを告げることは、ブリュノからの感謝という見返りを求めることだ。

そのことをブリュノに告げた途端、友情は崩れ、屈折し、もつれる。どんなに気にしなくてもいいと言っても、ブリュノは忘れない。もしかしたら負い目に思う。友情を継続するためには、やはり気遣いと努力が必要なのだ。それは、相手が親友だからとは限らない。人間関係を円滑にするには、どんな人に対しても気遣いと思いやりとやさしさが必要なのだと思う。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
暮れの大掃除で月刊誌「スイングジャーナル」8年分を棄てました。棄てるのだけど、一年ずつ月号順に並べてヒモで縛りました。翌朝、ゴミ集積場に両手に一年分ずつ提げて何度も往復。悲しかったなあ。それ以外にも、思い切って棄てた書籍がいろいろ。それでも、まだ処分を待つ書籍と雑誌がダンボールに数箱あります。

●305回までのコラムをまとめた二巻本「映画がなければ生きていけない1999-2002」「映画がなければ生きていけない2003-2006」が第25回日本冒険小説協会特別賞「最優秀映画コラム賞」を受賞しました。
< http://www.bookdom.net/suiyosha/1400yomim/1429ei1999.html >
受賞風景
< http://homepage1.nifty.com/buff/2007zen.htm >
< http://buff.cocolog-nifty.com/buff/2007/04/post_3567.html >

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■ところのほんとのところ[9]
パリ持ち込み第一弾の結果は……

所 幸則
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140500.html >
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フランス在住28年の画家・西美さんにお尻を叩かれ、パリ2区〜4区の近接したエリアの中で、しかも、フォトギャラリーとしてセリエAレベルの所だけに限定(この表現は、パリフォトに出店しているギャラリーというのは厳しい選考基準をクリアーしたところだから、世界中で本当のトップということ。日本のギャラリーは「ジャパンイヤー」だからちょっと緩いので別、とは彼の言葉)して訪問する。

ところ自身が、何となくピンと来た所だけ5カ所に絞って帰国前日に飛び込んでみることになり、言葉が通じない2人で決行! どうなる? レザ君は英語とフランス語のみ、僕は日本語と関西弁のみ! しかし、一軒目に入る200メートル前でレザ君は知り合いのパリジェンヌにあって、立ち話が始まった。もうモニカちゃんとは後にしてくれーって、目からメタリウム光線を発射したらなんとか終わったようだ(ほっ)。

まず一軒目、おかまのお兄ちゃんがふたりでやってるとこだ。人気があるし、スペースもいいけど……。中に入って展示された写真を鑑賞してから、レザ君が交渉にはいったら、シッシッというジェスチャーまで交えて、帰ってくれと言うではないか。なんだこりゃ〜、ひまそうじゃないか。それなのに見もしない……しょっぱなからこれかよ。

「たぶん木曜日はわりとひまじゃないかと思うんだよね。でも、作品もって訪ねて来る作家に対し、作品は見ないって言うようなやつは、画商として考えたら駄目なやつだと思うよ」と西美さんが言ってたが、そのまんまだ、商売しか頭にないやつだね。

さっさと次だ! 二軒目に移動する! すぐ近くだった。意外とせまいな。隣りがアート書店だ。だけどオーナーの人柄は良さそうだな。レザ君交渉開始、……難しそうな話をしてる(全然わからないけど)。ところは簡単な英語でレザ君に聞いてみる。

このギャラリーは質はいいが、抱える写真家は7人と昔から決めていて、今7人いる。それで、彼としては手一杯だと言っているようだ。ところは、見てもらうだけでもいい、意見を聞かせて欲しいんだけど、と聞いてみた。

もし、作品を見てもらい、彼が気に入ったら、彼の中で葛藤が生まれる。それは抱えている他の作家に失礼なことだから、彼のポリシーとしてはいっさい見ないことにしている、すまない、と彼は言っている、とレザ君。

ふむ。なんか誠実そうで、ところは好きになったなあ。いつか縁があれば、また。気を取り直して三軒目。ここも割と近い。いままでで一番立派だ。展示された写真をゆっくり見たあと、オーナーのところに行ってレザ君交渉。割ける時間は少しだけよ、ってことで。

横のテーブルに移動して、初めてパリのギャラリーで作品広げるゾーーー!テンションがあがりまくるところであった。オーナーはかなり食い入るように見てる。うっひゃー。

グッドワークス。1secという時間のなかで、というコンセプトが明快だわ、ちゃんとした正統派の写真だしいいと思う。けれど、うちのギャラリーはここ数年ちょっと傾向がちがうの。ごめんなさいね。

まあ、誉められたのは確かだし、レザ君や西美さんがいうにはフランス人はお世辞はいわないから。ああいう場では特に。そんなわけで、次へ。四軒目、定休日だよー。少し離れてる今日最後のギャラリーに向かう。まあ、ギャラリーで初めてほめられた後だから、ちょっとテンションあがる!

五軒目はちょっと狭めだけどゴージャスな感じ。作品を見せ始めたら、これはいくら? とか聞いてくる。大きいのはいくら? すごい食いつきだ。連絡先の確認してるー。僕の写真好き? って、ところも片言で聞いてみた。

凄く好きだわ! って答え。オーナーは別にいて、会議しないとなんとも言えないけど、私はとっても好きよ! と。やったー!! やったー!!! もう、オーナーに断られてもいいよ、ところとしては。

プリントを見てくれた人は、2人ともギャラリーのテイストかどうかは別にしてほめてくれたし、今とっても好きっていわれたんだから、とりあえず一回目の出陣としては充分かな? フランスの出版系も全員ほめてくれたしー。って喜んで帰って来たら……。

西美「うれしいの? 個展決まってないのに?」
ところ「決まった方がいいけど。今回なかなか見てももらえなかったけれど、最初の一週間の最後の方に見てもらってうれしいかな〜」
西美「作品がいいのはわかってるでしょう。契約書にサインするまでいけるかもしれないじゃないか。そこでだろう。喜ぶのは」
ところ「はーい!」

まあ、とりあえずいいっす。接触したのはアポ用の電話入れもいれて、合計10軒ぐらい。プリント見てもらったのはギャラリーだけだが、まだ二軒。明日の朝でやっと三軒だ。良いことがありますように。無事日本に帰れますように。

帰国日の朝、今回最後のギャラリーに向かう。行ってみて、びっくり。キュレーター含めスタッフ3人ともベタほめ。惚れ込んでくれた〜。

すべての写真が1secで区切られることによって、街の時間が凄く伝わってくる。プリントのセンスもすごくいい。間違いなく素晴らしい写真だわ! だって、日本人の持ち込みも多いけど、写真じゃない絵のようなものを写真だと言ってもって来る人も多いのよね、カメラは使ってるんだろうけど。

値段は? サイズによっていろいろ聞いてくる。展示のしかたとか、3人で話し合ったり。あとは確定してからね。

やった〜! っていいたいところだけど、まだ100%じゃないから。ただ、フランスで画商3人と編集長2人が直接見てくれて、みんなが良いといった。この事実に、ところは大満足だった。パリ持ち込み第一弾はひとまず成功といっていいだろう。

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >

サイトを少しリニューアルしました。去年の大幅なリニューアルからやっていただいているのが、インフォガレージの池田さんです。彼はもともと、コンピュータやインターネットを使ったアーティストのプロモーション活動に興味があり、ブログ黎明期での有名人ブログの立ち上げや、ラジオやテレビ番組と連動したWebサイトの企画などを行ってきたということでした。
そんな、彼の立ち上げた会社インフォガレージでは今後、様々な業界で活躍している個人や会社が、インターネットというメディアを有効に活用できるようにするためのツール作りを進めたいという。
そんな話をする中で、今回のホームページリニューアルの話が持ち上がったという感じです。感謝の気持ちを込めて。
・所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/ >

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■展覧会案内
<きらめくデザイナーたちの競演>
─DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140400.html >
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会期:1月9日(金)〜1月31日(土)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
内容:本展では、DNPグラフィックデザイン・アーカイブ(DGA)にご寄贈いただいた作家69名、作品約5,600点の中から123点を銀座の地で初めてお披露目するものです。
今回は、作家を2人ずつ組み合わせ、作品を対比するかたちでご紹介します。日本のグラフィックデザインの歴史の中で生まれてきたポスターの名作の数々は、多くがライバルとして競演する同じジェネレーションの中で生み出されてきたからです。優れた作品を比較することにより、作品の時代性や作家の個性をより鮮明に浮かびあがらせます。(サイトより)
・出展作家(組み合わせ)
亀倉雄策─早川良雄 永井一正─田中一光 大橋正─山城隆一 中村誠─勝井三雄 灘本唯人─宇野亜喜良 木村恒久─平野甲賀 粟津潔─横尾忠則 福田繁雄─仲條正義 細谷巖─和田誠 木村勝─秋月繁 U.G.サトー─鈴木八朗 青葉益輝─浅葉克己 K2黒田征太郎・長友啓典─松永真 小島良平─上條喬久吉田カツ─矢吹申彦 太田徹也─新島実 安西水丸─若尾真一郎 新井苑子─山本容子 五十嵐威暢─佐藤晃一 井上嗣也─戸田正寿 宮田識─副田高行 葛西薫─山形季央 河原敏文─河口洋一郎 サイトウ・マコト─矢萩喜從郎 佐藤卓─原研哉 三木健─蝦名龍郎 澁谷克彦─新村則人 秋田寛─福島治 大貫卓也─佐藤可士和─佐野研二郎 平野敬子─服部一成 永井一史─中島英樹 澤田泰廣─松下計 青木克憲─秋山具義 北川一成─タイクーングラフィックス

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■展覧会案内
仲條正義vs服部一成「仲條服部八丁目心中」
< http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_ex_current/g8_ex_current.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140300.html >
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会期:1月13日(火)〜2月6日(金)11:00〜19:00 日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
内容:40年以上続く資生堂「花椿」のアートディレクションや、東京都現代美術館、ワコールスパイラルのシンプルで力強いロゴデザイン、謎めいたイラストレーションの数々……瑞々しく、既成概念を壊す自由な表現で、見る者を圧倒するパワーをもつ仲條正義氏。
独特の空気感漂うキユーピーハーフの一連の広告、雑誌「真夜中」の斬新なアートディレクション、昨年の展覧会で発表したストライプのシリーズなど、シンプルでありながら絶妙なアンバランスさで独自のグラフィック表現が際だつ服部一成氏。
二人の活躍は常に、グラフィックデザイン界、そしてデザイナーを目指す若者たちに注目を集め、影響を与え続けています。そんな両氏が世代を超えて、新作ポスターで真剣勝負に挑みます。(サイトより)

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■展覧会案内
1-click Award Show #3
< http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_ex_current/gg_ex_current.html >
< http://www.1-click.jp/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140200.html >
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会期:1月13日(火)〜1月22日(木)12:00〜19:00 日祝休
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:Webコンテストの入選作品展
インタラクティブ部門:クリック(もしくは、マウスオーバーやドラッグ等のマウスアクション、またはキー入力等のユーザーアクション)に反応するインタラクティブ作品。
プランニング部門:「Webを中心に、新しいコミュニケーションプランを考えてください」が課題。

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■セミナー情報
Adobe Creative Suite 4 最新機能紹介セミナー
< http://www.multi-bits.com/dat/adobe/seminar/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090109140100.html >
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日時:1月16日(金)〜1月22日(木)
会場:宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス(大阪市北区芝田1丁目13番16号)
定員:各セッション120名、入替制
費用:無料
内容:新機能がどのように実務の効率化に役立つのか? メーカーサイドのデモに加え、ユーザーの立場から判断できるようユーザーセッションも行う。
◇VIDEO SESSION(Premiere Pro、After Effect)11:00〜
 講師:古田正剛
◇Flash SESSION(Flash)13:00〜
 「ユーザサイドから見た、新バージョンの重箱の隅をつつくような」お話
 講師:笠居トシヒロ、まつむらまきお、西村真里子
◇Web SESSION(Dreamweaver、Fireworks)14:40〜
 実務に役立つ機能とWeb制作におけるワークフローの変化
 講師:鷹野雅弘、西村真里子
◇DESIGN SESSION(Illustrator、InDesign)16:45〜
 Illustratorの新機能を中心に、実務にすぐに役立つ「使える機能と事例」
 講師:鷹野雅弘、川島修治

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■編集後記(1/9)

・麻生首相の漢字の読み違いくらいいいじゃないかと思っていたが、今度は書き違いが発覚して、こりゃいかん、懲りないお方だ、漢字で痛い目にあったばかりなのに、危機管理能力がないなあ。首相は官邸での年頭記者会見で、漢字の書き初めパフォーマンスを演じた。毛筆の腕前は自信があるという首相は、「安心」「活力」と書いた。漢字の構造からいうとおかしな字だが、書道ではいいのかもしれない。素人目には、いいともうまいとも思えないが。後から落款が「平成廿十一年新春 麻生太郎」とあったと知れて大騒ぎ、また笑われている(自民党サイトでは、いまは「平成廿一年新春」と修整されているが)。そして昨日の読売新聞編集手帳。「漢字でも十の字は大切で、実り多き果実の『果』も十を欠けば『呆』に変わる」「首相が年頭記者会見で披露した書き初めに(略)辞書によれば『廿』は1文字で二十を意味し、下の『十』は余計という。『果』から抜け落ちた十の字はこんな所で遊んでいたらしい」うまい!読んで思わず声に出た。だが、そういう読売1/5の社会部次長のコラム「想像する努力新年の誓い」でも不適切な漢字を見つけた。パソコンを使うようになって漢字を忘れたという、もはや陳腐な体験を挙げており、日誌に書いた「光栄」の栄の字が、木を禾としてしまいパニックになったとか、「啄木の歌が素適です」と書こうとして、素の下半分の糸がぐしゃぐしゃになったと嘆く。だが、すてきは「素敵」「素的」であり「素適」はない。さいきんは「素適」でもよくなった、とは聞いていないが、そうなったとしても新聞が使うべきではない。首相をからかう前に足下を見ろ。校閲はなにをしておるのか。(柴田)

・京ぽん2こと「WX310K」から「Willcom 03」へ。WX310Kは気に入っていて、使い続けるつもりだったんだけれど、電池がへたっていて半日保たない日も。電池交換を考えていた最中、いま持っているAIR-EDGE(AirH"。データ通信用カード)からWillcom 03にするか、イーモバイルにするか迷っている弟が持ってきたカタログを見て即決。無線LANやBluetoothが使える。スライドすればキーボードが出てくる。小さくて軽い。カメラやワンセグ(視聴のみ)は携帯があるのでいらないとしても、Windows Mobile機ってことはカスタマイズして遊べるぞ。Skypeだって入れられる。Palmを使っていた頃の楽しさふたたび? キャンペーン中で、MicroSDカード(2G)やら手書きチャットアプリの入ったMicroSD(1G)ほか、おまけつきでラッキー。Willcomから離れるつもりはなかったので、イーモバは対象外だったが、弟の買ったイーモバ「Touch Diamond(S21HT)」の内蔵型スタイラスとiPhoneちっくなインターフェイスは羨ましかったり。/WX310Kは、3年以上前の機種にも関わらず、現役販売されていてびっくりしたよ。(hammer.mule)