ところのほんとのところ[11]「EYEMAZING」マニエル君がやってきた/所 幸則

投稿:  著者:  読了時間:6分(本文:約2,600文字)


Eyemazing Spring 2007「EYEMAZING」のライターの、マニエル君が取材にやってきた。

「EYEMAZING」の編集長に、彼から連絡がこないよー、ってメール送ったらすぐに来た返事が、謝罪と、早急に他のアートライターを手配しようと思うという内容のメール。CCつきで、マニエルくんにも行ってるようだ。

彼から電話番号付きのメールがその30分後にやってきた(苦笑)。ちょっと躊躇するところです。だーーーって、全部英文で電話番号付きのメールもらっても、こわいじゃん(^^;)

日本語しゃべれる人なのか、日本人通訳つれてくるつもりかもしれないし、その場合は彼は英語とフランス語(?)もしくは英語とオランダ語(?)しかしゃべれないかもしれない。ずっと知り合いに書いてもらった英文でやりとりしてたから、ところが英語ぺらぺら〜とか、勘違いしてるかもしれないのでR。



とりあえず、勇気をふりしぼって「もしもし〜」と言って、相手が「アロー」で返して来たら、「キャンユースピークジャパニーズ?」って言ってみるかって事にしてかけたら、「はいはーい、あー、トコロサンですか、スイマセンバタバタしてて遅れてしまいましたー。」ホッとするところであった。

やっぱり外人のカタコト日本語だけど、ビミョーなニュアンス伝わるのかな?ちょっと不安なところでもある。とりあえず、月曜日の13時に来る事になったんだけど、電話でお願いされたのが、「今までトコロサンのことを書いた英文の記事はアーリマセンカ? できれば読んでおきたいデス」。

CHIAROSCURO 天使に至る系譜ここでちょっと困った。僕は、2006年に「CHIAROSCURO 天使に至る系譜」を出版した。この書籍にプロになって20年分の作品と、その手法も方法論(フォトショップから〜エアブラシ、暗室作業)や考え方も全て書いて、スッキリしたつもりでいた。2007年から新しい自分のスタイルを模索していた僕がたどり着いたのが、今の「shibuya 1 sec」からはじまる1secシリーズである。

実際、今後の海外のギャラリーでの展開でも「CHIAROSCURO 天使に至る系譜」以降のものしか出すつもりはないし、できれば昔の話はしたくはない。でも、過去にして来た事は消えないし、過去があるから今があるのだし、森美術館の館長さんである高橋信也さんの「ギャラリスト(画商)は生きて来た足跡も知りたがるもの」という言葉も気になっているけれど。

とりあえず、電話で説明するのは大変なので、僕に関する英語の記事はないと言って、メールで多少の説明と、ギャラリスト向けのコンセプトの英文と、渋谷での個展のときの宣伝文の英文と、一応日本語のWEB上にあるわりと的確かな(?)と思う、プロっぽい人が書いた文章を送ってみたところ。やっぱり、日本語の文章は難しかったらしい。

いよいよやって来たその日。見た印象は、なんだか凄くフランス人らしいフランス人、僕もきっと典型的な日本人に見えるに違いないね、メガネとカメラだしー。

まず、フォトグラファーになってから今にいたるまでの話を聞かせてほしいと言う。やっぱりなー。おや、もらった名刺にPhotoって書いてあるよ。これって、エリック(「Photo」編集長)さんの本の? って聞いたら、両方やってるらしい。いま名刺切らしちゃって〜ってことなんだって。日本のフォトグラファーにはかなり詳しいようだ。

ちゃんと話したけど長過ぎるので、読者の方は、1secまでの経緯は「CHIAROS-CURO 天使に至る系譜」に書いてあるから、そちらでどうぞ(笑)。

一応「ZOOMインターナショナル版」で表紙と巻頭特集の号と、「CHIAROSCURO 天使に至る系譜」の特集号、ドイツのオリジナルというアートマガジン「FOTO」で表紙を飾ったときの本などを見せて、後は持って帰って読んでもらう事にして「EYEMAZING」で特集される「shibuya 1 sec」の話になった。

なぜモノクロームでとか、なぜ渋谷とか、いろんな事を話した。今後は、最終的なアウトプットに銀塩プリント版も視野に入れるつもりとかね。実際、彼が一番驚いていたのは、WEBサイトで見るのと、僕がパリに持って行ったA2サイズのブックをみるのとでは、全くレベルが違うということだったようだ。こんなに落差があるのは珍しいってこと、それは圧倒的な情報量の写真だからだろうね。A2サイズを見たい人は、ところに直接言ってくださいね。

日本カメラ 2009年 03月号 [雑誌]ちなみに、「EYEMAZING」の掲載は5月号か6月号、きちんと分ったら、mixiのEYEMAZINGコミュに書きます。前回書いた、取材を受けた雑誌は「日本カメラ」の3月号、玄光社から3月に発行される「フォトグラファーズファイル」にも出てます。ところをよろしくおねがいしますね。

ちなみに「EYEMAZING」はカメラ雑誌じゃなく、フォト、それも広義の意味でのフォトアートマガジン。例えば、日本だと、「日本カメラ」「アサヒカメラ」「Capa」などはカメラ&フォトマガジンといえる。「コマーシャル・フォト」は広告フォト&テクニックマガジンといえる。フォトアートマガジンというなら、イタリアの「ZOOM」。

なぜ広義のフォトアートマガジンと言ったかというと、「ZOOM」と違う所は現代アートとの境界部分にまで踏み込んでいるからだ。たぶん、現時点で欧米の写真ギャラリーのほとんどが「EYEMAZING」と「ZOOM」を見ていると思われる。パリでのギャラリーでこの2誌はかなり知られているようだった。これは実際に聞いてみた話。

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/ >

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CHIAROSCURO 天使に至る系譜
所 幸則
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The Non-Designer's Design Book (Non Designer's Design Book)

by G-Tools , 2009/02/06