[2582] 「アメリカン・アイドル」にハマる

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<国民的番組というのはこういうものか>

■気になるデザイン[20]
 「裏抜け」と「裏移り」の違いって?
 津田淳子

■装飾山イバラ道[29]
 「アメリカン・アイドル」にハマる
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[8]初心者向けデジカメ入門:1
 カメラを選ぶ《その7》単焦点のオススメレンズ
 おかだよういち

■展覧会案内
 クラフト・エヴィング商會装幀展
 Oekaki Period「お絵描きの時代」

■気になる記事CLIP


■気になるデザイン[20]
「裏抜け」と「裏移り」の違いって?

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140600.html
>
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私はデザイン関連の書籍をつくるのが仕事だが、その中でさまざまな印刷用語に出会う。今まで聞いたこともないような言葉も多いので、その度に「なんですか? それは」とうるさがられても聞いている。

例えば「トムソン」と「ブッシュ」。なんだかどちらも人の名前のようなこの用語、ご存知でしょうか? 使い方としては「トムソンで抜いてください」とか「あのカードは仕上げにブッシュで角丸に抜きます」とかこんな感じかしら。

例文から推測できるように、「トムソン」も「ブッシュ」も、紙(またはフィルムなども)を型抜きする時に出てくる用語で、「トムソン」の方は一枚もしくは薄いものを数枚重ねたものを、型抜きする作業のことをさす場合が多い。これはその作業で使う「刃型」が「トムソン刃」と呼ばれることから由来していて、他には「ビク」とか、場合によっては「オートン」などとも呼ばれている。「ビク」は「ビクトリア打ち抜き機」という機械名の省略形で、「オートン」はそのまま機械名だ。どれも仕上がりや作業内容としては、ほぼ同じモノをさしている。

「ブッシュ」はトムソンとは違って、大量に重ねた紙を、鋼の刃型を使って一気に型抜きする方法のこと。トレーディングカードとかトランプとか、あとは厚い本を型抜きするときとかに使う。これも機械の名前から由来した呼び方だ。

どちらも知ってしまえばなんてことないが、最初は「ト、トムソンってなんだ?」と、頭の中は「超芸術トマソン」でいっぱいになったりしてしまった。いや、ホントに。

超芸術トマソン
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=24178387
>

このあたり、もしご興味あれば『デザインのひきだし4』で詳しく解説しましたので、立ち読みでもしてください。

デザインのひきだし4
< http://www.amazon.co.jp/dp/4766118693/
>

このように新しい用語に出会うのは面白いのだが、その使い方が間違われていることを気にすることもある。まあ、小さいことだし、お互いに通じていればそれでいいのですが、かなりの頻度で誤用されているなぁと思うのが「裏抜け」と「裏移り」だ。

この前も、色校を見て「これ、けっこう裏移りしますねぇ」とあるデザイナーに言われたのだが、いや裏移りはしていない。すぐに「裏抜けのことだなぁ」とはわかるものの、なんだかむずむずする。

「裏抜け」と「裏移り」、言葉も似ていて現象自体もさほど遠くないことではあるが、「裏抜け」とは、紙に印刷したときに、インキが紙の裏側にまで染み込んで、裏側からも表側の絵柄が見えてしまう現象。インキで刷った絵柄や文字が裏側から見ても見えてしまう状態のことで、薄い紙に刷ったときに起こりやすいですね。っていうか、かなり厚い紙だったりしない限り、多少は裏抜けしている印刷物が大半ではないでしょうか。

対して「裏移り」は、印刷した後、インキが乾ききらない状態で次の紙を重ねてしまって、重ねた紙にインキが転写されてしまった現象のこと。たまに書籍でもありますよね、前のページのインキが付いてしまって、ちょっときたなくなっているものが。私も以前、ちょっと特殊な本文用紙を使って本をつくったら、本文のかなりのページが裏移りしてしまったことがあった。でも、これは見本誌を先に50部だけつくる際に出たもので、本番はちゃんと乾いてから製本/断裁したので、ことなきを得ましたが。

「裏抜け」のことを「裏移り」と言う人はけっこう多いので、印刷会社さんも「これは裏抜けのことを言っているんだろうなぁ」と推測してくれますが、万一のことを考えると、やはり用語はちゃんと知っておきたいものですね。

「色校を見て『裏移りを改善してくれ』とデザイナーから言われたから、本番は印刷後の乾燥時間を長く取るように」と印刷会社の営業マンが現場に指示を出して仕上がったものの、デザイナーはそれを見て「裏移りがぜんぜん改善されてないじゃないか!」なんてことにもなりかねない。

こんなことを書いていて、ふと思い出したのが、デザインとは全然関係ないけれど「貯金」と「預金」という二つの言葉。どちらも同じモノの用に感じるけれど、ちゃんと意味に違いがあるんですな。さてみなさん、この二つの違い、ご存知ですか? 答えは次号を待て!

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
箔押しのことを完全網羅した『デザインのひきだし6』発売中! 「箔押しのA to Z」「板紙の魅力」の2大特集はどちらも必見です。他に最近作った本は『ハニカムペーパー・クラフト』『標準 印刷見本帳1 蛍光色×CMYK×マット/グロスニス編』『デザイン事務所の封筒・名刺・ビジネス文具コレクション』『しかけのあるブックデザイン』など。
< http://www.graphicsha.co.jp/
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■装飾山イバラ道[29]
「アメリカン・アイドル」にハマる

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140500.html
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私は普段あまり音楽番組を見ていないし、あらゆる娯楽の中でも音楽には疎いと思う。でも。そんな私がすっかりハマってしまったのが「アメリカン・アイドル」。アメリカのFOXテレビでやっているオーディション番組だ。日本だとFoxlifeというケーブルテレビのチャンネルで、過去のシーズンの再放送をしていて、シーズン6と7を見た。

・FOXライフ
< http://tv.foxjapan.com/life/
>

イギリスの「ポップアイドル」というオーデション番組のスタイルを元にしていて、全米規模で展開していくのが「アメリカン・アイドル」。全米で約10万人が参加するというオーディションの様子を見せるこの番組は、視聴率もすごいオバケ番組だ。長期間にわたってアイドル候補者たちがしのぎを削って勝ち抜いていき、最後の一人の優勝者を決めるリアリティ番組なのだ。

・アメリカン・アイドル公式サイト
< http://www.americanidol.com/
>

日本でも昔「スター誕生!」というのがあったよね。私はピンクレディー世代なので、デビューさせたい人にレコード会社の担当者が札を上げるあのシーンが目に焼き付いている。私が一番たくさんのレコードを持っていた歌手は、未だにピンクレディーだ。

ケーブルテレビにしてから「アメリカン・アイドル」はチラリと見てはいたが、一度試しに地方予選から見始めたら止まらなくなってしまった。手に汗をにぎり、時には泣きながら感情移入して見てしまう。「アメリカン・アイドル」を見て自分が泣くとはまさか思わなかった。挑戦者が真剣に精一杯歌う姿に感動するし、歌そのものの力に自然と涙が出てしまうのだ。

もちろん自分のお気に入りの候補者がどうなったのか気になるのが、見始めたら止まらない理由でもある。候補者たちの歌のレベルの高さにも驚く。日本の感覚で言うと「アイドル」と言えば若くてまだ完成されていない魅力がある人というイメージだけれど、「アメリカン・アイドル」の候補者は年齢も幅があるし、体格や容姿などのかなりの個性を認められている。みんなそれぞれが全く似ていないのだ。

この番組は三人の審査員も名物で、毒舌と言ってもいい辛口審査で有名なサイモン・コーウェル、優しいコメントのポーラ・アブドゥル、テンポと音程に厳しいランディ・ジャクソンがいる。地方予選から時間をかけてこの三人が審査するので、ダイヤの原石を見落とすこともないはず。サイモンのキツい言葉に喧嘩になりそうな空気になったりするけれど、彼なくしてこの番組はないし、愛のある言葉だということを皆わかっている。

地方予選では候補者は胸にゼッケンを付けて、三人の審査員の前に立ってアカペラで歌う。伴奏がなくてもうまい人はもちろんうまい。中には奇抜な衣装でテレビに映るために来たような(?)参加者や、参加の目的がわからない人たちも含んだ、バリエーションに富んだオーディションとなる。どんな人にも公平にチャンスが与えられているのだ。いろんな意味で、歌手のオーディションという枠を越えていてとてもおもしろい。

今回このコラムを書くために「アメリカン・アイドル」のDVDを調べたら、BESTとWORSTのDVDBOXがあった。正統派のアイドルのベストと、奇抜な敗者たちのワーストなパフォーマンスをまとめたものに分かれているらしい。ワーストとされている人たちも最終回では特別な賞をもらったりしているし、それらも含めて全体をショーとして盛り上げているのも魅力だ。

・アメリカン・アイドル BEST DVD-BOX
< http://www.amazon.co.jp/dp/B000IY0EV8/
>
・アメリカン・アイドル WORST DVD-BOX
< http://www.amazon.co.jp/dp/B000IY0EVI/
>

ハリウッド予選からは、時間をかけてじっくりと候補者に歌う機会を与えてくれる。しかし、チャンスを得ればその後に残酷なジャッジがあるのもしょうがなく、賛美される人や否定される人さまざまだ。この段階ではまだ人数が多いので、ステージ上に前列と後列に分けられた後に、どちらかだけが勝ち進めることが発表される。歓喜と涙の瞬間だ。

ここでは地方予選と違いステージ栄えするか、声が通るか、いくつものレパートリー曲を歌いこなせるかなど、歌手として必要な様々な要素を試される。

ハリウッド予選を勝ち進んで次に待っているのは、観客の入ったステージでバックバンド、コーラスを率いて歌える「セミ・ファイナル」。「アメリカン・アイドル」特設のセットで全体がコーディネイトされているステージは、ライトアップも派手だし、ここで歌うのが候補者たちの夢だ。

「セミ・ファイナル」がいままでの戦いと最も違う点は、ここからの勝ち負けは全米の投票で決まるということ。歌の善し悪しももちろんだけれど、ファンがどれだけつくかも大きい。審査員の批評コメントがどれだけ投票に影響を与えているかはわからないけれど、視聴者の意志が番組を変えていく先の読めない感じがおもしろい。

オーディション番組としても、舞台をどんどん大きくしていくことで変化もつくし見応えが増してくる。「ファイナル」に進む男女6人づつ、合わせて12人は歌の実力もキャラクターも優れた人たちばかり。歌唱のスタイルもロックからカントリー、R&Bといろいろ。自分らしさを出しつつ、毎週のテーマに合った自分なりの選曲で歌っていく。審査員がいつも言うのは選曲の大切さ。自分を生かせる曲を選んで勝ち抜かなければ、次にこのステージで歌う機会はもうない。

毎週候補者の誰か一人は脱落していってしまうし、今日で番組を去ることが発表された候補者はその場で最後の歌を歌わなければならない。ラストソングを歌う背景には、地方予選からの軌跡をたどる映像が流れていて、泣かせどころになっている。

この番組は歌手のオーディション番組なのに、あらゆるテレビ要素が詰まっていると思う。大御所の音楽家によるレッスンで、候補者の成長が見られる教育番組的要素が代表的なもの。ハリウッドの映画スターが協力する「24時間テレビ」的なチャリティ要素もある。

番組ゆかりの歌手や、売れてるアーティストを集めて次々と歌い躍る最終回。なぜか、たくさんのアフリカの子供たちが躍りながら歌ったりする(最高にかわいい)。この最終回を観終わった後の感想は、まるで「オリンピック開会式」や「紅白歌合戦」のような、「お茶の間に世界を見せつける」感じがあった。国民的番組というのはこういうものか。

もちろん、最終回の一番の山場は、たったひとりのアメリカン・アイドル優勝者の発表だ。本戦で戦ってきたTOP12が見守るなかで発表される。優勝者はその後の華やかな音楽活動が約束されているだろう。もちろんTOP12の中からデビューする人は優勝者だけではないし、知名度も上がるのでその後の人生は大きく変わる。

優勝者が最後に歌を歌って、感動的に番組は終わる。いつも特等席で番組を見守る審査員たちの表情が、一番幸せそうなのもこの最終回。紅白でのトリを観ているような感じなのかもしれない。氷川きよしがトリで故郷に錦を飾ったように、夢をかなえた瞬間を見せてもらった気分。

今月から始まる新しいシーズン8からは、審査員も増えるらしい。日本でもこんな大掛かりなオーディション番組があったら見てしまうかも。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
ドラマの「24」でもワンシーズン見るのはとても時間を使うけれど、「アメリカン・アイドル」も相当な時間が必要。その分長く楽しめると思えばいいかな。

装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>

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■おかだの光画部トーク[8]
初心者向けデジカメ入門:1 カメラを選ぶ《その7》
単焦点のオススメレンズ

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140400.html
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一眼レフカメラの醍醐味は、やはりなんと言ってもレンズ交換。これまで主にズームレンズをとりあげてきました。ズームレンズは最近バリエーションも多く、値段も手頃だし、なにより一本でいろんな画角が撮れるので持ち運びにも便利だし、頻繁にレンズ交換する煩雑さから開放されます。

前回までご紹介した、標準、望遠、広角のズーム3種類で撮りたい写真の画角はほぼ網羅しました。でも、単焦点のレンズも捨てがたいのが多くあります。今回はそんな単焦点レンズの話です。

かつて、フィルムカメラ全盛の時代、まだまだズームレンズが高価だったり性能がイマイチだったり数少なかった頃、レンズは24ミリ・35ミリ・50ミリ・85ミリ・100ミリ・135ミリ・200ミリ・300ミリと単焦点レンズをステップで揃えていました。今ではこの焦点距離をカバーするズームが、2本ないし3本で済むのでカメラバッグの中もシンプルにできます。でも、単焦点レンズにはズームレンズにないメリットも多くあります。その単焦点レンズのメリットを3つ挙げてみます。

まずその1、明るい。標準ズームの時にも説明しましたが、明るいレンズは撮れる写真のバリエーションが広がりますので、予算の範囲で出来るだけ明るいレンズを選ぶことが重要です。単焦点レンズは、ズームレンズより明るいものがあります。ズームで一番明るいF2.8よりも2段分明るいF1.4とかもあります。特に50ミリF1.4はお買得でオススメです。

一般的に人物撮影に最も適したレンズと言われているのが85ミリ。被写体との距離が離れすぎず近すぎず、そしてレンズも歪みのない自然な描写をしてくれる。そんな85ミリもF1.4の単焦点はニコンの場合、定価147,000円もします。
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/telephoto/ai_af_85mmf14d_if.htm
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しかし、APS-Cサイズのデジカメであれば、50ミリのレンズがフルサイズ換算で約75ミリなので、似た感じの画角のポートレート用F1.4のレンズとしてとても重宝します。値段も最近リニューアルで出たばかりの AF-S NIKKOR 50mm F1.4Gで定価63,000円。実売価格で5万円以下で買えますし、
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/normal/af-s_50mmf14g.htm
>
旧モデルだと実売3万円程です。
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/normal/ai_af_50mmf14d.htm
>

フィルム時代にあこがれだった、85ミリのポートレート用レンズと同程度のものがこんなにお買得な感じで手に入ります。

その2、歪みが少ない。ズームレンズは、広範囲の焦点距離を限られたレンズ構成でカバーするために、大きさと光学的な制約からどうしてもどこかで無理が生じていて、樽型や糸巻き型の歪みが出るものが多くあります。試しに、ビルの外壁やタイルなど規則正しく縦横の線があるものを正面から撮影してみると、どう歪んでいるのかよくわかると思います。

気になり出すと結構気持ち悪いレンズの歪みですが、単焦点レンズはその焦点距離に最適なレンズ構成で作ることが可能なため、ズームレンズのように大きく歪みは目立ちません。精密な物や、商品や建築物など歪んで写ってほしくない物を撮る時は単焦点レンズの出番です。

さらに歪み問題から話が飛躍しますが、遠近感を補正するPC(=Perspective Control)レンズというのもあります。
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/singlefocal/normal/pc-e_45mmf28d_ed.htm
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レンズを傾けたり(ティルト)、位置をずらせたり(シフト)させて遠近感を操ります。商品撮影や建築物の撮影な、ど正確さを要求される場合に使う高価なレンズです。PCレンズに関しては別の機会にまたとりあげてみます。

そして、その3として、構図の勉強になる。これは、わたしの考えなので一般的なのかどうかわかりませんが、あると思います。

ズームレンズだと、どうしても横着しちゃうんですよね。その場でズームリングを動かして、画角を調整してシャッターを切って終わり、みたいな。単焦点レンズだと、大きく撮りたければ被写体に近づいて、もっと全体を入れたければ後ろに下ってと、自分で動くことで最適なフレーミングを探ります。この行為が実はとても大切で、その場で動かずレンズの調整だけで済ますよりも、色々な発見があるんじゃないかと思うのです。

もちろん、物理的に動けない場合もあるので時と場合によりますが、便利すぎると人間楽ばかりしてしまうので、一度ズームという便利さを排除して、単焦点という制約の中でよりよい構図を探るのはいい勉強になるんじゃないかと思います。

同じ場所でただ目の高さから撮るんじゃなくて、しゃがんでみたり寝そべってみたり、何か台の上に乗ってみたりしてみると、今まで見えなかった何かが見えてくるかもしれません。単焦点レンズだと、自然にそういう撮り方をしちゃうんです。

レンズシステムに、お気に入りの単焦点レンズを何本か加えるだけで、更に楽しみが増えるんじゃないかと思います。次回は、更に特徴のある面白いレンズを紹介しますね。

【おかだよういち/WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >

今週末は1年ぶりに沖縄に行きます。1泊2日なので、シンプルなカメラでスナップ写真をいろいろ撮りたいなぁと思ってます。

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■展覧会案内
クラフト・エヴィング商會装幀展
< http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#garo_2
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< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140300.html
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会期:2月12日(木)〜2月24日(火)10:00〜18:30 初日17:30まで、最終日18:00まで 入場無料
会場:紀伊国屋画廊(東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋新宿本店4F TEL03-3354-7401)
内容:「ちくまプリマー新書」のすべての装幀を手掛けるクラフト・エヴィング商會による装幀展
(参考)スペシャルインタビュー 本づくりのアイデアはいろんなところに転がっています(excite.ブックス)
< http://media.excite.co.jp/book/interview/200303/
>

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■展覧会案内
Oekaki Period「お絵描きの時代」
< http://www.biscuit.co.jp/bamboo_new/exhbit/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140200.html
>
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会期:2月10日(火)〜2月19日(木)12:00〜19:00 日・最終日17時 月休
会場:BISCUIT/GALLERY TOKYO BAMBOO(東京都港区六本木7-4-14 乃木坂スタジオ1F TEL.03-3405-0556)
内容:現在活躍中のイラストレーターの子供の時のお絵描き、絵画、絵日記に焦点を当てた展覧会。子供の時の作品+当時の写真、現在の仕事を展示する。
参加作家:網中いづる、安斎肇、飯田淳、上田三根子、サイトウユウスケ、寺田順三、原子高志、原田治、平松昭子、福田利之、ラジカル鈴木

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■気になる記事CLIP
< https://bn.dgcr.com/archives/20090210140100.html
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●第12回メディア芸術祭で専門家4人が見つけた「私のベストチョイス」
ケータイで魚を釣り、ペンギンを吹っ飛ばす芸術祭(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/212/212238/
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●高速造形装置「KATANA」から生まれる紙の「ひらがな」─佐藤卓「2つの実
験」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/09/kobo/index.html
>
●Amazon、iPhoneより薄い電子書籍リーダー「Kindle 2」を発表
テキスト読み上げ機能付き(ITmedia)
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/10/news013.html
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●進化した3wayペン METAPHYS「locus 3way pen」(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/212/212283/
>
●新しいパーツを安く手に入れる究極の手段──「中古買い取り」の現状
(ITmedia)
< http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0902/09/news088.html
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●日本写真家協会、《ネット時代の著作権》セミナー
< http://www.jps.gr.jp/news/2009/20090219/20090219.htm
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■編集後記(2/10)

プテロドン [DVD]・BC級SF映画DVDを楽しむ旅は続く。ゼロ戦とプテラノドン(?)の空中戦という笑えるパッケージを見ただけで、これは買いと即決(借りるんだけど)。ネットにある解説によると、「零戦とB-29がタッグを組み、飛来する翼竜の群れと空中戦を繰り広げるアクションパニック。第二次世界大戦時、原子力爆弾を搭載した米空軍のB-29は、突然外部に衝撃が走り眼下の無人島に不時着する。だが、そこには残留日本兵と翼竜たちが生息していた。」とあるが、ラスト近くまで原爆は米軍の極秘事項のはず、いきなり解説してはいかんでしょう(容易に想像できてしまうが)。残留日本兵と翼竜たちが生息、ってのもとんでもない表現だな。タイトルは「プテロドン 零式戦闘機VS翼竜軍団」っての。設定はおもしろいと思うが、すべてがチープで、肝心のゼロ戦、B-29、翼竜は実写と違和感ありありの3DCG。セットもロケもいかげん、なにより登場人物が少ない。話が佳境に入るころは、米軍女性パイロット4人、米軍人3人、日本軍人3人しかいないんだから。日本人役はもちろん日本人ではなく、頭に塩をふって柏手をうつ珍妙な儀式をやってくれるし、とにかく何を考えているかわからない不気味な存在。日米が協力して翼竜軍団と戦い、その島を脱出するうるわしい話、ではない(少しは期待してたんだがなあ)。日本軍の活躍は全然なく、ゼロ戦を楽々と(!)操縦するのは女性パイロットたちである。原爆が出てくるんだから、オチはだれでも想像できるだろう。彼女たちはこんな極限状況なのに、いつもメイクはバッチリなのが微笑ましい。脚本はヘタだから笑えるつっこみどころが満載で、けっこう退屈しないで見ていられた。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001AYSK1G/dgcrcom-22/
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アマゾンで見る

・裏移りと裏抜け。DTPエキスパート試験のため、シミュレーションしたことを思い出す。乾いてないのに重ねちゃだめじゃないの、と夜中に自分で突っ込んでいたのだ。/預金と貯金については、元銀行員だから楽勝だ。よし! とQさま感覚に。/続き。プロテクトが切られたけどいいの? とNSからメールが来た。移管するなら承認のため電話してね、ともあった。ほぅ、電話とな。認証コードがあるんだから、承認の電話はいらないんじゃないか? と様子見していたら、移管先の国内レジストラから、承認手続きのメールが届く。移管希望なら、あるページにアクセスして承認ボタンを押してね、とのこと。日本語だと楽だな〜。ここで承認するなら電話いらないだろう。うむ。NSからは、別のレジストラから移管リクエストが来たけど大丈夫? NSのサービスはいいよ〜というメールが届く。次のメールは、移管リクエスト(承認後)が来たけど間違いないの? というもの。もし間違いならいついつまでに連絡してね、間違いでなかったら何もしなくていいよ、と。(hammer.mule)
< https://bn.dgcr.com/archives/20070821140000.html
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今年更新試験? ああまた勉強しなければ。