電子浮世絵版画家の東西見聞録[67]蝋彫刻師との打ち合わせ・iPhoneの手続き・春の味覚か?/HAL_

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●蝋彫刻師・杉本英輝さんとの打ち合わせ

WEBマガジン「ボヘミアン」の動画番組「クリエーター図トーク」で紹介させていただいた桑島幸男氏からのバトンで、蝋彫刻師の「杉本英輝」さんにお会いして来ました。いつもとは違い、今回は「誤解されたまま情報に載ることが多いので」と言う杉本氏からのたっての願いで、取材前の打ち合わせです。

彼の作品は非常に繊細なもので、梱包を解くのは取材本番のみです。今回見ることが出来たのは、作品の写真、それと過去に「美術手帳」などの雑誌に掲載された記事のみでした。

約束した時間に彼の家に着き、ドアチャイムを押して扉を開けてもらうと、中から聞こえてくるのはハードロックの響きでした。彼は1965年生まれ、ということは生まれた時にはもうすでにロックという音楽が日本でも定着して、学生時代にはJ-popなんていうのも生まれた時代。4ビートが当たり前なんでしょう、私もそうですが、作品制作時には欠かさず音楽を流すそうです。



打ち合わせは、本番前の摺り合わせというより、雑談に始まって雑談に終わりました。でも、その中で彼の思わんとすることが見え、私の考えも重ねながらおぼろげですが取材本番の内容が掴めてきました。実際、彼の作品は極端にエロティックな考えを持って見たら、それこそ放送禁止映像にもなりかねない作品です。しかし、それがどこから来ているのか、そして彼が目指している方向はなどと考えながら、アート作品として紹介していけたらいいと思っています。

「写真だけを見た」とは言っても、彼の創造した作品の世界に私は完全なアッパーカットを食らい、作品の持つ自然な美しさに魅せられてしまったのです。彼の作品はとても時間をかけて作られています。それは、技術的に時間をかけなければ出来ないというのではなく、彼の最後までフォルムをとらえるという考えから来ています。こういう姿勢は、商業主義に走った作品制作者には見えないことなのです。日本のカルチャーとして世界的にも有名になってしまった某氏とか、こういう精神を事を学んで欲しいものです。もちろん、私も学び取ること多しです。

【緊急速報】Artist HAL_による『クリエーター図トーク』スペシャルライブ
配信をすることになりました。3月10日(火)20:00〜21:00
< http://bohemian.jp/ >

今回特別ゲストとして、映画監督の「古新 舜」(コニー シュン)氏をお招きして、HAL_とのトークセッションを行います。トークでは映画制作の秘話、監督業の楽しさや辛さなどオープンに語っていただこうと思います。映像業界を目指そうと思っている方はもちろん、映画大好きな方もぜひ楽しんでご覧下さい。

古新氏はハイビジョンの映画製作を先駆的に勉強し、大学院時代に初監督した短編映画作品「サクラ、アンブレラ」(主演:清水ゆみ)がSSFF&A2007ジャパン部門入選、TSSショートムービーフェスティバル4「グランプリ」を受賞、第4回山形国際ムービーフェスティバルでは「準グランプリ」「船越英一郎賞(最優秀俳優賞)」のW受賞。短編2作目「ほわいと。ポーズ」にて、2年連続のSSFF入選を果たしています。

●まる一日を費やしたiPhoneへの移行

今更と思われる方も多いかも知れませんが、iPhoneを購入しました。ソフトバンクによる、5月までのキャンペーンに乗ったのです。我が家3人3台の携帯電話を使用していますが、使用頻度が高いのは私くらいで、satokoはほとんど受けるだけ。息子も高い情報料を希に支払うことがある程度。私自身も電話機能よりもネットアクセスの方が多いので、総合的に考えると電話料金が加算制のソフトバンクの方が安上がりだという結果。一気に三人の電話をiPhoneにしてしまいました。

しかし、購入3台の手続きには本当に長い時間がかかります。ソフトバンクは基本的に個人個人の契約になり、そして様々な項目の説明が長い。今は微細にわたり、しっかり口頭で説明しなくてはいけない時代なのですね。3人が共通して了解出来るものは、私の方から「3人で聞いてもいいですか」と声をかけ、少しは時間短縮しましたが、iPhoneはソフトバンクとApple二つの説明があります。これだけでも時間がかかってしまいます。

まずはMNP(電話番号をそのまま他社に乗り換えるナンバーポータビリティー)のため、予約番号というものをそれまでの携帯電話契約会社からもらってきます。これにも説明が……。そして、2100円の予約番号を持ち、ソフトバンクへ行き手続きします。その行程すべてが終わるのに2時間以上かかりました。そして帰ってきて、iPhoneへの電話帳の移行、使い方の基本習得。結局はまる一日のほとんどをiPhoneに費やしてしまいました。めずらしく仕事が立て込んでいるというのに、こんな調子で大丈夫なのだろうかと自分。

MNPを使うので電話番号の変更はありませんが、携帯電話のアドレスは変わります。でも、携帯からでもPCアドレスに下さればそのまま読めるようになりますので、よろしくお願いいたします。と、私信で締めくくり。

◇本日のお薦めYouTube Music──ディープ・パープル(Deep Purple・英)

1968年、アルバム『ハッシュ』衝撃デビューし、現在まで続いているハードロック系バンド。『ハッシュ』一本で地位を築いたとも言えます。そしてロック史上に輝く名曲『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を生み出します。
当時のライブ(下記)を聴くと、出鼻の音はずれているし、この映像の音はバラバラしています。当時のこのバンドは決して上手いとは言えませんが、やはりイアン・ギランのハーモニックなボーカルと、単純で覚えやすいリフがマッチングした結果なのでしょう。
Deep Purple - Smoke On The Water (Live, 1973)
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これは何年前のライブなのだろうか、かなり新しい時代の物だと思います。オーケストラも入っているせいか、全体の音がだいぶ丸くなっていますね。
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●春のマグロと菜の花とするめいかと

近海物のマグロの旬は10月から1月、ほとんどが冷凍物なので旬と言われてもピンと来ませんが、もう3月に入ってしまっているので旬は完全に終わっているのかもしれません。同様に、するめいかも一年中魚屋には出回り、昨今は季節感など全く感じない食材ですね。本当は夏の味なのです。今回は、それに菜の花を和えようっていうんだから、まったく日本人の舌はどうなっていくのでしょう。

◎マグロのユッケ風

さて、いつもの通りアバウトな《材料》です。マグロの赤身や切り落とし、長ネギ適宜、卵の黄身を半分、醤油、練り和芥子、あれば松の実少々。

《調理法》マグロは好みにカットして醤油をまぶしておきます。長ネギは、千切りよりネギの香りと歯触りが良い感じなので、斜めにスライスして軽く水にさらしたものを使います。芥子醤油と卵黄をまぜ、そこに水切りしたネギとマグロを和えて、軽く煎った松のみを散らします。この写真では、我が家がちょうど松の実をきらしていたので使っていません。づけになったマグロのねっとりした食感とシャキシャキの葱、それに辛子醤油が風味を添え、純米酒のお供にしたら最高のおもてなしになります。

◎するめいかと菜の花の炒め物

《材料》するめいか1杯、菜の花半束、ニンニクスライス2個分、タマネギ半個、オリーブオイル大さじ1、バター適宜、塩・ブラックペッパー少々、醤油小さじ1

《調理法》いかは内臓を取り出し、きれいに水洗いして輪切りにします。菜の花は4〜5センチくらいの長さにカット、タマネギは1センチくらいにスライスします。熱したフライパンにオリーブオイルを回し、ニンニクのスライスを入れ香りを出します。そこにイカとタマネギを加え、炒め、菜の花を入れたら塩胡椒してバターを加え、最後にお醤油をまわしかけます。バター醤油の香りと旨み、ニンニクの香りがとても優しく仕上がる「春の炒めもの」です。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
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