[2627] ワークシェアリング

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,300文字)


<「腐女子スイッチ」が脳内に存在する>

■ショート・ストーリーのKUNI[58]
 ワークシェアリング
 やましたくにこ

■買物王子のモノ語り[13]
 美しい「うつわ」の展覧会をくつろいで見る
 石原 強

■デジクリトーク
 腐女子の生き方
 Ryuko

■気になる情報・記事CLIP

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日本のトップクリエイターが語る、プリンタやクリエイティブワークとは!?
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■ショート・ストーリーのKUNI[58]
ワークシェアリング

やましたくにこ
< http://bn.dgcr.com/archives/20090416140400.html >
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──そのときぼくは帰宅してテレビをつけたばかりだった。ニュースキャスターの顔が画面いっぱいに映った。

「本日から、ワークシェアリングが始まりました。社会全体で職を分け合いましょう」

──ワークシェアリングってなんだっけ…と思っているとドアチャイムが鳴った。ピンポーン。ドアを開けると初老の男性が立っていた。

「どなたでしょう。新聞の勧誘ならけっこうですが。もう新聞読んでないんで」
「新聞勧誘員ではありません。私はラーメンアドバイザーです」
「はあ?」

──男は勝手に上がり込み、ぼくがテーブルに置いたスーパーの買い物袋の中を探った。

「ああ、やっぱりあるじゃないですか。チキンラーメン。では私がこのチキンラーメンの正しい食べ方をアドバイスいたします」
「いや、いまさら、そんな。だいたいラーメンアドバイザーって…ぼく、呼んだ覚えもないですけど」

「あなたが呼ぼうが呼ぶまいが、ラーメンにはラーメンアドバイザーがもれなくついてくるのです。今日からいっせいにワークシェアリングが実施されているのをご存じないのですか。ほら、そのテレビでも言ってるでしょ」

──テレビでは駅の自動改札機の横に立っている男が映っていた。

「あれは自動改札指導員。自動改札機は便利だが、その分人間は不用になってしまった。機械化は人間の職を奪う。そこで、自動改札指導員を全自動改札機につけることになったのです」
「で、何をするんですか、自動改札指導員は」

「自動改札機の使い方を指導するに決まってるじゃないですか。切符をどう入れたらいいかとか、定期券と間違って診察券や図書館の貸し出しカードを入れないようにとか、改札機が閉まって通れなくなったらまたいで通るのではなく、係員を呼ぶようにとか。あ、その横に映っているのは自動販売機指導員です」
「自動販売機指導員。それは何をするんですか」
「自動販売機の使い方を説明するに決まってるじゃないですか。お金をどこに入れたらいいかとか、『冷た〜い』と書いてあるのが冷たい飲み物だとか、お金を入れてランプがついた飲み物はどれでも選べるとか、ごとりと音がしたら下を見て飲み物を取り出すことを忘れないようにとか」
「そんなことみんな知ってますけど。それに、それなら最初から自動改札機や自動販売機を廃止すればいいのでは」

──男はぎろりとぼくを見た。

「そういうことを言うと大変な目にあいますよ」

──テレビではさらに、オフィスにコピー機指導員、ファクス指導員、シュレッダー指導員が張り付けられた様子が映っていた。そういえば会社で、見たことない人が何人もいたようだが、気にしていなかった。あれもそうだったのか。

「とにかくそういうわけで、私は私の仕事にとりかかりたいのですが。よろしいでしょうか」
「え、チキンラーメンですか、ええ、うん、まあ」

──そこでまたドアチャイムが鳴った。
ピンポーン。

「初めまして。私はのり弁アドバイザーです。あなたは先ほど角のぬくぬく亭でのり弁当を購入されましたね。ごはんの上に海苔が一枚、その上に白身魚のフライとちくわの天ぷらがのっかってるやつです。私はそののり弁の食べ方についてアドバイスさせていただきます」
「ああ、忘れてた。のり弁を食べるんだった。チキンラーメンは夜食にでも」

──ラーメンアドバイザーはむっとした顔をした。
そこへまたドアチャイムが鳴った。ピンポーン。

「初めまして。私は日本茶ティーバッグインストラクターです。先ほどあなたがスーパーでお買い求めになった日本茶のティーバッグセットですが、そのおいしい飲み方についてご説明するためにやってまいりました」
「ああ、確かにお茶も買ったんだ。そうだな、先にお茶をいれようか」
「ぬくぬく亭ののり弁は、購入後一分ごとにおいしさが8%低下することが確認されております。一刻も早く食べていただかないと」

──のり弁アドバイザーがまじめな顔で言った。

「あ、そ、それもそうだ。では、あのう、お茶をいれる一方でぼちぼちのり弁を食べるということで」

──ぼくは割り箸を手に取り、割ろうとした。すると、
ピンポーン。

「割り箸アドバイザーです。間に合って良かった。割り箸の正しい割り方をご説明申し上げます。まず両手に持って、左右均等に力を入れて…右肩が下がってますね。おなかの力を抜いて…はい…はい、それでけっこうです。あ、はい、うまく割れましたね。では私は次のお宅に参りますので、これで」

──ぼくはほっとしてのり弁のふたを取ろうとした。
ピンポーン。

「間に合ってよかった。私はのり弁アドバイザーです」
「え、のり弁アドバイザーならすでにおひとり」
「そうとも、この私がのり弁アドバイザーです。いったいあなたは何者」
「あぶないところでした。今日は初日ということでこのような混乱も予想されてはいたのですが。えー、この人はのり弁協議会所属のアドバイザーですが、私はのり弁連盟所属のアドバイザー。国際的に認められているのはのり弁連盟のほうです」
「いや、のり弁が国際的にとか言われても」
「連盟基準としましては、まずちくわの天ぷらをふた口食べ、十分咀嚼したうえで添えられている漬け物もしくはきんぴらを一口味わい、その後おもむろに白身魚のフライへと進みます」
「なんという誤った食べ方だ。そんなものはのり弁協議会としては認めるわけにいきません。協議会公認の食べ方は、まず白身魚フライもちくわの天ぷらもいったん取り出して、ふたの上に置くのです」

──ピンポーン。

「ああ、間に合ってよかった。私はのり弁コミッティー所属ののり弁アドバイザーです。お待たせしました。私が正しいのり弁の食べ方をご説明申し上げます。まず最初に、これまでののり弁のあゆみに思いをはせ、お祈りを捧げます」
「いかにもあやしげな団体だ。何がお祈りだ。なにがあゆみだ。いまごろ来て。いいですか、あんなものに惑わされることはありません」
「ただ食べればいいと思ってるのですか、あなたたちは。信じられない。日本ののり弁文化はおしまいだ」
「日本茶インストラクターとして申し上げますが、ちくわの天ぷらより白身魚フライより、まずお茶を一口飲んでいただくことになるかと」
「さっきから見ていたら時間がかかって、ぬくぬく弁当がすっかりさめてしまってるではありませんか。悪いことはいいません。のり弁は明日レンジで温めることにして、まずチキンラーメンを食べてはいかがです。私の仕事をさせてください」
「あの、なんでもいいんですが、皆さん、座っていただけませんか。といっても、椅子がないか…なんだか、その、まわりに何人も立っていられると食欲もわかないというか…」

──すると、ぼくの言葉に反して、ぼくのおなかがものすごい音量でぐごごごごおおお〜っと鳴った。

「ああっ、すいません。あのう、とりあえずおなかがすいて、もう、いや、その何というか…食べさせていただきます」

──ぼくはえいっとばかりに発泡スチロールの容器のふたを取った。すると、なんと。そこにあったのはさけ弁だった。白身魚のフライもちくわの天ぷらもなく、ごはんの上にばら色のさけの切り身がすました顔で載っている。ぬくぬく亭の店員が間違えたのだ。

──3人ののり弁アドバイザーは眉をひそめ、互いの顔を見合わせた。そのとき、チャイムが鳴った。
ピンポーン。

「間に合ってよかった。わたしは全日本さけ弁委員会所属の、さけ弁カウンセラーです」

【やましたくにこ】kue@pop02.odn.ne.jp
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/ >

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■買物王子のモノ語り[13]
美しい「うつわ」の展覧会をくつろいで見る

石原 強
< http://bn.dgcr.com/archives/20090416140300.html >
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新聞の展覧会案内で、ルーシー・リィーの作品が見られると知って「U-Tsu-Wa/うつわ」展に出かけました。知り合いの陶芸家が大変影響を受けたという話を聞いてから、是非一度見てみたいと興味を持っていた作家です。私自身も学生時代に陶芸にハマった経験があり、あたたかみのある陶器のうつわが大好きです。

先週の土曜日、六本木の東京ミッドタウンに向かいました。会場の21_21 DESIGN SIGHTは敷地の端のほうにあります。まわりは芝生の植えられた公園になっていて、散歩していてとても気持ちがいい。建物は半地下の構造で、コンクリート打ちっぱなしの安藤忠雄建築です。チケットを買って入場すると、安藤忠雄本人が居てびっくり。今回の展示の会場構成も安藤氏が手がけているため、ギャラリートークが行われたようです。既に終っていて話を聞くことができなかったのが残念。

階段を下りて入った最初の部屋は、ミュンヘン生まれの作家エルンストガンベールの展示です。「木に従う」をモットーに、倒木や流木から切り出した木の塊から、自然の形状にそった作品をつくっています。どの作品も、自然の力強さを感じさせるダイナミックな造形です。白い砂の上に並べられた作品は、薄暗い森の中に生えるキノコのようにも見えました。

ろくろを使って削り出すと、作品は左右対象になるはずなのに、大きく歪んでいるのを不思議に思いました。その謎は、会場で流れていたビデオのインタビューで解けました。通常の木工作品では取り除かれる、節などのある場所をわざわざ選びます。しかも、まだ生乾きの状態で加工するのです。その後しばらくの間、放置しておくことで自然に歪んでいくのだそうです。それが自然の力を感じさせる造形につながるということです。

さらに奥に進む、と大広間に二人の陶芸家の作品が展示されていました。腰くらいの高さの大きな水盤が置かれていて、まるで水面に浮かぶように作品がセットされています。配置はランダムに見えますが、会場案内をよく読むと、作家の生まれ星座を中心とした、星の配列をもとに並べられているということでした。

手前が、目当てのルーシー・リィーの作品です。1902年ウィーン生まれ、戦火を逃れるために移り住んだイギリスで大成した女性陶芸家です。派手な絵を描かれたり、デコラティブな装飾といったものは一切なく、ひかえめで日常的なうつわばかりです。けれど、細部をよくよく見てみると違いが見えてきます。薄く広がった口縁に対して細く締まった高台を持つお椀、大きな口に対して細い胴体の壷、どちらも一見不安定に見えますが、緊張感をまとった美しい形をしていることがわかります。見ればみるほどその魅力に引き込まれて行きます。

マットな質感にシンプルな色使い、時に泡立ったようなざらついた表面は、焼き物らしい素朴さを感じさせます。一方で、掻き落としや象眼といった伝統的な技法で幾何学的な模様を描き、モダンに仕上げるセンスは抜群です。東洋的と西洋的、古いもの新しいもの、伝統と革新といった相反する要素を兼ね備えた作品です。しかし、生活からかけ離れた芸術作品ではなく、あくまでも日常使うものに終世こだわったところも好感を持つ理由です。

陶製のボタンもユニークです。カラフルで形も様々。色違いでは印象も変わっておもしろい。三宅一生のファッションにもうまくとけ込んでいます。最初は第二次大戦後、生活が窮乏する中で、陶製のボタンを作りはじめたそうです。デザイナーの要求に応えるために、様々な色を創りだす中で、高度な釉薬の技術を身につけたということです。その後の作品に大きな変化を与えているのだから、何が幸いするかわからない。

奥には、ロンドンで活躍するジェニファー・リーの作品が並んでいます。釉薬を使わない、陶器の中でもよりプリミティブな拓器という手法で製作されています。粘土に金属を練り込むことによって、色を出しています。動物のタマゴを思わせるような、丸みを帯びた独特の形状に惹かれます。

会場の端にあるイスに腰かけると、さらさらと水が流れる音が心地よい。しばらくぼおっと眺めていたら、点々と置かれた作品が、美しい貝殻やサンゴのようにも見えてきました。まるで、ダイビングできれいな海に潜った光景に重なりました。とはいえ、ちょっと奇をてらい過ぎの感もあります。作品までの距離が遠いので、一点一点をじっくり見るには不向きです。遠いところに配置された作品を見るには、双眼鏡かなにかが必要です。

出口では、作品をアップで見られる作品集を買いました。企画・監修は三宅一生、写真は石本泰博、デザインは亀倉雄策という豪華メンバーによって手がけられた本。1989年に東京と大阪で行われた、ルーシー・リーの日本で初めての個展カタログを復刻したものです。美しい写真とレイアウトが、作品を際立たせる質の高い作品集です。

もう一冊、アートの本が充実している本屋さんで見つけたのが、「Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち」です。生い立ちやエピソードとともに、作家が残したノートから釉薬の調合が載っています。知ったからといって、同じものが作れるわけではなく、どうってことはないんだけど、学生時代に苦労して釉薬の調合をしていたことを思い出しました。失敗ばかりだけど、成功した時の嬉しさは格別。また陶芸をやってみたくなりました。

「U-Tsu-Wa/うつわ」
ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール」展
< http://www.2121designsight.jp/utsuwa_about.html >
21_21 DESIGN SIGHT にて、5月10日まで開催

ルゥーシー・リィー 現代イギリス陶芸家
< http://www.amazon.co.jp/dp/4763009184 >

Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち
< http://www.amazon.co.jp/dp/4860201221 >

【いしはら・つよし】tsuyoshi@muddler.jp
・ウェブアナ < http://www.muddler.jp/ >

家で使う食器は、色々なお店で気に入ったものを見つけるたびに、少しずつ買い増して揃えています。けれど、気に入っている食器に限って家人に割られてしまうのです。日常使うものだから仕方ないけど、同じものがまた手に入るとは限らないので悲しい。

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■デジクリトーク
腐女子の生き方

Ryuko
< http://bn.dgcr.com/archives/20090416140200.html >
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血液型ブームを反映して、「A型の取扱説明書」という血液型別の本が書店の目立つところに並んでいます。バリエーションも色々と出ていますが、中でも「腐女子の取扱説明書」という本をご存じでしょうか?
< http://www.kotobukiya.co.jp/item/page/book_fujotorisetu/index.shtml >

これにはいわゆる「オタク女子(腐女子=“ふじょし”と読みます)」の生態を描写してあり、血液型の本と同じようにチェック項目形式で書いてあります。ですから、この本を読んでチェック項目がたくさんあるほど、「腐女子」ということになります。

そんな本も出ているのか、と思われる皆さま、ブログが原作の「腐女子彼女」という映画も5月に公開されますよ。主演は「ジャンクSPORTS」の新MC大東俊介、「仮面ライダー電王」の主人公良太郎の姉、松本若菜です。
< http://fujoshi.gyao.jp/ >

このように、最近テレビや一般紙でも取り上げられることが少し増えた腐女子ですが、やはりまだあまり知られていません(はず)。誤解もあるようです。一般用語的には「オタクの中でもボーイズラブ(BL)と呼ばれる、男性同士の恋愛を扱った小説や漫画を好む女性」となっており、一般認知型オタクとひとくくりにされるのには違和感を覚えます。

あまり表には出ない腐女子ですが、陰では日本経済を動かしてるんじゃないかとすら思います。コミケ参加者の7割がこの腐女子なのではないでしょうか。特殊な例ではなく、あなたのまわりにもこっそりいると思いますよ、実は。一般にはあまり知られていない(はず)な腐女子の日常行動を少しだけ、言える範囲で書いていきたいと思います。

●腐女子の日常日常

・気になる物(この場合、対象となるマンガ、アニメ、映画、小説など)のチェックと入手は欠かさない。
・それと同じぐらいに、一目で腐女子とわからないよう、女子としての外見のチェックとお手入れを欠かさない。
・部屋は本(同人誌とマンガ)でいっぱい。
・職場や彼氏、旦那にすら趣味を隠し通す人も少なくない。
・一般人にバレないように、行動や言動には人一倍気を使っている。
・オタクなグッズは身に付けていないくせに、携帯の色を好きなキャラクターに合わせて替えてみたり。
・本にはブックカバーをかけている。
・普段は一般女子という名の「きぐるみ」を着込んでいる。
……結構バレてる?

●腐女子の行きつけの店

・特別なCDや本などが欲しい時はアニメイトなどを利用するが、フィギュアなどはあまり買わない。
・お店の袋でなく、エコバックに入れ、中身がわからないようにして持ち運ぶ。
・行きつけの本屋がある。そして本屋のどのコーナーに目当ての本があるかすぐわかる。
……甘い物も好き。

●腐女子の発想

・執事はもうドラマ(「メイちゃんの執事」「執事喫茶にお帰りなさいませ」)にも、アニメ(「黒執事」)もなったし、これからは擬人化(何を見ても男性キャラクターに例えること)だ。
・実際の執事カフェには興味がない。だって二次元と三次元は別だから。
・脳内はとてもじゃないが人に言えるようなものじゃない。しかし、同人誌には堂々と書く。
・あまりに「狙った」感のある作品は好きになれない。
・「腐女子スイッチ」というものが脳内に存在する。普段から妄想して過ごしているわけではないが、ふとした拍子にその「スイッチ」が入る。
……やっぱり何事も「愛」よね。

主な生態は以上です。オタク女子って表面だけだと、わからない世界だと思います。すごくディープで奥が深い世界です。私も未だにそんな考え方があったのか! と思わされることがしばしば。

例えば擬人化。まさかビルだとか、文具品がオリジナルキャラになり、恋愛するなんて発想ないですよね。思い入れのある鉛筆や定規を見ていて、ふとスイッチが入る。尖っていたり、まっすぐだったり、身を削ったり。その特性が性格になり、彼らは命を吹き込まれ動き出します。……やっぱり何事も「愛」よね。しかし、「狙った」感のある映像や舞台を観ると、腐女子の世界の微妙な差異を理解してもらえていない気がします。「狙った」「愛のない」ものは腐女子には受け入れてもらえません。

海外でオタク文化が人気だったりしますが「オタク=コスプレ」と思う方が多く、「同人誌」や「パロディ」というのは理解されにくいようです。海外が形など表面だけ真似しようしても、擬人化に代表するような、また別の発想や展開方法を持つ人が出てくるはずで、日本人の発想の豊かさにはまだ追いつけないでしょう。

内容がちょっと「腐女子の取扱説明書」とかぶってしまいましたが、それにしても書けないことの方が多いので、ここまで書くのにとても苦労しました。これはあくまで私とその周辺の腐女子チームに限られた日常です。ほかのチームはまた違う戦略のもとで活動してますので、ご了承下さい。

この世界にいなかったら、腐女子的楽しみを知らずに過ごしていたかも。と思うと、今が人生楽しくて仕方がありません。他人にはおススメしませんけど。

【Ryuko】ryuko.sann@gmail.com
年に二回のコミケは世間にも知られてますが、GWも大きいイベント(SUPER COMIC CITY 18)があります。2日間計で22,000スペース。春先の腐女子はこれに向けての準備の最中でしょうか。欲しい物は春物の服より新刊かな。
< http://www.akaboo.jp/event/0534super18.html >

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■気になる情報・記事CLIP
< http://bn.dgcr.com/archives/20090416140100.html >
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●Flashアニメ作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」3
自分のアイデアをさらに磨き上げる方法とは?(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/003/index.html >

●創造性の源泉は? BMWデザインとDreamWorksを訪ねる(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/409/409339/ >

●「活字」のニオイから昭和が蘇る—活字鋳造を体験してみた(bizmakoto)
< http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/16/news013.html >

●Googleツールバーは生活の必須アイテム! Webブラウザを快適に操作(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/04/12/1/index.html >

●タダ!? で無制限のオンラインバックアップディスク(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/410/410135/ >

●iPhone向け“無料”画像投稿・画像加工アプリを11本紹介!(nikkei TRENDY net)
< http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20090414/1025452/ >

●a-blogから生まれた「a-blog cms」ベータ版が公開に Web制作会社にうれしい国産CMSが登場!(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/409/409126/ >

●オンラインで使える高機能な画像編集&ギャラリーサイト「SUMO Paint」
< http://journal.mycom.co.jp/column/lifehack/088/index.html >

●手塚治虫作品を6カ月間無料で毎週配信──iPhone向け「週刊:手塚治虫マガジン」(ITmedia)
< http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0904/13/news054.html >

●レンズ交換式デジタル一眼カメラ現行機種一覧(デジカメWatch)
< http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/11/08/9440.html >

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■編集後記(4/16)

・国内最大級の電子書籍販売サイト「eBookJapan」がWeb Magazine「KATANA」を4月14日に創刊した。編集長からのメッセージによれば、特徴は三つ。第一は、従来印刷コストなどの制約から容易には実現できなかった、オールカラーで展開する。第二は、情報の流れの双方向性で、インターネットを利用して作家と読者のとの距離を縮めていく。第三は、インターネット配信の手軽さ。というのだが、いずれもいまさら特徴としてあげるほど目新しいことではない。内容は、小池一夫原作・森秀樹作画「そして─子連れ狼 刺客の子」が48ページ、石川勝哉と見ル野栄司のギャグ漫画で18ページ、すがやみつるのインタビューコラム「漫画家 夢の工房」7ページ、泉麻人コラム7ページなど、100〜150ページ(って、どういう計算なのだ?)、価格は105円(税込)である。興味津々。さっそく「購入」をクリック、買い物カゴにいれて次に進むと、「大変申し訳ございませんが、お客様のご利用のブラウザ[Safari]、およびご利用のOS[MAC OS]には対応しておりません」と出る。知ってましたよ。eBook JapangaがPC向けの電子書籍ダウンロードサービスを始めたのが2000年12月で、このときから今日まで一貫して[MAC OS]は蚊帳の外なのだ。現在では漫画を中心に2万7千点を超える電子書籍を販売していて、絶版漫画も多いので読みたくなるが、[MAC OS]ですから、わたし。iPhone/iPod touchでも読めるというが、まずPCでダウンロードが必要だ。しゃくだがWindows載せるか。しかし、電子書籍けっして安くない。むしろ高い。電子書籍のスタート時点では、そうとう安くなるという謳い文句だったのに。(柴田)
< http://www.ebookjapan.jp/shop/index_katana.asp > eBookJapan

・「DTP Booster」に協力してくださるブロガーさん(と言ってしまっていいのか?)たちが心強い。ありがとうございます! 名前掲載はNGだけど、という行政関連の施設さんとかも。特定の企業の利益追求をするセミナーイベントではないという趣旨をわかっていただけ、競合企業さんたちの名前が並ぶのも嬉しい。勉強会をなさっているような団体さんたちとの合同イベントもできたらいいなぁ。知識の宝庫だと思うの。いやいっそ実行委員会にも名前を連ねて欲しいところ。皆で悩みを解決したり、高め合えたらなぁと。一回のイベントでは時間が少ないので、回数を重ねて、いろんなテーマでやりたいな。(hammer.mule)
< http://www.dtp-booster.com/ > DTP Booster公式サイト