[2647] 神様が用意してくれた仕事

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<イタリアでMANGA言語を使った新しい漫画をプロデュース>

■ローマでMANGA[19]
 神様が用意してくれた仕事
 midori

■ショート・ストーリーのKUNI[60]
 私の小説
 ヤマシタクニコ

■展覧会・イベント案内
 東京写真月間2009
 大阪写真月間「写真家150人の一坪展」

■気になる情報・記事CLIP


■ローマでMANGA[19]
神様が用意してくれた仕事

midori
< https://bn.dgcr.com/archives/20090528140500.html
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イタリアのデ・アゴスティーニ社「MANGAの描き方」全60巻が、今年の1月発売開始されてから4か月が過ぎ、ようやく9巻がキオスクに出ている。本誌のクレジットに「Direzione corso di disegno」つまり「絵のレッスン指導」というタイトルの後に私の名前がある。

正真正銘の日本人がスタッフとして参加している! というのが大事なわけだけど、ついでにレッスンの記事を書き、アニメのコーナーにもレッスンを書き、若い絵描き達のラフを見て指示し、参加している日本人漫画家のコメントを訳し、「レッスン指導」なんていうより雑用係と呼んだ方がいいようだ。

おかげで、絵のラフを見て何がだめなのかを見抜くことと、イタリア語で毎日文章を書くことを強制されて、わたしにとっても今後の展開のいい訓練になっている。きっと「イタリアでMANGA言語を使った新しい漫画をプロデュースする!」という夢の実現のために神様が用意してくれた仕事なんだろう。

雑用ついでに、このコースのサイトのコーディネートもおおせつかっている。一週間で約2万人近い登録者が投稿する絵の中から、毎週適当に選んで講評をするのが仕事。

これがまた楽しいのだけど、すごくうまい子とどうにもならない子の差が激しく、下は11歳、上は30過ぎの登録者の中から選ぶのも、何を基準にするか、毎回悩む。そこで、「宿題」を出してみた。

投稿されている絵のほとんどがいわゆる「ファンアート」、既成のキャラクターのコピーで、コマ割りの原稿を投稿する人は少ない。もっとも、編集部の人間からして、MANGAというものがわかっていないのだから仕方ないのだけど。それでも、本当の意味でのMANGAに少しでも近づいてほしいので、コマ割りの宿題を出した。ただし、コマは既に割って、自分で絵を当てはめてもらうことにした。

ほとんどの登録者は、SNSのノリで互いにコンタクトをとって楽しんでいて、私の添削ページを読んで、コメントを残す人は多くない。毎週2万ものコメントが来ても困るわけだけど、せっかくMANGA言語を知る機会なのだから、もうちょっと読みに来てほしい。インターアクティブになれば、興味を持つ人も増えるのではないかという期待もある。コメントを読む、という仕事が増えてしまうけど。

宿題は、原稿一枚、日本のMANGA出版社が普通に使うサイズ、270ミリ×180ミリの枠内に、横長のコマを三つ配置し、これをバックにして、左側に全身のキャラ、正面向きを入れる。要するに、キャラを前面に押し出したインパクトのあるページ構成になるわけ。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090528/01 >

私のページ内の「ブログ」に「宿題」というタイトルを設けたので、そこにアップしたことを知らせる一文を入力するように、という条件も出した。すべての条件をクリアしなければ、添削はしないよ、とも。

宿題を出してから期限は2週間。10日過ぎて、宿題をアップした人は25名。いや、期待以上です。私の「ブログ」でなく「コメント」というコーナーにアップの知らせを書いた人2名。全身ではなく膝までの人物を描いた人1名。まぁ、初めてだし、ちょっと甘くして、とりあえず受け取ることにしてしまった。

添削する時に、「全条件クリアした人」と「エラー」とはっきり分けて添削しようと思う。コンテストに応募したり、仕事になったりした時に、条件をしっかり把握してクリアするのは大事なことだから、それを経験してほしい、ということでもあるので。

宿題のお知らせを出した添削ページは、今までになく盛況で80近いコメント、質問、参加表明が入力された。今までは行って20くらいだったから、とりあえず思惑通り…というわけ。これも、将来イタリア製MANGAのプロデュースをする時の練習になるに違いない。おまけにうまい子、やる気のある子を発掘する場にもなる。締め切りは6月1日。何人提出するでしょうね。そして出来具合は?

【みどり】midorigo@mac.com
イタリア語の単語を覚えられます! というメルマガだしてます。
< http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm
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16歳、高校二年の息子がバンドを始めてはや2年。日本のクラブ活動にあたる学校主催の活動で、毎年この時期に発表会をやる。先日、その発表会に行ってきた。教会経営の小さな劇場でやる。

もちろん、プロの技には及ばないけれど、2年で皆ずいぶん上達した。指導する先生は、生徒の心に入って行くことのできるタイプの人で、音楽は楽しくなくちゃ! というのがポリシー。息子がこれで自信をもち、何に対してもポジティブにとらえて行けるようになれば、と願っている。息子は、これで食べて行きたい…と思っているけれど。
<
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○ありがとうございました!
前回、掲載した図々しいお願いに応えてくださった奇特な方が3人いらっしゃいました。その中のおひとりが、校長の意向に合って、お願いすることになりました。応募してくださった方、この機会を与えてくださったデジクリに感謝します。

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■ショート・ストーリーのKUNI[60]
私の小説

ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090528140400.html
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小説を書くことは私の夢であったが、その夢が実現した。

私はとても言葉では言いつくせない苦労の末、一編の小説を書き上げた。ほんの短い小説で、それを読むには10分もかからないだろう。だが、私にとっては何ものにも代え難い作品だ。

ところが、妻がそれを粉々にした。いずれきれいに書き直すつもりで、まだ紙にボールペンで書いた状態であったのだが、それを折りたたんでいつも着ている青い木綿のシャツのポケットに入れた。すると、妻が気づかずに洗濯してしまったのだ。

「だって、そんなものをポケットに入れていると思わないじゃない」
「ぼくも君が洗濯すると思わなかった」
「あんなふうに脱ぎ捨ててたら洗っていいのかと思うわよ」

私は、無数の小説の破片でおおわれ、豆腐工場の爆破現場から発見されたようになっているシャツを手に取って悲しみに暮れた。

「このシャツだけかい」
「なにが」
「小説の破片がくっついてるやつだよ」
「このグレーのズボンにもついてるわよ。ほら」
「君の服にはつかなかったのか」
「元々別に洗ってるもの」
「えっ。知らなかった」
「そんなの、だいぶ前からよ」

私は未練たっぷりにシャツとズボンをしばらく眺め、それから決心してそれらに強くアイロンをかけた。破片がはらはらと落ちるのを防ぐために。そして、それを着た。

「どこへ行くのよ、そんなもの着て」
いぶかる妻に取り合わず、私はそのシャツとズボン、いや、小説の破片を身にまとって家を出た。せっかく書き上げた小説を、私はとにかく発表せねばならない。世間の人に読んでもらわなければならないのだ。

道を歩くとみなが不審そうな目を向けた。遠目には単なる模様と見えるようで、至近距離まできてぎょっとした顔になるひともいた。電車に乗ると車両中の人々の視線が集中するのがわかった。私の作品が注目を浴びているのだ。それは悪い気分ではない。

「あのう」
つり革を持って立っている私に、学生風の男が話しかけてきた。

「はい」
「感動しました」
「というと、読んでくださったのですか」
「はい、右肩の、この破片が始まりですね。そこからこうつながって、ズボンのこの辺がクライマックスで、あと、背中のここまでだと思うんですが、主人公の悲しみが手に取るようにわかりました」
「そうですか。読む人に感動を与えることができる。これは小説家にとって無上の喜びです」

「あのー」
また別の、若い女が話しかけてきた。

「私も感動しました。なんか、泣けちゃって。でも、主人公がバナナの皮だなんて、ユニークな設定ですよね」

白髪交じりで体じゅうの肉がゆるんだ男が割り込んだ。
「私も小説を書いておりまして、なかなか興味深く読ませていただきました。この作品の持ち味はなんといってもユーモア感覚ですな。しかし、この小説の主人公がバナナの皮だと思う人がいるというのは驚きです。いったいどこをどう読んだらそう思えるのか」

若い女が憤慨した。
「バナナの皮が主人公よ。ほかにどう読めるっていうの」

学生風の男も異論を唱えた。
「ユーモア感覚というのは、逆説的な表現でおっしゃっているのでしょうか。それとも単にこの作品を読み違えているのでは」
「わたくし、短歌をたしなんで50年になりますが」

いまにも倒れそうにやせ細った女が
「最後の場面が『女はパンを手に』で終わっているのがよいと思いました。まるで文の途中でちぎれたみたいな終わり方ですけど、かえって、そこはかとないものを感じました。余韻があると申しますか」

「その破片は終わりの場面ではないですよ。そこからこの破片へと続くんです」
学生風の男が私の脇腹からへそのあたりを指先で示しながら反論した。

言われた女は私のズボンのひざの裏あたりをさわって
「あら、それはむしろこの破片に続くものでございましょう」

「ああ、何をもめてるんです。この破片からここにつながって、そこからこの破片に乗り換えです」
突然現れた車掌が私の腹をなでながら言った。

「ここをじっくり読めば私の言うことが正しいとわかるはずだ」
肉ゆる男が左乳首付近をつつきながら言う。

「じゃあここはどうなの」
若い女がズボンのチャックのそばを指さす。

学生風男は私の右腕をつかみ
「ああじれったい、重要なのはここです」と叫ぶ。

「やめてください、私の作品がはがれてしまう」
私はたまりかねてうずくまった。

疲れ果てた私は電車を降りると恋人の部屋に行った。
「あら、なにそれ。紙切れがいっぱいくっついてて…あ、小説なんだ。へー、これ、自分で書いたの?」
「そうだよ。シャツのポケットに入れてたら洗濯されてしまって」
「あはは。でも、だいたいわかるわよ。えっと。これは二人の女と一人の男のお話ね。男は小説家で、ある日電車に乗って街に行き、たまたま入った映画館で自分の未来を描いた映画を見るのね」
「そう、そう、その通りだ。わかるんだね、こんなになっても」
「もちろん。あたし、文学少女だったし。でも、最後はどうなるの?」
「最後?」
「だって、肝心の最後の部分が欠けてるもの。すごく気になるわ」

そ、そうなのか。では、みんな最後の部分が欠けていることにも気づかずああ
だこうだと言ってたのだ。私はがっかりした。
「どうも、その部分の破片だけなくなったみたいだな」
「どんな結末なの? 覚えていないの?」

「ぼくは記憶力が悪いんだよ。あれこれ迷ったことは覚えているが、最終的にどんなふうにしたのか覚えていない。すぐに忘れるから書いたんだけど。困ったな」
「そうなんだ。うーん。私なら、どう書くかなあ。『おれはその映画館を破壊することに決めた』とか、どう?」
「なんてむちゃくちゃな。でも、それもいいかもしれない」

「ただいま」
妻はリビングでテレビを見ながらジャイアントコーンをばりばりと食べていた
が、私の姿を見るなり話しかけた。
「その小説ね」
「うん」
「最後の部分が欠けてたでしょ」
「なんで知ってるんだ」
「そりゃあわかるわよ。悪いことしたと思ってまじまじ見てたら、だいたいのストーリーがわかったもの。でも、最後の部分がないから気になって」

妻も気づいていたのか。意外だった。妻はめったに本など読まず、たまに何か
広げていると思ったら通販のカタログだったりする人間なのだが。

「私のせいでラストの部分がなくなったとしたら悪いから、私なりに考えたの。こんなの、どう? 『結局おれはバナナの皮になるしかないと思った』」
「妙な結末だな。でも、君が一生懸命考えてくれるなんて思わなかった。いや、その結末もいいかもしれない」
「と思ったら、最後の部分らしき破片が見つかったの」
「えっ」
「あなたのシャツとズボンといっしょに、パンツも洗ったんだけど、そのパンツにくっついてたの。最後の破片」
「パンツに…」
「パンツは白いから気づかなかったのよね。ほら」

私は妻が寄越したくしゃくしゃの小さな破片を受け取った。そこには次のように書かれていた。

おれはため息をつきながら、どこまでも美しい青空を見上げた。

最低の結末だと思った。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/
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■展覧会・イベント案内
東京写真月間2009
< http://www.psj.or.jp/gekkan/schedule/index2009.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090528140300.html
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●東京写真月間2009 飯塚武教写真展「DISCOVER JAPAN」
< http://www.epson.jp/epsite/
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会期:5月29日(金)〜6月11日(木)10:30〜18:00 最終日15時
会場:エプサイト(東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階 TEL.03-3345-9881)

●東京写真月間2009「風の旅人〜今ここにある旅」
< http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2009june/gallery_c_090530.html
>
会期:5月30日(土)〜6月8日(月)10:30〜19:00 
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F TEL.03-3225-5001)

●東京写真月間2009「日本写真協会賞受賞作品展」
< http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s12/09052912.html
>
●東京写真月間2009「アジアの写真家たち マレーシア」
ALEX MOH「QUIET LIGHT」
< http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s3/09052903.html
>
会期:5月29日(金)〜6月4日(木)10:00〜19:00 最終日14時
会場:富士フイルムフォトサロン(東京都港区赤坂9-7-3 フジフイルムスクエア TEL.03-6271-3351)
日本写真協会賞受賞対象作品展示:
柴田敏雄「ランドスケープ 柴田敏雄展」
小川康博「Slowly Down the River 往にし方の三峡をめぐる旅」
佐藤信太郎「非常階段東京」

●東京写真月間2009「写真の日」記念展・2009
< http://www.ozone.co.jp/parktowerhall/event-user/
>
会期:5月26日(火)〜5月31日(日)10:30〜18:00
会場:新宿パークタワーホール(東京都新宿区西新宿3-7-1 TEL.03-5322-6633)

●東京写真月間2009 国内展「人はなぜ旅に出るのだろう……」〜出会い・発
見・感動〜 片岡義男写真展「撮る人の東京」
< http://www.pentax.jp/forum/gallery/20090527/
>
会期:5月27日(水)〜6月8日(月)10:30〜18:30 火休 最終日16時
会場:ペンタックスフォーラム(東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB ペンタックススクエア内 TEL.03-3348-2941)

●東京写真月間2009 アジアの写真家たち2009
「マレーシア A NEW WAVE OF RESPONSIVE IMAGES」
< http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2009/05_ginza-3.htm
>
会期:5月27日(水)〜6月9日(火)10:00〜19:00 最終日16時
会場:銀座ニコンサロン(東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA ニコンプラザ銀座1階 TEL.03-5537-1469)

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■展覧会・イベント案内
大阪写真月間「写真家150人の一坪展」
< http://homepage.mac.com/gekkan_photo_osaka/Menu4.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090528140200.html
>
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会場:大阪ニコンサロン(大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザ・ウエストオフィスタワー13階 ニコンプラザ大阪内 TEL.06-6348-9698)
会期:5月28日(木)〜6月3日(水)11:00〜19:00 最終日15:00
< http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2009/05_osaka-3.htm
>

会場:キヤノンギャラリー梅田(大阪市北区梅田3-3-10 梅田ダイビルB1F TEL.06-4795-9942)
会期:5月28日(木)〜6月3日(水)10:00〜18:00 最終日16:00 5/31休
< http://cweb.canon.jp/gallery/osaka/index.html
>

会場:オリンパスギャラリー大阪(大阪市西区阿波座1-6-1 野村不動産西本町ビル オリンパスプラザ大阪 TEL.06-6535-7911)
会期:5月28日(木)〜6月10日(木)10:00〜18:00 最終日15:00 5/31休
 < http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/090528_osakaphoto/
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会場:ピルゼンギャラリー(大阪市中央区心斎橋筋1-3-15 ピルゼンビル3/4F TEL.06-6251-7751)
会期:5月28日(木)〜6月2日(火)11:00〜19:30
< http://homepage3.nifty.com/piruzen/
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会場:富士フイルムフォトサロン大阪(大阪市中央区備後町3-5-11 富士フイルム大阪ビル1F TEL.06-6205-8000)
会期:5月29日(金)〜6月4日(木)10:00〜19:00 最終日15:00
< http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/090529123.html
>

会場:ビジュアルアーツギャラリー(大阪市北区曽根崎新地2-5-23 TEL.06-6341-4407)
会期:5月31日(日)〜6月6日(土)10:00〜19:00 最終日15:00
< http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/event/vag.html
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■気になる情報・記事CLIP
< https://bn.dgcr.com/archives/20090528140100.html
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●注目の新人デザイナー4名の作品を展示「JAGDA新人賞受賞作家作品展2009」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/27/030/index.html
>

●数多く映像クリエイターを輩出する大阪芸術大学、東京で卒業制作作品を上映(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/27/049/index.html
>

●文字を自由に組み替えて広告を制作する「字組広告公募展〜文字の成り立ち」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/24/007/index.html
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●Painter 11、カスタムブラシ無料ダウンロードとブロガーズコンテストを開始(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/22/063/index.html
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●大賞作品は映像化──最高賞金500万円「第3回WOWOWシナリオ大賞」作品募集(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/25/044/index.html
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●Flashアニメ作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」5 どのようにキャラクターの個性を設定するべきか(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/005/index.html
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●Flashアニメ作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」6 完全オリジナルのキャラクターを確立する方法(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/006/index.html
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●低賃金、同一労働同一賃金、産業空洞化……アニメ産業の抱える問題点とは?──JAniCAシンポジウム2009(Business Media誠)
< http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0905/28/news016.html
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●Amazon.co.jpが「文房具・オフィス用品」ストア開始、国内最多の約8万点(Business Media誠)
< http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0905/27/news099.html
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●映画「スター・トレック」のエイブラムス監督が語る、成功の秘訣!!(nikkei TRENDY net)
< http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090515/1026223/
>

●世代を超えたオタク魂がここに─「スター・トレック」は「あの作品の元ネタ」を辿る壮大な旅である(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/05/25/sttn/
>

●映画「スター・トレック」、「いいからスポックだけでも見ておけ」(ITmedia)
< http://plusd.itmedia.co.jp/d-style/articles/0905/26/news087.html
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■編集後記(5/28)

デザイン業界はこれからどうなるのか・山名一郎「デザイン業界はこれからどうなるのか」を読む(ビー・エヌ・エヌ新社、新刊)。すぐれたデザインとは何か、すぐれたデザインを生み出すことのできないデザイナーはいったいどうなってしまうのかというテーマで、紙・印刷メディアのデザインに焦点を絞ってレポートした本である。そして、「21世紀型デザイナー」になっていないと、この先の展望はなかなか開いていかないのではないか、と結論づけている。しかし、その「21世紀型デザイナー」の定義はなにか、どうしたらなれるのか、一目でわかるリストアップのようなものはない。レポートやインタビューなどから読者がつかみ取るしかない。それは当たり前で、デザイナーのお手軽ノウハウなんて存在しない。この本をしっかり読みこんで、自分のためになる何かを見つける努力を惜しんではならないだろう。答えは自分で探すしかない。そのための材料はこの本のなかに詰め込まれている。現在の経済状況とデザイナーのかかわりから始まり、本当の「デザインの現場」レポートや、印刷会社幹部の辛口のモノローグなど非常に興味深く読める。わたしにとって一番おもしろかったのは、やはりアートディレクター、デザイン会社代表など6人のインタビューである。なかでもデザイナーでJAGAT講師の和田義徳氏の話は具体的で、刺激的で、デザイナーにとって必要な能力や考え方を教えてくれる。和田氏は、これからのデザイン業界は志が低い人ばかりになって沈没するのではないかと危ぶむ。武蔵美の森山明子教授は、言語と視覚言語がセットになっていないデザイナーはメディア界では生きていけないと説く。この本は、とくにデザインという仕事に閉塞感を持っている人におすすめしたい、ヒントの多い読み物である。だが、デザインの本なのにエディトリアルデザインがイマイチなのは残念。筆者はたぶんわたしの知る山名一郎さんだと思うが、筆者プロフィールがどこにもない。こういう書籍も珍しい。(柴田)
< http://www.bnn.co.jp/books/title_index/public/post_95.html
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< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861006155/dgcrcom-22/
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アマゾンで見る

GUIN SAGA・グイン・サーガは確か10巻ぐらいまでしか読んでいないはず。次の巻が発売されるのを楽しみにしつつ読んでいた。同じくグイン・サーガやペリー・ローダンシリーズを発売を待ちつつ読んでいた同級生に、追いかけるのは断念した、完結したら読むよと話していたことがある。ご冥福をお祈り致します。/甥三号が病気。高熱が続く。病院で点滴を受けることになった。さぞ嫌がっただろうと聞いてみたら、看護師さんが気を逸らしつつ入れてくださったため、まったく痛がらず点滴を受けたそうな。先代の医院長(といっても個人病院だが)は、看護師さんたちに「子供たちがトラウマにならないよう、点滴は絶対に一度で入れるように。」と口を酸っぱくして言っていたそうだ。先生のおかげでうちの甥は点滴を怖がらなくて済みそうです。で、甥三号。帰宅して点滴後に貼ってあった脱脂綿をはがした時、血がついているのを見て、わんわん泣いたでござるよ。(hammer.mule)
< http://www.guinsaga.net/
>  アニメ版はbiglobeでも
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=25874733
>ペリー・ローダン