[2649] 「スター・トレック(2009)」はオススメ映画!

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<「エピソード1」ブーム……>

■KNNエンパワーメントコラム
 「スター・トレック(2009)」はオススメ映画!
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[207]Photoshop CS/CS2/CS3/CS4編
 選択したテキストの文章が長い場合に省略表示する-2
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[77]
 銀座のギャラリーをぶらり/春山菜のお味噌汁
 HAL_

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■KNNエンパワーメントコラム
「スター・トレック(2009)」はオススメ映画!

神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20090601140300.html
>
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KNN神田です。

「スター・トレック(2009)」が先週より公開となった。もう、リメイク作品しか作れなくなったハリウッド映画に、あまり期待はしていない。特にひどいのがSF映画だ。今回は、それが「スター・トレック」だという。

さらに、監督が、J・J・エイブラムスときている。「LOST」や「クローバーフィールド」の製作者だ。「クローバーフィールド」は、ボクにとっては高い評価である。
< https://bn.dgcr.com/archives/20080414140400.html
>

しかし、製作・脚本の多いJ・J・エイブラムスの監督参加は、「MI III」以来である。微妙な気持ちで初日の劇場に向かった。

この映画は、「スター・トレック」、いや「宇宙大作戦」をまったく知らない人でも楽しめる映画となっている。クリンゴンやロミュラン、バルカンといった専門用語は出てくるが、その程度はまったく問題にならない。

▼ここから先はネタバレに注意!です!

つまり、この映画はすべての「スター・トレック」シリーズのEpisode I にあたるからだ。

意識しているのは、どうしても「STAR WARS」シリーズであることは明らかだ。EPISODE Vそっくりの雪のシーンも登場。思わずリスペクト映画(?)と感じた。映画を見ていても、ライトセーバーがいつ登場してもおかしくないような感覚まで抱く。それくらい、「宇宙大作戦」のテイストに、新たな「スターウォーズ」的解釈がなされているのだ。

今回の映画では、若き日のカーク船長(本当は艦長、提督)が生き生きとリアルにしかも、やんちゃ坊主で女好きとして描かれている。マニアックなファン向けにも、ジェームズ.T.カークのミドルのTの意味が、「タイベリアス」であり、母方の祖父の名前であることが明かにされた。

当初、マット・デイモンが、キャスティングされていたが、クリス・パインがカーク役に抜擢された。このクリス・パインの抜擢が、この映画を救ったと思う。ジェイソン・ボーン船長でなくてよかった気がする。

このクリス・パインの若々しい演技が、今までの「宇宙大作戦」のカーク船長のロマンス好きを見事に証明してくれた。ただ、どこでどうして、カークがジェントルになっていくのかも気になるところだが…。

ところどころのシークエンスがいろんな映画のパクリであるが、そこはリズム感がある演出のみせどころ。バイクで追いかけるシーンは、もしかして「T2」?

若き日のカークは、喧嘩っぱやくて、ナンパ野郎で、かといって強いかと思えば、ボコボコにしばかれるというキャラクター。映画の大半は、顔に生キズがずっと絶えない(笑)。そのライバルに、バルカン星人と地球人とのダブルであるミスター・スポックが登場する。

J・J・エイブラムスの特徴は、短いシークエンスの中でも、人間関係を実にうまく表現する。若き日のスポックとカークは、実はライバル関係にあったこともここでわかる。また、スポックとウフーラとの恋などもしっかりと挿入されている。

スポックの論理的思考が、母親の死によって破綻する。それを利用するカーク。その利用をアドバイスするのが、Premiereスポック。ちょっと無理な設定も、「転送」という技術があれば、なんとなく時間の「転送」も無理なく感じるようになる。ただ、時間を自由に行き来すると物語がややこしい。

だから、どんなSFでも時間移動のマシンは、中途半端な機械で展開される。自由に移動できれば、過去も未来も何万通りに発生してしまうからだろう。

この映画で特にユニークなのが、誰がボスなのかということで立場と組織が一気に変るところだろう。これがアメリカ企業のすべてであるといってもいいだろう。このあたりの、組織としてのボスのポジションの考え方は、なかなか日本ではわからずギクシャクしてしまう。不法侵入者も、上官になった瞬間から、上官らしくなるのが、アメリカの社会だ。

多民族国家では、あいまいな判断が一番厄介であり、明確に白黒つけなければ何も前に進まないからだろう。人物のキャラクターによるスキル評価が高い日本に比べて、米国では職能やポジションにおける評価を最優先していることもこの映画の、人事交替劇でよくわかる。

ドクターマッコイも登場し、カークに対してなぜタメ口だったのかもこの映画で納得ができた。アカデミーでのご学友だったからだ。ウフーラもそうである。各種のスペシャリストがひとつの船に乗り込みチームとして活躍する。その後の「宇宙大作戦」の展開を知っているファンにとっては、まるで「7人の侍」や「真田十勇士」が、同志と出会っていくかのような気分が味わえる。

他にも、17歳のリトアニア出身のチェコフが重要なポジションを受け持つ。いかに言葉や発音が微妙な外国人であっても、英語でパブリックにスピーチをさせたり、職能を発揮させる権限を与えられている。どんなポジションでも、責任がまかされ、それらのモチベーションを維持しながら、最善の策、ある時は奇策であっても、船の安全と任務を遂行するチームワークがこの映画で学べる。たとえ、外国人であってもだ。

この映画は、第二次世界大戦時にはパイロット、そしてベトナム反戦家でもあった創作者ジーン・ロッデンベリーに捧ぐとクレジットがされるとおり、この多民族での連帯と敵対宇宙人との間にも、ルールを持って対峙する姿勢が描かれている。

そして、ラストは「スターウォーズ」でもお決まりの表彰シーン。米国映画では、どうしても最後にはこのように人々からアドマイヤーされることが人生最大の目標になるようだ。だからこそ、銅像を建てたいがための寄付の文化が続いているのだろうと思う。

テレビシリーズを長く手掛けていたエイブラムス監督だけあって、片時も気がぬけない。あっという間の126分間であった。この映画を見てから、「宇宙大作戦」のシリーズを最初から見てもらうとさらに楽しめると思う。

今後、ハリウッドは、さらに「エピソード1」ブームで、既存作品のリ・イマジネーション映画を展開していくことだろう。すでに情報過多で新たなキャラクターが生まれにくくなっている状況はわかるが、懐かしさに新しさとCGのフレイバーばかりもちょっと考えものだろう。「スター・トレック」のようなクオリティの作品が続いてくれればいいのだが…。

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Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[207]Photoshop CS/CS2/CS3/CS4編
選択したテキストの文章が長い場合に省略表示する-2

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20090601140200.html
>
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今回も前回のスクリプトと同じネタで、長い文章を省略するものです。基本的にはIllustratorと同じですが、Photoshopとテキストの扱いが異なるため注意しなければならない点があります。

まず、Photoshop CSの場合は、同時に複数のテキストレイヤーを選択することができません。スクリプトでは選択されたテキストレイヤー上の文字だけを処理対象とします。Photoshop CS2/CS3では複数のテキストレイヤーを選択することができますが、以下のスクリプトで処理できるのは、選択されたテキストレイヤーのうちひとつだけです。この選択されたテキストレイヤーのうち、レイヤーパレットで一番上にあるものが対象になります。また、レイヤーがロックされている場合は処理されずエラーになります。

textLen = 10;
postfix = "...";
selLay = activeDocument.activeLayer
if(selLay.kind == LayerKind.TEXT)
{
temp = selLay.textItem.contents;
txt = temp.substr(0, textLen);
if (temp.length > textLen) txt = txt + postfix;
selLay.textItem.contents = txt;
}

設定は前回と同じですが、念のため書いておきます。
まず、テキストレイヤー内にある文字数が何文字以上なら省略表記するかは

textLen = 10;

の10の値を変更してください。これは、10文字より文字数が多い場合に省略の対象になることを示しています。省略表記した際に、文字の末尾に付加する文字は

postfix = "...";

で指定します。
先頭の文字と末尾の文字を残して中間を省略することもあります。
この場合は、以下のスクリプトを使ってください。

textLen = 12;
preLen = 5;
postLen = 4;
centerfix = "...";
selLay = activeDocument.activeLayer
if(selLay.kind == LayerKind.TEXT)
{
temp = selLay.textItem.contents;
txt = temp;
if (temp.length > textLen)
{
preText = temp.substr(0, preLen);
postText = temp.substring(temp.length - postLen, temp.length);
txt = preText + centerfix + postText;
}
selLay.textItem.contents = txt;
}

省略した場合に先頭の文字を何文字にするかは

preLen = 5;

の値を変更してください。同様に末尾を何文字表示するかは

postLen = 4;

で指定できます。


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

美少女麻雀漫画(?)の「咲 -Saki-」の4〜5巻に、地元の塩尻市のシーンがたくさんあるということで、なるべく漫画のコマ割りと同じアングル/構図で撮影してみました。といっても、EOS 5D Mark IIは修理中なのでハイビジョンカメラHDR-FX1で無理矢理撮影。興味ある人は漫画本4、5巻と以下のシーンを見比べてみてください。

「咲 -Saki-」に出てくる塩尻市のシーン
< http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/manga/saki/
>

Googleでライブラリの使い方を検索したら、120ページ以上が誰かが書いたブログの記事の複製……。複製の複製ばかり出てきて実際にコードを書いてあったのは、ライブラリの作者のページだけ……

iモード2.0になってJavaScriptが動くようになりました。ただ、今回のような雰囲気みたいなものは、過去に何度か感じたことがあります。1986年あたりで8ビット機から16ビット機へ変わった時。8ビットマシンでも頑張ればできる、と。1996年あたりでMS-DOSからWindows 95へ変わった時。PC-9801でもWindows95が動きますよ、と。

毎度おなじみの連載もよろしく。
・29分でできる! あのサイトの“技”を盗め 25回
< http://ascii.jp/elem/000/000/421/421381/
>

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[77]
銀座のギャラリーをぶらり/春山菜のお味噌汁

HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20090601140100.html
>
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5月25日(月)、午後4時から夜の打ち合わせまでの時間、スケジュールがぽっかりと空いたのでギャラリー回りをしてきました。ギャラリー回りは有名美術館へ行くのとは違い、平日のゆっくりと動く時間帯で作品を堪能でき、暇つぶしにカフェなどへ行くよりはずっと良いのです。

・ギャラリー回りで得たパンフレット、リーフレット類
< http://www.dgcr.com/kiji/20090601/01 >

まずは、桜木町旧東横線駅舎で行われている上畠益雄氏の「チヨガミックスの世界」。「ディジタル・イメージ」の仲間なのですが、ご挨拶したことがあるのかどうか不明です。彼の作品は、伝統的な千代紙をテクスチャーとした3DCGです。初めて作品を見たのが何時だったのか忘れてしまっていますが、ずっと同じことを貫かれているようで、初めて見る方には面白いのかも知れませんが、私にはあまり変化が感じられずちょっと残念な気もします。

氏のサイトを見ると「日本の美術史を復活させるため」とありますが、このような画一的な表現手法で社会に影響を与えるのは、なかなか難しいのではないかと思いますね。もっとリアルに千代紙を生かす方法を模索するべきではないでしょうか。でも、中で私が評価したのはペーパークラフトの「チヨガミット」です。これはワークショップも行っているようですが、千代紙というアナログ素材を3Dのテクスチャーとして変換し、さらにアナログへ戻すという面白い発想です。これが新しい展開を見せるかなと、期待感を持ちました。
< http://www.maroon.dti.ne.jp/chiyogamix/
>

桜木町を後にして、いよいよ本命の銀座画廊回りです。はじめに行ったのが日動画廊です。こちらは画廊創業80周年記念展として、「第46回太陽展」を開催中でした。100点以上展示された油彩画は、作家の表現力の元となる素材感が多様で、これらを見ることはとても面白くためになるのです。デジタルアートの作品展やイラストレーション展では、油彩画による絵の具の素材感の表現力の深さにまだまだ太刀打ちできません。興味を持った作品の一つ一つを「デジタルでもこのようなマテリアル表現が出来るか?」など、深く考えながらじっくりと眺めることが出来ました。

会場内をぐるりと回り、最後に花をモチーフにした作品が目に止まりました。長い時間見ていたのですが、そこで太陽展関係者らしい人に話しかけられました。お話を伺うと、目の前にした作品は20代の若手女流新人の作だということです。やはり若手はテクニックに溺れない新しい視点が感じられ、自然に興味を引く部分があるようです。
< http://www.nichido-garo.co.jp/exhibition/2009/05/46_1.html
>

素材感の話に戻りますが、デジタルの作品でマテリアル感を生かした作品は、このデジクリにも寄稿されている吉井宏氏の昔の作品群です。最近は3Dの作品しか見ることが出来ず、個人的にはとても残念でなりません。と、ラブコール(笑)

次はビルの三階にあるギャラリー桜の木。菅原さちよ氏の「久遠 いえにしえの月 とこしえの花」を見てきました。こちらは小規模ながらとても良い雰囲気の画廊です。ビルの中にある小さな画廊は、はじめて入る時には勇気が要り、入ってもよそよそしく感じられ居心地が悪いものです。でも、入ることに躊躇しなければ良い作品に巡り会えるチャンスが沢山あります。どんどん入ってみるべきですね。この画廊に掛かっていた作品は、岩絵の具、箔、墨を美濃紙の上に展開した日本画です。気持ちの良い日本画の広がりある屏風絵、ふわっと浮かび上がるような優しい色使い、そして、煌めきを押さえた金箔。作家は私とちょうど一回り違う年齢ですが、落ち着きと若さが画面に広がっています。
< http://www.sakuranoki.co.jp/
>

落ち着いた日本画を見た後に訪れたのが、何度か足を運んだ事のあるギャラリーSILKLANDです。展示作品は鈴木強氏の「傾き者旅日記」。笑いは幸福の最小単位という、彼の作品コンセプトにより描かれる動物たちが、ユーモラスに私に語りかけてくれます。こちらは箔を多用した日本画ですが、前記の菅原さんの作品とはまったく違い、煌めくような箔の使い方をしています。それが画面の中に登場する象やウサギ、キリンに龍など、動物たちの表情に喜びと楽しさを背景から演出し、絵を見ながら思わずこちら側でもニコリと笑顔が出てしまう作品でした。
< http://www.silkland.co.jp/
>

そして、gggの矢萩喜從郎「Magnetic Vision/新作100点」を見てきました。ここはグラフィックデザインの展示ギャラリーです。矢萩氏は視覚世界の不思議な成り立ちに興味を持ち、その世界の謎に様々な角度から迫るということなのですが、今回の作品群は何が謎なのか私にはまったく理解できず、何の面白さも新鮮さも感じませんでした。作品はすべて同じ大きさで、印刷した画面をインクのドットが見えるほどに拡大し、さらに中央に円を作り、中には凹レンズで見たような縮小画面が配置されています。パンフレットには批評家達に高く評価されていると書かれていますが、アートってこういうものだとしたら、わたしはその世界観に疑問を感じてしまいます。ただただ、何のためらいもなく大きな作品100点を並べることにだけは感動しました。
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
>

◇本日のお薦めYouTube Music──The Sugarcubes

実は今回、2000年にカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した「Dancer in the Dark」の主演、天才歌手ビョークを探そうと思ってYouTubeを見ていたのですが、インディーズバンド時代の作品にとてもパワーを感じましたので、それをご紹介します。シュガーキューブスはビョークとギタリストのソール・エルドンとの間に出来た子供を出産した日に結成し、新レーベル「バッドテイスト」からデビューしました。その時には来日も果たしているようです。12才でデビューしたビョークは、こんなにものびのびした時代を過ごしていたのですね。解散後の彼女のことは、世界の誰もが知るようになるわけです。

The Sugarcubes - Eat the Menu
<
>
The Sugarcubes - Walkabout
<
>
Sugarcubes - Planet
<
>
Sugar cubes "Regina"
<
>
等々、沢山ありすぎます。


●豆鰺(あじ)の南蛮酢漬け

鰺は一年中出回っていますが、5月から8月までが旬の夏の魚です。最近は骨があって苦手だという子供達が多いそうですが、この豆あじは素揚げにすると太い中骨までサクサクとおやつ感覚で食べられるのではないでしょうか。美味しい時期に美味しい魚を是非食べて下さい。さて、今日はそんな素揚げにした豆鰺を南蛮漬けにして頂いてみました。

豆鰺はえらの部分から内臓を取り出し、流水で洗いキッチンペーパーなどで水分を拭き取ります。醤油とショウガの絞り汁で下味を付け、軽く小麦粉をまぶして170度位の油で揚げ、一度さましてからカラッとなるように二度揚げします。漬け込みの南蛮酢は材料をすべて混ぜ、小口切りした赤唐辛子を加えて小鍋で沸騰させます。二度揚げした豆あじを南蛮酢に漬け込み出来上がりです。食卓に出す時は、新玉ネギのスライスを添えてお召し上がり下さい。我が家ではフェンネルを加えてちょっとエスニックな風味を楽しみます。

材料:豆鰺300グラム、小麦粉、揚げ油、フェンネル、新タマネギ
下味用調味料:醤油大さじ1、ショウガの絞り汁少々
南蛮酢の材料:穀物酢80CC、醤油80CC、砂糖大さじ2、だし汁40CC、酒大さじ2、赤唐辛子2本
< http://www.dgcr.com/kiji/20090601/02 >

●春山菜のお味噌汁

もう一品はお味噌汁です。ワラビは水煮がスーパーなどで売られていますが、生のワラビが手に入ったので、あく抜きして調理してみました。ワラビはシダ植物の一種ですが、アクを抜かないと毒性が強いために生では食せません。アク抜きの方法は色々あるようですが、今回は長火鉢にある灰を使いました。水から沸騰させる方法もあるようですが、ワラビはちょっと火が入りすぎると柔らかくなりすぎてしまいます。我が家ではシャキシャキした食感が好きなので、沸騰したお湯を注ぐ方法をとっています。まずワラビが完全に入るくらいの大きな鍋に入れ灰を振りかけます。その上にワラビがかぶるまで熱湯を注ぎ、一晩つけ置きします。翌朝きれいな水にさらして完成です。

ちょっと贅沢にワラビと細竹を使った豆腐の味噌汁に、山菜の王様と称されるコシアブラをあしらい、山菜のほろ苦さが香る美味しい一品。残ったワラビは市販の麺つゆにお酢を加えた三杯酢をつくり、あく抜きしたワラビをゆがいて漬け込んでも、数日の間ちょっとした箸休めとして頂けます。食卓に出す時は、すりおろしショウガを乗せてくださいね。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090601/03 >

◇Macで楽しいタブレットデッサン:Painter ワークショップ 第2回

大好評だった第1回目に引き続き、2回目が近づきました。
ぜひ足をお運びください。
日時:6月4日(木)19:00〜20:00
場所:アップルストア銀座(東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館
TEL.03-5159-8200)
< http://www.apple.com/jp/retail/ginza/
>

デジタルの時代、MacとタブレットそしてPainterなどのグラフィックソフトがあれば、デッサンは手軽に始められるのです。この講座はアカデミックな考え方に留まらず、Painterとタブレットを生かした新しいデッサンの考え方を、月に一度のペースで参加者と共にゆっくり勉強できたらと考えています。第二回目のテーマは「絵に対する苦手意識」です。デッサンを自分のものにしたい、デッサンで遊んでみたい、デッサンを研究したいなどデッサンに興味のある方、ぜひご参加下さい。

◇Bohemian Night
< http://www.bohemian.jp/night/index.html
>
日時:6月5日(金)18:30〜21:00 定員:150人
場所:club edge tokyo(六本木のCLUBです)
< http://www.edge-tokyo.jp/
>
参加費:一般入場5,000円(前売り/事前登録4,000円)2ドリンク+ブッフェスタイルの軽食つき。参加者はパーティ後、EDGEのクラブ営業時間内フリーの特典つき(クラブ初体験の方でも気軽に楽しめます)。
事前登録は本日24時まで

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>

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■編集後記(6/1)

・堤真一が主演する映画DVDを、たまたま続けて3本も見てしまった。「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」そして「クライマーズ・ハイ」である。この人は演技はうまいし、セリフが明瞭だから好ましい俳優だ。京極夏彦の小説はなぜか相性がよくないので、わたしはあまり読まないが、百鬼夜行シリーズの世界観やキャラクターについては「僕たちの好きな京極夏彦」(別冊宝島)を読んだので、なんとなく知っていた。「姑獲鳥の夏」の監督は実相寺昭雄で、この人の「帝都物語」が好きだったから期待して見たのだが、完全に裏切られた。映像やサウンドが異様に古くさい。禅問答や仮想現実に辟易。こんなに眠気をさそった映画も最近では珍しかった。原作を読んでいないから、ますます意味不明。京極堂を演じた堤真一はいい感じ、なによりも妹・中禅寺敦子がすばらしい。いや、前から田中麗奈は大好き。もう百鬼夜行シリーズの映画なんか見るものかと思ったが、田中麗奈に会いたいがために「魍魎の匣」DVDを開く。監督は原田眞人、キャストはほぼ同じらしい。でも、わけがわからないのもほぼ同じ。時間が戻ったりするのがうっとうしい。そうとう複雑な要素をむりやりつめこんだらしく、「姑獲鳥の夏」よりスピード感のある展開は眠気を追い払ったが、わたしの理解が追いつかない。上海ロケで描いた1952年の東京の景観と田中麗奈はステキ。映画がおもしろかったら原作を読もうと思っていたが、これでは本を開く気にはならない。「クライマーズ・ハイ」も監督は原田眞人、こっちはよかった。原作を読んで感動したので、映画では裏切らないでくれよと思いつつ見たのだが、達者な俳優陣のおかげで安心して楽しめた。楽しめる映画ではないが。ところで、公開されてもう20年以上経っている「帝都物語」、リメイクしてくれないかな。ちゃんとした監督で。(柴田)

・「スター・トレック」はクオリティ高いのか。「T4」は見に行きたいと思っている。「ルーキーズ」はDVDかなぁ。/古籏さんの後記。全文記載しておき「引用」ってのはしばしば目にする。芸能ニュースとかに多いような。何か知りたくて検索したら、あちこちのサイトでまったく同じ文章がひっかかったり。サイト丸ごとコピーしているみたい。著者ファンサイトと称して、書籍にあるノウハウを公開している人とか。うちのメルマガを含め、いくつかのメルマガを全文掲載している人、メーリングリストで再配信している人もいたよ。再配信されていたメルマガはすべて無料だったので(そのメーリングリストに登録している人たちは)、なぜ個別に登録してくれないんだろうと思ったり。社内で一括再配信しています、という人もいたなぁ。メルマガを社員が個別に登録できないようになっているので仕方ないとのこと。/べちおサマンサさんが来阪されるというので、迎撃飲み会に参加してきた。永吉さんやヤマシタクニコさんにもお会いできて嬉しかった。他の参加者とはあまり話せず。お母様が永吉さんファンという方までいらしたぞ。べちおさんが読者プレゼントを提供してくださったので(ありがとうございますっ!)、近々告知予定。三次会の後、ラーメンまで食べに行ったさ。三次会はべちおさんおすすめのお店に行ったのだが、小林十市さんのブログで紹介されていたお店だったのでびっくり。(hammer.mule)
< http://www.juichi-kobayashi.com/diary/index.php
>  小林十市さん