[2656] シラフで再考「ベーシックインカム」

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,300文字)


<もしもし、イラストレーターさんでよろしかったでしょうか?>

■武&山根の展覧会レビュー
 シラフで再考「ベーシックインカム」
 武 盾一郎

■グラフィック薄氷大魔王[182]
 「紙の本」VS「ディスプレイ」
 吉井 宏

■イベント案内
 DTP Booster Vol.2

■公募案内
 ASIAGRAPH 2009年度 CGアートギャラリー公募展
 木津川ウォール・ペインティング2009


■武&山根の展覧会レビュー
シラフで再考「ベーシックインカム」

武 盾一郎
< http://bn.dgcr.com/archives/20090610140500.html >
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前回、「ベーシック・インカム」について、酔っぱらいながらチャット対談をしましたが、
< http://bn.dgcr.com/archives/20090520140300.html >
酔狂な夢物語りではなく、ちょっとシラフで再考してみます。とはいうものの、僕は学者でも政治家でもなく、ただ絵を描いている人間なので、なるべく直感的(笑)に書いてみようと思います。

●江戸時代はベーシックインカムだった?

僕の江戸時代の情報源は、ほとんどが5代目古今亭志ん生の古典落語からです。落語の舞台は貧乏長屋だったりします。例えば18年家賃(たなちん)を払ってなかったりします、一度も払ってない人もいます(笑)。3年仕事してないという話もあります。古典落語の多くは、一文なしが繰り広げる話ですよね。そんな人たちがいきいきと暮らしてる。

江戸って、貧乏でも死なないライフラインが整備されていた、かなり完成度の高い都市だったんじゃないかと想像してしまうんですね。水は井戸があるので水道代はない、ガス代電気代はない、長屋に暮らす人たちの糞尿が「肥やし」として大家さんの財になったので、家賃払わなくても追い出されなかったようだし、餓死したという話は出てこないところをみると、食べ物は何らかの形でシェアしていたか、自生の植物、小動物、魚などを食えただろうし、衣服はどこにでも生えている麻(葦)があったかも知れない。

つまり、ベーシックインカムが金ではない形で保障されていたということです。江戸時代って、お金(おあし)は生命と直結していないんです。いや、ひょっとしたら昭和30年代くらいまでそうだったのかもしれませんね。「かつては金と生命が切り離されていた」のです。

いま、生命に直結するものも「金」で買うしかないんです。「水」「電気」「ガス」「食べ物」「暮らす場所」、そのうち「空気」も追加されるんじゃなかろうか。こうなると、生命の保障は金でするしかなくなります。ここにベーシックインカム導入の、第一基礎があるような気がするんです。

●働くとはどういうことか

「働かざるもの食うべからず」という言葉があります。レーニンが言ったとか、元を辿ると新約聖書だとかいわれてるようです。そこで「働か(働け)ない者だって食ってもいいじゃん」というアプローチではなく、働く、仕事をする、労働する、とはどういうことなのかを考えてみます。

まず「働く=賃労働」と思い込んでいないでしょうか? 人間には賃金になっていない素晴らしい営み、働き、仕事、労働が沢山あるんです。これは前回のチャットでもちょっと触れましたが、家事、育児、芸術の一部、そしてデジクリ(笑)もそうです。

去年、渋谷の246高架下に通称「コック長」と呼ばれるホームレスのオジサンが暮らしていました。「コック長」は毎日何時間も都内を歩き回って、服や靴をいくつも拾ってきては、近所のホームレスの人たちに配るんですね。コック長曰く「ああ、この靴はAさんに似合うなあ、このトレーナーはBさんにピッタリだと思ってね」みたいに、一人一人に合う物を考えて持ってくると話してくれました。そして食材を集めてこれたら、「コック長」は料理を作るんです。作った料理は近所のロケット(段ボールハウスのこと。原宿渋谷界隈ではこう呼ぶらしい)に暮らす人たちとシェアします。

さて、このホームレスのオジサン「コック長」は「働かざるもの」でしょうか?服や食べ物をもらう人は「働かざるもの」でしょうか、「働かざるもの」なら食べ物をシェアしないで、コック長だけが食べるべきなのでしょうか? コック長はきっと、服を着る人がいる、食べてくれる人がいる、という事柄があるから自ら物を集めたり料理をしたりするんじゃないかなあと思ったんです。「コック長」のこの営みに「働くこと」の根源があるような気がしました。

つまりですね、「誰もがみな働いている」ということになるんです。働いてないように見えても、意味不明な働きだとしても、なんらかしら相互関係があって、これらはみな働いているんだ、と。この考えは、恐らく手塚治虫『火の鳥』のような「生きとし生けるもの全ての命は同じ」的な世界観を基にしてると思うんです。非一神教的というか、アニミズム的というか。

「近所に暮らす人たちに服や食べ物を配るコック長」も「ふたりの赤ん坊の育児に追われる専業主婦の妹」も「売り上げのない絵を描いてロハでデジクリ原稿を書く武盾一郎」も「12年の歴史あるデジクリの編集長をなさっている柴田さん」も「無職」とカテゴライズされてしまいそうですが、果たして本当に働いてないのでしょうか? また、フリーのデザイナやライターさんなどは、どこまでが仕事の領域でどこまでが非労働の領域なのでしょうか? 一個人の領域でも、社会の領域でも、「労働」と「非労働」が曖昧になってきているんじゃあないでしょうか。

無駄なことに税金が使われて、それで賃金を得ている人は働いてることになり、一銭にもならない尊い活動をしてる人が働いてないことになる、という「働くことについて」の矛盾がどんどん表面化してます。ここに、ベーシックインカムが現実味を帯びる理由がありそうだと思うんです。

●ベーシックインカム反対の理由を考えてみる

ベーシックインカムとやらを聞いたときに、眉をひそめてしまう反応ってあると思うんです。ベーシックインカム反対の理由を想像すると、「ベーシックインカムになったら、怠けモンが増長するに決まってるんじゃ、ムカつくんじゃ!苦労してこの地位を獲得した俺様の努力は何だったんじゃ!」なんだと思うんです。

なんやかんや、論理的整合性を持たせた反対意見を述べたとしても、性根そうだと思うんです。つまり、「努力人」ほどベーシックインカムを毛嫌いしちゃうってことなんです。では「努力人」とはどんな人なんでしょうか。
[1]「努力する才能」がある人
[2]努力が報われた人
だと思うのです。では順を追って考えてみましょう。

[1]「努力する才能」がある人について

ではその逆の「努力する才能のない人」はどんな人でしょう。このタイプは二通りいます。努力を努力と思わない人と、怠け者です。どちらもベーシックインカムを歓迎すると思うんです。まあ、前者は天才ですね。天才なんて人類のイレギュラーなので、ここでは触れずにいきます(笑)。

「怠け者」はベーシックインカム大歓迎だと思うんですね。これに異論はないと思うんです。怠け者こそ、ベーシックインカム実現化の最大の理解者になることでしょう。が、いかんせん怠け者なんでそういう運動に手を貸すこともないでしょう。

それから「怠け者」って実はものすごく少数なんですね。人間「何か」をしてないと生きていけないのです。七日に一回日曜日がありますが、もし「毎日が日曜日」になったらどうでしょう? かえっていきいきと時間を使えなくなり、精気を失ってしまうのが大多数の人間だと思うんです。退職後に必死に趣味を探して廻る、おとーさんおかーさんたちを見てごらんなさい、金なんか貰わなくても、むしろ金払ってでもやる事を探す。「やる事がない」のに耐えられないからだと思うんです。

また、怠け者の代名詞に「ニート」ってのがありそうですが、ニート連中の自責の念は想像を絶するものがあると思うんですね。「何もできない」ってのは本当に辛いんです。ニート=怠け者ではないんです。人間って適材適所が見つかれば一所懸命になるように出来てるんです。それでもなおかつ怠け者というのは一つの才能だと思うんですが、やはり少数だと思うんです。

つまり、大多数が「努力する才能」がある人だと僕は考えるワケです。この文章につき合って下さってるあなたも、「努力する才能」がある人と言うワケです。[1]に該当する多くの人は、ベーシックインカムに反対者の前提条件を備えています。そして[2]に進みます。

[2]努力が報われた人について

[2]にベーシックインカムの、ひとつのポイントがあると思うんです。ここにはワーキングプア、ニート、派遣、ロスジェネ、ハウジングプアといった膨大な貧困問題層が横たわっています。

「私の努力は報われていません」この言葉に共感する人は手を挙げて下さい、となるとほとんどの人が手をあげてしまいそうですね。実際、努力と金銭が比例した時代はもう終わったと思うんです。この打撃をモロに食らっているのが、ロスジェネと呼ばれる若者たちだという物言いがあるワケですが、ある部分僕もそう思います。若年層の人たちは「もうベーシックインカムになってもらわないと生きていけないよ」っていうトコあると思います。

一方で、権威を志向し努力しそれを獲得した人、つまり、そこそこの年齢でそこそこの地位を獲得した人たちが、ベーシックインカムを嫌うと思うんです。心情的に。苦労したオジサンオバサンたちが「ベーシックインカムになったら、若者がますます働かなくなるから国が滅びる!」と言う姿は容易に想像できます。が、その心は「ベーシックインカムなんかになったら俺が威張れない!」「立身出世の努力こそ素晴らしいというアイデンティティが崩壊する!」「稼ぎのない人間、地位のない人間を私は軽蔑し続けていたい、なぜなら私は努力をしたから」なんだと思うんです。

「努力が報われた人」は恐らく少数派です。ほとんどの人は報われない努力の中でもがき苦しんでいたり、または努力を諦めた自分を自己正当化しようと心の内で必死になって生きていたり、夢を軌道修正してなんとなく自分に納得させたフリをしていたり、しまいには「生きていれば幸福」という悟りに達した風なことを考えたりしながら生きてるんだと思うんです。

猛烈にベーシックインカムを嫌悪する類いは、「努力が報われた」エリートに多く含まれてそうだと僕は思うんです。それから「働かざるもの食うべからず」ですから、マルクス主義者もベーシックインカムに反対するでしょう。そうすると、この文章を読んで下さっているあなたは、ベーシックインカム賛成派になるでしょ(笑)。

●ベーシックインカムと芸術

ベーシックインカムでは、お金が個人に渡されるのでそれをどうするか判断するのは個人です。ですから、自分が何をするか突きつけられてしまうと思うんですね。もう有無をもいわせず「おもちゃ紙幣(日本銀行券)」が親(国)から配られて「リアル人生ゲーム」に参加させられてしまうのです。

「ベーシックインカムになったら」で最初に想像したことは、「若者の自殺が増える」でした。貧困自殺は減るでしょう。そのかわり、「自分って何だ」と真剣に思い悩む若者が増えると思うんです。青年期「自己」に悩むのはどの時代でもそうだったようです。しかし、悩むより前に金を得なければならない現実があれば『若きウェルテルの悩み』どころではなくなるでしょう。『若きウェルテルの悩み』は贅沢なのです。

ベーシックインカムになると、「金を得なければならない現実」は回避されるので、みな「ゲーテ」状態になれる機会を得ることになります(笑)。自殺するほど自己の悩みに没頭出来てしまうエネルギッシュな青年期に、そのチャンスを与えることになると思うのです。誰もが死ぬほど悩む才能があるワケではないでしょうが、「就職ライセンスのためにだけ大学に入る」バッタのような脳みその青年が多くなってしまう現在よりも、深く思考する若者が増えるとは思うんです。

これは「芸術のため」を考えると良いことだと思います。アーティストが必死になって『芸術起業論』なんて読まなくてもよくなるでしょう。「おのれとはなんなんだ?」、20代『火の鳥』に出てくる青年のような深い悩みと向き合いながら作品を作るけど、バイトしてるうちにくたびれてしまい、30歳も過ぎたのにうだつも上がらず、「結局、すべてが金なんだ!」と擦り切れながらアーティスト活動をやめてしまう人も減るでしょう(笑)。

芸術の評価も指向も変わるでしょう。現代美術も「ビクトリーを目指す帝国アート」や「地域に寄生する街中(がいちゅう)アート」や「金のためならエンヤコラワークショップ」を無理からやらなくてもよくなります。

ベーシックインカムになったら僕はどうしたいか、自分の絵画世界観をとことん追求したいし、売買出来ない人類最古の絵画形式である壁画をガッツリ描きたいし、無形性の強い消滅するストリートアートをどんどんやりたい。って考えたけど、ベーシックインカムになってなくてもやってるんだなあ。これを、「あと50年続ける」ためにベーシックインカムが実現して欲しいと思うのであります。

【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/百歳生きる】
take.junichiro@gmail.com
※今回は山根康弘がヨーロッパ旅行のため、武盾一郎ピン原稿でお送りいたしました。

▼もう5回目(のはず)好評、宮下公園のナイキ化反対デモ
日時:6月13日(土)14時〜プラカード・楽器づくり/16時〜集会/17時〜デモ出発(18時到着予定)
場所:宮下公園(中央階段上)
< http://kaigi246.exblog.jp/9840265/ >

▼ある意味での豪華イベント!「住む」を考える
日時:6月27日(土)19時〜
場所:自由と生存の家(仮)にて
< http://kaigi246.exblog.jp/9840273/ >

Take Junichiro Art works
< http://take-junichiro.tumblr.com/ >
246表現者会議
< http://kaigi246.exblog.jp/ >
twitter
< http://twitter.com/Take_J >
世界観を構築する為に
< http://take-collection.tumblr.com/ >

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■グラフィック薄氷大魔王[182]
「紙の本」VS「ディスプレイ」

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20090610140400.html >
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一般に本は、「いつでもどこでも広げて読めるし、電気もいらないし、ペラペラめくれば内容を大まかに把握できる。デジタルにはマネのできない長所だ」と言われている。

でも、本を読む(見る)には、まず、本の実物が手の届く範囲にある必要があり、本棚から目的の本を見つけ出さなきゃいけない。座る場所を確保しなきゃいけないし、照明のために電気が必要だ。冊数が多ければ置き場所も大変だ。

大きな画集などを見る場合はもっと極端で、重い本を取り出して持ってくるのがおっくうじゃない程度の気力と体力と、本を安定して置ける机としっかり調整された照明が必要になってくる。好きでよく広げる本ほど痛みが激しく、洋書など糊がバリバリになってページがどんどん抜け落ちてしまう。消耗していく。紙の束に特別な価値を見いだしているのでないかぎり、本は、実はかなり不便だ。

その点、パソコンのディスプレイで読む場合(たとえばPDF)、照明も角度も完璧、重さはゼロ、目的の箇所は検索すれば出てくるし、バックアップさえ可能。それに、以前はパソコンの処理速度が遅くて現実的じゃなかった、ペラペラめくるのだって今ならぜんぜん可能だ。

なんでこんなこと書いてるかというと、またまた本の大処分をしたのです。昨年、かなり処分したのですが、あんなもんじゃないです。今度はマジ本気です。古くは30年以上前に買った本も含め、持ってた本のうち、たぶん三分の二、いや、四分の三くらい処分しました。

くやしいじゃないですか〜。本の中身は処分したくないのに、物理的な制約のために紙と一緒に中身も処分しなきゃならない。前にも同じこと書いた気がするけど、本の主体は中身であって、紙の束に用はないのです。全雑誌・全書籍がデジタルで売られる日が待ち遠しい〜〜。

電子書籍ビュアーといえば、Kindle2も悪くなさそうだけど、バックライトがないのが弱点。最近知った「TechCrunch」みたいなデバイスがパソコンと本の両方を兼ねるなら、完璧なんだけどなあ〜。デモムービーを見ると、たかだか5〜6年前にタブレットPCに期待した自分が石器人に思えるほど洗練されてる。まあ、パワーのあるパソコンじゃなく、どちらかというと格安なネットブック的なものらしいけど。

TechCrunch
< http://wiredvision.jp/news/200906/2009060519.html >

・おまけ/「セールスの電話」

「もしもし、イラストレーターさんでよろしかったでしょうか?」
「あ、はい?」
「吉井さんおねがいします。」
「僕ですが。」
「このたび、公務員やサラリーマン対象の投資物件をご紹」
「興味ありません。ガチャ」

……イラストレーターが公務員かサラリーマンと思ってる、もしくは、イラストレーターが職業名だと知らない人だったようです。肩書きの「イラストレーター」を屋号だと思い込んだのかな。あ、それもおかしいか。二重三重にわけわからないなあ。

【吉井 宏/イラストレーター】  hiroshi@yoshii.com
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

WWDCで発表されたもの。iPhone関連は、iPhone OS 3.0はコピペが使えるようになった。iPod touchでも使えるので楽しみ。Snow Leopardは、容量をシェイプアップして動作がかなり軽くなるそうで、期待。アルミMacBookがMacBook Proに昇格。15や17インチもちょっと値下げか? 買い換えには魅力的。大判iPod touchはまだだったか〜。

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■イベント案内
DTP Booster Vol.2
< http://www.dtp-booster.com/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090610140300.html >
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日時:2009年6月13日(土)16:00〜18:00
会場:アップルストア銀座(東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館 TEL.03-5159-8200)
参加費:無料
定員:84名(これ以上の場合には立ち見になります)
申込:不要

「JavaScriptを使ってIllustratorを遊んでみよう」
講師:三村克巳(フォルシア株式会社、DTPエキスパートクラブ 副会長)
画像を扱うソフトとして有名なAdobeのIllustratorやPhotoshopを、JavaScriptを使って自動操作できることはあまり知られていません。WindowsでもMac OS Xでも動作可能なJavaScriptを利用して制作フローの一部を自動化する方法についてお話しします。

「Illustratorで光の表現」
講師:川端亜衣(カワココ/イラレラボ)
DTPにWebにと活用されているIllustratorですが、その名の通りイラストを描くために最適化されたツールでもあります。光の表現を通して、Illustratorでイラストを制作するのに便利な機能、簡単なテクニックをご紹介します。

「Illustratorでの文字組版」
講師:鷹野雅弘(株式会社スイッチ、DTP Transit)
Illustratorで文字や文章を扱う際に、知っておきたいことや気をつけておくべきことなどについて解説します。Illustrator CS4の新機能「複数アートボード」についても取り上げます。

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■公募案内
ASIAGRAPH 2009年度 CGアートギャラリー公募展示部門 募集開始
< http://www.asiagraph.jp/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090610140200.html >
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〈主催者情報〉
ASIAGRAPHでは、優秀なCG作家と作品が国を越えて交流し、新たな創造と産業がアジアから生れ出ることを目指し、作品展示の場として「CGアートギャラリー」を開催して参りました。今年度も、以下4部門の公募展示を行います。

●第1部門/CGアート作品公募部門 「CGアートギャラリー」
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。
CGが主要な表現手法となっているオリジナルのアート作品(動画以外)

●第2部門/動画(アニメ)作品公募部門 「CGアニメーションシアター」
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。
オリジナルのCGアニメーション作品(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)

●第3部門/学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門
日本に在住、もしくは日本国籍を保有する学生及び卒業生で、応募時の年齢が25歳以下の者(大学院、大学、専門学校生が主な対象。高校生以下も応募可)
オリジナルのCGアニメーション作品。(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)

●第4部門/こどもCGコンテスト部門
アジア地域で出生、通学、もしくは国籍を持つ中学生以下のこどもを対象に静止画、動画作品。
CGを主要な表現手法とするオリジナル作品。

ASIAGRAPHの作品公募部門は、従来のコンペティションとは異なり「アジア独自のCG表現」を積極的に評価します。ただし、これはモチーフやテーマが「アジア的」なものを指しているのではなく、既存のアートや映像産業の評価対象にはならないような表現でも「独創的」で「視覚的な美しさ」を備えているならば積極的に評価する。ということを意味します。入選作品は、ASIAGRAPH CGアートギャラリーにて、展示・上映されます。

応募期間:2009年6月10日(水)〜8月10日(月)
課題:自由
応募料:無料
応募方法:それぞれの応募部門ページから、Web上で応募手続きを行っていただきます。その後画面の指示に従い、作品や提出資料のアップロードや送付作業をお願いします。各部門毎の詳細な応募規約や応募手続きなどは、近日中に掲載されます。

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■公募案内
木津川ウォール・ペインティング2009
木津川護岸にあなたが描く「水辺のばけものっ?!」壁画制作者募集
< http://www.pref.osaka.jp/bunka/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090610140100.html >
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〈主催者情報〉
テーマ:水辺のばけものっ?!
主催:大阪府/協力:関西ペイント株式会社
募集内容:木津川護岸堤防の壁画制作者
募集人数:10人(10組)
応募資格:18歳以上。プロ・アマチュア不問。個人・グループどちらでも可。
制作期間:2009年8月
応募締切:2009年6月30日(火)
審査委員:ヤノベケンジ(美術家)橋下徹(大阪府知事)平松邦夫(大阪市長)地元代表者 ほか
現地説明会
日時:6月19日(金)20日(土)両日とも14:00から1時間程度を予定。(両日とも、説明内容は同じ)雨天決行。
集合場所:大阪市営地下鉄「ドーム前千代崎」駅 1番出口前
申込方法:大阪府立現代美術センターへ電話 TEL.06-4790-8520
申込み締め切り日は、両日とも6月18日(木)17:00まで。

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■編集後記(6/10)

・酔っぱらい二人が補完しあうことで成立していたチャットなのに、一人が欧州に酒飲みに行ってしまったので、残る一人を野放しにしてしまい心配だったが、シラフで語らせるとなんだかまともで、思わず賛同してしまった……。/さて、「地球が静止した日」である。「地球が静止する日」の便乗オリジナルビデオで、パッケージにキアヌ・リーブスがいないからまさか間違えないと思うが、それでも間違えた人はいただろう。内容はだいたい同じ。でも、宇宙からの来たのは人間と同じ姿の男女ふたり、なぜか全裸で登場する。スカイと名乗るケバい女は「破壊者」で、男は女を地球に届けるために来たという。都市に降り立った巨大ロボット(しょぼい!)は、メガリスと呼び地球の核に向けてビームを発射し、地球の自転を静止させると解説(笑)。破壊者は「人類の危険性を遠くから観察して来た。他の星にとって脅威だ。地球終末のときが来た。でもまだ救える。人類の真価を証明すれば破壊をとめられる」と言う。人類の代表(?)として選んだのが、各国の首脳ではなくひとりの米軍兵士。しかし、日没までに人類の真価を証明しろと言われてもなあ、超難問だ。ふたりは街に出て、教会に行ったり、出産を助けたり(生まれたての赤ん坊のはずだが、どう見ても何か月が経った顔)、軍から追われたり。しょぼいぞ。だるいぞ。確か終りの方で「君がいま見ていることが人類の真価だ」と兵士が言ってたようだが、なんだったのだろう。登場するのはわずかな人数だし、司令部(?)に並んだモニターはCRTだし、もちろんメガリスはへたなCGだし、地球外生命体とのファーストコンタクトが、こんなしょぼい世界であっていいものだろうか。当然、ウルトラBC級と知ってて借りたんだから、けっこう楽しめた。「……する日」を見て、「地球の……」も見る人はいると思うが、「……した日」まで見る必要は(マニア以外は)ありません。(柴田)

・物理的な制約……ああ(涙)。iLiadはバッテリーの制約があって、あまり稼働していない。まず本を購入するので、出番がない。電子ペーパーは表示の書き換え時のみバッテリーを使うという話だったが、表示したまま寝たら翌朝はバッテリー切れ。消して寝たら、立ち上げに数分。進化が待ち遠しい。/昨日、指の再生について書いたら、O氏よりメール。ありがとうございます! 氏は床ずれを治すために、再生医療を研究している大学に、白い粉について問い合わせたら、研究している再生箇所が違うのでという話とともに、白い粉で再生するかどうかは分からないとの回答だったそうな。主治医の先生には「かなり前から指先の欠損が再生するのは知られている。白い粉なんて必要ない」と言われたそう。そうだったんだ……。/DTP Booster Vol.2は今週土曜日開催。ぜひ来てくださいね!(hammer.mule)
< http://www.dtp-booster.com/ >  DTP Booster Vol.2