[2657] 今度は「輪ゴムカメラ」だ

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<ノートリミングにノーレタッチ>

■デジアナ逆十字固め…[93]
 今度は「輪ゴムカメラ」だ
 上原ゼンジ

■ネタを訪ねて三万歩[53]
 制約があることが新鮮
 海津ヨシノリ

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■デジアナ逆十字固め…[93]
今度は「輪ゴムカメラ」だ

上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090611140400.html
>
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今度は「輪ゴムカメラ」だ。カメラを輪ゴムでグルグル巻きのボールのようにして、地面に弾ませながら撮影を行う。というようなものではもちろんない。

ただ、輪ゴムでカメラをぶら下げて、ヨーヨーのようにびよんびよんさせながら撮影を行う。シャッタースピードを遅くしておいて、世の中のすべてがブレブレになって映るというところがポイント。今までわざと手ブレさせたり、カメラを放り投げたり、バネを取り付けたりしてきたけど、その延長線上にあるのがこの輪ゴムカメラだ(あんまりいいネーミングじゃないな)。

手でブレさせた場合というのは、どうしても自分の手の動きに支配されてしまう。するといまいちブレ方にキレがないというかコクがないというか、あざとさが出てしまう。あざとさが出ないようにするには、カメラを放り投げる、という方法もあるが、これだと狙った被写体は写せない。

そう、今回は撮りたいものがあるんだけど、なかなかうまく撮れず、意図しなかったようなフレーミングになってしまう。というあたりを狙っていきたいのだ。これは、星飛雄馬が大リーグボール養成ギブスを装着しながらメシを食い、「父ちゃん、うまくメシが食えねえよー」と、身悶えしている状況を思い浮かべていただければいいと思う。狙っているのは大リーグボール3号のような写真だ。

まず、初めに犠牲になったカメラはリコーGX100だ。充分現役のカメラで、買った当初は大切に扱われていたが、最近はちょっと荒っぽい実験にも使われるようになってきてしまった。というのは、シャッタースピードやピントがマニュアル調整できるから、コンパクトカメラとしては使いやすいのだ。

輪ゴムの着け方はいろいろ考えたが、結局ただグルッと一周回すだけ、というところに落ち着いた。縛ったりしているわけじゃあないんだけど、まあ、なんとなく留まっていて落ちそうな気配はない。

あとはヨーヨーのようにびよんびよんさせながら写すだけだ。まずセルフタイマーを2秒に設定して、シャッターボタンを押す。そしてびよんびよんさせているうちに2秒が経ち、シャッターが落ちるというわけだ。

この方式でしばらく撮影してみたのだが、シャッターの落ちるタイミングがうまくコントロールできないので、レリーズを使うことにした。これだったら、レンズが被写体の方を向いている時に撮影することができる。第一段階はクリアだ。

●手ぶれ補正VS輪ゴムカメラ

しかし、撮っていると少し不満が出て来た。揺らしながら撮影しているせいなのか、撮影のエラーが起きやすい。まあ、こんな変な撮影をすることは想定していなかっただろうから文句は言えないんだけど、もうちょっとカッチリ撮影のコントロールがしたい。そこで一眼レフで撮影してみることにする。

最近ではあまり出番のなくなったニコンのD100があったので、こんどはこちらで試してみることにする。第二の犠牲者だ。レンズはコシナのCarl Zeiss Distagon 25mm。落っことしたらこっちのほうが問題だな。しかし写真界の発展のためにはやむを得ない。ディスタゴン君、すまん……(合掌)

今度はボディの下にある三脚の穴に金具を取り付け、そこに輪ゴムを留めるという方法を撮った。重さ対策として輪ゴムは2本にする。と言っても普通の輪ゴムよりは少し幅の広いタイプ。3mmあるから、かなりの重量に耐えられる。と思う。

輪ゴムの先にはさらに手で持つための金具を付けて完成。これでぶら下げると逆さまの状態でカメラは吊り下げられることになる。これはボディの下部にゴムが取り付けられているからだ。まあ、撮ってからPhotoshopで回転させればいいんだから。何の問題もない。

ということで、早速テスト撮影。今回は重量があるから、動きもゆったりとしている。手でわざとブレさせようとすると、こういう動きは出せないんだよ。レリーズは見当たらなかったので、また2秒間のセルフタイマーで撮影を行う。

結果。なかなかいい感じに撮影できた。撮影している姿はすごくかっこいいとは言いがたいが、写真としての可能性は感じる。それにピントや露出などの制御もしやすいから、方向としては間違っていなかった。ただし問題点もあった。それはちょっと重たいということだ。

ヘルスメーターで計ってみるとレンズ込みで約1200グラムもあった。通常の撮影であれば問題はないんだけど。ずうっとぶら下げて、びよんびよんさせながら撮影するのは、ちょっと辛い。たぶんこれを続ければ一年後には本当に大リーグボールが投げられるようになっているだろう。

そこでもう少し軽量化することを考えてみる。D100というのは、7年前に発売された機種だからちょっと重い。最新のカメラならもっと軽いし、液晶画面は大きいし、もっと使いやすいはず。どうしてくれようかと思ったら、D40がレンズ付きで39,800円で発売中だ。これは最新というわけではなく型落ちで安くなってるんだけど、すごくお買い得だと思う。だってD100は30万円もしたんだから。

でも輪ゴムカメラのためにD40を買うというのもなー、などと思っていたら、今度はD5000が発売になった。こいつはニコンの一眼レフとしては初めてバリアングル液晶モニタが搭載された機種だ。液晶のモニタの方向がいろいろ変えられるやつね。上から覗いたり、下から見上げたりという撮影が出来る。

これって輪ゴムカメラに最適なんじゃないだろうか。びよんびよんさせながら上から液晶画面を見ることができる。ライブビュー機能をオンにしておけば、どのあたりが写っているのも常に確認できる。D40よりは重いけど、キットのレンズ込みで約800グラム。価格ドットコムの一番安い店で、7万円を切っていた。

まるで買う予定がなかったカメラなんだけど、バリアングル液晶モニタに惹かれてつい買ってしまった。そう言えばGX100の時はやはり着脱式の液晶ビューファインダーに惹かれて買ったんだった。オレはなんかこういう可動式のメカに弱いのだろうか?

レンズキットのズームレンズには手ぶれ補正機能がついている。わざとブラしたいんだから、当然ここはオフにしておくべきだが、オンにしたらどうなるのか? もしかしたら今までに見たことのなかったような写真が撮れるかもしれない。期待しながら手ぶれ補正オンで撮影してみた。

結果。かえってギザギザにブレるような写真になってしまった。美しくない。きっと一生懸命「補正しなきゃ、補正しなきゃ」と思ってレンズも頑張ったんだろうけど、ブレ幅が大き過ぎてどうにもならなかったんだね。オフにしといて上げるからゆっくり休んでいてください。

D5000を輪ゴムでブラ下げてる撮影風景を、動画にしてYouTubeにアップしてみた。私がサンダル履きで主演しています。
< http://zenji.jugem.jp/?day=20090601
>

そして、撮った写真はこんな感じ。
なかなかいいじゃないか。
< http://www.flickr.com/photos/zenji001/sets/72157619450435713/
>

渋谷のスクランブル交差点でも撮影してみたんだけど、顔がボケてよく分からないから、街中のイメージカットにもお使いいただけますよ。

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com

上原ゼンジの新刊「ボケ/ブレ不思議写真術 カメラプラス」雷鳥社(1,575円)
< http://www.zenji.info/profile/book/fushigi/fushigi.html
>

上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>

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■ネタを訪ねて三万歩[53]
制約があることが新鮮

海津ヨシノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090611140300.html
>
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●「海津式レンジファインダー術」という名の連載

相変わらず、R-D1xGに、ドップリとのめり込んでいる私ですが、ブログで騒いでいたら「マイコミジャーナル」で隔週連載を担当することになってしまいました。かなりのプレッシャーを感じますが、「海津さんの視点で自由にやってかまいません」というお話でしたので、楽しみながら執筆することしました。なお、ブログで発表している写真は時間優先のために、わりと適当に処理しています。ですから、同じ写真でも微妙に現像処理が異なっているかもしれません。連載6回目ぐらいまで行かないと、個性を発揮できないかもしれませんので、気長にお付き合いください。

海津式レンジファインダー術(1)
< http://journal.mycom.co.jp/column/rd1/002/index.html
>

ところで、連載にあたり特に心がけたことは、ノートリミングにノーレタッチ。トリミングをするのはズルイと感じているからです。もっとも、フイルム時代もトリミングは当たり前でしたので、それほどムキになる必要はないのですが、取り敢えず撮影してしまい、後で適当に処理すればなんとかなるだろうという発想が嫌なのです。「いつもやっていることじゃないか」と突っ込まれそうですが、作品としての写真は小細工なしでいたいと思っているわけです。

まっ、そうは言っても現像処理やレベル補正などは避けて通れないので、微妙な状況なのは確かです。もっとはっきり言うと、切り刻んで合成したりしないというふうに理解してもらえればと思います。そんなわけで、しばらくは潔く処理してみようと思った次第です。単焦点レンズでじっくりと撮影するといった、本来の写真撮影の醍醐味を満喫したいというワガママです。R-D1シリーズは、そんな気持ちにさせてくれるカメラなのかもしれません。

ここで思い出したのが、仕事を始めた頃に数年間続けていたポストカード。色々な場所に出かけて撮影した写真を自分で現像し、はがき用の印画紙へ正方形のトリミングでプリント後、交友関係へ少部数郵送していました。作品により、誰に送るのが最適なのかを一枚ずつ考えながら制作していたので、発行枚数は毎回違っていました。更にデザインにもこだわり、専用のゴム印まで作成する凝りようでした。

また、紙焼きの段階で、色々と趣向を凝らした特殊効果などの実験もかなり行っていました。そんなわけで、世田谷区に住んでいた頃の私の部屋は、定着液の臭いが充満し、すべての窓に暗幕がついているというかなり怪しい状況でした。当時は当然ながらメールなどない時代。時々電話を掛けてくる友人からの感想が励みとなり、かなり長いこと続けていました。

実は、Blogで続けているTCDW(The Capricious Daily Work)が、原則正方形なのはこの時のこだわりを引きずっているからなのです。私にとって末永く続けている、こだわりのひとつです。こんな具合に、昔から妙なことにこだわる性格があり、それは生涯直らないでしょう。どちらにしても、R-D1xGによって何やら危ない兆候が現れているといったところです。

まっ、そうは言っても常識的な範囲での話。そうでないと仕事もそっちのけでカメラ店を徘徊し続ける自分を想像できてしまうのが怖いです。そんな前科が学生の頃にありましたから。で、どうしてこんなにワクワクするのかを客観的に考えてみました。要するに、制約があることが新鮮なのです。

例えば、仕事で使っているグラフィックソフトも、10年以上前は機能も貧弱でユーザーのセンスを発揮できたわけですが、今は便利で簡単になってしまい、なんだか逆に振り回されているようで面白くありません。最新バージョンで使えなくなってしまった機能があるという後退現象にも、ずいぶんと振り回されていますので、制約があるという意味では同じなのかもしれません。

向上した機能で仕事は素早く完結して、別のことが出来るようになったことは大歓迎ですが、現実問題としてそれほどスピーディーに仕事が完結するわけでもありません。すべからく様々な人達とのチームワークで、我々の仕事は成り立っているからです。とにかく、何がしかの制約という名の不自由さから、様々なアイデアを巡らせることはまさにデザインの発想そのもの。例えば、LOMOLC-A運動のように、その不自由さがクリエーターを刺激するわけです。

1991年、ソビエト連邦崩壊後に生産が中止されたカメラ(現在ではソ連時代の製品でも総じてロシア製と言います)LOMO LC-Aを、ウィーンを中心とした欧米のアーティスト達により結成されファンクラブの支援で、生産が継続された快挙が記憶に新しいです。そのLC-Aを使ったアート運動は、Lomographyとして世界中に知られていますが、どうしてこのカメラが人気を博したかというと、生産ラインで品質の安定が保たれなかったために、描写が一台ごとに微妙な違いを出すことなのです。

要するに、当たり外れ的な世界ですね。当時の私は当然ながら、かなり「グラッ」ときたのですが、趣味の写真を撮影している余裕がなかったので、触手を伸ばすまでには至りませんでした。とにかく、このLC-Aは、寸分の狂いもなく作り込むドイツや日本のカメラとは完全に異なる時空間のカメラなのです。そして、その真骨頂はライカのコピーから始まっているわけです。

ただし、ロシア製カメラやレンズの凄いところは、それなりに本家をしのぐまでに進化した部分もあり、コピーを超えたオリジナルの境地に入っている製品も少なくありませんでした。ライカM以前のバルナック型ライカの欠点である、フィルム装填を裏蓋着脱式としたFED-2などが初期の代表格ですね。そして、そんなロシア製レンズをR-D1で楽しむことが意外と人気だそうです。

ロモグラフィー・ジャパン
< http://www.lomography.jp/home/
>

●大切な何かを誰もが忘れはじめている

「意外と……」で唐突に思い出したのが、昨年11月に大阪と福岡で行ったセミナー。古い話で恐縮ですが、実は私にとっては久しぶりの完全トークショーだったのです。Keynoteで作成したスライドを用意し、それをパラパラしながらひたすら話すというスタイル。内容については省きますが、簡単に言うと、テクニックの話ではなく人間関係を中心としたメンタルな話です。

もちろん、最初はお断りしようと思っていました。私にとって、あまりにも当たり前のことを話して、果たして参加して下さった方達にメリットがあるのかを考えると、まったく自信がなかったからです。しかし、過去の事例を評価していただいていたことと、私なりに「それも経験」と判断したためお引き受けしました。

もちろん、当日までは不安だらけの日々を過ごしていました。しかし、それは良い意味で大きく裏切られました。セミナー終了後や、その後のメールなどで多くの感想をいただき、自分にとって当たり前のことが実は誰もが知っていることではないと痛感したわけです。その話とは、私自身が父から受け継いだものなのです。大学の講義の中でも、メンタルな話が意外と学生に大きなインパクトを残していることを、彼らからのメールで最近知りました。

それは、根性とか気合いといった話ではありません。また、偉そうに力説するような内容でもありません。ごく普通で力むことのない自然体の話。小学生にも理解してもらえる内容です。学生に限らず、現代人は溢れかえった情報の中で溺れてしまっている青い鳥。だから必要な話と言ったら少々大げさですが、大切な何かを、誰もが忘れはじめているように感じています。

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今月のお気に入りミュージックと映画
"Top of the World" by Carpenters in 1973
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"包帯クラブ" by 堤幸彦 in 2007(日本)
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■アップルストア銀座のセッション 7月20日(月・祝)19時より
Made on a Macとして画像処理セッション
海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.36
『Photoshopデザインイメージテクニック/前編』として、Photoshopによる素材の吟味と加工で得るタイリングとパターン処理の組み合わせ技法から作り出すデザインイメージと、その応用について検証してみます。デザイン素材は身の回りのモノに沢山潜んでいます。
予約無用・参加無料・退席自由ですので、気軽に参加してください。
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com
>
< http://kaizu-blog.blogspot.com
>
< http://web.me.com/kaizu
>

○車にひかれそうになる

先月末、私は車にひかれそうになりました。自由が丘の駅前の細い路地を歩いていた時、突然背後から来た乗用車にコツンとぶつけられたのです。正確には持っていたカバンに、ですが。腹が立つのは、道路に人が溢れている状態なのに、車を進めて人と接触させたこと。運転手は分別あるべき年齢に見えましたが、かなりイライラしているようでした。何があっても歩行者が優先という原則を忘れてしまったのでしょう。些細なことでイライラする人が、免許証を持っていることは問題ですね。

○変な同窓会

6月上旬、ニフティー時代の友人達と同窓会を行いました。本当は単なる飲み会だったのですが、流れとして同窓会気分になったというわけです。私自身が時間はゆったりと流れていると感じていても、現実世界の経過は本当に早く、今は昔のヨタ話で盛り上がってしまいました。学校の同窓会と異なり、個性的で不思議な人達が入り交じっているからなのでしょう。実は他にも6月上旬から7月下旬まで毎週のように飲み会があり、私の一年分の飲み会が一気に来たという感じです。こんな事は初めてですが、たまにはこんな疲れ方も楽しいものですね。

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■セミナー案内
印刷、写真、広告業界向けデザインビズセミナー
〜納期短縮、コスト削減のためのソリューション提案〜
< http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/item?siteID=1169823&id=13310631
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< https://bn.dgcr.com/archives/20090611140200.html
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7月 1日(水)名古屋 安保ホール
7月 7日(火)大阪  大阪印刷会館会議室
7月10日(金)東京  東京コンファレンスセンター

デザインビズ(印刷、写真、製造)業界向けに、オートデスクのデザインビジュアライゼーションソリューションを提案する。昨今、写真に代わるイメージ製作にCGが注目されている。写真では間に合わないイメージをCGで納期短縮、セットの実制作をCGでコスト削減など、具体的なソリューションについて解説。対象は、印刷業、製造業に携わる人、広告、デザイン、写真関連、カメラマン、フォトレタッチャーなど。参加費無料。主催はオートデスク株式会社。

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■気になる情報・記事CLIP
< https://bn.dgcr.com/archives/20090611140100.html
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●JDNリポート GRAPHIC TRIAL 2009(Japan Design Net)
< http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/090527/gt09/
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特殊印刷・加工を使用せずオフセット印刷のみでどこまでの表現が可能か、秋田寛、植原亮輔、佐野研二郎、八木克人の各氏が取り組み、作品を発表。

●レポート:+DESIGNING SCHOOL開講──祖父江慎が語る文字の歴史、フォントの使い方(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/08/designingschool/
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●東京ショーウインドー 第90回(Japan Design Net)
< http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/SW/
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●ウェブ企画展「マンガ原画展」Vol.3公開(文化庁メディア芸術プラザ)
< http://plaza.bunka.go.jp/museum/webmanga/
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●ユニクロ、季節の映像と音楽、商品を融合させた新感覚コンテンツ公開(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/10/068/index.html
>

●インタビュー:「ReMIX Tokyo 09」──マイクロソフトがWebクリエイターに伝えたい想いとは(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/05/remixms/
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●コラム:Flashアニメ作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」7 著作権の意味や役割について考える(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/007/index.html
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●レポート:ハリウッド大作映画を制作し続ける「DreamWorks」制作現場訪問(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/05/dreamworks/
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●PSP goも登場したゲームイベント「E3」を徹底フォトレポート(nikkei TRENDY net)
< http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090609/1026894/
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●東京アニメセンターで「機動戦士ガンダム 30年の歩み」開催(ITmedia)
< http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0906/10/news106.html
>

●「国営マンガ喫茶」よりネット上にコミケを(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/426/426205/
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●BE@RBRICKなど、メディコム・トイ展示会「MEDICOM TOY EXHIBITION '09」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/10/069/
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●ブラウザ上でイラストを描くコンテスト、最優秀賞はHDカメラ!──ビクター(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/06/012/index.html
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●文京学院創立85周年事業「キャラクター」「シンボルマーク」公募
< http://www.u-bunkyo.ac.jp/topics/uicompetition/
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●学部丸ごとiPhoneユーザーでキャンパスはどうなる?(ASCII.jp)
< http://ascii.jp/elem/000/000/425/425953/
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■編集後記(6/11)

・小学校の教科書でつかわれている活字は教科書体である。われわれが新聞や雑誌で見ている、明朝体やゴシック体とはかなり趣きが違う。わたしだって、学童のころは教科書体で学んだはずなのに、もう長いこと見ていないからすっかり忘れていた。うちの小学2年生の教科書を見て、あらためてその違いにとまどいさえ覚える。教科書体は書く立場から作られた、手書き文字に近い書体なのに対し、明朝体やゴシック体は、読む立場からデザインされた書体である。だから、形ばかりか画数まで違うのがある。ところで、わたしは正しい書き順を知らない文字が少なくない。火、耳、女、右、九なんて簡単な文字でさえ、明らかに間違えている。ネットにある「小学校全学年漢字書き順アニメーション」にトライして思いしらされた。たとえば、そこにある「1ねんせいのかんじ」の「糸」だが、一覧表は明朝体、選択すると教科書体が大きく出る。形が違う、画数も違う。だったら一覧表も教科書体のほうがいいのに。と、ここまでが長い前フリで、先日テレビで見た、大人がやる小学校教科書クイズで、漢字の書き順問題が出た。すると、解答で見せる書き順の書体が、なんと明朝体なのだ。明朝体のエレメントで一画ずつ足して、漢字を完成させていく。なんという無神経なことを。これは小学校の教科書からの出題である。字形を正しく覚えさせるためには、教科書体をつかわなくてはならないのだ。少なからぬ人がこの番組に関わっているはずなのに、誰もおかしいと思わなかったのだろうか。じっさいは明朝体活字の形と筆写の楷書の形との間には、表現上の差があってもかまわないのだが、それはオトナの話で、小学生は教科書体で書き方を覚えるのが正しいのだ。わたしは若い頃の訓練で、いまでも明朝体やゴシック体をちゃんと書ける(自慢)が、もちろん筆順無視である。(柴田)
< http://www1.odn.ne.jp/yuki-peko/yuki-rink/yuki-rinkkanji.htm
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小学校全学年漢字書き順アニメーション

・白衣がかっくいい!/どんなお話だったのかなぁ。青い鳥。/「memotto!」を使ってみた。物を中心に、皆がレビュー(メモ)を書いていき、繋がっていけるというもの。コメントを入れたり、その物に関連する「つながりメモ」が出たり。もう出尽くした感があるコミュニティサービスなのに、アイデアを持つ人たちがまだまだいるのね。メモは全ユーザーに公開されるので個人情報や機密情報はNG。NGはログインメッセージに毎回出すぐらいにしなきゃやばくない? 通常のメモも可能だが、アマゾンや楽天から「ほしいもの」「もっているもの」の商品検索できるようになっていて、基本は「物」のようだ。もちろんアフィリエイトになっている。同じ物を持っている人、同じ物が欲しい人の持ち物、気になる物や意見は、自分にとっても気になるだろうって感じか。メモ内にはURLをはれる。GoogleやmixiなどのIDでログイン可(OpenID)。インターフェイスにFlashが使われていて(Progression 3.3)、きれいなのだが、私の使っている古いマックでは反応に3秒ぐらいかかってしまう。クローズドボタンを押しても反応しない時があって(nullでエラー)、白紙のノートが出たまま。後ろは動くんだけど重なっていて見えない。何をやっちゃったんだろう……。最初、「つながりメモ」から「ほしいもの」にはドラッグ&ドロップで移動できなかった。いったん新規メモを作った後はできたんだけど。使い方間違っていたのだろうか……。メモ内のスクロールバーはマウスのホイールでは操作できなかった。自分の書いたメモを検索対象にするのは今のところ無理みたい。ノート化はできる(上限20メモ)。この商品画像やメモのところに動画が入れられるなら(試していない)、商品の使い方、動きが見られてもっと面白くなるかもね。あと価格.comのように価格リストが並ぶとか。これからは欲しい物を買う前にmemotto!で評判をチェック? 誕生日前にはその人のmemotto!を見ろ? 俺の持ち物はこれなんだぜ? うーん。誰か画期的な使い方を教えて〜。(hammer.mule)
< http://memotto.jp/
>  memotto!