[2659] コンピュータ・グラフィックスの歴史

投稿:  著者:  読了時間:27分(本文:約13,200文字)


<それまでまったく存在していなかった技術>

■デジクリトーク
 CGの発展に貢献した"Addict"たちの物語──「コンピュータ・グラフィック
 スの歴史 3DCGというイマジネーション」に耽溺
 柴田忠男

■クリエイター手抜きプロジェクト[209]Illustrator CS2/CS3/CS4編
 GPSの登録地点およびトラックポイントの標高データを表示する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[79]
 画家・武田尋善/コゴミとフェンネルの炒め物
 HAL_

■セミナーイベント案内
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■デジクリトーク
CGの発展に貢献した"Addict"たちの物語──「コンピュータ・グラフィックス
の歴史 3DCGというイマジネーション」に耽溺

柴田忠男
< http://bn.dgcr.com/archives/20090615140400.html >
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大口孝之著「コンピュータ・グラフィックスの歴史 3DCGというイマジネーション」を熱中して読んだ。この本は「CGの発展に貢献した"Addict"たちの物語」でと帯にある。辞書によれば、"Addict"とは薬物常用、常用者、中毒者、動詞では「耽溺させる」ということらしい。

内容は以下のようになっている。5部立て、25章からなる。

第1部/CGの2つの源流 抽象アニメーションと軍事技術
モーション・グラフィックスの元祖:ウィットニー兄弟の活躍、軍事研究とCGの誕生、現代芸術とコンピュータ・アート
第2部/映画の特撮とCG ハリウッドVFXの源流
グラフィック・フィルムズ社の活躍、ハリウッドの特撮革命
第3部/実用化に向かうCG 表示技術の飛躍的発展
ユタ大学における3DCG研究、ゼロックス・パロアルト研究所
第4部/CG産業の苦悩 理想と現実のギャップ
トリプルアイ、ニューヨーク工科大学、ニューヨークのCGプロダクション、後期ロバート・エイブル&アソシエイツ、ルーカスフィルム、デジタル・プロダクション、オムニバス
第5部/安定と繁栄の時代 頂点に向かうCG技術
3DCGソフトウェアの市販、リズム&ヒューズ・スタジオ、ブルースカイ・スタジオ、ドリームワークス・アニメーション、デジタル・ドメイン、ハードウェア・メーカーとしてのピクサー、ルーカスフィルムとILM、2Dキャラクター・アニメーションのコンピュータ化、日本のCG、ディズニーとピクサー・アニメーション・スタジオ、これからのCG

それに加えて、9人のキーパーソンについての解説(アイヴァン・サザーランド、ピーター・フォルデス、チャールズ・スーリ、レスター・ノヴロス、ロバート・エイブル、ジェームズ・H・クラーク、ジェームズ・ブリン、ネルソン・マックス、ポール・デベヴェック)用語解説、参考文献一覧、索引、という構成で270ページ。

大口さんは1979年にNHKで、トリプルアイやニューヨーク工科大学の高度なCGを見せてもらったときに、「あまりの驚きにこれが同じ人間が作ったものに思えず、宇宙人のテクノロジーのような絶望的距離感を感じてしまった」。打ちのめされて帰る道すがら「でも、これらのCGを作った人々も、最初から高度な技術を持っていたわけではあるまい。ならばその歴史を辿っていけば、どうやってCGが作られていったかが、自分にも理解できるはずだ」と考えたという。それから30年経って、その思いはこの本に結実している。

わたしも、いままでCG関連の雑誌、書籍をかなりの数編集して来たが、一番思い出に残る本といったら、1982年12月に発行されたムック、吉成真由美責任編集「コンピュータ・グラフィックスのすべて」(玄光社)である。当時「月刊コマーシャル・フォト」に属し、編集部の藤井彰君とふたりだけでつくった。

「コマーシャル・フォト」では、おもにCMの分野を担当し、とりわけ「特撮」が好きで、たびたび特集記事をつくっていた。いや、好き放題に暴走していたといっていい。わたしは文科系の出身で、キカイやエレキにはむちゃくちゃ弱いくせに、なぜかSFXやCGが好きだった。藤井君はわたしに輪をかけた特撮マニアだった。

編集部は、ほとんどすべての広告代理店と制作プロダクションにルートを持っていたから、どこでどんな新しいCM映像が作られているのか、たぶん業界で一番早く情報を得られる立場にあった。アメリカのトリプル・アイやロバート・エイブルのCG映像も、広告代理店のディレクター経由でだいぶ早い時期から見ていたが、美しいと思ったもののよく理解できなかった。

そして、1982年、電通の佐久間弘さん(海外SFの翻訳家・黒丸尚さん)とF2の黒川文雄さん(当時「ぴあ」取締役)に伴われNHKに出向いた。NHKスペシャル番組プロデューサーで、CG研究開発にも携わっていた吉成真由美さんから、アメリカのCG作品集をレクチャー付きで見せてもらい、ものすごい衝撃を受けた。大口さんと同じような心境だったのかもしれない。

わたしの場合、吉成真由美さんの才能を借りて本に仕立ててしまおう、いますぐ出版しようと思ったところが大口さんとは違っていた。そして数か月、藤井君に「苦労つづきでホントに死んだ方が楽だと度々考えた」と言わせるほどのハードスケジュールの末、年末の発行に漕ぎ着けたのであった。

「コンピュータ・グラフィックスのすべて」内容は、アメリカのCG作品集、日本のCGの現状レポート、吉成真由美さんがアメリカのCGのパイオニアたち18人を直撃インタビュー、CGの基礎、アメリカのCG制作地図などで、いま考えても、よくもまあこんな当時最先端の情報を発信できたものだと思う。それはひとえに吉成真由美さんのお力によるものである。巻頭の、CG作品集「ディジタル・イメージ・トリップ」は、鈴木一誌さんの設計でその展開はいま見ても圧巻である。

ちなみに、吉成さんはNHKを退社してアメリカに留学、マサチューセッツ工科大学の脳および認知科学学部を卒業、ハーバード大学大学院で心理学部脳科学の修士課程を修了している。サイエンスライターとして著書は多数。夫はノーベル生理学・医学賞の利根川進氏である。

また、この本では、日本のCGの現状を取材するチームに若手研究者3人を起用したが、彼らはいまは東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻教授、クラスタ型スーパーコンピュータの開発会社の代表取締役社長、東京工業大学大学院情報理工学研究科講師になっている。吉成さんといい、彼らといい、とんでもない才能たちとの奇跡的な出会いがあったのである。

当時、大口さんは日本最初のCGプロダクションであるJCGLに勤めておられたので、お会いしたことがある。そして10年後に、わたしが編集していた「SUPERDESINING」の第5号で、まるまる一冊CGを特集したとき、大口さんには「CGの歴史」と「CG人物相関図」「CG関連技術相関図」「CG用語解説」などを書いていただいた。24ページにわたり細かい文字でびっしり組んで、普通の本ならゆうに60ページ以上の充実した内容だった。

さて「コンピュータ・グラフィックスの歴史 3DCGというイマジネーション」に戻るが、大口さんがCGのパイオニアたちに直接会って聞き出した苦労話はじつに興味深い。CGは「人間の苦労」の積み重ねによって発達して来たことがよくわかる。また、「それまでまったく存在していなかった技術」を巨大産業にまで育て上げた先人の生き方には深い感銘を受ける。そのへんはビジネス書的な読み方もできるだろう。

そして、映画やCMに用いられるCGやVFXのファンにとってうれしいのは、筆者が映像クリエイター、映像ジャーナリストとして活動してきた30年間に集めた「○○秘話」「○○の真相」の類いである。「2001年宇宙の旅」におけるダグラス・トランブルの業績一人占めの顛末、「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」などのVFXの秘密、いわゆる「スター・トレック」事件、「トロン」制作の裏舞台、ロバート・エイブルが経営破綻した理由、「ジュラシック・パーク」におけるクリエイターたちの葛藤など、おもしろ過ぎる。

惜しむらくは、日本のCGに関する記述が少ない。日本のCGプロダクションの興亡や、アートの分野で活躍する人の紹介、博覧会映像、日本の映画や産業におけるCGなど書いてほしいことはまだたくさんある。ぜひ日本編をつくってもらいたいものである。本書はモノクロであるが、やはりCGビジュアルはカラーで見たいと思う。

CG、映像技術、VFX、IT技術、グラフィック・デザイン、モーション・グラフィックス、アニメーション、立体3D映像に興味のある学生、ファン、プロフェッショナルにおすすめの本である。

■「コンピュータ・グラフィックスの歴史 3DCGというイマジネーション」
< http://www.filmart.co.jp/ >
ISBN:978-4-8459-0930-8
定価:2,730円(本体2,600円+税)
仕様:A5判並製272ページ
発売:2009年6月2日
著者:大口孝之
発行:フィルムアート社

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845909308/dgcrcom-22/ >
アマゾンで見る

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■クリエイター手抜きプロジェクト[209]Illustrator CS2/CS3/CS4編
GPSの登録地点およびトラックポイントの標高データを表示する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20090615140300.html >
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GPS機によっては、登録した地点およびトラックポイント(軌跡)の標高を記録するものがあります。ここでは、GARMIN社のGPSmap60CSxで記録された標高データを抜き出して、数値としてIllustrator上に配置します。GPSmap60CSx付属のアプリケーションで.gpx形式に変換します。この形式はXML形式になっているので、拡張子を.xmlにしてFirefoxなどで表示すると内容を確認できます。XMLデータ自体、テキスト形式なのでテキストエディタなどで閲覧することもできます。

この記録されたXMLデータタグのおよびタグの次の行にあるの範囲が標高データになります。例えば以下のようなデータです。


651.9111328



この場合、標高データは651.9111328になります。この値を、登録地点の数またはトラックポイントの記録数だけ抜き出せばできあがりです。以下のスクリプトでは、登録地点の標高データをIllustrator上に表示するものです。

if (documents.length < 1) // ドキュメントがなかった場合は新規に作成
{
documents.add(DocumentColorSpace.CMYK,595.2756,841.8898);
}
docObj = activeDocument;
result = "";
CR = String.fromCharCode(13);
filename = File.openDialog("GPSで出力したXMLファイルを指定してください");
fileObj = new File(filename);
flag = fileObj.open("r");
if (flag == true)
{
while(!fileObj.eof)
{
text = fileObj.readln();
if(text.indexOf(" -1) // XML Tag Search
{
text2 = fileObj.readln();
s = text2.indexOf(">");
e = text2.lastIndexOf("<");
result += text2.substring(s+1,e)+CR;
}
}
textObj = docObj.textFrames.add();
textObj.contents = result;
fileObj.close();
}else{
alert("XMLファイルが開けませんでした");
}

トラックポイントの標高データを抽出して表示する場合には、以下のスクリプトになります。

if (documents.length < 1) // ドキュメントがなかった場合は新規に作成
{
documents.add(DocumentColorSpace.CMYK,595.2756,841.8898);
}
docObj = activeDocument;
result = "";
CR = String.fromCharCode(13);
filename = File.openDialog("GPSで出力したXMLファイルを指定してください");
fileObj = new File(filename);
flag = fileObj.open("r");
if (flag == true)
{
while(!fileObj.eof)
{
text = fileObj.readln();
if(text.indexOf(" -1) // XML Tag Search
{
text2 = fileObj.readln();
s = text2.indexOf(">");
e = text2.lastIndexOf("<");
result += text2.substring(s+1,e)+CR;
}
}
textObj = docObj.textFrames.add();
textObj.contents = result;
fileObj.close();
}else{
alert("XMLファイルが開けませんでした");
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

iPhone OS 3.0+SafariではGPS位置情報が取得できるので、いろいろ楽しめそうです。とにかく、しばらく待ちます。
また、アンドロイド携帯でもGoogle GearsのJavaScriptファイル(ライブラリ)を読み込めば手軽に位置情報を取得できるようです。

で、GDD(Google Developer Day2009)版アンドロイド携帯が、なぜか手元にあるのでページを作成してみました。というよりも、説明書がないと分からないというか……。逆に、iPhoneは説明書なくても使えるので、比較するとiPhoneがよくできていることがよ〜く分かります。自前のベンチマークやると、後発のアンドロイド携帯が必ずしもiPhone 3Gより速いわけではないようです。iPhone 3Gsなら、もっと高速なので差が開いてしまうでしょう。ちなみに、過去に作成したSafari上で動くiPhone 3G用のリアルタイムゲームは、アンドロイド携帯では遅いのでいまいちゲームになりません(他にも問題あるけど)。

・Android(アンドロイド携帯)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/ >

・アンドロイド携帯 vs iPhone 3Gベンチマーク
< http://www.openspc2.org/JavaScript/benchmark/iPhone3GvsAndroid/ >

EOS 5D mark IIが、基板交換され直ってきたのでハイビジョン映像を撮影してきました。内部のゴミがなくなったので、安心して撮影できます。30Fだけでなく60i, 24fモードもあれば凄くよかったんですが……。30Fだけでなく60iの素材もまとめて撮影してますが、さすがに3台のカメラで撮影したのをMacProで処理するのは高負荷で部屋が猛暑状態。

・ハイビジョン映像素材(30F)
< http://footage2.openspc2.org/HDTV/footage/HD/30f/ >

・ハイビジョン映像素材(60i)
< http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/ >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[79]
画家・武田尋善/コゴミとフェンネルの炒め物

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20090615140200.html >
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Webマガジン「ボヘミアン」15日更新予定の「クリエーター図トーク」取材で、画家・武田尋善氏にお会いしてきました。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090615/01.jpg >

武田氏とは、岡本太郎記念館に関連のある「宙(そら)」というグループで知り合いになりました。宙は、岡本敏子さんが存命時に記念館で開催していたイベントの流れの会で、私は岡本太郎氏を検索していた時にたまたま宙メーリングリストを知り、入会しその後オフラインでお会いしてからの付き合いです。この宙では不思議なご縁で、今休止中のZietZメンバーである、沢野有希さんもここに属していました。

武田氏の画風は色の使い方が特徴的で、生とも思える色が画面いっぱいに広がり、キャンバス面にはうねり叫ぶ様々な生き物が存在しています。彼はロックミュージシャンや舞踏家などの友人達と共に、富士山頂やニューヨークなどでライブパフォーマンスを行ったり、2006年にはデザインフェスタのビジュアル面のすべてに登場したりと、様々な活動を展開しています。

何度もお声掛けを頂いて、いつも行くことが出来ないのが、彼のインド料理を使ったライブペイントパフォーマンスです。なんと、それは「南インド料理で絵を描く」と題して、寿司屋で行われるのです。彼のライブペイントは、デザインフェスタではもちろん、取り壊しの決まったアパートの内外にキサラギハニープロジェクトとして壁画を描いたり、神田神保町でも勢力的に行っていることは知っていたのですが、寿司屋で行うとは、場所にも度肝を抜かれますが、それを受ける方も凄いとしか言いようもありません。もちろん、最後はすべてを平らげるということです。次回のインド料理の会は是非参加させて頂き、レポートできたらと思っています。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090615/02.jpg >

お会いする時にはいつでも腰が低く優しい語り口調で、時には軽いユーモアを交えながら語る彼の姿は、彼の作り出す世界観とはまるで違うのです。いったいどこに、あのようなパワフルな絵を描くみなもとがあるのでしょう。それは、今回の取材中はっきりしました。彼は、まさに現代人が失いつつある子供の心を、いまも素直に持ち続けているのです。

今回は私のMacBookとintuos4を持って行き、実際にさわってもらい使用感をお伺いしようと思っていたのですが、さわるだけに留まらず、取材中はずっと作品制作に没頭し、ひとときもタブレットのペンを手放すことがありませんでした。技術的に特に目立つという作家ではないのですが、自身の感性と遊び心が独特の世界観を作りあげています。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090615/03.jpg >

Webマガジン「ボヘミアン」で公開する映像では、本気で絵を描くようになったきっかけや、作品の中に何が描かれているのかなどのお話を聞けます。10分程度の前編と後編に分かれていますので、お時間のある時に通してご覧頂ければと思います。
< http://bohemian.jp/ >

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◇本日のお薦めYouTube Music──キングクリムゾン(King Crimson)英国

ピンクフロイドと並び評されるキングクリムゾンは、『クリムゾン・キングの宮殿』で1969年にデビューし、カリスマ性を持った存在として人気がある。アルバム全体を通した音楽性は独自の路線を貫き、他のプログレッシブバンドとは一線を画している。活動は分裂や再結成を繰り返し、現在は第三期と言われているが中心はギタリストのロバート・フリップであり、かれがキングクリムゾンの主導権をしっかり握っているために亀裂も生じることもあるが、音楽性を貫く上では評価できる。

King Crimson - 21rst Century Schizoid Man
< >
King Crimson - I Talk To The Wind(クリムゾン・キングの宮殿より)
< >
King Crimson - Larks' Tongues in Aspic
< >
King Crimson Starless
< >

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前回「病院なんて行きたくない!」と言い張っていたものの、先々週末から翌週にかけてアップルストアでのワークショップ、そしてボヘミアンナイト、学校、取材等々がつづき、ついに熱を出して、病院へ足を向けてしまいました。とは言っても足を向けただけで、病院に行っては見たものの入り口には「転居しました」との張り紙があり、結局は病院へ入ることなく、踵を返すことになってしまいました。

体調を崩すきっかけは、ボヘミアンナイトで使った喉からのものだと思います。そんな風邪も売薬で治すことになりました。しかし、38度以上あがった体温にも関わらず、通算して3日間の投薬治療の間も全く食欲の落ちることはなく過ごしました。その間に食べたものは餃子、鶏肉のハーブ焼、豚肉の紅茶煮と普段より動物性タンパク質の摂取量が多いのでした。普通は熱のある時には油ものをとりたくなくなるはずですが、全くそんなことは意に介しません。二日目にはほとんど通常通りの生活に戻り、買った薬もなくなる今日4日目を迎え、このテキストを書いています。まだ、咳は止まっていませんが。

●山菜の料理、コゴミとフェンネル(茴香・ウイキョウ)の炒め物

ということで、そんな時に元気の出そうな香草フェンネルの料理です。この料理は先月、春を終える東北から届いたコゴミと合わせた春の炒めものです。フェンネルは初夏の野菜で、健胃効果があるそうです。フェンネルの爽やかな香りは魚介類によく合います。今回は、これにウインナーを合わせて調理してみました。フェンネル、コゴミ、ウインナーのそれぞれをオリーブオイルで炒め合わせ、ブラックペッパーを利かせて最後に醤油をまわしかけるだけです。コゴミのシャキシャキとした食感、ウイキョウの香り、そしてウインナーの持つ強い塩分がリズムを与えた美味しい料理です。ウインナーは我が家ではシャウエッセンを常備してあり、噛むと弾けるような皮の食感と強めのスモーク感が大好きです。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090615/04.jpg >

●新物わかめとトマトのサラダ

わかめは水洗いして熱湯をさっとかけ、冷水に離してから水分を切ります。それをざくぎりにしてトマトと水菜、新タマネギを盛り付けます。ドレッシングは塩、砂糖ひとつまみレモン汁を良くまぜあわせ、盛りつけたわかめとトマトにかけ、最後にブラックペパーとオリーブオイルとをまわして、ガーリック味のブルサンチーズをトッピングしました。フランス産のブルサンチーズは、クリームチーズにガーリックとペッパーを混ぜた芳醇な香りのチーズです。タマネギは大阪泉州の貝塚早生玉葱を使用しました。瑞々しく甘みと辛みが程よい季節限定の玉葱です。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090615/05.jpg >

◇Macで楽しいタブレットデッサン:Painter ワークショップ 第3回目
日時:7月8日(水)19:00〜20:00
会場:アップルストア銀座

第1回目は「デッサンとは?」と題して、デッサンの基本的な考え方を学び、第2回目は「絵に対する苦手意識」。そして、第3回目で「デッサン事始め」として、いよいよ本格的にデッサンをはじめます。描く物はリンゴ、前回までの2回に参加された皆様、そしてBlogをご覧の皆様も是非リンゴを描いてArtist HAL_に送って下さい。当日、コメントを挟ながらご紹介したいと思います。デッサンで遊んでみたい、デッサンを研究したいなどデッサンに興味のある方、是非ご参加下さい。
mailto:hal-artist@hal-i.com

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >

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■イベント案内
DTP Booster 003(20090619/Osaka)
< http://www.dtp-booster.com/vol03/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20090615140100.html >
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日時:2009年6月13日(土)19:00〜20:30
会場:アップルストア心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋 TEL.06-4963-4500)
参加費:無料
定員:30名(これ以上の場合には立ち見になります)
申込:不要

「DTP作業を楽にするTips」
講師:宮地知(WORK STATION えむ、大阪DTPの勉強部屋主宰)
Illustrator、InDesignの標準機能だけでは手間がかかる作業を、スクリプト等を組み合わせて楽にするTipsをご紹介します。

「InDesign導入における素朴な疑問へのヒント」
講師:鷹野雅弘(株式会社スイッチ、DTP Transit)
InDesignを導入したいけれど、なかなか踏み出せないという方向けに、InDesignのアドバンテージやざっくりとした作業の流れなどについて解説します。QuarkXPressやIllustratorユーザーのためのセッションです。

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■編集後記(6/15)

・わたしが会員になっているレンタルショップは、毎月第2・第4火曜日がオール100円のサービスデーである。開店時間に行ったうちの娘の報告では、すでに駐車場は満車、ドアの前に客が並び、開店と同時に新作ビデオの棚に突進する人たちが迫力あった〜とのこと。普段でも新作DVDが1泊2日か2泊3日、旧作7泊8日で190円だからレンタル料は安いほうだが、新旧なんでも100円とは魅力的だ。わたしが行く午後遅くでは新作は1本もないが、別に困らない。目指すはBC級である。安いからといって、7本借りたら7晩連続で見ることになり、仕事にならないから最多でも4本だ。DVDを見ながらデータベース入力にトライしたこともあるが、開くファイルの表示サイズが大きい上、点数も多いため映画画面をうんと小さくしても被ってしまう。19インチツインモニタでも不可能であった。いかレスラー [DVD]先日借りたうちの1本が、タイトルから言ってBC級大当たりの「いかレスラー」(2004年)である。「かつて無敵を誇った超日本プロレスのレスラー・貫一は病のため引退。死を宣告された彼は修行の末『いかレスラー』となってリングに復帰。宿敵『たこレスラー』、そして謎の『しゃこボクサー』も出現し、リングはシーフード・バトルと化した!(Amazonより)」というばかばかしいストーリー。手足が8本、リングシューズをはいた人間が入って足2本、みえみえの着ぐるみが、買い物かご持って下町を歩いたり、喫茶店入ったり、トレーニングしたり、布団かぶって寝たり、リングで戦ったりする。でも、まわりの人たちは、普通に「いか」として扱う(ってのもヘン)から不条理だ、って言うのもヤボだが。わたしは全然プロレスファンではないので、ファンならではのツボはわからないが、分かる人にはわかる、けっこう熱血で好ましいストーリーなのだろう。驚愕の反則オチに続き(って、もうなにも驚かないけどね)、多分こう来るであろうと予測できるオチ。注目すべきはヒロイン石田香奈がヘタだということ。ほとんどが素人クラスの出演者の中にあって、目立ってヘタ。学芸会以下、いや、学芸会いかか。なんて書いてたらレスラーの訃報、46歳とは若過ぎる。ご冥福を祈ります。(柴田)
< >
YouTube 西村修 Featuring Tomoka - いかレスラーの歌
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006ISJOK/dgcrcom-22/ >
アマゾンで見る(レビュー11件)

・DTP Booster Vol.2(アップルストア銀座)にご来場いただきありがとうございました! タイムテーブルやアンケートは用意していたものが早々になくなってしまった(すぐに帰った人、二人ぐらいに渡してしまい後悔。参加者かどうか聞きながら渡したのにな……)。アンケートと引き換えにしていた「PDF/X-1a入稿マニュアル」やら「カラーチャート」は全員には渡せず。150人ぐらいはいらしたんだと思う。妊婦さんまでいらしたのよ〜。立ち見の方には申し訳なかったです。さて次回は今週金曜日のアップルストア心斎橋。来てね! その次は8月あたりにInDesign特集を東京でやるかも。/理想主義者と、短めなのは三沢さんの訃報を聞いてしまったから。ニュースを転載したメールもらって、エイプリルフールは二ヶ月前に終わったよと返事してしまったさ。いまだにぼーっとしてる。急すぎてニュース見ても嘘っぽくて。スポーツ新聞サイトやYouTubeをまわってみたりもしたよ。2ちゃんねるにまで行ったさ。外国でもニュースになっていたりするんだね。それでも信じられないんだよ。斉藤選手は自分を責めないで欲しい。三沢さんに握手してもらったのって、何年前だっけな……。ほんと信じられない。(hammer.mule)
< http://bn.dgcr.com/archives/20060223000000.html >
三年前か
< http://bn.dgcr.com/archives/20080903140000.html >
後悔先に立たず。一年前