クリエイター手抜きプロジェクト[209]Illustrator CS2/CS3/CS4編 GPSの登録地点およびトラックポイントの標高データを表示する
── 古籏一浩 ──

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GPS機によっては、登録した地点およびトラックポイント(軌跡)の標高を記録するものがあります。ここでは、GARMIN社のGPSmap60CSxで記録された標高データを抜き出して、数値としてIllustrator上に配置します。GPSmap60CSx付属のアプリケーションで.gpx形式に変換します。この形式はXML形式になっているので、拡張子を.xmlにしてFirefoxなどで表示すると内容を確認できます。XMLデータ自体、テキスト形式なのでテキストエディタなどで閲覧することもできます。

この記録されたXMLデータタグのおよびタグの次の行にあるの範囲が標高データになります。例えば以下のようなデータです。




651.9111328



この場合、標高データは651.9111328になります。この値を、登録地点の数またはトラックポイントの記録数だけ抜き出せばできあがりです。以下のスクリプトでは、登録地点の標高データをIllustrator上に表示するものです。

if (documents.length < 1) // ドキュメントがなかった場合は新規に作成
{
documents.add(DocumentColorSpace.CMYK,595.2756,841.8898);
}
docObj = activeDocument;
result = "";
CR = String.fromCharCode(13);
filename = File.openDialog("GPSで出力したXMLファイルを指定してください");
fileObj = new File(filename);
flag = fileObj.open("r");
if (flag == true)
{
while(!fileObj.eof)
{
text = fileObj.readln();
if(text.indexOf(" -1) // XML Tag Search
{
text2 = fileObj.readln();
s = text2.indexOf(">");
e = text2.lastIndexOf("<");
result += text2.substring(s+1,e)+CR;
}
}
textObj = docObj.textFrames.add();
textObj.contents = result;
fileObj.close();
}else{
alert("XMLファイルが開けませんでした");
}

トラックポイントの標高データを抽出して表示する場合には、以下のスクリプトになります。

if (documents.length < 1) // ドキュメントがなかった場合は新規に作成
{
documents.add(DocumentColorSpace.CMYK,595.2756,841.8898);
}
docObj = activeDocument;
result = "";
CR = String.fromCharCode(13);
filename = File.openDialog("GPSで出力したXMLファイルを指定してください");
fileObj = new File(filename);
flag = fileObj.open("r");
if (flag == true)
{
while(!fileObj.eof)
{
text = fileObj.readln();
if(text.indexOf(" -1) // XML Tag Search
{
text2 = fileObj.readln();
s = text2.indexOf(">");
e = text2.lastIndexOf("<");
result += text2.substring(s+1,e)+CR;
}
}
textObj = docObj.textFrames.add();
textObj.contents = result;
fileObj.close();
}else{
alert("XMLファイルが開けませんでした");
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

iPhone OS 3.0+SafariではGPS位置情報が取得できるので、いろいろ楽しめそうです。とにかく、しばらく待ちます。
また、アンドロイド携帯でもGoogle GearsのJavaScriptファイル(ライブラリ)を読み込めば手軽に位置情報を取得できるようです。

で、GDD(Google Developer Day2009)版アンドロイド携帯が、なぜか手元にあるのでページを作成してみました。というよりも、説明書がないと分からないというか……。逆に、iPhoneは説明書なくても使えるので、比較するとiPhoneがよくできていることがよ〜く分かります。自前のベンチマークやると、後発のアンドロイド携帯が必ずしもiPhone 3Gより速いわけではないようです。iPhone 3Gsなら、もっと高速なので差が開いてしまうでしょう。ちなみに、過去に作成したSafari上で動くiPhone 3G用のリアルタイムゲームは、アンドロイド携帯では遅いのでいまいちゲームになりません(他にも問題あるけど)。

・Android(アンドロイド携帯)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/
>

・アンドロイド携帯 vs iPhone 3Gベンチマーク
< http://www.openspc2.org/JavaScript/benchmark/iPhone3GvsAndroid/
>

EOS 5D mark IIが、基板交換され直ってきたのでハイビジョン映像を撮影してきました。内部のゴミがなくなったので、安心して撮影できます。30Fだけでなく60i, 24fモードもあれば凄くよかったんですが……。30Fだけでなく60iの素材もまとめて撮影してますが、さすがに3台のカメラで撮影したのをMacProで処理するのは高負荷で部屋が猛暑状態。

・ハイビジョン映像素材(30F)
< http://footage2.openspc2.org/HDTV/footage/HD/30f/
>

・ハイビジョン映像素材(60i)
< http://www.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60i/
>

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by G-Tools , 2009/06/16