アナログステージ[21]「イヤだと思うから嫌」を解消させる──東海道新幹線パラダイス
── べちおサマンサ ──

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出張という名の旅行が全然終わりを告げてくれないのです。うんざりを通り越して、前世からのカルマにしては重い。もう十分に償っているはずなのに、いったいなんだっていうのだ……。

ということで、愚痴をだらだら云っていても仕方ないので、どうせなら、出張という旅行を楽しんでみようと、出張の移動には付き物の新幹線から楽しんで伝えてみたいです。ちなみに、ワタクシは横浜在住で、勤めている会社の所在地が新横浜なので、新横浜から西は神戸、北は仙台までを基準に新幹線を使い、それより離れた地域は、飛行機で移動にしております。

で、今回は一番利用数の多い、東海道新幹線を的に綴りますです。東北新幹線や上越新幹線は、年に一回、利用するかしないかなので、詳細が分からなかったりします、すいません。なぜか、東北方面に出張のときって、冬でも荷物を載せて、車で移動するケースが多いということもあります。

東海道新幹線の利用数といったら、地元のローカル線である、横浜線に乗る機会より多かったり……。普段は車での移動生活がメインなので、仕方ないっていえば、仕方ないんですけどね。

まず、いつも会社のクレジットカードで、目的地まで切符を手配するのですが、緊急を要している場合を抜かして、新幹線の乗車時間のタイミングを計ります。早朝から午前中の新幹線は、殺伐としてます。とくに平日の『のぞみ』は、肌が乾燥するくらい、ピリピリした空気が車内に充満しています。



『こだま』や『ひかり』などは、家族旅行などで、「これからファミリーで、リフレッシュしてきまーす!」感に満ち溢れているのですが、平日の『のぞみ』は「これから一戦交えてきまーす!」といった、戦国列車だ。しかし、土日祝日の『のぞみ』にも、「企業戦士たちよ、お疲れ様です。ボクたち家族は、旅行に行ってきます。」といった、朗らかな様子も伺うことはできますが、平日は本当に、そんな和気藹々とした空気は充満していない。

そんな羨ましい家族を横目に、目的地まで連行です。「移動」じゃないんです、連行されている気分になるのです。で、そんな妬ましい愚痴はどうでもいいのですが、新幹線(他の列車もそうかもしれませんが)のチケットを予約する際に、席の指定がない場合だと、座席はE席(窓側)から優先的に配席されます。

JRに問い合わせたわけではないのですが、経験上、E席、A席(窓側)から配席され、続いてD席、C席(通路側)、B席の順になっているはずです。席の指定があれば、予約の際に「何列の何席」と伝え、席が空いていれば配席してくれるはずです。

ここでポイントなとなるのが向かう方面で、E席を指定するか、A席を指定するかです。下り列車(博多方面)の場合、A席が風景側となり、E席が対向列車側となるので、下り列車から受ける、擦れ違い時の風圧を避けることができたりします。

逆に、上り(東京方面)で移動する場合は、A席が対向列車側になるので、E席を指定すれば、擦れ違い時の、あの風圧から逃れることができたりします。これ、快適性がかなり違うので、機会あれば乗り比べてして欲しいくらいです。ただ、早朝のA席だと朝日が眩しく、夕方のE席だと西日が眩しい。これらを考慮すると、やはり移動時間は11:00から14:00の間がベストなんではないでしょうか。

ここで、東海道新幹線の上級者(なんじゃそりゃ)になり、「富士山なんて、どーでもいいから、早く着いて欲しい」など、窓からの眺めに慣れてくると、上り下り関係なく、東京─名古屋間を移動している際に、「まだ静岡走ってるの?」とかなるので、A席、E席に座ったなら、着席した瞬間にブラインドを落とすのが、早く着いた気がする特典を得られたりします。

東名高速走っていてもそうなんですけど、長いんですよね、静岡。風景に慣れてしまうと、時速260kmで移動しているにも拘わらず、長く感じるんですよ。

パソコンを持って移動しているなら、断然、N700系を優先的に予約を取りたいものです。東京─新大阪間、ネット繋げますし(要設定)。700系は1列目と15列目にACコンセントがありますが、N700系は、座席列関係なしに、A席とE席にACコンセントがあるので、下りで移動なら、N700のA席に確定です。しかも、N700系のほうが、700系より座席シートがくつろげる(数値的な実証なし)。

N700、700、500系にはないのですが、300系は、変な電波(高周波音のようなノイズ)が常時流れているので、落ち着けなかったりする。そのノイズが気になり始めると、下車するまで気になる。居眠りしても耳に入ってくる。

旅のお供といえば、ワゴンサービス。午前中の移動で「まぁまぁ、とりあえず一杯ひっかけて…」ということは、旅行じゃない限りできませんが、ワゴンサービスにも購入テクニックというものがありましてですね、とりあえず、飲み物でもお弁当にしても、ワゴンサービスが来た瞬間に購入するのがベスト。

というのも、一回通り過ぎてまた戻っては来るが、戻ってきたタイミングで買おうとすると、売り切れとかあるのに加え、何車両か巡回してから戻ってくるので、乗っている車両によって、次に回ってくる頃合いの予測が立ちにくい。その間に目的の品物が売り切れているケースがあるのだ。

そうなると、欠品を補充してから今度いつ来るのか予測が立て難く、ワゴンサービスが回ってくるのをそわそわして待っていたら、目的地に到着していることもある。参考までに書くと、昼間から夕方は、東京─名古屋間で二往復程度。夜の東京─名古屋間だと四から五往復くらい。夜のほうがワゴンサービス回数が多いのだ(ちょっと数えてみたり)。っても、売り子さんによって違うかもしれないので、あくまでも参考数値。

ひと仕事終えて一杯ひっかける場合は、ワゴンサービスより、ホームなどの売店で、お好みのビールをまとめ買いしておくのがいい。ワゴンサービスで売っているビールは、スーパードライ(9割)と黒ラベル(1割)。黒ラベルは競争率が高く、すぐに売り切れてしまう。しかも、タイミングによってはビールがぬるい場合があるので、運まかせになってしまうのだ。

缶チューハイも売ってはいるが、レモンしかない。ウーロンハイや梅サワーなんてない。と、書き忘れていたが、缶サイズも500ml缶はなく、350ml缶しか扱っていないので、飲むのが早く、次に回ってくるのが待ち遠しくなるかたは、買い置きすることをお勧めします。酒のエサ(肴)は、間違いなくホームの売店などで購入をお勧め。ワゴンサービスは本当にツマミしかないから。

夜間に東京方面へ戻る場合、『のぞみ』より『ひかり』のほうが快適に移動できたりします。というもの、『のぞみ』のように、ほぼ満席、ということが少ないうえに、乗車人数が少ないので、「隣りに誰かが座っている」という、神経的切迫が軽減できる。さっきから、E席、A席などの窓際が良いと書いてはいるが、トイレに行く際に、通路側に誰かが座っていると、当然、通路側のひとの前を通らなくてはいけない。

通路側のひとが起きていれば「すいません」とひと声かけて通ればいいが、気持ち良さそうに寝ているのを見てしまうと、なかなか声をかけ難い。帰りの新幹線で、呑みながら移動しているとなると、やはり、トイレも近くなったりする。その度に邪魔をするのは、気が引けたりするものだ。

それならば、到着時刻も10分から15分程度しか変わらないし、隣りのひとを気にしないでトイレにいけるチャンスが多い『ひかり』を選択するもの、賢い移動手段のひとつだ。どうしても早く着きたいのなら話は別だが、呑みながら帰るなら、やはり、『のぞみ』より『ひかり』だ。名古屋を過ぎて隣りに誰も乗ってこなかったら、新幹線パラダイスは確定。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋。
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
>
< http://bachio.posterous.com/
> ←ボチボチとポスト。

・殆ど横浜に居ません/日中ネットも殆ど繋げません/先週のデジクリを先週の金曜日夜に纏めて読みました/夜、やっとネットに繋いでTwitterでボソボソ/Twitterの楽しみ方って、二極化していいと思う/なんにしても、娯楽というカテゴリをビジネスにするのは難しい/開発者の意図から、勝手にひとり立ちする寂しさといったら、そりゃもう/2011年、日本の携帯電話産業が大きく変わる/結局は、なんでもやりすぎでハードの性能が追いつかないんだってば/軽自動車にF1のエンジン積んで公道で走れるようにしろ、といっているようなものなんです/数値上はできるかもしれないが、「素材」がないのだよ、分かるかね、金を注ぎ込めば解決できるものじゃないのだよ。