ところのほんとのところ[24]東京フォトに続いて10月もイベントや個展が
── 所 幸則 ──

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●東京フォト前夜

VIP Viewing(特別内覧会)という、初日の前夜に行われたイベントに、[ところ]も作品の展示チェックも含めて参加した。特別なお客様、関係者が来場し、腰を据えて作品を見る日ということらしい。なかなか立派な会場で少し緊張した。Edward Weston、Ansel Adamsなどのオリジナルプリントも久々にじっくり見られたが、あまりにVIPが多過ぎたり、照明がちゃんとされてない部分もあったりで、もったいないないなーと思った。VIP Viewingの様子は、水谷充さんのブログで少し見られます。
< http://mmps-inc.jugem.jp/?day=20090904
>
< http://www.tokyophoto.org/
> 東京フォト2009

●東京フォト初日

初日の午前中はすごい人出だったらしいが、[ところ]が13時に入った時はちょうどいい感じの入り具合。昨夜は人がいっぱいで、照明の不具合もあったりして、あまりいい作品が見られないなと感じたんだけど、今日は違った。結構いいのがあってちょっと頭が疲れた。難しいなあ、作品の評価は、と[ところ]は思いました。



「ところは今からコシノヒロコのショーに行って、19時のレセプションにはもどります」って、携帯からmixiの日記に書いて16時半に東京フォト会場を抜けだし、恵比寿のガーデンヒルズに行った。

コシノさんのショーはここしばらく皆勤賞で見てるんですが、今回は特に白と黒のシンプルなもので気に入ったものが多かった。最後のドレスは服というよりオブジェ的な意味で興味をもった。ショーの会場から出ると、花輪の行列の中に民主党の鳩山さんからの花があって、真ん中だった。選挙の結果を知らせる感じだなーと思いながら会場をあとに。

渋谷の自宅にもどり、うがい薬でうがいをしてから六本木の会場に戻る。レセプションは人だらけですごいことになっていた。その間にプリントが売れた。うれしいな。いっぱいの人が来てうれしかった。だけど覚えきれないくらいの人だった(汗

●評価が高かった「PRADOX-TIME-」

東京フォト2009は、3日間+内覧会で5000人以上が見に来たということで、とりあえずは成功でしょう。実際宣伝もあまりしていなかったので、こんなに入るとは思っていなかった。宣伝しすぎなくてよかったのかな?

沢山のマイミクの方が来てくれた。最終日は深瀬さん(キュレーター)が朝一にご家族で来て下さってうれしかったです。なかよしモデルさんも来たし、大学の同期も何人かにも偶然あった。25〜26年ぶりの同期! 写真評論家の飯沢耕太郎さんもいたし、ナンバーのAD征矢さんや、コスモスの新山さんも! 数えきれない。みなさんありがとうございました。

豪華本も2冊売れた。後で連絡取りあう人も数人いるので、もっと売れるかもですね。豪華本の写真ここで見られます。
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/archives/20090903-1.html
>
プリントも数枚売れ中です〜。今週いっぱいくらいやりとりしないとハッキリしないみたいです。「1second 01」も会場に置いてあった25冊を完売、[ところ]が鞄に持っていた2冊も渡したが、最後の2時間は1冊もない状況でした。

ちゃんとした写真雑誌の編集長達はちゃんと来てくれて、「PRADOX-TIME-」を堪能されていた。コマフォトの坂田編集長が来たときに後藤繁雄さんが通りかかったので一緒に見ない? ってことでたっぷり見てもらった。みんなに大好評で、やっぱネットじゃ写真の真価はわからないってことがはっきりした。

後藤さんも「WEBサイトで見るとふ〜んって感じなんだけど、プリント見るとおお〜ってなるね、すごくいい、もうしわけなかった」って言ってたよ。capaの編集長の石田さんにもじっくり見てもらった。なんかみんなで見てるところを、いっぱい写真に撮られたような気がする。

最終日の早い時間に、偉い雰囲気のキュレータっぽい人が、ギャラリー21の他の写真家の方に連れられてきたのですけれど、途中から僕の特製本を見始めて随分言葉がはずんでいたので、なにかいいことっぽいなと思って僕もそばに近寄って聞いていたら、収蔵しましょうって話になって、決定しました。その方はサンディエゴ美術館の館長さんでした。これでアメリカ西海岸にひとつ、東海岸にひとつ、ロンドンにひとつ、パリにひとつ。日本は2か所に収蔵される。

最終日の最後の時間はやっぱり芋を洗うような状況。この時間に来ても、ちゃんと写真とは向き合えないと思うから残念。来年はもう少し広い場所に移るといいな。東京は場所代が高いからこれが限度なのかなー。

●10月はイベント、個展が続々と

さて、今度はART SHOW「Birth2」です。9月20日(日)に表参道ヒルズで開催。
< http://birth.vc/
>

「Birth2」はファッションショー形式のアートショーです。服の代わりにアートをまとったモデル達が会場を歩き、空間を支配します。[ところ]は、渋谷1secの写真を使用したワンピースというかドレスで出品します。照井智己さん(服飾造形作家、オートクチュールデザイナー)とのコラボ出品です。

出品作4点。16時に第1幕、17時半に第2幕です。19時からパーティー。僕のブースには1secドレスを着たモデルが2人いるので、写真撮れたりもしますよ。ショーはもちろん無料です。パーティーは前もって連絡くれたら半額にディスカウント! お待ちしてます。

この後、10月1日(木)の「Photographers Summit5」、これまでのスタイルでやる最後の回です。手作り感のあるイベントをぜひ見にきてください。ただし、予約しないと入れないと思います。「ところのほんとのところを読んで予約!」と書くと予約をとりやすいと思います。
< http://www.phsmt.net/index.html
>

そして、10月6日(火)から11日(日)までの個展「写真集出版記念 1sec 感染。写真展」。個展はオープニングパーティーが必ずあります。どなたでも参加できますので、ぜひおいでください。今回は特別に、小さなサイズの買いやすいプリントを何点か出そうと思ってるのでお楽しみに。詳細はこちらで近々にアップします。
< http://www.tokoroyukinori.com/1sec_project_j.html
>

【ところ・ゆきのり】写真家

CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/
>