電子浮世絵版画家の東西見聞録[88]Artist HAL_の近況報告、里芋の明太焼と天然みずの実
── HAL_ ──

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ヨコハマ黄金町映画祭「こども映画ワークショップ」終了いたしました。残念ながら告知が上手くいかず盛況とは言えなかったのですが、お絵かきやさんで元実験映像作品も作っていた「まつばらあつし」さんにもお手伝いいただき、楽しいイベントとなりました。来年も開催するらしいので、その際はまた参加出来たらなぁと思っています。映画館の裏側を初めて見ましたが、現像液の充満する映写室は普通はなかなか入ることは出来ませんので、貴重な体験が出来たと思います。
< http://www.koganecho.com/
>

さて、ここ一ヶ月の内に様々なことが決まり、そして進行し、さらに新しいことが始まる予感がしています。個人的な環境ですが、今回はそんな状況をちょっとだけご報告しておきます。



まずはじめに、住友銀行系VISAカードのプラチナ&ゴールド会員向けの会員誌VISAにArtist HAL_として紹介されます。この冊子は銀行に行くと置いてあると思います。この取材が9月15日午前11時から汐留タワーのホテル内で行われました。カメラマンと編集者の二人による取材ですが、ホテルの一室での取材を受けるのは初めて。何となく良い気分です。

撮影ではとんでもない数のシャッターを切ったカメラマンに、申し訳ないほどの小さなカットしか使われずに、他の画像は私の作品が紹介されるという2ページ。発行部数は110万部といいますから、こういったたぐいの会員誌は強いですね。掲載は11月号、10月10日配布です。

ふたつめは、ヨコハマ国際映像祭2009 CREAM のフリンジ企画として赤レンガ倉庫で行われる国際映像祭です。この映像祭に実行委員長として抜擢されました。実行委員長とは言ってもほとんど雑務要員なのですが、本家CREAMを超える良いイベントとして打ち上げたいという気持ちでいっぱいです。

その名称はsoftCREAM。本家は最先端の映像を中心にした格好いいイベントですが、softCREAMはその名の通りソフトでわかりやすいインタラクティブな映像作品をかけていくつもりです。主に東京芸大や東工大の学生達に声を掛けています。ディジタル・イメージのメーリングリストにもお声掛けしたのですが、反応が薄いのであれれ、と感じています。他にも我こそはという人は私宛にMail下さい。ミニシアターを作る予定ですので、映像作品も大歓迎です。開催は11月27/28/29の3日間です。赤レンガ倉庫でお会いしましょう。

そして三つめは、その本家CREAMで行われるYCC ジャック with CREAMのコンペにライブグループ[Zietz]が通りました。ほぼ一年ぶりの活動再開です。[Zietz]はテルミンとライブドローイングとミンストレル(詩詠)三人のグループですが、今回からミンストレルが変わります。また、新しい展開による[Zietz]を楽しめると思います。

場所は桜木町から徒歩5分ほどにある、ヨコハマ・クリエイティブシティー・センター1階のカフェ。こちらは歴史的建物「旧第一銀行横浜支店」で、ここに入るだけでも気分が新たになる感じがします。そんな中での初ライブは11月8日(日)16:00〜17:00、ドリンク付きで500円の入場料です。これで、本家CREAMと分家sofuCREAMの両方に出演することとなりました。
< http://www.yaf.or.jp/ycc/access/index.php
>

さらに、個展の開催も決まりました。場所はヨコハマ石川町にあるZAIM CAFE ANNEXです。このANNEXは古い民家を完全リノベーションしたとても雰囲気のある建物で、内装や家具などは凝りに凝った物を使用し、その空間に入っただけでも気持ちが落ち着きます。

会期は10月17日(土)〜11月1日(日)、少し長い期間になっていますが、この中で一日はJazzのライブが行われる企画です。そして、展示内容は「Jazz香る版画展」です。私の作品はデジタル版を用いた版画です。一昨年行われた版画展と内容はほぼ同じですが、空間の変わることで見え方も変わってくると思い、とても楽しみです。前回見逃した方、もちろん一度御覧いただいた方も楽しめると思います。ぜひご来場下さい。
< http://zaimcafe.com/annex/
>

最後になりますが、一番近い日程のWebマガジンボヘミアン恒例「ボヘミアンナイト」です。今回はEDGEあらためW(ダブル)が会場で、内装がすっかり変わったそうなので、それも楽しみですが、なんと仮装の「ハロウィンパーティー」なのです。スタッフは仮装マストなので、みんながどんな衣装出来るのかが楽しみです。私は何に仮装しようかな。

日時は10月9日(金)OPEN:18:00で、定員は限定150名・先着順です。自分が手がけた本を他媒体で紹介して欲しい編集者、DVDや写真集の宣伝をしたいプロダクション、モデル・タレント・WEB制作プロダクション・発表の場を探しているイラストレーター・作家、等々"クリエイティブ"に携わる人達に味わって欲しい新しい刺激がココにあります。
< http://www.edge-tokyo.jp/
>
< http://www.double-tokyo.jp
>(サイトは近日中にオープン)

おっと、もうひとつ忘れていました。銀座アップルストア恒例のタブレットデッサンワークショップが10月8日(木)にあります。お近くの方は仕事帰りにでも是非おこし下さい。別にもあと二つ、進行しつつある企画があるのですが、これも確定次第こちらで紹介させて頂きます。

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◇本日のお薦めYouTube Music──ソニー・ロリンズ
(Sonny Rollins、1930年9月7日─)アメリカ合衆国のジャズ・サックス奏者。

今回は、前回紹介したジム・ホールの映像にも出ていたソニー・ロリンズです。というか、ソニー・ロリンズの演奏にジム・ホールが参加していたという方が正しいのですけれど。彼は7才のころからサックスに興味を持ち19才でレコードデビュー、21才でバンドリーダーとして活躍。

長い活動の間、自分の姿勢を正すためにという名目で三度も休止しましたが、そのまま現在でも現役だということは何とも力強い人です。音楽的には革命的な活動が光るという人ではありませんが、テクニックや表現力、スタンダードナンバーを生み出す作曲能力は高く評価され影響力の強い人です。

80歳近くなっているというのに、PodCastもTwitterも使用しているんだから凄いとしか言いようがありません。過去は見習えないけれど、そのパワーは私も見習うべきものが多々あります。若いころの彼の絵は描いたことがあるけれど、真っ白になった髭の格好いい現在の姿も描いておこうかな、と考えています。

オフィシャルサイト
< http://www.sonnyrollins.com/
>
twitterも使っています。
< http://twitter.com/theodorerollins
>

Sonny Rollins Live in Prague - 1982
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Sonny Rollins - Tenor Madness
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Sonny Rollins - The Bridge
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Like Sonny: The Story of Sonny Rollins and John Coltrane
<
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◎里芋の明太焼と天然みずの実

「みず」は、山菜として初夏から夏の終わりに掛けて長い期間の収穫ができますが、「みずの実」はこの時期にしかとれません。また、葉の部分は食べないので量を採るのが大変な山菜です。この赤い実の部分はむかごで、これが地面に落ちるとそこからまたみずが発生します。山芋によく付いているムカゴと同様です。食感は独特の歯触りとぬめり感があり、クセのない調理しやすい山菜です。

調理前のみず
みずの実は、塩をいれたお湯でさっと湯がき冷水に放ちます。水から上げたみずは適当に切っておかかをかけておひたしにしました。爽やかなしゃきしゃきした歯触りと、噛んでいるうちに出てくるぬめり感に独特の食感があり、ジュンサイの味覚を思わせます。

調理したみず
みずの実もそうですが、秋の味覚のひとつとして里芋があります。煮ても良し蒸かしても良し、さらに焼いてもと、料理次第で様々な姿になる楽しい食材です。今回は明太子と合わせてオーブン焼きにしました。これは誰に食べてもらっても大好評の、我が家の簡単定番料理です。

明太子はほぐしてクリームチーズとマヨネーズで練り合わせます。分量はお好みで、と言うか、かなり適当でもおいしいのです。里芋は皮をむき下半分をカットして座りやすくします。それを耐熱容器に並べ入れ、レンジでチンして柔らかくします。このレンジを使う方法で、お鍋で蒸し上げるのとは違うエコクッキングになります。そして柔らかくなった里芋ひとつひとつに明太ディップをを被せるように乗せ、オーブントースターまたはグリルでこんがりと焼きます。クリームチーズはなくても美味しく出来上がりますよ。

里芋明太


【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
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